中山間地域の農地や農業用施設などの農業生産基盤は、洪水防止や水源涵養、多様な生態系の保全などの多面的な機能を有しており、鳥取県の中山間地域の耕地面積は、全体面積(38,000ha)の約7割を占めてします。
県民全体の財産である中山間地域の農業基盤整備を保全するため、「鳥取県中山間ふるさと農山村活性化基金」を造成し、この運用益を活用しながら多様な人々の参加による支援事業を行っています。
協力していただける県民や学生などの「農山村ボランティア」を募集し、農地、農業用水路やため池等の維持管理が困難となってきている地域に派遣し、地元地域の人たちと一緒になって保全活動を行っています。
なお、県は、このボランティア募集や派遣等の事務局業務を民間団体へ委託して事業を推進しています。
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中山間地域の農村と企業のマッチングにより、双方にメリットがある持続的な資源保全活動や営農支援、加工品づくりを通じた6次産業化などの取組みを支援しています。
なお、事業実施の際は、農村・企業・市町・県の4者で協定を締結し、行政機関も活動のフォローアップをしていきます。
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中山間地域の農村と、市街地住民とのマッチングにより、農地・農業用施設の保全活動や遊休農地を利用した農産物などを通じて、農村の活力増進と市街地住民の農業・農村保全意識の向上を図る取組みを支援しています。
なお、事業実施の際は、農村・企業・市町・県の4者で協定を締結し、行政機関も活動のフォローアップをしていきます。
むら・まち支え合い共生の里の詳細はこちらです
農山村活動支援事業は、「中山間ふるさと・水と土保全対策事業(水土基金)」と「中山間ふるさと・水と土保全推進事業(棚田基金)」の2つの事業基金を造成し、この運用益を活用して事業を行っています。
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