羽衣石城(うえしじょう)
室町時代の初めに築城されたと伝えられます。頂には遺構が残り、周辺にも多くの史跡があります。現在の城は平成2年に建てられました。
東郷池(とうごういけ)
釣りの好適地で、湖畔の四ツ手網は詩情をそそります。夏の納涼や名月観賞にも好適です。岸辺には東郷温泉や羽合温泉があり、湯気が噴き上がっています。
また、東郷池周辺は「三朝東郷湖県立自然公園」「東郷湖羽合臨海公園(都市公園)」に指定されており、様々な公園施設が整備されています。
鮎返りの滝(あゆがえりのたき)
落差は8.1mと低いのですが、滝つぼの下流は高さ約8m、長さ約20mの花崗岩で囲まれていて、真夏の昼でも薄暗く冷気を誘います。下流の岸辺には、樹齢200年位のオオモミジが大きく枝を張って川面を覆っています。鮎がこれ以上のぼれないことから、「鮎返りの滝」と言われています。
ぎゃあーるご水
「ぎゃあーるご」とは、この地方の方言で「蛙」のことです。干ばつの年でも渇水せず蛙が生息していたのでこのような名が付けられたと言われています。
羽衣石(はごろもいし)と羽衣伝説
昔、この山に天女が降り、大石に羽衣を掛けて麓の池で入浴をしていました。そこへ山里の農夫が通りかかり、羽衣を持ち去ってしまいました。天女はそれに気付き、羽衣を返してくれるように願いましたが、聞き入れてくれませんでした。
天女は羽衣がないので天上に帰ることができず、やむなく農夫の妻となりました。
後、二人の子供が生まれました。その子供に羽衣の隠し場所を聞き出し、羽衣をまとって天に昇っていったと言うことです。
子供は泣き悲しんで、太鼓と笛で音楽を奏で、天女を呼び戻そうとしましたが、ついに帰りませんでした。 その天女の降りた山を「羽衣石山」、太鼓や笛を鳴らした山を「打吹山(倉吉市)」と呼ぶようになったと言われています。
羽衣石の下に天女の祠を祀り、毎年5月5日を祭日としています。
この地図は、建設省国土地理院長の承認を得て、同院発行の2.5万分の1地形図を複製したものを転写したものです。(平9 中複、第99号)
上記地図のPDFデータ(2351KB)