田んぼダムの実施に当たり、異常湛水により生じる畦畔崩壊や生育不良といった営農への影響を不安視される意見が一定数あったことから、安心して取り組んでいただくために、モデルほ場において豪雨を想定した湛水を再現し、農地や水稲の生育へ及ぼす影響を調査しました。
令和5年度は「コシヒカリ」で調査を行い、田んぼダムの実施が農地や水稲の生育収量へ及ぼす影響は見られませんでした。
令和5年度田んぼダムの実施における水稲への影響調査 (pdf:714KB)
1 実施日及び参加者(第2回は天候不良により開催中止)
研修
|
実施日(令和5年)
|
農家
|
非農家
|
計
|
第1回
|
6月23日
|
20名
|
39名
|
59名
|
第3回
|
8月4日
|
34名
|
9名
|
43名
|
第4回
|
10月11日
|
4名
|
8名
|
12名
|
第5回
|
10月27日
|
13名
|
4名
|
17名
|
計
|
|
71名
|
60名
|
131名
|
※第1回の非農家には各種メディア取材を含む(BSS山陰放送、いなばぴょんぴょんネット、日本海新聞)。
※上表以外に、メディア等を通じて本研修に興味をもった他県行政職員等の視察あり(国土交通省、農林水産省、愛知県、島根県)。
2 場所
鳥取県農業試験場に設置したモデルほ場(鳥取市橋本)
3 研修内容
(1)田んぼダム実施区画・未実施区画の貯留効果の比較
(2)落水口の違いによる田んぼダムの具体的な取組み手法の紹介
(3)ジオラマ模型を使用した流域治水の実演
(4)田んぼダム用堰板の作製実演
4 参加者の反応
(1)アンケート結果
・「田んぼダム」の効果や実施方法等を知ることができましたか。 わかった 99%
・「田んぼダム」は有効だと感じ、その効果に期待しますか。 期待する 73%
(2)意見・感想
・下流の住民になるべく被害が及ばないようにするために、田んぼダムは必要なことだと思う。
・実証ほ場にはコンパクトで様々なパターンがあり、とてもわかりやすかった。
・○○市の田んぼ○㎢で○○ダムと同じくらいの貯留などの比較ができると良いと思う。
令和4年度は「きぬむすめ」で調査を行い、調査結果としては、田んぼダムの実施が農地や水稲の生育収量へ及ぼす影響は少ないと判断されました。
令和4年度田んぼダムの実施における水稲への影響調査 (pdf:694KB)
1 実施日及び参加者
研修
|
実施日(令和4年)
|
農家
|
非農家
|
計
|
第1回
|
6月17日
|
24名
|
60名
|
84名
|
第2回
|
9月16日
|
38名
|
24名
|
62名
|
第3回
|
10月6日
|
44名
|
17名
|
61名
|
第4回
|
10月27日
|
38名
|
16名
|
54名
|
計
|
|
144名
|
117名
|
261名
|
※非農家には各種メディア取材を含む(NHK、日本海テレビ、日本海ケーブルネットワーク、いなばぴょんぴょんネット、読売新聞、日本海新聞、日本農業新聞)
※上表以外に、メディア等を通じて本研修に興味をもった他県行政職員等から視察や問い合わせが多数あり(国土交通省、農林水産省、山形県、群馬県、千葉県、島根県、広島県、熊本県、新潟大学)
2 場所
鳥取県農業試験場に設置したモデルほ場(鳥取市橋本)
3 研修内容
(1)田んぼダム実施区画・未実施区画の貯留効果の比較
(2)落水口の違いによる田んぼダムの具体的な取組み手法の紹介
(3)ジオラマ模型を使用した流域治水の実演
4 参加者の反応
(1)アンケート結果
・「田んぼダム」の効果や実施方法等を知ることができましたか。 わかった 97%
・「田んぼダム」は有効だと感じ、その効果に期待しますか。 期待する 91%
(2)意見・感想
・貯水をするのが簡単で、これは真似しないといけないなと思う。
・田んぼダム実施後に稲の生育がどうなるか心配。
・来年からの取り組みに向けて、合意形成を図っていきたい。