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鳥取県津波浸水想定区域の設定について

鳥取県津波浸水想定区域の設定について

 

掲載日:平成30年3月28日

 
 鳥取県では、東日本大震災の甚大な津波被害に鑑み、あらゆる可能性を考慮した最大クラスの巨大地震を検討していくべきとの中央防災会議の提言を踏まえ、平成24年3月に鳥取県津波浸水予測図を公表していましたが、津波防災地域づくりに関する法律(平成23年法律第123号)の施行を受け、県は「鳥取県地震防災調査研究委員会 津波浸水想定部会」(学識者等で構成)を設置し、平成26年9月に「日本海における大規模地震に関する調査検討会(国土交通省、内閣府、文部科学省)」が公表した津波断層モデルに加えて、平成24年3月に設定した佐渡島北方沖断層モデルを選定し、浸水シミュレーションを行い、鳥取県津波浸水想定区域を設定しました。

 鳥取県津波浸水想定区域図を御覧いただく際には次の留意事項をご確認ください。

 ○  「津波浸水想定」は、津波防災地域づくりに関する法律(平成23年法律第123号)第8条第1項に基づいて設定するものです。市町村のハザードマップ作成や津波防災地域づくりを実施するための基礎となるものです。

○  津波浸水想定はハザードマップではありません。確実な避難のためには、今後市町村で作成されるハザードマップを活用してください。

○  「津波浸水想定」は、最大クラスの津波が悪条件下において発生した場合における浸水の区域(浸水域)と水深(浸水深)を想定したものです。

○  「津波浸水想定」の浸水域や浸水深は、避難を中心とした津波防災対策を進めるためのものであり、津波による災害や被害の発生範囲を決定するものではありません。

○  最大クラスの津波は、現在の科学的知見を基に、今後発生が想定される津波から設定したものであり、これよりも大きな津波が発生する可能性がないというものではありません。

○  最大クラスの津波を発生させると想定した活断層による地震の発生間隔は、その多くが千年から数千年の間隔と想定されていますが、その地震が何時発生するかはわかりません。

○  今回の津波浸水想定は、津波高が最大となる5つの断層モデルを選定して実施したものですが、これらの断層以外にも、津波高は低いものの到達時間が短い津波の発生も想定されることに留意が必要です。

○  浸水域や浸水深は、局所的な地面の凹凸や建築物の影響のほか、地震による地盤変動や構造物の変状等に関する計算条件との差異により、浸水域外でも浸水が発生したり、浸水深がさらに大きくなったりする場合があります。

○  浸水域や浸水深は、津波の第一波ではなく、第二波以降に最大となる場所もあります。

○  津波浸水想定にあたってはシミュレーションを実施する際の条件設定の制約から、予測結果には限界があります。

  • 想定気象条件として、海洋の潮位はT.P.+0.6m、波浪は考慮しておらず無風状態としています。
  • 地形図は最新のものを使用していますが、現在の地形と異なる場合もあります。
  • 津波浸水想定では、津波による河川内の水位変化を図示していませんが、津波の遡上により、水位が変化することがあります。
  • 河川内の水位については、河川毎に平水流量を設定しているため、洪水時に津波が発生した場合などは、浸水域外でも浸水が発生したり、浸水深がさらに大きくなったりする場合もあります。

今後、数値の精査や表記の改善等により、修正の可能性があります。

 

1 津波浸水想定について(解説)+鳥取県津波浸水想定区域図(全体版) (PDF:19206KB)

 

 

2 鳥取県津波浸水想定区域図(分割版)

津波浸水想定区域図 
全体図 (PDF:1078KB)
区域1、2、3 (PDF:2765KB)
区域4、5、6 (PDF:2562KB)
区域7、8、9 (PDF:2590KB)
区域10、11、12 (PDF:2554KB)
区域13、14、15 (PDF:2799KB)
区域16、17、18 (PDF:3201KB)

 

3 津波浸水想定について(解説)

 鳥取県津波浸水想定区域に関する詳細な説明については、「津波浸水想定について(解説)」 (PDF:2690KB) を御覧ください。

 


津波浸水想定に関するお問い合わせ先
県土整備部 河川課:0857-26-7386

 

  

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