この地図は、建設省国土地理院長の承認を得て、同院発行の2.5万分の1地形図を複製したものを転写したものです。(平9 中複、第99号)
扇ノ山(おうぎのせん)
標高1,310mの山です。山頂が扇を広げているような形をしていることからこの名前がつけられました。中腹には高原や深い渓谷、滝があります。ブナの自然林があり、たくさんの野生動物や植物も見ることができます。頂上には避難小屋があります。360度の眺望が広がつており大山や湖山池、鳥取市街、日本海もながめることができます。
登山道と時間時間
登山道までのアクセス道は未舗装の区間もあり、運転に注意が必要です。また、荒天時の登山は大変危険です。計画を立てて、登山してください。
- 河合谷登山口~頂上 1時間40分
- 姫路登山口~頂上 1時間30分
- ふるさとの森登山口~頂上 1時間30分
- 畑ヶ平登山口~頂上 1時間30分
なお、河合谷登山口に通じる道路の広域基幹林道河合谷線の状況については鳥取市国府町総合支所産業建設課(電話0857-39-0560)に、姫路登山口やふるさとの森登山口に通じる道路の状況については、八頭町産業観光課(電話0858-76-0208)に直接お問い合わせください。
扇ノ山周辺に見られる動植物
動物ではツキノワグマ、ヤマネ、鳥類ではイヌワシ、クマタカ、オオタカなどが生息しています。昆虫ではギフチョウや希少種で国蝶でもあるオオムラサキなどが見られます。
これらの多くの動物が生息する広大な自然林は、ブナ、ミズナラ、スギやハウチワカエデ、イタヤカエデなどのカエデ類など高木から中低木まで多様な植物が見られます。北方系のユリ科であるタケシマランは鳥取県内では扇ノ山のみに分布しています。