議案第4号 |
鳥取県公立小・中・特別支援学校学級編制基準について |
小中学校課長 |
議案第4号、鳥取県公立小・中・特別支援学校学級編制基準について、お諮りいたします。 |
平成19年度予算の案もほぼ固まりまして、少人数学級も継続されることとなりました。これらを受けまして、平成19年度の学級編制基準を定めるものであります。これは毎年定めておりますけども、19年度版につきましては、基本的には内容の変更はございません。ただし、学校教育法の一部改正によりまして、盲・聾・養護学校と呼んでおりました学校は、特別支援学校、それから障害児学級が特別支援学級というふうに呼び名が変わりますので、その語句の修正をしております。内容については変わりませんが、本県独自の30人学級等を入れた学級編制基準になっております。以上でございます。 |
委員長 |
御質問等ありましたら、お願いします。よろしいでしょうか。じゃあ、原案のとおりによろしくお願いします。議案第5号をお願いします。 |
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議案第5号 |
銃砲刀剣類の審査委員の任命について |
文化課長 |
銃砲刀剣類の審査委員の任命についてでございます。この件につきましては、1月22日の委員会で改選案を御説明いたしましたが、今回、議案として提案させていただくものでございます。 |
任期は、4月1日から向こう2年間でございます。福山委員と山口委員につきましては平成15年からでございまして、3期目をお願いしたいと考えております。松本委員につきましては平成17年からで、今回、2期目をお願いしたいと考えております。それから、澤田委員につきましては、今回、新任ということでございます。以上でございます。 |
委員長 |
御質問等ありましたら、お願いします。よろしいですか。じゃあ、これも提案のとおり了承いたしました。 |
議案は以上で、以下、報告事項に入ります。報告事項のア、お願いいたします。 |
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報告事項ア |
平成19年度の当初予算等の概略について |
教育総務課長 |
それでは、報告事項のアの平成19年度の当初予算等の概略について御説明いたします。 |
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資料の3ページ目のところに、1枚物で平成19年度の教育予算等の概要というものがありますので、それを中心に説明をさせていただきます。 |
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今回は、平成19年度予算というのは、4月に県知事選と県議選が控えておりますので、骨格予算ということで特徴が例年にないものがございますが、このページの一番上にありますように、教育委員会の一般会計予算額としましては679億円余りで、前年より16億円ほど減って、率としては2.4%の減です。ただ、下に参考で書いておりますが、県全体の予算としては6.9%ほどの大幅な減となっている中では、教育関係の予算は、財政状況が厳しい中では確保されているという状況であります。 |
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主な特徴で5点ほど上げておりますが、先ほど言いましたように、骨格予算ということで、これはわかっているということかもしれませんが、新規に着手するような、政策判断を要する事業については、年度当初から対応をしているものを除いては、基本的に次の補正予算の方に回すということで編成されているものです。 |
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先ほど言いましたように、県全体の予算が、例えば重視されていると言いましたが、率としましては、2番に上げておりますように、19.5%ということでございまして、昨年が18.6%でしたので、さらに0.9%増加したと。県の中では、一番大きな比重を占めるということです。 |
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それから、ちょっと飛ばしまして、(4)に、今年の予算の主な特徴ということで上げておりますが、人の配置等が中心になってますが、少人数学級の継続等をできるだけの充実を図っております。 |
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それから、次の(5)に、ちょっと耳なれない言葉が入っておりますが、この平成19年度から、教育委員会はトータルコスト予算分析というのが導入されております。知事部局の方では既に実施をしていたわけですが、教育委員会についてもこの19年度予算から本格的に入るということで、3ページほどめくっていただいた、下のページ番号の2番と書いているところをちょっとごらんいただきたいと思います。ここには、高等教育機関の連携推進事業というのを上げておりますが、このページの一番上のこの表の一番上にある167万5千円というのが、この本事業の予算案という、今までもずっとこの額で説明してきておりますが、その下にトータルコストという欄がありまして、391万6千円と掲げてあると思います。これはそのさらに1つ下の欄に、従事する職員数ということで、この高等教育機関との連携推進事業には、職員の0.26人役の作業が要るということで分析して、そのコスト、人件費を先ほどの167万5千円に加えた結果が391万6千円になるということで、人件費を含めたこの事業のコストの額という、そのトータルコスト予算分析と呼んでいます。これによっては、費用対効果などを厳密に見て、人が例えば多過ぎる、費用が過大だとかいったようなことも、査定にあげるというようなことも載っております。 |
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それで、下の方に表を上げておりますけども、この数字を見ると、これは先ほど御説明したような表現でして、例年に比べまして、若干下がってるというところです。 |
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主な新規事業としましては幾つか上げておりますが、大きなものとしましては、上から2番目に、教育関係機関災害対策設備整備事業という長い名前がありますが、これは近年、県立高校とか教育機関全部にMCA無線機という、災害時に一般の回線を使わないで連絡がとれる、しかも配備している学校とグループで通話ができるというような機能があって、何か災害が起こったときに、地域の例えば避難とか、さまざまな活動の拠点に使われることが多い県立学校とか教育施設、それからそもそも来客とか生徒自体がたくさんいますので、そういったようなところに防災の機能を持った、設備を整備するというものがあります。 |
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それから、ずっと進みまして、中段の辺に放課後子ども教室推進事業といったものを今回新たに取り入れておりますが、従来もやっていた事業の肩替わり的な面もありますが、これからの子ども教室推進事業については、市町村等ともよく連携をとって、これも活用していきたいということで上げております。 |
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それから、さらに3つほど飛びました、三徳山世界遺産登録推進事業ということで、引き続き、後でまた組織の方で話がありますが、取り組んでいくということで、予算を上げさせていただいております。 |
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そのほか、主な増減のところにも幾つか上げておりますが、一番大きなのは、上から2番目の高校教育改革整備事業ということで、教育改革に伴う高校の整備が、おおむね大きなものが終わったということです。 |
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それから、下に定数ということで、2段上げておりますが、教育相談員ということで、従来、県立学校にはスクールカウンセラーが全校に配置されておりませんでしたが、今、大変こういったような業務について充実が求められておるところですので、とりあえずこの3年間の任期ということで、教育相談員さん2名、臨床心理士の資格を持っている方を配置したいということで、2人増ということです。それから、栄養教諭につきましても、モデル的にまず3人栄養教諭を配置して、今、求められている食育等の充実を図るということで、新たに上げております。 |
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以下は、個々の事業の詳細が載っておりますので、またごらんいただけたらと思います。 |
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別に予算関係以外という資料があると思います。2月議会で予算以外でかけるものについて、こちらにまとめておりまして、1ページめくっていただいたところに、2月定例会議案説明資料目次というページがあると思います。ここで上げておりますように、条例について2件、それから損害賠償に係る和解について1件を事案として、今回は提案することとしております。 |
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それから、下の方には、報告事項ということで、案件としては1号と2号の2件ですが、1号については、育英奨学金や進学奨励資金のいずれもこれは滞納者に対して返済の請求をするということで、悪質なものについては、法的措置をとるようなこともしておりましたが、和解が成立するものと、それから新たに訴えるものというのを上げさせていただいております。 |
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以下、ごらんのとおりの学校教育法の一部改正に伴う整理なども明確にしております。 |
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それから、一番最後のつづりに、2月定例会の議案説明資料、予算に関する説明書の補正予算関係というのがついていると思います。これも前回の委員会のときに概要を説明させていただいたりしておりますので、説明は割愛させていただきたいと思います。 |
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それから、今回、教育委員会が提案してる条例が先ほど2件あると言いましたが、実は職員の給与とか、それから旅費の関係は、職員課の方が県職員一括しての条例を持っておりまして、当然それに教育委員会関係のものも入っております。それから、今回、特別職の給与の見直しということで、新聞等にも出ておりましたけど、7%ほどの引き下げをするということがございまして、教育公務員特例法という法律で、教育長の給与というのが一般の職員の給与とは別個に条例で定めるということになっていまして、このたび、その特別職7%引き下げということを踏まえて、教育長の給与についても、知事と教育委員会とで協議した結果、条例改正をしようと。ただし、提案はあちらの方になりますので、また別途後で御説明しますけども、そういったような関係の改正が今回されることになっております。 |
委員長 |
いかがでしょうか。 |
委員 |
ここのトータルコストの職員数ですね、これはだれが、どのように判断するんですか。 |
教育総務課長 |
これはそれぞれの所属で、そこにいる職員というのは定数でもう決まっていますので、そこで起こってる事業について、最後はどうしても調整的な部分は出ますけども、日常はどれぐらいな事務量を実際に使っているかっていうようなことを各所属ではじきまして、その点数を業務において何人役、何人役ということを割り振ると。それぞれ事業を実施している課の判断でやります。 |
委員長 |
なかなか割り出すのは難しいですね。 |
委員 |
人件費の大もとは、平均に。 |
教育総務課長 |
一人一人、本来は給料が違うものになりますので、個別に違ってくるんですけども、それだと、人が異動したらコストがまた変わっていうようなことになりますので、その辺のところは技術的に処理したりする部分がどうしても出てきて、一定の中でっていうようなことになります。 |
委員長 |
よろしいですか。 |
委員 |
何か変わってきますか、考え方とか、認識のあり方とかが。教育委員会の認識として、来年度からトータルコストで事業をするようになったということで、我々として何か新しい考えをもつ必要ありますか。 |
教育総務課長 |
これは以前から当たり前のことなんですけども、財政が非常に厳しい折ですので、最小の経費で最大の効果を上げるというのは、これはいつでも求められてるんですが、実は余りシビアに今まで見てきてなかったというのが、特に教育委員会のような人が財産なもので、人件費がほとんどといっていいものですから、その中でトータルコストで実際やってみたら、これだけの余り成果も上がってないと思われてる事業にこんなにかけてたのかというのが、数字で出ますので、今後、財政当局の査定でもそういう点は当然着眼されますし、こちらもみずからの効果をちゃんと検証する。今、ミッションの検証なんかをやってることにもつながる話になるのではないかなと思ってます。 |
委員 |
私、質問したいのはね、トータルコスト制の導入によって教育の仕事は人だということが正当に知られるようになるかどうかということですね。学校現場で多忙感という言葉がずっと長い間大きな課題になっています。このような事務局なんかで超勤しても、仕事の種類はそう多くはない。それに対して教員は小規模などではもう本当に10種類も20種類も、やっていかないといけません。そういう面をトータルコスト制では、どういうふうに評価してくれるのかなあっていうことが知りたいのです。もしそこにですね、10種類以上の仕事に携わる場合には、0.12掛けにするというふうなことが将来出てくれば。多忙感の問題解決につながるのですが。 |
委員長 |
逆に出てくる可能性ですね。もっと投資効率だけ求めてきて、なかなかその多様化を認めづらい形になってくる可能性はあると思いますね。 |
委員 |
だから、そういうふうにならんように、我々は身構えて反応していかんと。 |
教育総務課長 |
ですから、そのトータルコスト予算分析というのは、手段というか、物差しの一つに活用するということで、これだけですべての事業をやってしまったら。 |
委員長 |
見られないですね。これ、午前中、時間かけてやった研修はどんなぐあいですかって、えらいことやなと思って。 |
委員 |
多分、極端に高いもんと極端に低いもの。やっぱりその割合にもよるようだけども、見直ししたら、相当が無駄ある部分もあるんじゃないんですかね。 |
委員 |
今までデータがなかったですからね。 |
委員長 |
じゃあ、報告事項のイ、お願いします。 |
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報告事項イ |
鳥取県教育審議会第2回総会の概要について |
教育企画室長 |
報告事項のイ、鳥取県教育審議会第2回総会の概要についてでございます。 |
1月30日に開催しました。審議会の方は29名中16名の委員の出席でございました。教育委員の方々にも出ていただいて、ありがとうございました。 |
概要といたしましては、ここに書いてありますとおり、鳥取県教育の課題、目指す方向性についてということでございましたけれども、主に学力の育成を中心としてお話がありました。みずから学び考え行動する力の育成ですとか、学びが楽しいですとか、集中するとか、夢中になるような、そういう仕掛けが重要ではないかですとか、あとメディア、ネットの関係、そういうお話が出てきておりました。 |
それから、2といたしまして、今後の県立高等学校のあり方ということについて、御意見を伺いました。その中では、定員割合ですとか、あるいは学校規模ですとか、クラス定員ですとか、そういうお話も出てまいりました。あるいは、総合学科を作ったんだけどもというようなお話、それから郡部から学校がなくなっていくと教育格差が生じるんではないかというようなお話もございました。 |
5にありますとおり、次回の総会で、正式に今後の県立高等学校のあり方について諮問をしていく予定としております。以上でございます。 |
委員長 |
何か御質問、御意見、よろしいですか。 |
委員 |
質問じゃないんですけどね、すごいまとめ方がしてあったと思います。今日持ってきたんですけど。これまでに出された要望とか意見が、現状を把握して、対応、方針とか、言われた意見がきちんとまとめてあって、こうやっていけば、みんなの意見が集約されて、具体的に進められるものは進められていくんだなあと思って、ありがとうございました。 |
委員長 |
よろしゅうございますか。では、報告事項のウ、お願いします。 |
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報告事項ウ |
教育相談員(任期付職員)採用候補者選考試験志願状況及び今後の対応 |
高等学校課長 |
教育相談員(任期付職員)採用候補者選考試験志願状況及び今後の対応についてでございます。 |
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教育相談員の募集を3年の任期付きということで、12月25日から1月26日まで受け付けをしましたが、志願者数ゼロでございました。想定される志願者がなかった要因としては、3年の任期付き職員としたということがあったのであろうと考えております。 |
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今後の対応としまして、再度、公募を実施したいということで、年齢要件を、前は50歳未満としておりましたが、3年の任期付きということで、任期が終わって60歳ということで、58歳未満としたいと思います。 |
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それから、採用予定者につきましては、前の公募のときに1名としておりましたが、定数要求で2名認められましたので、2名として、勤務地は東部教育局、中部教育局にしたいと思います。採用時期につきましては、4月1日採用を目指すわけですが、今、職についていらっしゃる方のことを考えて、事情によっては合格されてから6月1日まで採用時期の調整を可としたいと。受付期間は、ここにありますように7日間ということで、試験を3月4日に実施したいと思います。これから要項を作成して、決裁を受けるというところであります。以上でございます。 |
委員長 |
御質問やむしろアドバイスがあれば、お願いします。 |
人によりけりですけど、どれぐらいの俸給というか、給料を予定されてるんですかね。40歳ぐらいがどれくらいになるのか、そういうこと。 |
高等学校課長 |
係長級の待遇ということで、40歳で約35万円、35歳で約30万円。 |
委員長 |
今、こういう方は案外、引く手あまたじゃないですか。 |
教育長 |
今、中学校に全校に配置しているんですが、ただ非常勤なんですよね。人材がなかなかいらっしゃらなくて、欲しいんで、常勤にしたら絶対何人かはあるだろうなと思って、ちょっと自信があってやったんですけどもね。まさかゼロだとは思っていなかったので。さっきの話で、ちょっと年齢も少し高めて、ちょっと広げて、もう一回しっかりPRして変えていこうかな思いまして。 |
委員長 |
今の非常勤の方はほかのこともやっておられるみたいですね。 |
教育長 |
勤めていてというのもありますし、全く勤めていらっしゃらない方もあるはあるんですけどもね。 |
委員 |
今の非常勤の方は年齢制限はないんですね。 |
教育長 |
60歳以上でも勤めてもらっています。 |
委員 |
広報期間がちょっときついように思うんですけども。どういう方法で再公募、再募集の公募されるんですか。 |
高等学校課長 |
前回もホームページとか、あるいは関係の情報網といいますか、そちらへも上げていただいて、全国どこからでも見えるような格好にしていただきましたので、今回も同じようにしたいと思います。 |
委員長 |
臨床心理士会とか協会というものがありますよね。そこにはありますよね、もちろん。 |
高等学校課長 |
そちらにもお願いいたして。 |
教育長 |
この後の記者発表の中の報告事項で出せば、記事としても出るので。県内はもちろん、県外の方でも関西地区なんかにも、もちろん常勤だったらいらっしゃるかもしれないという話も前もあったんですけどね。やっぱり3年の期限が付いていますので、そういうことです。 |
委員長 |
それとか、常勤じゃなくてお働きの方は、そういう理由があって、それで働いてるわけですよね。だから、常勤であるのがかえって抵抗があるんですよ。 |
委員 |
ホームページにアクセスの件数ってわかるんですか。 |
高等学校課長 |
それはちょっとわかりません。 |
委員 |
わからないんですか。ホームページだと言っても、知ってもらうのはなかなか難しいと思います。実際、今仕事探してる人は一生懸命探すんでしょうけど。 |
委員長 |
じゃあ、報告事項のエ、お願いします。 |
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報告事項エ |
平成19年度鳥取県公立学校職員(船舶乗組員)採用候補者選考試験の志願状況について |
高等学校課長 |
報告事項エは、平成19年度鳥取県公立学校職員(船舶乗組員)採用候補者選考試験の志願状況についてでございます。 |
こちらの方は、志願者1名ございまして、2月10日に試験を実施する予定でございます。若鳥丸の船舶乗組員を募集するものでございます。以上です。 |
委員長 |
御質問ありますでしょうか。よろしいですか。 |
では、報告事項のオ、お願いします。 |
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報告事項オ |
企画展料金の見直しについて |
博物館長 |
報告事項のオは、企画展の料金等の改正についてでございます。 |
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博物館では、今、大きく分けて展覧会は常設展ともう一つ特別展と言っているんですけど、大きく2つあります。実はもう一つ企画展というのがありまして、特別展ほどの大きな規模ではやらなくって、博物館が収蔵している資料を中心とする展覧会のことを企画展と称して、実は特別展と企画展と常設展というふうに、3つぐらいの区分をしております。ところが、企画展というのは、収蔵資料を使った展覧会ですので、基本的には常設展の延長みたいな考え方で、常設展と同じ180円という料金で開催しておりました。 |
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ところが、最近、企画展も、私たちが来館者の皆さんに、魅力を高めていくために、収蔵資料だけじゃなくて、ほかからもいろんな資料を借りてきて、かなり大きくやるようになりました。となると、特別展と企画展の差がほとんど明確でなくなったということがありますし、かなり大きな企画展やる割には、180円で固定しているというのはいかがなものかと。やっぱり特別展のように、それぞれに応じて、使う経費とか来館者の数とか、そういうことに応じて、料金をそれぞれつけていくのがいいじゃないだろうかということで、実は18年度のサマーレビューの見直し事業で見直しを進めておりました。 |
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もう一つ、特別展と企画展の関係で、経緯の(2)に書いてあるんですが、一つ検討すべきことがありましたのが、特別展に入った方が引き続き常設展もあって入ろうとするときに、常設展に入るときにはその常設展の料金をさらにいただかないといけないということになります。今は実は減免をして、2分の1ということで180円の半分の90円をいただくわけですが、お父さんとお母さん、家族で入ったときに、特別展見てよかったなあで、引き続き常設展に入るとすると、お父さんとお母さんの分はいただきますよといって、もう一回受付に戻って切符を買ったりしないといけないというようなことで、煩わしいな、何とかしてくれっていう声が実はありましたので、いろいろほかの県の状況も調べましたけども、そういうときは常設展に引き続き特別展が終わった後で入るときは、多くの館では減免をしていると。それで見てくださいというところが多うございます。そういうことがあって、そういう方向もちょっと検討しようじゃないかというふうに思っておりました。 結論ですが、2番に改正の内容に書いておりますように、19年の4月から、企画展、特別展とかいろいろ言い方をせずに、もう一本化をして、私たちの案では企画展ということで一本化をして、企画展の入館料も、以前の企画展でしたら一律180円と固定しておりましたけども、それも企画展の規模とかいろんなことを考えて、それぞれの料金をいただこうじゃないかというふうにしたいと思っています。 |
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それから、先ほど言いますように、特別展の後に常設展を見る場合、今度、企画的に直すんだったら、企画展と同じ日に行われる常設展にそのまま入る場合には、今まで減免の2分の1、つまり1人90円ですということで、またいただいてたのをやめて、それは無料にすると、10分の10の減免にするという形にしたいと思っております。 |
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(1)の方は、その呼び方とか、それから企画展の入館料については、実は運用面でやれることでありますが、常設展に引き続き入った場合に減免をするというのは、教育長通達というので、その減免の比率を決めている規定がありますので、これを改正をするということで対応したいと思っています。 |
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ちなみに、参考に書いてありますように、ほかの中国地方の他館の状況を書いておりますけども、中には常設展に加えて企画展、特別展という二本立てをしているところがないこともないんですけども、やはり特別展はかなり大きなもの、特殊なものという位置づけをしていて、なかなかわかりにくいというような悩みもそれぞれ抱えてるようです。それから、常設展に引き続き入った場合は、わざわざの常設展のお金を取らないで、減免をしているという館を調べますと、そこの斜線、色がつけてあるところですけども、私どもの館でやろうとしてる内容をかなりの館で既にやってるというような状況でございます。 |
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3ページには、先ほど言いました、特別展に入った後、つまり今度からの企画展に入った後に、引き続き常設展に入る場合は、減免をしましょうと、無料にしましょうという規定をこのように改正をしたいということでございます。以上です。 |
委員長 |
何かありますか。 |
委員 |
時代の流れに沿って、いいじゃないでしょうか。 |
委員長 |
では、次行きます。報告事項のカ、お願いします。 |
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報告事項カ |
平成18年度学校給食優良学校等表彰について |
体育保健課長 |
報告事項のカの平成18年度学校給食優良学校等表彰でございますけども、裏面をごらんください。この表彰は、学校給食にすぐれた成果のある学校、共同調理場、それから関係団体を表彰するものでございまして、18年度は3団体表彰しております。 |
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まず、1番目が倉吉の西中学校でございますけど、これは食育が評価されての表彰でございます。2つ目が共同調理場で、八頭町の船岡学校給食共同調理場、これは衛生管理の充実ですとか、地産地消の取り組みが評価されての表彰になります。それから、3番目が、これは鳥取市の気高町でございますけども、学校給食生産グループということで、安心・安全な野菜の提供というようなことが評価されての表彰でございます。これはそれぞれ1月26日に表彰をしております。以上でございます。 |
委員長 |
何か御質問ありますでしょうか。 |
委員 |
これは申請書を出すんですか。自己申告ですか。 |
体育保健課長 |
これは、各市町村の教育委員会に照会をかけまして、各市町村教育委員会から申請になった団体を、実際現地に行って審査して、決めております。 |
委員長 |
よろしいですか。じゃあ、報告事項のキ、お願いします。 |
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報告事項キ |
第62回国民体育大会冬季大会スキー競技会鳥取県選手団について |
体育保健課長 |
第62回冬の国体のスキー競技大会について御報告します。 |
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第62回冬季国体のスキー競技会は、今週の10日から秋田県で開催されます。選手団としましては、役員、監督、選手合わせて50名を派遣するようにしております。6の内訳でございますけども、今回はスキー競技とそれからバイアスロン競技に派遣するようにしております。 |
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有望な競技でございますけども、一番最後の3ページに、スキーのクロスカントリーで青年男子Cに、若桜中学校の教員の宮脇選手が出場しますけども、これが去年に続いて入賞が期待されております。それから、ここに書いておりませんけど、さきに行われたスケート大会でございますけども、フィギュアで入賞には至りませんでしたけども、少年女子が11位と健闘しておりました。以上でございます。 |
委員長 |
何か御質問ありますか。特にないようでしたら、報告事項は以上で終わります。 |
続きまして、今度は協議事項ということで、引き続きいきたいと思います。 「実習教諭」職の設置について、説明を初めにお願いします。 |
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協議事項1 |
「実習教諭」職の設置について |
高等学校課長 |
それでは、協議事項1の「実習教諭」職の設置についてでございます。 |
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経緯のところに上げておりますが、平成17年の11月県議会におきまして、いわゆるわたり廃止というのがありました。県立学校の実習助手は、採用の当初は1級でございますが、途中から2級にわたっているという、そのわたりが廃止になるということで、実習助手の2級は1級であるというぐあいに決定になったわけです。それで、平成20年3月31日までは、今既に2級にわたっている実習助手については暫定的に2級を維持しますということになっております。その後は全員が1級になるということで、実習助手の中には能力、実績が優位な方がいるということで、上席的な専門職ポストとして実習教諭という職を設置したいということで人事委員会と協議を行ってきたと。あわせて、職員団体との話し合いも、そこに上げておりますように、9月から1月まで進めてきたというとこでございます。 |
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2番の「実習教諭」の職の設置に関しましての基本的な考え方としましては、定席的な専門職ポストということで、専門教科においての能力、実技の優位な実習助手を実習教諭に任命すると。その任命に当たっては、任用選考試験を行う。それから、実習教諭は実験のための実習について、生徒の指導に当たるということで、実習の科目に限って、教諭のかわりに授業を担当することができると、評価も行うと、そうしようとするものでございます。その実習教諭の給与は教育職給料表の2級を適用すると。 |
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3番目に、管理規則に実習教諭の職を規定するということです。ここに上げておりますように、上司の命を受け、実験または実習について生徒の指導に当たるというぐあいに規定をしたいと思います。任用選考試験につきまして、受検資格は、県立学校に勤務する実習助手で年齢が38歳以上であって、教員免許所有者につきましては経験年数が10年以上、非所有者につきましては20年以上としたいと思います。選考試験につきましては、筆記試験と面接試験。筆記試験においては、専門教科に関する実習段階計画の作成とか小論を課したいと考えております。級の扱いにつきましては、現在、2級の実習助手と1級の実習助手がいるわけですが、実習助手の任命をされた者については、平成20年4月1日も継続して2級のままと。そこで任命されなければ1級になると。現在、1級の方で、任命されれば2級に昇格になるという、そこの20年4月1日のところで分かれるわけです。今後の対応といたしましては、先ほどの管理規則につきまして、3月の定例教育委員会に付議をさせていただくということと、それからこれは来年度になりましてから、任用選考試験を、要項をつくりまして実施したいと思います。 |
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その他のところに上げておりますが、免許状を持っていない実習助手を実習教諭に任命しようとするときには、実習に関する臨時免許状を取得させて、授業及び評価を実施したいと思います。現行でいいますと、1級から2級へのわたりというのが、39歳から40歳ぐらいのあたりでわたっているという状況でございます。以上でございます。 |
委員長 |
御質問があればお願いしたいと思います。 |
委員 |
二つあります。一つは、もしわかれば、こういう制度を他県がどの程度、実習助手の階層ごとに設けてるかということ。もう一つは、内々どの程度、2級を何%ぐらいにするかです。予算とかいろいろなことも考えたり、現在の職員構成の中での実力の分布とかを考えて踏んでおられるのかいうことです。試験をされるようですね。 |
高等学校課長 |
中国地方では岡山県です。 |
委員 |
あとの県は一本でやっているわけですね。 |
高等学校課長 |
それから、試験をしてみないとわからない部分がありますが、大体4分の1程度という。 |
委員長 |
具体的にはどんなことを実習助手はされるんですか。 |
高等学校課長 |
これは各専門学科とそれから普通科にも配置をされておりまして、専門学科ですと、農業とか工業とか、実習の補助といいますか教諭の補助と、そういうことをしております。あるいは、実習の準備とかですね。 |
教育長 |
100名ぐらいいますかね、実習助手はね。 |
高等学校課長 |
はい。 |
委員長 |
大学のことを申し上げると、文部科学省が助手という職制を今年の4月から2段階にされるんですよ。助手とそれから助教、助ける、教えると。大きく違うところは、助教は授業を教えられるんですけども、助手は、もうおっしゃったような助手、これをこの4月から全部置かなくてはいけないと。私どもも、講師をやめちゃって、助教に移行すると。従来の講師的なイメージを持っている、そういう職制をしようと。ちょっと似てるかなあと。 |
教育長 |
講師というのはなくなるんですか。 |
委員長 |
講師はね、そのまま置いといてもいいし、これは置いても置かなくても、その大学のサイドに任せます。 |
教育長 |
なくしてしまって、助教と助手とにしてしまうというのがいいんですね。 |
委員長 |
それから、その次の助教授がなくなって、準教授になるんですよ。この助手、助教、準教授、教授は絶対。講師は置いても置かなくてもいいんです。うちはもう3年間の余裕で、講師をなくすっていうふうにしてます。だから、助教になる人と準教授になる人と両方できると思います。 |
教育長 |
でも、試験か何か受けたら、助手から助教には上がっていくことができるわけですか。 |
委員長 |
それは大学の場合は、ペーパーがあるとかないとか、そういう業績主義ですから、試験制度ではないと思いますけども。若干何かイメージが似ているかなというふうな気がします。 |
実習助手が100人もおられて、実習教諭はおおむね25人を予定されるんですか。 |
高等学校課長 |
目安としてですね、まず受検されるかどうかですね。ということと、合格というか、任用できるかどうかという。そこをクリア、どれぐらいされるかということですね。あとは、年齢的なものがありまして、38以上で線を引いておりますので。 |
教育長 |
わたりをやめましたんで、わたり的なものがあるとね、意味がなくなってしまいます。そうじゃなくて、きちんと力をはかって、見合った人だけということでね。 |
委員長 |
よろしいですか。では、続いて、皆さんのところにも手紙が来てるというのをお願いします。 |
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協議事項2 |
日本語指導が必要な外国人生徒の高校受検について |
高等学校課長 |
前回の教育委員会で御協議いただいた案件ですが、先ほどありましたように、要望書が各委員さんの方に届いているかもしれませんが。今日はその要望に対する対応案ということと、それから具体的に、高校入試の日数が非常に迫ってきているということで、特別措置願が出ています。具体的な対応を議論していただきまして、今年度実施したいと思いまして、上げさせていただきました。 |
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要望書もつけておりますけども、お読みになったかと思いますので、今日お配りしましたこのゴシックで全部書いてある表がございますが、外国人生徒の高校入試制度を考える会からの要望に対する対応案ということで、そこに幾つかの要望が上がっておりまして、それを事務局としての対応の案を書いたものでございます。 |
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まず、1番の一般的要望につきまして、校長の判断の基準を教育委員会がつくるっていうことですが、配慮を要する高校の状況はそれぞれ異なるもので、一律に記すことは困難であるということです。 |
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それから、2番目に、現場の教職員が県民の意見を尊重するようにということでしたが、それは参考にするにしても、中学校や高校の意見を聞きながら、県教育委員会が責任を持って作成します。 |
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それから、3番目の改善してほしい内容ということで、海外帰国生徒等の入試要項を別に設けてほしいということですが、現行のとおり、配慮事項として含める形にしたい。 |
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それから、イの配慮できる内容について具体的に記載するということですが、これも配慮する内容とか生徒の状況を含めるということになるので、実施要項に一律に書くことは難しいということです。 |
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それから、ウの母語による問題の作成などですね。それから母国に関する入試問題の作成。これは、高等学校での授業をその場で行ってるということで、一定の日本語の能力を知るため、日本語でやります。 |
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それから、エの中学校代表生徒の意見を聞くということにつきましては、現在でも中学校長と高等学校長で情報交換をやっておりますし、教育委員会も直接、事情聴取を行うというような場合もあると。 |
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それから、受検科目は2科目または3科目ということで、これは基本的なところから考える必要があるということで、現状では困難であるとしております。 |
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それから、2番目の今年度の入学者選抜においてですが、検査に当たっての配慮ということで、時間延長、ルビ打ち、辞書持ち込み、口頭での問題説明などという要望がありますが、希望する限り、これは中学校から出てくる本人の配慮希望、それを見てから検討するということですね。それから、科目が2科目、または3科目というのは、先ほどありましたね、現状では困難。 |
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(2)の選抜に当たっての配慮ということで、その選抜に当たっての配慮を具体的に書いたものを校長に出してほしいという要望ですが、実施要項で個々の実情に応じた配慮をするというぐあいにしておりまして、それ以上のことはなかなか具体的なもの、ケース・バイ・ケースですので、困難ということです。 |
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それから、イの選抜に当たっての配慮ということで、①は、3年間で伸びる能力を想定して判断してほしいということ。それは判断材料の一つにすることはできると。それから、学校長が成業の見込みがあると判断すれば、合格は可能と。ただ、意欲だけで合格というわけにはいきません。3番の日本人の他の受検生と同じ基準で判断するものではないということで、原則的には同じ基準で判断するが、先ほどと関連して、他の受検生とは異なった配慮となることができるであろうということで、それが現段階の基本的な考え方ということで、それと一緒につけておりますのが、具体的な配慮を求めるものです。それで、これでは要望事項として、振り仮名を振ってほしいということ。問題文の漢字に振り仮名をつける。それから別室受検で、時間の延長ですね。それから、質問表現の統一ということがあります。それから、採点の要望として、国語の記述問題については、採点基準を緩和してほしいと。それから、日本とペルーの環境の違いに対する配慮ということを一つ。それから、面接試験については、個人面接にということと、面接の場面では、難しいときに、英語で橋渡しといいますか、直接質問したりもできるかもしれない、そういう面接者をお願いしたいというような要望がございました。これはまだ正式に中学校長から高等学校長に出たものではございませんが、こういう格好で出るであろうというぐあいに思います。 |
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それで、最初の方に返っていただきまして、今日の協議事項の資料ですが、対応方針ということで、1番の検査に当たっての配慮と。配慮は実際のその学力検査、面接に当たっての配慮と選抜に当たっての配慮と、2つあるわけですが。まず検査の方では、学力検査は、時間延長を最大10分、これは始まりを早めて、延長して休憩があって、延長してということで、始まりを早めて終わりをちょっと遅目にする。それから、問題文のルビ打ち、辞書の持ち込みは検討することができる。面接については、個人面接、そして面接時間も延長することができる。作文とか実技検査が、それを課す場合は、必要に応じてわかりやすい表現を用いたり、検査時間を延長することができると。 |
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それから、2番の選抜に当たっての配慮というのは、これは合否を判定するという、そういう場面が、高等学校長は学校、学科またはコースの特性に配慮しつつ、その教育を受けるに足る能力、適性等を総合的に判定して選抜を行うということで、総合的に判定するに当たっては、配慮を行った学力検査、面接の結果から、該当の受検者がその高校で成業の見込みがあるかどうかも考慮をすること。それから、該当の受検者の成業の見込みがあるかどうかを判断するに当たっては、今後見込まれる日本語能力の伸び等も判断材料とすることができる。ただし、他の受検者の選抜状況も勘案して判断することというような形にして、実際、出願があれば、該当の校長に対して、選抜に当たっての配慮はこうしてくださいというぐあいに連絡をしたいと現段階では思っております。以上です。 |
委員長 |
現段階では、対象者はこの人1人ですか。 |
高等学校課長 |
そうです。 |
委員長 |
過去の経験はないんですか。 |
教育長 |
去年ですね、この方のお姉さんが県立の高校を受けて、だめだったんですね。 |
委員長 |
そのときはどうしたんですか。何もしなかった。 |
高等学校課長 |
去年はですね、面接を集団から個人にしたというのが配慮でした。 |
委員 |
このペルーの方、英語圏ですか。 |
教育長 |
スペイン語ですよね。 |
委員 |
ここにね、面接の要望で、英語の堪能な方って。英語はしゃべられるのですか。 |
高等学校課長 |
この本人の中学校からの資料を見ますと、英検2級を取得しているということで、2級だと高校卒業程度。 |
委員 |
お姉さんの場合は、筆記試験でだめで、私立に行ったんですか。 |
高等学校課長 |
そうです。 |
委員 |
私立では日本語能力が試験の時不十分でも伸びてる、受け入れられて安心してよい結果になっている。受け入れなかった公立としてそこのところを突かれてるわけですね。 |
教育長 |
成績もよかった。受かって伸びた。 |
委員長 |
高校の今のところの入試制度っていうのは、推薦と一般選考というか、その二本立てという感じですね。 |
高等学校課長 |
そうですね、はい。 |
委員長 |
推薦では入ってこないわけですか。 |
高等学校課長 |
推薦では無理になります。といいますのは、推薦は内申点といいますかね、それでの比較になりますので、やはりどうしても難しい。そこで高得点が出るのはですね。 |
委員長 |
高校の話ですけども、こういう入試選考のありようを二本立てでいいのかどうかっていうのは、多分これから大きな課題になってくると思いますね。大学なんてもういやっちゅうほどいろんな選考の方法をやっていますね。AO方式であるとか自己推薦であるとかなんとかの。こういう一般のやつにこういう子たちをどうするかっていうので、入り口があっても限界があると思いますね、多分。もうちょっと抜本的なことを考えざるを得ない実態があるのかなという気がしていますのでね。このたまたま一人だけっていう話でこういう話になるんだと思いますけど。 |
教育長 |
もう少しはふえてくるでしょうけど、もうちょっと早く日本に来たりしてね、日本語が結構堪能だったりなんかするんでね。やっぱり試験の公平性というのがどうしてもあるもんでしてね。県民が納得のいくレベルにおいても。非常に今回少ないので、こういう形で時間を10分ぐらい延長、各教科を10分ぐらいずつ延長するとか、ルビを打つとか、この辞書ってのは、言葉の言いかえの辞書っていうのですよね。和英辞典みたいな感じなんですか。日西辞典っていうんですか、何かそんなのかなあと思っているんです。という意味でしょう、辞書っていうのは。 |
高等学校課長 |
そうです、はい。ただ、現段階では、その要望は出ておりません。 |
教育長 |
今のとこはね。希望は出てない。なかったら別にしなくてもいいんですよ。 |
委員長 |
中学校の校長先生は当然、本人、家族の意向を踏まえてというのを言ってるんですかね。 |
教育長 |
言ってるんでしょうね。 |
委員 |
質問ですけど、教育長が今言ったように、地方の県である鳥取県は外国人の定住率というのは、全国でもしりの方をついていくことになるんだと思うのですけど、都会の県では昔から帰国子女枠とかね、いろいろな対処がなされていたと思いますけども、最近のことは知りません。例えば中国5県で、海外帰国子女等の入試要項を別に定めてるというところはありますか。 |
高等学校課長 |
中国ではありませんですね。募集要項という特別枠を設けているとか。 |
委員 |
そのお姉さんの例があるのでね、我々としてもやはりそこは謙虚にならないけないと思います。教育界では通用しとる常識も、ばあんと外に出れば、やはり人を育てる機関としてどうかって問われる、国際化時代にね。それも例え1人であっても。そこでお姉さんの場合、やっぱり私たちがよく研究して、私学でどういうふうに伸びているのか、どういうふうに私学が配慮しているのか把握することが必要です。県立が私学よりも一般論として教育力が一歩遅れているということはないわけですからね。ですから、そこをよく研究したうえで、合否を決定する学校長が他の生徒との公平さを欠かない範囲で、しかしやっぱり違った基準で、しかも国際社会になっているという現実の中で、本人のことを考えて最大限配慮をするしかないと思います。もちろん教育委員会とも密に連絡するということで、合否の決定は校長、それから育てて、卒業させるのは校長の権限ですからね。ですから、校長ができれば受け入れて育てたいという姿勢を十分示していけばいいんじゃないかと思います。校長の誠意を信じてもらって、公的機関として入学できるようにできるだけの配慮をするし、入学した場合には最大限の配慮をして、卒業できるようにすると名言することです。それを具体的に判断できるのは、その当該の校長ですから学校がするという、その線でいかないとケースバイケースの対応ができません。 |
委員長 |
校長先生も困るんでしょうね。もうちょっと何か言うといた方が、言いたいと思ってる方ありますけん。 |
委員 |
でも、結構ありますよ。相当時間かけて、これでつくって、校長さんに示せば。 |
高等学校課長 |
余りに校長の判断っていいますか、その裁量っていいますか、そこまで、それも置いておきたいという、最終的には合否を判定するのは校長というのもありますし。ただ何もないと、非常に判断に困られるという部分もあるかもしれない。 |
委員長 |
言えば、中学校の校長先生から出てきてるのをほとんど受けるっていう、そのかんじですね。プラス辞書とかなんとかあるにしろ。 |
高等学校課長 |
出題の問題に関してはちょっと難しいと思います。 |
教育長 |
時間延長で、別室もできる。また表現の統一までは、ちょっと。 |
委員長 |
それはちょっと勉強しとけば済むことですね。 |
教育長 |
ですよね。最低基準の緩和というやつが、その辺で学校の判断を。 |
委員長 |
2番目のとこがちょっと難しいですね。筆記試験の採点に関する話だから。ちょっと積み上げ方式でいかな仕方がないと思いますけどね。これで抜本的なものは無理だと思いますね。 |
教育長 |
受ける環境は整えて、でないと、そこはちょっと大変なとこでね。 |
委員長 |
3年間きちっとできるかどうかは、校長先生の。 |
教育長 |
そこはあとは総合的に判断をしてもらって。これはもう今回、この方針で、きょうはお諮りして。 |
高等学校課長 |
そうです。もし、基本的にこういう方向であれば、それを校長に連絡してすればいい。 |
委員長 |
いかがでしょうか。 |
委員 |
例えば、表現のところ、国語で作文を書かせるときに、ここではどういう思いとか、考え方を知りたいというのがある場合には、日本語でなくて、例えば英語で表現させて、そこでこの子のどれぐらいの考え方を持っているかっていうのは察知できると思うんですよね。違った目標であればまた観点が違うかもしれないんですけど、国語の作文ということになると、ある程度、この人の考え方というのは、自分の知っているもので書かせていくということもできると。私もその外国の人を日本の高校に入れて、やっぱり子供たちの視野を広めていくっていう非常に大切なことだと思っておりますので、許す限りの範囲内で検討して、子供たちの視野を広めてほしいなと |
教育長 |
回答を英語で書いてもいいんじゃないかっていう。 |
委員 |
それもあるかなあと思うんですけど。日本語の表現の力はどれぐらいあるかはわからない。 |
委員長 |
ある意味で、日本語をチェックしたい部分にもなるんじゃないですか。日本語で書いてもらって。 |
委員 |
この子の場合には、だから難しいと思いますよね、そういうところの関連については。 |
委員長 |
ある程度できるんじゃないでしょうか。 |
教育長 |
日常生活に支障がない状態まで上達したっていうことです。 |
委員長 |
むしろその国語力が、内容もさることながら、国語の内容を見て3年間できるかどうかの判断は校長としてしたいところじゃないかなという気がするんですけどね。 |
教育長 |
これくらいまで来てるんだから、この後、入って、一生懸命やれば、もう少し伸びていくから、大丈夫じゃないかなと、3年間も。 |
委員 |
それであれば、この採点基準を緩和するっていうことでしていくわけですよね。ほかの子と一緒にはなりませんよね。 |
教育長 |
ちょっと表現が十分じゃなくても、その辺はある程度酌んでいくっていうような意味での、それはできるかもしれません。 |
委員長 |
多分そうならざるを得ないと思いますけどね、実際に採点に当たっては。 |
教育長 |
ただ、英語を自由自在に使っていいですよというふうにやってしまって、それがどこまでできるかなというところですよね。今のところ、英語で書かせてくださいということは言ってないんだよね。 |
高等学校課長 |
そうですね。 |
教育長 |
そこを具体的にはね。英語でどんどん、ある程度答えられなかったら、英語で答えさせてくださいとは言ってない。 |
高等学校課長 |
ここの具体的な中学校からの要望の中にはそれはないですが、考える会の方の底流といいますか、それには母語でというようなこともありますので、それがだめなら英語でというようなこともあるのかもしれないです。 |
教育長 |
英語ならある程度対応できるけど、母語でスペイン語でなんてなってしまったり。 |
委員長 |
このゴシックの方で、高等学校課の下から3マス目に、選抜に当たって、日本語能力の今後の伸びを判断する材料の一つにすることはできるというようなスタンスをちゃんと踏まえてるということで、いいじゃないでしょうかね。 |
教育長 |
少しでも文章なんかはちょっと稚拙な感じがあるとしてもですね。 |
委員長 |
でも、こういうスタンスは、多分、校長先生、それはされると思いますけどね。いかがでしょうか。 |
委員 |
あんまり、かっちりつくんなくてもいいような気がしますけど。いろんなケースが出てくるかもしれないし、あると一つの基準になっちゃうのはちょっと非常に灰色なんですけども、何とか代用できる形で、土台だけ出しておけば、とりあえず今年はその方がいいんじゃないかなと思いますけど。 |
教育長 |
時間延長も、各教科10分ぐらいかなあって考えてますけどね。 |
委員 |
時間延長でね、とにかくこの学校は入れたくないのか入れたいかによるんですけど、入れて、今出委員さんがおっしゃったようなね、今までにいろいろと心配しよるような生徒を入れることによって、学校の中でいじめがなくなったということあったわけですよね、実際に。生徒間の暴力が日常だった学校もそれでなくなったっていう、そういうような話も実際にあったんですね。ですから、いい意味でも、ある意味、学校の意思が大事です。境高校としてどういうふうな教育をしていくかという、その方向性の中で、合否判定会議でこの子はうちに入れると判断したら、校長はそれを見ていけばいい。学校全体で配慮していこうということですから。いやあマイナスが出る、マイナス面が大きいということになれば、それは在籍する生徒みんなのための学校ですからそれはそれでいい。高等学校のいいところは、校長が入試も合格も権限を持っているところです。教育委員会はそれについては、問題があれば指導、助言することはあるけどね、何ら意思決定に関与しないわけですから、学校長をサポートしていくということで、この考える会に対してはもちろん連携を十分していきますということを含めて、私はこの対応方針で十分だと思いますね。 |
委員長 |
僕もいいと思います。あとは、もしあれば、今後、積み重ねて。 |
教育長 |
ですね、そうですね、また示さにゃいけん。去年、これを障害のある子供が受けようとしてて、今の時間の延長だとか、そんなことを考えて、結局受けなかったんですよね。そういうこともありますので、障害のある子供たちっていうことも考えて。 |
委員長 |
残念ですけど、あんまりまだ鳥取県は多数派になりませんからね、ここらが。なれば、特別枠とかね。 |
教育長 |
愛知県なんかはすごいですよね。 |
委員長 |
じゃあ、協議事項はこの辺までにしたいと思います。それでは、定例教育委員会はこれで終わります。次回、3月21日水曜日、お休みの日ですけども。 |