防災・危機管理情報


2022年6月1日

めざす教師像に向かって! ~初任者研修・新規採用教員研修1より~

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 4月21日に、第1回初任者研修・新規採用教員研修を開催しました。小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、特別支援学校、養護教諭、幼稚園・幼保連携型認定こども園の新規採用者244名が非集合型遠隔研修に参加し、基礎的素養、実践的指導力を身に付ける研修をスタートさせました。
 開講式では、教育センター所長が「めざす教師像に向かって、『よく見る・対話する・チャレンジする』をキーワードに学び続ける教師であってほしい。」とエールを送りました。
 その後の講義では、「社会人として、公務員として、教員として信用されるために、常にマナーに気をつけ、自分が相手にどのようにみられているかを意識していく」「他者との関係があっての仕事であることを理解し、基礎的な心の『あり方』を蔑ろにせず、専門的な『やり方』を向上することができるよう、どんな場面でも学ぶ姿勢でいたい」など、子どもたちや保護者、同僚との信頼関係の構築に向けて、教育公務員として誇りと自覚をもち、自身がまず手本になろうとする意識の高まりを感じました。
 今後、鳥取県の子どもたちがふるさと鳥取に誇りと愛着を持ち、未来を拓く力をつけていけるよう、初任のみなさんが前向きに研修を積み重ね、必要な素養・指導力を身に付けられるよう支援したいと考えています。

2022年3月1日

第2回とっとり未来教師セミナー ~明確になっためざす教師像、高まった教職への意欲~

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「とっとり未来教師セミナーにウェルカニ!」の司会で始まった第2回セミナーは(オンライン開催)、近畿、中国、四国、九州地方から大学生25名の参加がありました。
 最初に、島根大学教職大学院船田次郎教授に「教師として大切なこと」と題して御講義いただきました。講義では、教師は、学者、医者、役者、易者、芸者(忍者)の5つの職種をこなす身であるという話を例に、教師自身が知的好奇心をもち、子どもの主体的な学びを支援する伴奏者の役割が求められること、そのためには、学び続けることが大切だということを伝えていただきました。講義はチャット機能を活用して進められましたが、講師の質問に積極的に回答する様子から、参加者の意欲の高さが伝わってきました。
 次に、参加者同士の交流を意図したTM(とっとり未来)タイムでは、3・4人のグループで自己紹介をしたり、講義から感じたことを伝え合ったりして、次第に和やかな雰囲気が漂うようになりました。
 その後、マンダラチャートを使って自分のめざす教師像とそれに近づくためにできることを整理しました。そして、先輩教師とのグループ協議で、先輩教師の学校での生活や教師としてのやりがいを知ることをとおして、抱えていた不安を払拭したり、教師をめざす意欲を高めたりできたことが、参加後のアンケートからうかがえました。
・「教職についての心構えや教師像を深めることができた」
・「先輩教師との話から鳥取県の教育の現状について学ぶことができた」
・「学生間でざっくばらんに話ができてとても刺激になった」
・「理想の教師像について、講義や先輩教師、同じく教員をめざす大学生の話を聞くことでさらに具体的にイメージできた」
 来年度も教育センターでは、鳥取県の教師をめざす大学生を応援するセミナーを企画する予定です。多くの皆さんの参加をお待ちしております。

2021年10月26日

初めての集合研修!体験を通して校種間連携の視点を得た初任者研修(中学校・義務教育学校)

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<「初任者に期待すること」(米子工業)>

 

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<「旋盤実習」(米子工業)>

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<「鳥商デパート経営委員の高校生たちと」(鳥取商業)>

 

 今年度の初任者研修(中学校・義務教育学校)は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、Web会議システムを活用した非集合型研修を実施してきましたが、感染状況が改善したため、今回初めて集合型研修を実施することとしました。
 オンライン上では顔を合わせたことはあっても、直接初任者同士で会うことは初めてということもあって、最初は緊張している様子でしたが、次第に自然と打ち解け、話も弾んでいたようでした。支え合い、高め合える同期のつながりの形成も期待しています。
 研修では、「校種間連携」「ふるさとキャリア教育」をテーマに、A日程とB日程に分けて、米子工業高等学校と鳥取商業高等学校を会場として実施しました。
 
 米子工業高等学校では、授業参観や各科の実習体験を通して、初任者の多くが専門高校での学びが生活や仕事に密接につながる「生きた」知識であると感じ、中学校から高校への連携を意識した教育の視点を持つことの大切さに気付いていました。
  
 鳥取商業高等学校では、鳥商デパート経営委員の高校生による「鳥商デパート」の取組についての発表や意見交換を通して、高校生の凛とした所作や堂々とした発表、活発な質疑応答に衝撃を受け、自校の生徒たちに卒業までにどのような力をつけさせるべきかをしっかりと考えていました。

 今回の研修では、子どもたちの成長を中学校3年間で捉えるのではなく、小学校との接続と、中学校卒業後も見据えたキャリアデザインを基にした教育活動の実践が大切であることの学びを得ていました。そして、そのような実践が、子どもたちの自立と自分らしい生き方の実現、さらに将来にわたりふるさとに誇りと愛着を持ち鳥取県を担う子どもたちの育成につながると、明日からの実践に向けて意欲を高める一日になったと確信しました。

2021年9月16日

授業力向上に向けて!ねらいの達成につながる授業づくり

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 初任者研修(小学校・義務教育学校)の学習指導では、「基礎編1・2」「授業づくり編1・2」「授業実践編」と段階を踏んで授業力の向上を図っています。その4回目である「授業づくり編2」では、算数科の1単位時間の授業について、担当学年又は希望学年に分かれてグループごとに学習指導案を練り上げ、作成していきました。
 これまでの研修で、<ねらいを意識した学習指導>の重要性を学んできた初任者は、
 ・本時のねらいが子どもに伝わるように明確に示されているか
 ・子どもの学びの状況を見取る手立てが講じてあるか
といった、ねらいの達成につながる授業づくりのポイントを確認しながら、授業を検討していきました。

「子どもたちが授業の中で悩んだり、これまでの学びや経験から解き方を発見したりする時間を意識してつくっていきたい。」
「該当学年だけでなく、他学年を含めた単元の系統性を意識し、学んできたことやこれから学ぶことがつながっていく授業づくりに努めていきたい。」
「意図をもってめあてや手立てを考えることの大切さを学んだ。日々の授業で実践したい。」
など、研修後に初任者が記入した振り返りからは、研修による学びをこれからの授業づくりに生かしたいという強い意志を感じました。

 今回も非集合型遠隔研修(オンライン実施)のため、グループ演習の際はそれぞれのGoogle Meetにおいて意見交換したり、ドキュメントでの共同編集機能を活用して個人作業とグループでの練り上げをしたりと、オンラインの強みを最大限に生かして研修を進めました。これまでにも、スライド、ドキュメント、Jamboard、Google Forms、といった各種アプリケーションを繰り返し活用して研修しており、「このオンラインでの研修が、自然とICTを活用する授業のトレーニングになっている気がする。」という感想もありました。

 ICT活用も含め、授業づくりは試行錯誤の連続だと思います。「学び続ける教師」として、志をもち、日々、自身の指導力を高めるために努力を重ね、鳥取県の子どもたちの生きる力を育む授業を実現してほしいと願っています。

2021年9月8日

“メンター方式の核”初任者研修サポート教員がGoogle Meetでつながる!~9月2日のオンライン情報交換会より~

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 令和3年度版とっとりメンター方式実施校では、10名の「初任者研修サポート教員」が中心となって、初任者と若手教員の同時育成を図っています。
 昨年度からスタートしたこのメンター方式による初任者研修では、校内の若手教員を中心としたメンターチームを構成し、初任者とともに日々学び合い、支え合っています。このメンターチームと初任者に直接かかわっている初任者研修サポート教員は、まさにメンター方式の核といえます。校長の人材育成方針を理解し、メンターチームリーダーと連携を図り、メンターチームと初任者の主体性を引き出し、メンターチーム研修を中心として初任者を含む若手教員の育成を図るという役割には、企画力、調整力、実行力、人間力など、多くの力が必要とされます。
 約半年間、この役割を担ってきたみなさんがGoogle Meetでつながり、それぞれの取組について地域を超えた情報交換をすることができました。
 ・メンターチーム研修の状況を管理職が把握できるよう、管理職との連携を図ることに重点を置いている
 ・メンターチーム中心となるよう、自分自身は前に出ることを控えるよう心がけている
 ・初任者とメンターチームの自主性を引き出すよう努めている
 ・メンターチーム研修の場では、全員が話すことができるよう配慮している
など、各校の状況、初任者やメンターチームの実態、メンターチームリーダーの業務量など、学校による違いも様々にある中、明確な意図をもって育成を図る様子が伝わってきました。
 また、「メンターチームの存在やかかわりによって、初任者の苦しい心境が徐々に変化したり、なりたい教師像をイメージできるようになったりしている」との報告もありました。新卒採用者が多くを占めるようになった近年、初任者のメンタルヘルスケアは課題の1つです。メンターチームは、初任者の伴走者としての役割を大いに果たしていることが分かり、メンタルヘルスケアにおいてもメンター方式の効果を感じることができました。

 このオンライン情報交換会は、自由参加の形で継続して実施する予定です。地域を超えてつながるこの主体的な取組をとおして、メンター方式が一層充実していくことを期待しています。


最後に本ページの担当課
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