平成21年5月19日(火) 13時45分~14時45分
(1)議案
【議案第1号】 公開 ≪資料 PDF≫
平成22年度鳥取県立特別支援学校(幼稚部、高等部、専攻科)入学者選抜方針について
【議案第2号】 公開 ≪資料 PDF≫
平成22年度鳥取県立高等学校入学者選抜方針について
【議案第3号】 公開 ≪資料 PDF≫
鳥取県文化財保護審議会への諮問について
【議案第4号】 非公開 ≪資料 PDF≫
鳥取県就学指導委員会の委員について
【議案第5号】 非公開 ≪資料 PDF≫
鳥取県文化財保護審議会委員の任命について
【議案第6号】 非公開 ≪資料 PDF≫
市町村(学校組合)立学校長人事について
(2)報告事項
【報告事項ア】 公開
≪資料 PDF≫
新型インフルエンザに対する対応状況について
【報告事項イ】 公開
≪資料 PDF≫
全国大会等で活躍した児童・生徒に対する教育長表彰について
【報告事項ウ】 公開
≪資料 PDF≫
平成21年度全国学力・学習状況調査の実施状況について
【報告事項エ】 公開
≪資料 PDF≫
白兎養護学校訪問学級整備に係る関係者協議の概要について
【報告事項オ】 公開
≪資料 PDF≫
平成22年度鳥取県公立学校教員採用候補者選考試験実施要項について
【報告事項カ】 公開
≪資料 PDF≫
県立高等学校における教科書の選定方針及び採択について
【報告事項キ】 公開
≪資料 PDF≫
市町村(学校組合)立学校教職員人事について
※非公開の議案等につきましては、会議録は公開されません。
1.開会
(委員長)
5月定例教育委員会を始めます。はじめに、教育総務課長から日程説明をお願い致します。
2.日程説明
(教育総務課長)
それではお手元、日程をご覧いただきたいと思います。まず教育長から一般報告がございまして、その後、議案第1号、平成22年度鳥取県立特別支援学校(幼稚部、高等部、専攻科)入学者選抜方針について、他5件、それから報告事項がア、新型インフルエンザに対する対応状況について、他6件でございます。以上でございます。
(委員長)
それでは教育長から一般報告をお願いします。
3.一般報告
(教育長)
では一般報告を申し上げます。先回の4月23日以降です。この間、いろんなことがありましたが、ひとつは新型インフルエンザへの対応がかなり大きなことであります。あとで報告いたします。
順を追っていきますけれども、4月24日、県立学校長会がありましたので、私の方から県教育委員会の今年度の主な取り組みですとか基本的な教育方針について説明致しまして、各課等の所管事項の連絡を致しました。
それから4月25日、県民カレッジ学友会がありまして、未来をひらく鳥取学の運営を手伝って下さっている皆さん方の会ですけれども、80人くらいが出席され、いつもお世話になっているお礼を申し上げたりしました。それから県教育委員会の「心とからだいきいきキャンペーン」を説明させてもらいました。
それから4月27日と28日、フィンランド駐日本大使が当県においでになりました。27日は表敬訪問ということで副知事と私がいろいろお話をさせていただきました。夕方、レセプションということで今度は知事と能勢学長と私の3人で、教育について等いろんなお話をさせていただきました。それから28日は鳥取大学でフィンランドの教育制度について講義がありました。委員長もおいでになってお聞きになられました。フィンランドの教育は、社会全体が学校教育を支えていて、非常に教員の研修のレベルも高いし、手厚い施策が打たれていることをしみじみと思いました。
それから4月29日、前もお話しましたけれども立命館大学の陰山教授と京都で会って来ました。ちょうど知事も大阪で公務があって、会いたいということでしたので一緒に行ってお話を聞きました。私から鳥取県の教育や学力の状況を説明して、鳥取県は今、学力向上にいろんな取り組みをしていますので、できたらお力を貸して下さいと言いました。知事からも、県のアドバイザーをお願いできないかという話になりまして、いろんな協力をいただけるような話になりました。
それから4月30日と5月8日、県内の小学校長会とか中学校長会がございましたので出かけて行きまして、学力二極化についてお話をさせていただいたり、新型インフルエンザが動いていましたのでその話もさせていただきました。
それから5月4日、三朝温泉の花湯祭りがありました。ここには国の重要無形民俗文化財の三朝のジンショというのがありまして、これが夜の9時半くらいから始まるんですけれど、行かせていただきました。東側が勝つと豊作で西側が勝つと商売繁盛ということでしたけれども、その時は東側が勝って豊作ということになりました。やはり伝統ある素晴らしい行事のひとつであるという思いを新たにしました。また、観光客もたくさん来ておられました。
それから、5月7日、12日、15日に、県立学校長との面談を行いました。自己申告書を校長先生方がお書きになりましたので、今年度の目標等について面談をしました。31名の皆さん方と全員面談をさせていただきました。
それから5月11日です。全国の都道府県の教育長協議会の第3部会がございました。今年度の第3部会としての研究のテーマ等を協議したんですけれども、その中で少人数学級を是非、国で制度化して欲しいということを、議会等での議論も踏まえて私は思っていましたので、教育長協議会として是非国に強くこれから組織として要望していこうではないかという提案をしまして、一応認められましたので、これから動いていくことになると思います。ただ教育長協会だけでは駄目ですので、教育委員長の会とか地方六団体の会とか、各方面にお願いしながら動くのが必要かなと思っています。
それから5月13日に、県教育委員会事務局の小中学校課、高等学校課、特別支援教育課の指導主事との勉強会を行いまして、児童・生徒の学習意欲の低下の問題とか、学力の二極化の問題について意見を交換しました。
それから、5月13日です。妻木晩田遺跡を視察しました。今、中央ガイダンス施設の建設が始まりました。来年の4月には良いガイダンス施設ができます。合わせて4棟ほど高床倉庫が復元されましたので、それも見させてもらいました。委員の皆さん方も是非行ってみていただきたいと思います。
それから5月13日、同じ日ですけれども境港市長と面談をしました。境地区の2高校の学級減に対する再考をお願いしたいという市長からの要望を受けて、こちらの方もこういう観点で今、計画を立てているようなところですというようなことを説明させていただきました。いろんなことを丁寧に資料を使って説明させていただきました。
それから5月14日と15日に、県立高校の図書館の司書並びに市町村の公共図書館の司書が、東中西の3地区に別れて「最近の子どもたちの読書について」等、いろんな意見交換をしました。とてもいい会で、中部では永井元教育委員さんもどこからか聞き付けられて中に入っておられました。今は、たくさん本がありすぎて子ども達がどの本を選べばいいか分からないので、先生方、あるいは職員の皆さんが自分で読んだ本を子どもたちに伝えるとことが、ひとつの目安になるんじゃないかなという話とかいろんな話をしました。また活かしていきたいと思っています。
最後、昨日ですけれども県立学校の副校長と教頭の会がございまして、挨拶をさせていただきました。管理職としての心構えですとか学力の問題とか、子どもたちの豊かな人間性の問題などの話をさせてもらいました。以上でございます。
(委員長)
では、議題に入りますけれども、本日の署名委員さんは岩田委員と中島委員にお願いします。では、議案第1号について説明をお願いします。
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4.会議録
○議案第1号 平成22年度鳥取県立特別支援学校(幼稚部、高等部、専攻科)入学者選抜方針について(公開)
(特別支援教育課長)
それでは議案第1号、平成22年度鳥取県立特別支援学校(幼稚部、高等部、専攻科)入学者選抜方針についてでございます。はぐっていただきまして、特別支援の入学者選抜について基本方針でございますが、入学を希望する者のうち出願資格を有する者は全員入学を許可するというものでございます。ただし、鳥取盲学校高等部保健理療科及び専攻科理療科の入学者選抜については、定員を設けて選抜を行い、入学者数が募集生徒数に満たない場合には再募集を実施するということで、盲学校だけが選抜にしております。
出願資格につきましては、学校教育法施行令の第22条の3に該当する障害の程度の者という形になっておりまして、実際の試験につきましては、選抜は、幼稚部、高等部、盲学校の専攻科でございます。
日程は、他の県立高等学校と同じ日を設定しておりまして、選抜検査の日は平成22年3月4日、合格発表は3月12日でございます。試験につきましてはそこに書いてございますように面接とか諸検査等を行います。盲学校につきましては学力検査も行っているというところでございます。それから再募集につきましては、そこに書いてございますように3月23日、そして合格発表は3月25日ということで実施していきたいと思っております。以上です。
(委員長)
ご意見ありましたら。よろしいでしょうか。では、議案第2号、お願いします。
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○議案第2号 平成22年度鳥取県立高等学校入学者選抜方針について(公開)
(高等学校課長)
議案第2号、平成22年度鳥取県立高等学校入学者選抜方針についてお諮りいたします。4月30日に高校入試改善研究専門委員会を開催いたしまして、中学校、高校の校長先生からご意見をいただきまして、日程を案として策定致しました。
次のページをご覧いただきたいと思います。その結果、推薦入試でございますが、3番の(1)のアにありますように平成22年2月9日に行いたいと思います。それから(2)は一般入学者選抜とありますが、これはア、平成22年3月4日及び5日に行いたいと思います。4日は学力検査、5日が面接等になります。次のページになりますが、合格発表はエ、平成22年3月12日になります。(3)番、再募集でありますが3月23日に行いたいと思います。それで再募集の合格発表は3月25日に行いたいと思います。
4番、通信制課程における入学者選抜とありますが、3月2日から3月26日まで行いたいと思います。そして出願時に入学者選抜を実施したいと考えております。
次のページからは新旧対照表という形で日付等変更しておりますが、内容に変更はございません。2ページに戻っていただきまして、5番、配慮事項でございます。配慮事項につきましては、この配慮という言葉が誤解を招くということで、なにか特別に便宜を図るような意味合いがするということで、この認識につきましては各校長先生方も共通であります。ただ、どういうふうな文言にするかについてはもう少し検討がいるのではないかということで、今回の審査は見送りましたが、これは公正公平な選抜をするということで、そういう共通認識を持とうということで終わっております。以上でございます。
(委員長)
いかがでしょうか、ご質問、ご意見、ありますか。昨年度に比べて日程以外で変わったところはないですか。
(参事監兼高等学校課長)
はい。日程だけです。
(委員長)
では、議案第3号お願いします。
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○議案第3号 鳥取県文化財保護審議会への諮問について(公開)
(文化財課長)
議案第3号、鳥取県文化財保護審議会への諮問についてお諮りいたします。諮問の内容でございますけれども、鳥取県文化財保護条例に基づき、石谷氏庭園を名勝の県指定にしたいというものでございます。県指定になりますと5件目になります。石谷氏庭園でございますけれども、智頭にございます石谷家の邸宅に造られた庭園でございます。大正年間以降の作庭とされておりますが、写真にありますように地形、水系など立地条件を生かし、池には枯山水、芝生の庭など主要な庭園様式を巧みに配置した優れた造詣意匠を持っているということで、鳥取の庭園文化を今に伝える存在として貴重な文化財であると評価されております。そのようなことから昨年3月に県内で初めて国の登録記念物に登録されております。以上でございます。
(委員長)
よろしいですか。では了承いたします。引き続き、議案4号、5号、6号、報告事項キは人事に関する案件ですので、これらは非公開としたいと思いますが宜しいでしょうか。ではそのようにしたいと思います。
○議案第4号 鳥取県就学指導委員会の委員について(非公開)
○議案第5号 鳥取県文化財保護審議会委員の任命について(非公開)
○議案第6号 市町村(学校組合)立学校長人事について(非公開)
○報告事項キ 市町村(学校組合)立学校教職員人事について(非公開)
(委員長)
では以下は公開したいと思います。では順次進めていきます。報告事項のア、お願いします。
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○報告事項ア 新型インフルエンザに対する対応状況について(公開)
(教育総務課長)
それでは報告事項アです。新型インフルエンザに対する対応状況についてということで、先程教育長が一般報告の冒頭で少し触れましたが、今、もう全世界的にこの新型インフルエンザの対応について非常に大きな社会問題となっております。今日お付けしている資料は昨日までの状況ということで、日々刻々と状況は変わっておりますので、またこの時点で多少修正がいるものも出てくるかもしれません。
冒頭、表のいちばん上の所にメキシコ等中心にとございますが、元々はブタ由来でということで発生し、それが新型インフルエンザという形の扱いに現在はなっております。先般、兵庫県の神戸市内の県立高校で国内の初の感染例がありましてそれ以降、現在、大阪府下の方にも拡大して、今日のお昼のニュースとして137名が感染ということで今確認はされおり、既に鳥取県に隣接している地域、但馬地域にも発症の人が出てきましたので、県内発生も本当に時間の問題ではないのかなと思っております。
対応の経過でございますけれども、そこの所に少し表のような形で時系列的にまとめております。教育委員会としましても関係課の連絡会議であるとか、折々に学校、それから市町村教育委員会等々へ、注意喚起の文書を発出しております。もう既に3度ほど県教育委員会からも発出しましたし、あと文科省からの文書を合わせて各学校、市町村等への周知を図っているといったような状況でございます。
そこに真ん中あたり、4月30日、このへんで「フェーズ5」という高いレベルにまで上がりました。そこで下のところの太い字で書いておりますが、学校等に教育委員会のメッセージということで通知もし、ホームページにも掲載といったような形、その後も順次対応していちばん下のところにありますが、5月14日、新型インフルエンザに対する対策の研修会ということで、学校の管理職、それから養護の関係の先生方にも集まっていただく形で、とりぎん文化会館の小ホールで開催しました。非常にたくさんの方が来られまして、会場に入りきらない状況で、初めに適宜適切に学校の方にも情報提供ができていたのかなというふうには思っているところでございます。
めくっていただきまして2ページの方でございますが、18日までがそういったような形で対応しているという状況であります。それで真ん中の2の当面の方針ということで、今回のインフルエンザが鳥インフルのように病原性が高い、より強毒性ではないというふうに、どうもそういう知見が固まってきましたので、そういう弱毒性の場合にどういうふうな対応するかという、少し社会的な影響も踏まえて柔軟な対応が必要だということで、県全体としてはそういう方向、方針に至っております。ただその中で教育委員会として学校の臨時休校であったり、そういうところの扱いをどのようにしていくかというところを、県全体の本部等といろいろ相談しながら市町村への要請であるとか、それから休校の期間であるとか、校外活動の制限、自粛であるとか、そういったようなことについて、これから明確な方針を立てるといったようなところが少し課題であるという状況であります。
それから3のところでその他ということで少し書いておりますが、この4月、5月に海外に渡航したような教育関係者の分については、特段健康に不良者はないということで、今のところは報告を受けておりますし、それから(2)の所の学校行事で海外に渡航したりだとか、あるいはその受け入れをするという分につきましては、中止であったり当面の延期ということをそれぞれ学校の方で方針を決定したり、あるいは相手校に対して連絡をしてその返事を待っているといったような状況でございます。校外活動につきましても現在、どのような状況か照会もしていますし、またそういうものも全部情報を集めてまた新たに指導なり情報提供なりをしていきたいというふうに考えているといったような状況でございます。
それからちょっと下に1枚ですね、こういったようなチラシのようなものをお配りをしています。これは県の防災部局のホームページに貼ってありまして、これで一般県民の方々に対して周知をしております。学校に対してもこれを送って学内で児童・生徒への指導、保護者の指導を宜しくということでお願いをしているところでございます。以上でございます。
(委員長)
ご質問は何かありますか。
(委員)
保護者の方も、強毒性ではないということで、少し落ち着いておられると思うんですけれども、不安がある場合は市町村の教育委員会に問い合わせがいくんですか。
(教育総務課長)
保護者の方も個人としてはそこのチラシの真ん中あたり、四角の2つ目に書いてありますが、総合発熱相談センターを各保健所に設けております。まずそこに電話をして自分の症状なりを伝えて、それであれば発熱外来を受けて下さいと言われれば、そこで初めて発熱外来を設けている医療機関に行くといったような形での周知徹底をお願いしているところです。
(委員)
今のところは、テレビでもよくこれを言っていたので、直接病院に行くんじゃなくここに相談しましょうということで。ですからその範囲内での動きができているということですね。
(教育総務課長)
特段、そこで今のところ問題があったり不都合があったりという形では聞いておりませんので、それなりの動きはしていただいているのかなと思っています。
(委員)
それで保護者への資料は教育委員会として先程、参考にとおっしゃったんですけれど、具体的なものは出ているんでしょうか。
(教育総務課長)
基本的には通知文書の中で、例えばこの予防方策としてマスクであるとかうがい、手をしっかり洗うだとかも含めて通知分の中にはお願いしておりますので、それも合わせて指導してもらっていると思っております。
(委員)
教育委員会として、これをそれぞれの保護者に配布するのではなくて、学校でその資料を見ながら、精査しながら出すなら出すということですね。
(教育総務課長)
学校において加工されたりとかあると思いますし、お知らせは配布をお願いしたいということを言っていますので、していただいているのではないかと思っております。あと、それぞれの市町村の方でも市町村が保健部局の指導を受けながら、またこういった資料を作っておられるような所もあったりしていますので、そういうことも含めて対応していただけると思います。
(委員)
今は、鳥取県の方に大きく広がっていないですし、弱毒性のものだということで落ち着いてきているんだと思うんですけれど、学校がどんな対応をしたかというのはやっぱりきちんとしていないと、急激に広まると不安になるんじゃないかと思います。
(次長)
経過等のところに書いてある4月30日の「教育委員会メッセージ」というのは、宛先が児童・生徒・保護者・及び教職員の皆さんへという宛先になっていまして、紙で配るのは大変なのでホームページから打ち出してもらったものでということで、これで保護者の方や児童・生徒に直接このメッセージが届いていると思います。
(教育総務課長)
今回はつけておりませんでしたけれど、前段に出したものになります。
(次長)
情報が古くなったので、現段階だとまた新たな情報ということで、近く出ます県政だよりに県内で仮に発生した場合どうかとか、今、話題になっていますのが自宅療養は当初は駄目だったんですけれど、特例的に認めるということが出ていますので、自宅療養になった場合どうするかとか、そんなメッセージを今度は出すようになるのかなと思います。状況が毎日変わってきていますので、その都度タイムリーに出すという感じです。
(教育長)
さっきあったように、予防をきちっとしてください、うがいをしたり手をよく洗ったり、マスクを買ったりして下さいね、もし、発熱があった時には、すぐに病院に行かないで発熱相談センターの方に問い合わせて、もし必要ならそこからあまり公共交通機関使わないで車で病院に行くようにして下さいということをいろんな所で言いました。私も小学校、中学校の校長会等でも言いましたから、これもきちんと伝っていると思います。それから、問題はこの後ですよね。もし県内で発生した時にどうするかということなんです。時間の問題ということもあるので、昨日も対策本部がありましたので、対策本部の中で我々が今段階で検討していることで、例えば小学校の児童が感染した、あるいは中学校の生徒が感染した時には、小学校、中学校は市町村の管理下にありますので、その市町村単位で対応を判断していただくんだけれども、県としては要請という形になりますが、発生した市町村の方でその学校を休校にする必要があるかどうかを判断していただいて、最終的にはそこで決めていただけたらいいなと思います。小学校、中学校については市町村の単位で検討していただいて休校などの方向性を出されることを申し上げました。それから県立特別支援学校とか県立高校の場合は子ども達の通学範囲がかなり広うございますから、東部とか中部とか西部とかいう地域の圏域ごとで、1人でも生徒が出た時にはその東部なら東部の学校は休校にするということを、こちらの方で指示して対応するよう考えているとこです。今のは生徒の話であって、あと、その地域の一般の方が発症された時に、その地域の学校が全部休校になるのかということになっても、ちょっとやり過ぎかなというところがあるので、その対応は考える必要があるということも含めて、本部会議などでいろんな方の意見もいただきながら、至急対応を決めていこうかと思っています。また、青谷高校みたいに東部と中部と両方から生徒が来る学校があった時にはどうするか、東・中部合わせて休校にするのかどうかというようなことです。ただ、弱毒性ですが感染力は非常に強いみたいですよね。最初に我々が作っていた強毒性の鳥インフルエンザのマニュアルによると、県内で1人でも発生したら全部県内休校を考えていたけれど、さっきの話で弱毒性ですので、そこまでやるといろんな問題が起こってくるということがあります。臨機応変にというか柔軟に対応して、冷静に対応していかないといけないんじゃないかなと考えていますので、これは教育現場の話だけじゃなくて、県下の全体の動きと連動しますので、そのこともちょっと考えながら動いているところです。
(委員長)
どうでしょうか。委員会としてはなかなか集まるわけにはいかないので、方針だけ決めてあとは事務局に一任という形で。
(委員)
関西の事案について事実かどうか分かりませんが、スポーツ交流の原因が高いんじゃないかということで。この5月18日の中での調査の中に、県外と部活動交流の調査というのがありますが、どのへんまで突っ込んで調査していかれるのかなと思うんですけれども。
(教育総務課長)
校外活動で、まさに今言われたような部活とか文化部活動で対外試合の形のようなものはありますので、ちょっとそこまでは正直、把握をしきれていませんでしたので、そのへんを至急、昨日調査を発出して至急に返してもらうようにしています。基本的には兵庫、大阪エリアとの交流についてはなるべく慎重な判断で臨んでもらいたいということでお願いしている状況です。
(委員)
できれば県内で相手を変えるとか、いろんな対策、迅速性を求められている。そのへん十分気をつけていただきたいと思います。
(委員)
現時点ではとりあえず、感染の疑いがあるという生徒も含めてまだいないということですね。
(教育長)
今のところはないです。もしあったら、すぐに小学校、中学校でしたら、市町村教育委員会の方に連絡がいって、市町村の教育委員会から教育局を経由してすぐこちらの方に連絡いただくようにしています。県立学校の場合は学校の方から県に連絡をしてもらうようにしています。今のところはありません。
(体育保健課長)
それと、市町村教育委員会からも連絡があるのですけれども、医療機関からも福祉保健局を通して教育委員会の方に連絡していただくようにしております。
(委員)
パニックが起こるようなあれでもないんですけど、もし、出た場合に情報を適切に出していただいかないといけないですね。変な風評みたいなもの、どこかの高校で出たみたいな話をうち劇団の人間が持って帰ってきたりします。風評が出ないように、適切にやっていただいた方が余計な混乱にならなくていいかなと思います。
(教育長)
さっき言いましたが過剰に反応し過ぎてやってもいけない。これ弱毒性のようなので冷静に対応してください、ただし、情報は機敏に上げて情報公開してくださいと言っていますので、そのへんのところはある程度、冷静にして大きなパニックにならないような配慮をしているつもりです。ただ時間の問題でどこかで出てくるんじゃないかなという気はしていますので、冷静にすぐ情報をもらって対応します。
(教育総務課長)
まあ早期に医療機関にかかって、ちゃんとタミフル、リレンザを処方されれば重症化することもなく治るということのようであります。
(委員長)
県教育委員会としては、休校をどの時点でするとかしないとかいう判断でしょう。
(教育長)
小、中学校については市町村の方に要請をして、最終的には市町村の教育委員会のほうで判断していただきます。学校の中で1人でも出たら、その市町村で判断してもらって休校なら休校の措置を小中学校はしていただくということで、基本的にいいですよね。県立学校については、2つの地域にまたがるということもあるかもしれないけれど、対応していこうかなと思っています。
(委員長)
それでいいと思います。いかがでしょうか。ではそれでお願いします。では、続きまして報告事項のイ、お願いします。
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○報告事項イ 全国大会等で活躍した児童・生徒に対する教育長表彰について(公開)
(教育総務課長)
報告事項のイ、全国大会で活躍した児童・生徒に対する教育長表彰についてです。めくっていただきまして裏の方に表彰者をつけております。4名であります。これは中学生1名、高校生3名ですが、いずれも写真に関係する部門で表彰、全国的な大会で1位から3位以内という位置付けの表彰を受けた子どもたちであります。盲学校の生徒で3名、それから白兎養護学校で1名ということであります。
(委員長)
これは特別支援学校の児童・生徒の大会というわけではないんですよね。
(教育総務課長)
特にそういう大会ではありません。いちばん下は特別支援学校の学校文化祭というのもありますれども、読売写真大賞とか、そういうものについては校種別ではありません。
(委員)
以前生徒さんの写真を見せていただいたと思うんです。こういう見させてもらうような機会があるとうれしいなと思います。
(教育総務課長)
分かりました。またちょっと考えてもらうようにします。
(委員)
鳥取聾学校に指導が熱心な方がいらっしゃるんですか。
(教育長)
高田先生がいらっしゃって、この春に退職されたんですけど、すごく熱心でして、この方の力があって聾学校はいろんな写真コンクールに入賞するんです。そのあとも尾田さんかな、引き続いて指導して下さる方がいらっしゃるんです。ちょっとドラマがあるような感じの写真です。
(委員)
この方達は卒業してから、何かに活かすという生徒さんはおられるわけですか。
(教育次長)
尾田君は、ここの卒業生でございまして、自分自身が聾学校の卒業生で教員免許を取って教員になって、今、引き続きその写真を指導しています。かなり強い意志を持って高田先生の指導を受けながらしており、そういうのが後に続くような生徒が希望の光になっていくと思います。
(委員)
県立博物館とか、例えばプロの写真家と組んで、鳥取には正治さんとかもあるし、写真文化ということで発信するみたいなこともあるから、なんかやってもいいかもしれないなと思ったりするんですけれどね。面白いと思いますよ。
(教育長)
ちょっとそのへんのことも、うちの方で出来ることを考えて見て、発表の場面をできたらつくるということを検討しましょうか。
(委員長)
では報告事項ウ、お願いします。
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○報告事項ウ 平成21年度全国学力・学習状況調査の実施状況について(公開)
(小中学校課長)
報告事項ウ、平成21年度全国学力・学習調査の実施状況についてでございます。4月21日に調査が全国で実施されました。本県ではそこの表に挙げておりますように、小学校、中学校、特別支援学校とも参加学年の児童生徒がいる学校は国公私立ともすべて参加をしております。ただ、修学旅行等によりまして、日程調整がどうしてもその日と重なってしまって当日受験できなかったところについては、後日実施しております。後日実施した学校が12校ございました。児童生徒数についてもそこの表に挙げているようなおよその人数ですけれども、この度の調査を受けた者でございます。
今後につきましては、国からの調査結果が8月ないしは9月頃に予定をされておりますので、またそれがきましたらそれぞれの市町村、学校で分析、指導に当たるとともに県としましてもまた、県にいただいた情報を元に分析あるいは情報提供等、市町村、あるいは学校に行っていきたいと思っています。
4のところに書いておりますが、本県の調査結果の取扱いにつきましては、情報公開条例の一部が改正されましたので、本年度実施しました調査結果からは市町村別、学校別の調査結果については開示の対象となります。また、調査結果の開示については、「勉強をがんばろうキャンペーン」などと合わせながら総合的に学力向上対策に取り組んでいきたいと考えております。以上でございます。
(委員長)
何かありますでしょうか。
(委員)
学力調査も3年目となりましたが、市町村における学力を上げるための取組み、鳥取県内の取組みがどのように変わっているかを知りたいんです。
(教育長)
はい、市町村で独自にやってらっしゃるのもありますし、この間も例の1億円予算を元にして取り組み始められていったところもあるし、後でまとめたものもあるのでお示ししましょうか。
(委員長)
よろしいですか。次に行きます。報告事項エお願いします。
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○報告事項エ 白兎養護学校訪問学級整備に係る関係者協議の概要について(公開)
(特別支援教育課長)
白兎養護学校訪問学級整備に係る関係者協議の概要について報告致します。はぐっていただきまして、白兎養護学校の訪問学級の整備なんですが、ちょうど1年前ほどにこのお話をしまして、今、整備の承認を受けるために本部に出しておられます。それからずっと1年間、承認が受けられないまま過ぎてしまったということで、この度、医療センターの事務部長が矢野さんという方に代わられましたのでその後どうなったかということを、情報を得るために行かせていただきました。4月21日午後に行かせていただきまして確認を得ました。まず承認が延びていることにつきまして、このような説明でございました。丸印しておりますが、新病棟の整備の承認については、今現在、中四国ブロックで審査を行っており、診療報酬が改定になったことによる償還計画の見直しが必要という意見を受けて、再度その修正をし、申請を行っているところでございまして、なぜ延びているかにつきましては診療報酬の改定に伴う償還計画の見直しということがいちばん大きな見直しということでございました。医療センター側も当初平成22年4月と言っておりましたけれども、今の時点では平成23年4月の新病棟の供用開始ということにおきかえてやっているということです。ただ、そうした場合にも建物整備が18ヶ月必要とするということから、4月23日と考えて計算していくと、本年の6月中には承認を受けなければならないということでございます。
また、丸の3つ目でございますけれども、そういった訪問学級の建築場所についてこれも変更がございました。当初は3階建てで訪問は1階という形だったんですけれども、この見直しということで4階建てにし場所も変わったということでございまして、学校の希望としてもエレベーターに近い所という希望が出ておりましたけれども、検討した結果、経費の問題等、あるいは施設の利用頻度など考えて見直しは困難であるという回答を得ております。右側の方に配置図を載せております。右側の方がエレベーターホールでございまして、そのすぐ左側に療育訓練室というのがございましてこちらを希望したわけですが、病院側としてはこちらの療育訓練室のほうが非常に使用頻度が高いということで、申し訳ないけれどもいちばん奥の多目的室となっておりますけれども、ここを使って欲しいということで、これについては変更できないということでございました。4階ということで避難の問題とか、なにか子ども達の病状に変化があった時の対応が心配だと話しましたけれども、(2)の黒ポツの下から2番目、医療面での緊急時においては3階を重度障害の方の病棟とするため、比較的迅速な対応が可能と考えると。要するに向こうの方も重障病棟の中核部分を3階に設置するので、ドクターの対応も4階は比較的早くできるということだということです。また、避難経路については防火区画で対応していただきたいという回答を得ております。
そういったことで、間もなく6月になるわけですけれども、この6月の承認が受けられるかどうかということにかかっているという所でございます。なお、これ以降変化がありましたら、随時知らせて欲しいということも申し添えて協議を終わりました。以上です。
(委員長)
ご質問ありますか。なかなか時間かかりますね。
(教育長)
こちらは急いで動いたにもかかわらず、いろんな変更とかあるみたいです。
(委員)
6月中の承認というのはどうなんですか。全く難しいとか、おおかたいけるんじゃないかとか見通しはどうなっていますか。
(特別支援教育課長)
一度修正を指示されてやり直したので、たぶん問題ないだろうということは言っておられました。ただ、ここに書いておりますその後の話で院長先生も、鳥取で承認受けても今度は他の病院でこれまであった事例でいうと国の方が入札額が低いので、入札をかなりやり直して、それでかなり時間がかかることも考えられます。なかなかすんなりいかないような見通しを言われました。
(委員)
これが遅れることで不利益を被る人というのは誰になるのですか。
(特別支援教育課長)
子ども達にはそんなに不都合はありません。今の病状のところで医療センター内で授業は受けることができると。できれば広い所で、設備が整ったところというのが期待されていますので、そういった希望がだんだん遠のいていくというのが、いちばんデメリットになるのかなと思います。
(委員長)
では、報告事項オ、お願いします。
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○報告事項オ 平成22年度鳥取県公立学校教員採用候補者選考試験実施要項について(公開)
(高等学校課長)
報告事項オ、平成22年度鳥取県公立学校教員採用候補者選考試験実施要項について報告いたします。次のページをご覧下さい。平成22年度の採用候補者選考試験につきましては、既に5月13日から出願書類の交付をしております。今回は、今年度からは1週間延ばしまして6月4日までを交付とし、そしております。試験はそこに書いてあるとおりでございます。採用予定者数でございますが、トータルで昨年が52人でありましたが、今年は79人に増えております。このいちばん大きな理由は小学校の教諭が10人から35人になったということであります。これは平成21年度末で44人の退職者が予定されておりますし、平成22年度は70人、23年度は69人、24年度は96人という形で、比較的ここ6、7年にわたりましてかなりの数の退職者が予定されるということで、35人という形でこの募集をしていくものでございます。
特徴につきましては、中学校で美術、技術を実施すること、高等学校で理科と芸術を中止すること、これまで小、中、それから特別支援等で行ってきましたコンピュータに関する基礎的な操作の試験も、これもそういう時期ではないだろうということで廃止をすること、中学校で美術を実施することに伴いまして、中学、高校間の併願可能科目が増えたということなどであります。更に昨年度の大分県の不祥事に伴いましてこの改革に取り組んでおりまして、昨年度は設問の配点、合計点を公開しましたけれども、今回は第1次選考試験の選考基準を7月の上旬に、そして第2次選考試験を8月中旬にホームページにこういう観点で面接を評価しますよと示したうえで受験いただきたいと思います。実際の要項を置いていますのでご覧いただきたいと思います。以上でございます。
(委員長)
なにかあるでしょうか。
(教育長)
小学校が増えたんで良かったんですよね。この後、しばらくこれでいくことになりそうです。
(委員長)
では次にいきます。それでは報告事項カ、お願いします。
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○報告事項カ 県立高等学校における教科書の選定方針及び採択について(公開)
(高等学校課長)
報告事項のカ、県立高等学校における教科書の選定方針及び採択について報告いたします。次のページをお開き下さい。県立高等学校、特別支援学校の高等部を含みますけれども、教科書をどのように採用するのかにつきましては、まず各学校が選定した教科書、この教科書を使いたいですよという選定した教科書の採択希望に基づきまして、県の教育委員会が採択を行うこととしております。各学校には既に5月8日に、2番の(1)から(7)の観点で教科書を選定すること、それから選定に当たっては公正な確保に努めること、それからいろんな資料を参考にしながら慎重に教科書を選ぶということを通知しております。
次のページに資料がございますけれども、各学校長による選定及び採択希望の提出を7月10日までにお願いしております。9月上旬に採択について教育長の決裁をお願いしまして、中旬に各学校長に採択通知をすると共に教育委員会の方に報告していただきたいと思っております。以上でございます。
(委員長)
何かご質問ありませんか。
(教育長)
例年通りの形になっています。
(委員長)
そうしますと報告事項は以上ですね。その他、なにかありますか。では教育委員会としては、ここで終わります。
(14時45分 閉会)