防災・危機管理情報


開催日時

平成19年6月28日(木) 13時~17時

開催場所

鳥取県教育委員室

出席委員

  • 委員長 山田 修平
  • 委員 堀田 收
  • 委員 今出 コズエ
  • 委員 上山 弘子
  • 委員(教育長) 中永 廣樹

議事

(1)議案

  • 公開 議案第1号 鳥取県教育審議会への諮問について≪資料 PDF≫
  • 公開 議案第2号 鳥取県立高等学校教職員人事異動公募制度の実施について≪資料 PDF≫
  • 非公開 議案第3号 鳥取県就学指導委員会委員の任免について
  • 非公開 議案第4号 教育委員会事務部局人事(課長級以上)について

(2)報告事項

  • 非公開 報告事項ア 教育委員会事務部局人事について
  • 公開 報告事項イ 鳥取大学との意見交換会の概要について≪資料 PDF≫
  • 公開 報告事項ウ 商工会議所との意見交換会の概要について≪資料 PDF≫
  • 公開 報告事項エ 全国大会等で活躍した児童・生徒に対する教育長表彰について≪資料 PDF≫
  • 公開 報告事項オ 県立学校施設の耐震診断結果について≪資料 PDF≫
  • 公開 報告事項カ 平成19年度鳥取県立高等学校入学者選抜学力検査結果について≪資料 PDF≫
  • 公開 報告事項キ 平成20年度鳥取県公立学校教員採用候補者選考試験志願状況について≪資料 PDF≫
  • 公開 報告事項ク 平成19年度鳥取県公立学校職員[任期付職員(教育相談員)]採用候補者選考試験の実施について≪資料 PDF≫
  • 公開 報告事項ケ 「生涯学習フェスティバルとっとり2007in西部」について≪資料 PDF≫
  • 公開 報告事項コ 「GO!GO!アート探検隊」の開催について≪資料 PDF≫
  • 公開 報告事項サ 第51回鳥取県美術展覧会の開催について≪資料 PDF≫
  • 公開 報告事項シ 企画展「挑戦者たち-動物の適応進化と性淘汰-」の開催について≪資料 PDF≫
  • 公開 報告事項ス プールの安全確保のための現状調査結果について≪資料 PDF≫

 

(3)協議事項

  • 公開 協議事項1 19年度教育委員会ミッション≪資料 PDF≫
  • 公開 協議事項2 心とからだ いきいき(食・読・遊・寝)キャンペーンについて≪資料 PDF≫
  • 非公開 協議事項3 第3回教育審議会の開催と委員の選任について

 

※非公開の議案等につきましては、会議録は公開されません。

議事録

1.開会

(委員長)
 それではお揃いですので、19年6月の定例教育委員会を開催します。それでは始めに、教育総務課長から、日程説明をお願いします。

2.日程説明

 はい。それではお手元の日程表、ご覧頂けますでしょうか。
 本日は最初に、番号を振ってあります議案とは別に、委員長職務代行者の指定を諮って頂きまして、次に議案としまして第1号 鳥取県教育審議会への諮問について、第2号 鳥取県立高等学校教職員人事異動公募制度の実施について他、ご覧の4件でございます。次に、報告事項としまして、ア 教育委員会事務局人事について、イ 鳥取大学との意見交換会の概要について他、ご覧の13件でございます。最後に協議事項としまして、1 19年度教育委員会ミッション、2 心とからだいきいき(食・読・遊・寝)キャンペーンについて、3 第3回教育審議会の開催と委員の選任についての3点になっております。以上です。

3.一般報告

(委員長)
 では、教育長から一般報告をお願い致します。

 (教育長)
 では一般報告を致します。まず5月23日ですけれども、池田家墓所の保存会の理事会がございました。この理事長は、知事でありますので、平井知事が理事長に選任されまして、18年度の事業報告等ございました。その後、私ども、池田墓所に行ってみました。整備の様子を見ました。

 それから2つ目ですけれども、5月26日ですけれども、鳥取県民カレッジ未来を開く鳥取学。この開校式が未来中心でございまして、260人ぐらいの方が出席して下さいました。平井知事が学長ということで、ご挨拶を頂き、その後、藤田弓子さんが講師で、講演されました。お話を聞きましたが、息もつかせぬ話で楽しませていただきました。

 それから、5月28日ですけれども、福祉保健部との連携を図ろうという事で、福祉保健部と教育委員会の意見交換会を行いました。相互開催だとか発達障害児への支援ですとか、思春期の性の問題、幼児教育の樹立とかそういうことを話し合いました。福祉保健部の田中部長にも、それぞれ意見交換しました。

 それから5月29日ですけれども、国への要望を県選出の国会議員の皆さん方に説明して、国の方にですね、要望をして頂く、お力をお借りするというような事で、その説明会を東京で行いました。知事とそれから各部長、もちろん私も出席をしました。教育関係では、総額裁量制の柔軟な運用だとか、公立学校の施設設定、整備の促進だとか、少人数学級制度化ですとか、学校図書館の整備、充実、こういうのを教育委員会では考えていますので、そういうようなことを説明致しました。

 それから、5月29日ですけれども、同じ日ですけれども、県立学校の教頭会がございまして、県立学校、特別支援学校を含めて全部の教頭先生方が集まられて、各課から事業の説明をしました。教頭先生方は学校評価について、研究教育をされました。私も20分ぐらい見させてもらいました。

 それから5月31日ですけれども、市町村行政懇談会がございました。県とですね、市町村の町長さん、市長さん、村長さんですね、皆さん方と意見交換会は年に何回かありますけど、それがありました。非常にいい、和やかな雰囲気で懇談会が進められました。教育関係は30人学級の継続をどうするかとかですね、不登校の子ども達の教育支援センターへの補助をどうするかとかですね、そういうふうな質問が出ました。  

 それから、6月6日からですね、6月の定例議会が始まりました。明日までです。代表質問が2人、それから、一般質問が10人、疑が、私も関わっていまして、教育委員会の関係のあるものだけで今言っていますけれども、一般質問が10人、それから質疑が1人、全部で20~30ぐらいの質問が、質疑の質問を受けて答弁させて頂きました。こんなのも、今は教育委員さん、武田委員さんの後が不在になっていますけれども、青谷高校の元校長の若木校長先生が新しい教育委員という事で提案がありました。明日、議決で、それぞれ進めて行きます。議決の予定日でございます。いろんな質問があったのですけど、どんな事がありましたかっていうと、学力の問題、それから少人数学級の問題、教育三法の問題、それから有権者教育といいますか、政治教育といいますか、子どもの頃から政治に関心を持たせておく必要があること。それから、県立学校の敷地内禁煙を早くしなさいということ。これは来年の4月からもう全部するので。あと、歴史認識の学習に関する質問。それから学校の耐震化。それから、かなり反響があったのはパーソナルメディアの子ども達への影響ですね。これについては、もちろん心配なのですけどね。私も条例化をしないといけないじゃないかなと思って、今、声掛けています。それから動いてきたのですけども、サイトの方の有害情報ばかり目に付きますので、その辺を対応しようということ。以上、提言になります。

 最後に、いきいきキャンペーン。今日の会で、いきいきキャンペーンを少しでも広めようという事で、PRを行おうということで、事務局の内部からですね、西部教育局の方で、米子で鳥取キタロウズと、茨城のゴールデンゴールズの試合がありましたので、ちょうどその日を目がけて行って、お父さんやお母さんや子ども達に会ってチラシを渡して、PRしました。以上でございます。

(委員長)
 その他、よろしいですか。それでは議題に入りますけれども、本日の署名委員は今出委員さん、上山委員さんにお願い致します。

4.会議録

議案第1号 鳥取県教育審議会への諮問について
高等学校課長 議案第1号、鳥取県教育審議会への諮問についてでございます。来る7月17日に開催の鳥取県教育審議会に対する諮問案を、別紙のとおり提出したいという具合に考えておりますので、お諮りするものでございます。
 
1ページをお開き下さい。諮問事項は、次の時代を担う生徒を育成するための今後の活力ある本県高等学校教育の在り方についてでございます。1 社会が変化する中にあって、「知」「徳」「体」の育成を大切に社会の要請に応えることができる魅力ある高等学校教育の在り方、2 生徒減少期における今後の高等学校の在り方でございます。諮問理由は、平成14年6月に「次代を担う生徒を育成するための活力ある本県高等学校教育の在り方」について、鳥取県高等学校教育審議会に諮問致しまして、15年10月に答申頂きました。現在は、この答申に基づきまして、原則として大規模な再編成は実施せずに、教育改革の流れの定着を図ると。それから、時代や社会の変化に速やかにかつ柔軟に対応するという事で、計画期間を概ね3年で区切りながら学科改編等に取り組んでいるところです。この間、学校評価でありますとか、教職員評価・育成制度の全校実施をしたり、それから、読書教育、キャリア教育、環境教育の推進など、新しい制度の導入や、新たな課題解決に向けた取り組みというのが進んできたところです。
 
その一方で、いじめや不登校など人間関係に悩む生徒の増加や規範意識の低下とか、学力向上、あるいは特別支援教育への期待というような新たな教育課題とかニーズが生じているという事で、さらに今後も、中学校卒業者の減少は続くという事でありまして、学校の一層小規模化は避けられないであろう。特に専門学科においては一部学科の存続が小規模になれば、危惧されるなど、そのことが生徒の学習ニーズとかあるいは地域産業への影響も出てくるのではないかと懸念されます。このような状況で、本県の高等学校の一層の魅力づくり、それから活力ある教育活動を維持出来るように、長期的な展望に立った今後の高等学校の在り方の検討が必要として、これらの諸課題に対して、今後の本県高等学校教育の充実を図るために、標記の事項について諮問するものでございます。
 
3ページをご覧頂きますと、資料にこれまでの経過、背景のところにこれまでの経過を挙げております。それから、諮問の観点として先程、1番、2番の項目を挙げましたが、このような観点でみて頂きたいというものを挙げております。教育審議会で認められれば、専属部会を立ち上げまして、その部会で月1回か、2か月に1回ぐらいのペースで検討を進めて頂ければという具合に考えております。来年度中に、答申頂きまして、その後の具体的な改革に活かしていきたいと考えております。以上でございます。
委員長 何か、ご質問等ありましたら。ご意見がありましたら、お願いします。
教育長 先程、説明がありましたけどね、今の所は平成24年以降をどうするかですね、制度の問題もありますし、新しい審議会にも対応しなければなりません。今の2つある項目が、1つ目は、「知」「徳」「体」と、教育の内容的なもので、2つ目の柱は、これは学校そのものをどうしますかという具体的な話、内容と制度といいますか、学校の在り方について、1年ごとの2つの大きな柱で示してもらって、移行します。
委員 1番に関して、諮問の観点1の所に関係があると思うんですけれども、子ども達が将来が見据えられるような、なんか夢が持てるとか、そういったような教育内容というのが大事ではないかと思います。現在もなされているのかと思うのですけれども、子ども達が、短期間では学校を辞めていったりとか、就職をしても辞めていったりとかする、そういう所の自分の将来への道筋を描いていないんではないかと思うんです。ここにも挙げてありますけど、読書教育というのがありますが、本日たくさんの資料を図書館関係で頂いたのを充分読んでいないのですけれども、この高校における読書教育の進展という所をもうちょっと、多分ばらつきがあると思いますが、この辺りの所をもう少し、小学校、中学校でやって来たものが、高校の中できちんと根付いていくような方向に持っていって頂けたらいいなと思います。審議会の中で挙げられていくかどうかというのがよく分からないのですけど、このように思いました。それから2番目の所で、(3)が中高一貫教育についてですが、ここはこれについてのメリットとデメリットみたいなものが、少し分かると論議がなされていくと思いますのでお願いします。以上です。
委員長 今、おっしゃられたようなご指摘があったことは、この審議会の中で議論をいろいろされるかもしれないですね。
教育長 そうです。今、おっしゃったように、当然議論されます。
委員長 折に触れて、またそういう注文を出していくということで。
教育長 あくまでこれは柱としていきますということですので。
委員長 よろしいですか。このような内容で、では議論をして頂いて、来年度中に出していただくということで。7月17日は何時からどこであるのですかね。県庁内にいるのですけれども。
教育長 そうですね。7月17日(火)、2時から4時半くらいまでですね。白兎会館です。
委員長 それでは次へ進みます。議案の第2号。
   
議案第2号 鳥取県立高等学校教職員人事異動公募制度の実施について
高等学校課長 議案第2項は、鳥取県立高等学校教職員人事異動公募制度の実施についてお諮りするものです。この公募制度につきましては、昨年度に続き、本年度で2年目ということになります。1ページをお開き下さい。この制度は、校長が学校教育目標の実現とか特色ある学校づくりなどを推進するために、必要な人材確保の支援をするということと、もう1つは教職員の意欲の向上を図る、そういう目的で行うものでございます。公募実施校は、校長が実施申請書を教育委員会に提出致しまして、教育委員会が実施校を決定して公表するもの。1校が公募出来る教職員の数は2名程度という具合にしております。応募教職員ですが、その対象者は現在の現任校で、勤務年数が3年以上になる県立高校に勤務する教諭、養護教諭及び実習助手。1人が応募できるのは1校。選考方法につきましては、応募教職員が志願書と応募論文を現任校の校長に提出して、それを教育委員が診断するわけですが、公募実施校の校長が書類選考、及び面接を行いまして、候補者を決定し教育委員会に具申をすると。その具申を考慮して、本年度末の人事異動に繁栄するというものございます。
 
(6)の昨年度の改正点でございますが、昨年度、この教育委員会におきましてご指摘を頂きまして、公募実施校のPRが充分出来ていないのではないかというご意見がございましたので、公募実施校が公募の内容について、説明会を随時開催して周知を図るという具合にしたいと考えております。日程はそこに挙げているとおりですが、公募実施校の決定・公表から、校長が教育委員会に進達するまで、昨年は約1ヶ月でございましたが、1ヶ月と1週間ぐらいに延ばしたところでございます。それから3番の昨年度の状況でございますが、昨年度は公募実施校が4校ございました。残念ながら、応募教職員は0人だったので、もう一度、改正点も含めて今年度実施したいと思っております。以上です。
委員長 では、何かありますか。応募者が出て来る可能性はあるのですか。
高等学校課長 そう、願っておりますが。
委員長 単にこれ、公募だ何だというだけの話ではなくて、何かもっと原因があるような気がしますけれども、どうでしょうか。
高等学校課長 昨年度、公募校の校長、あるいは他の学校の校長先生からの意見では、公募実施校の求める人材というのは、非常に限定的でして、例えばその、システム管理が出来る情報担当者とかですね、県内で人数がそんなにたくさんいないというようなものもありましたし、特定教科に限定されているという事もありまして、なかなか応募者がでなかったというような意見も頂いております。
委員長 現場の先生方の声というのは、なんか届きませんね。
委員 直接は、ありますね。
委員長 せっかくおもしろいことを実施しているのに、こうやって出てこないというようなことで。
高等学校課長 公募される校長先生の数も少ないですね。応募される方はなかったのですけど。
委員長 2年目ですが、3年ぐらいで定着するような感じですね。
教育長 学校への説明も足りなかったと反省しているところです。
委員長 それでは原案の通り、進めて頂きたいと思います。では、報告事項イをお願いします。
   
報告事項イ 鳥取大学との意見交換会の概要について
教育企画室長 報告事項イ 鳥取大学との意見交換会の概要についてご報告を致します。鳥取大学と鳥取県教育委員会との新事業とか懸案事項等につきまして意見交換をして、今年度の事業を円滑に実施するための意見交換を実施しております。今年度6月4日に鳥取大学からは、本名、林理事、それから永山、清水、井藤副学長等14人参加頂きまして、意見交換会を実施致しました。特に、今年度教員免許更新制度が新しくできまして、それの更新講習の実施につきましてなかなか詳細が分からないのですけれども、鳥大と教育委員会と連携して、今の課題などをすり合わせながらやっていこうということで話し合いになりました。その他、鳥大の方からは学生募集等につきましていろんな要望がございました。今後、事務担当レベルでの話し合いをしながら進めていきたいと思います。以上でございます。
委員長 何かありますでしょうか。
教育長 鳥取大学とは、前から話し合い等を定期的に開いておりました。
委員長 免許更新制の研修というのはおおごとですね。
委員 ですね。
教育長 まだ具体的な内容は詳しいことは決まっていないのです。法律の方が先行してしまっている状況があるのです。大学の方も大変です。
委員長 はい。次へいきます。報告事項のウ、お願いします。
   
報告事項ウ 商工会議所との意見交換会の概要について
教育総務課長 報告事項ウ 商工会議所などの意見交換会の概要につきまして報告致します。それこそ普段、商工会の方々とあまり意見交換の機会がないもので、そういうところの方から見た県教育委員会の動きとか、それから要望、意見等を伺って今後の施策に反映させようということで開催しました。今年度は5月22日に米子の方で西部の米子商工会議所、庶務部以下庶業部の役員さん方と、それから3ページからございますが、5月25日は鳥取商工会議所青年部の皆様方と、ここいらっしゃる上山委員さんにもご参加頂きましたけれども、意見交換を開催させて頂きました。最初に県の教育の状況、取り組み等をデータ等で簡単に説明致しまして意見交換をしました。それぞれの場で共通であった意見としましては、鳥取県らしい教育とか、それから県外からも鳥取県に帰りたくなるような教育をしてほしいとか。それからしっかりした学力はもちろん、鳥取県らしい教育、初等教育でしっかり基本的な生活習慣を確立し、そのうえで基礎学力をきちんとつけてほしいと、教育県鳥取と言われるような取り組みをしてほしいということがそれぞれでありました。
 
その他、西部の方では塾の経営者の方からは、内申点の判定のこととか、それから私学の経営者の方からは少子化のときの、公私のバランスなどについての意見、東部の方では中学校で今「わくわく鳥取」で職場体験を受け入れて頂いておりますけれども、その子どもたちのことを考えてどういう受け入れをしようかとか、いろんなご苦労をされたというようなことも伺ったところでございます。今後、これらの意見を参考に各種事業、施策等に反映させていこうと思います。以上でございます。
委員長 何か、ご質問等ありませんか。
委員 今後もこの商工会議所との開催は、年に何回か考えておいでですか。
教育企画室長 はい。定期的にはしていきたいと考えております。
委員 ここの中にもありますけど、基本的な生活習慣を確立し、というのがあるのですが、この辺りのところでも、先程の「心とからだいきいきキャンペーン」の宣伝とその集まられた方、家族、関係者の実践みたいなことを啓発して頂いたのではないかなと思いました。
教育企画室長 このキャンペーンのこととか、それから家庭・地域教育課の家庭教育推進協力企業の参加のことにつきましてもお願いして、担当の方にも理解していただいているというところでございます。
委員長 よろしゅうございますか。では報告事項のエ、お願いします。
   
報告事項エ 全国大会等で活躍した児童・生徒に対する教育長表彰について
教育企画室長 報告事項のエ 全国大会等で活躍した児童・生徒に対する教育長表彰につきまして報告させて頂きます。主に昨年度末の大会が多かったですけれども、全国大会で3位相当以上の賞を得た児童、個人とか団体に教育長表彰を行うものです。全体で小学生1団体、中学生1名と1団体、高校生3名と3団体の計35名を表彰致しました。小学生では全国ミニバスケットボール大会、高城ナイツミニバスケットボールクラブ。それから中学生では、これは選手強化でニュージーランド遠征に行った中で、その地のニュージーランドエイジグループチャンピオンシップというところで、50メートル自由形の第3位、メドレーリレーの第2位を取った米子市立尚徳中学校の金本君という方に出しているところでございます。以下高校3名、3団体、これは相撲、それから弓道、自転車競技について表彰致したものでございます。以上です。
委員長 よろしいですか。では報告事項のオ、お願いします。
   
報告事項オ 県立学校施設の耐震診断結果について
教育環境課長 報告事項のオにつきまして県立学校施設の耐震診断の結果についてご報告致します。診断につきましては17、18年度と2ヶ年間で実施をして参りまして、一昨年17年度にやった分につきましては、昨年度のこの時期ぐらいの研究会の方でも報告をさせて頂きます。今回18年分もまとまって参りましたので、2ヶ年間で合わせて全体像の状況を報告するものであります。
 
最初に診断の実施状況ということで上の方の表をご覧頂きたいと思いますが、県立学校全体で持っている棟数というのは、その上にちょっと今回診断の対象の基準を書いておりますけれどもだいたい275棟程、棟を持っているのです。そのうちの3分の1よりちょっと上ぐらいの105棟については、新しい耐震基準で建っておりますので、特に問題ありません。それ以外の古い耐震基準で建っているものがどうだったということで、その表のちょうど右から2番目ぐらいのところに診断棟数と書いておりますが、そこを17年度で45棟、18年度で89棟、これらを診断しております。その横に建替予定等ということで21棟挙げておりますが、これは米子工業高校等もう近々建て替えの事業に入りますので、診断の対象から外しているという状況です。それと、診断の結果がどうであったかということころがその下、2の耐震診断結果の概要ということでございます。その表の上のところに要耐震化というふうに網をかけたところがありますが、それでみますと、全体、この小計欄のいちばん下ですが、全体で110棟が何らかのかたちで耐震性に問題があるということであります。診断対象、この度134棟ございましたが、そのうち110棟、8割を超えるような棟数に耐震性がないということが分かって参りました。その中でもいくつかランク分けをしておりまして、そこの表の区分の欄で安全性評価結果のAというのとBという欄と、それのもうちょっと横にCという欄がございます。これはAというのが、いちばん安全性が無い、危険性が高いという建物でございます。震度6強から7程度の地震で建物が倒壊したり崩落する危険性が高いというもの。それからBというのが、そういう危険性があるというもの。Cというものについては、耐震上に問題がなくて倒壊する等の危険性が低いと、そういう大雑把に区分けをしております。その下に緊急度判定ということで、ずっと①から⑦まで並べておりますが、これは構造耐震指標といったような専門的な数値に基づいて区分けをしております。それでいきますと、Aの①とありますところに高等学校33棟ございますが、これが特に耐震性が低い、危険性が高いということで、あとBのランクのものも②から⑥までございますけれども、少しずつ状態が良くなるのですが、危険性があるといったようなことで、今後必要な耐震補強をしていく必要があるということであります。
 
それから1枚めくって頂きまして、今後の対応の状況ですけれども、基本的には、そこのマルを2つ書いております。1つは耐震補強を原則としてできるだけ速やかに計画的に耐震化を図っていきたいかなというふうに思っております。基本的には耐震補強なのですけれども、その中でもその下のマル、例えば補強だけでは耐震性の向上が困難であるといったようなものとか、あるいはその補強の関係で必要な教室が少なくなって、学校の機能が果たせないといったようなものにつきましては、改築の要否についても検討するということで、例えば今回6月の議会にも出していますが、米子東高校等については体育館については改築ということで予算化を図ろうとしているところでございます。
 
それから右の方に3ページをご覧頂きたいと思うのですが、ちょっと参考ということで、県立学校の状況は今のような状況があるのですけれども、市町村立の学校はどうであるかということであります。いちばん左側に市町村別で市町村名を挙げておりますが、その表の右から2つ目の縦の列を見て頂きたいのですが、そこは耐震化率ということで各学校の耐震化になっている、あるいはもともと耐震性がある建物の率がどれぐらいかということでありますけれども、例えば鳥取市が56.4%といったようなかたちで、県下の市町村全体では下がりぎみではありますが53.9%。それから市町村によっては、例えば智頭町が6.7%であるとか、国府町辺りが15.4%であるとか、非常に耐震化が進んでないというところがございます。それから、その縦系列の下、もう4つぐらい左側のところに耐震診断実施率というものをあげております。これは平成19年のこの4月当初現在で、本来耐震診断をまとめるので、耐震診断すべき棟のうち、どれだけ耐震診断がしてありますかといったような値なのですけれども、鳥取市は非常に頑張っておられまして99.5%といったような数字であるのですが、少し下りまして境港、岩美、八頭、若桜等耐震診断が0%といったような市町村もございます。そこを下りて、伯耆町とか日南町も0%ということでありまして、その右の横のセルで境港市さんは、今年はもう全部やりたいということで今年度中には100%にもっていこうということですけど、まだ相変わらず0%といったような数字が並んでおるところもございまして、こういうところにもう少し頑張って、すべて耐震診断、学校施設は避難施設でもありますので、せめて耐震診断をして現実事情を承知しておいてもらいたい、そのうえでの耐震化をしっかり図ってもらいたいというふうに考えておるところでございます。
 
それからもう1つ別冊で、県立学校施設の診断結果一覧という横長の表をつけております。別冊になっておりますけれども、そこに学校ごと、学校の棟ごとの耐震診断の結果を取りまとめた表を付けております。これも学校にも示しまして、すぐすぐ耐震化ということにはならないにしても、現状をよく承知しておいて、学校運営上、少しでも意識して管理をしてもらいたいということで、学校の方にも示しておるところでございます。以上であります。
委員長 はい。何かご質問はありませんか。どうぞ。
委員 質問ではありませんけれども、地震が非常に日本中で多くて被害の出ているところがたくさんある中で、0%ということについて、どのように考えておられるのかなと思います。それぞれの公立学校の市町村の考えだろうと思うのですけれども、そこが子どもを預ける保護者にとってはかなり心配なところです。
委員 関連して、実施率が0%で、なんで耐震化率が出てくるのですか、それはどういう考えで。
教育環境課長 はい。実施率のところは、この表の市町村名が入っているところから2つ目、3つ目のところに昭和57年以降棟数という欄がございますが、この昭和57年というのは、最新の耐震基準になった年でして、それ以降に建っているものについては診断する必要はありません。診断するまでもなく耐震上は問題がないということで、それ以前の昭和56年以前のものが診断すべき棟でして、それをしているかどうかというところで全くしなければ0%。ただ耐震化率のところは、そうやって新しい棟はもう既に耐震化済みという成果にしているものですから、この少し数字が出てくるということであります。
委員 分かりました。
委員 これ学校名が公表しているところとしていないところとありますね。ここで公表したら保護者の人が驚かれるんではないかとは思うのですけど。
教育環境課長 今回もこれを公表しましたときに、結構マスコミの取材で市町村の教育委員会も取材をされていました。そこを公表すると保護者の方々が大騒ぎになって、我も我もとなるのを心配するので公表しませんとか、全部整理をしてから公表しますとか、あれはちょっと違うのではないでしょうかといったようなことを常々我々言っておりますし、そういう意識でやって参りたいなと思います。
教育長 説明責任を果たして欲しいですね。教職員のみなさんとか保護者とか、広がりますが、地域の方とかにね。教えてさしあげないといけない。その後で財政上の問題はまたね、あるにしても。県の議会に対しても質問で、教育委員会としてそういうことを流していくとか。市町村の教育長さんとの会議でも話をしないといけない。
委員長 県立高校は、33Aがありますよね。この33のうちで、要は強化補強だけでいけるのと、建て替えということではどれぐらいの割合でいけるのですか。
教育環境課長 はい。基本的にはほとんどの分が補強で強度は確保できます。ただ補強する結果、教室を狭めてしまって普通教室の広さが取れないだとか、あるいはそういう工事を大々的に行うと、どうしても学校運営にも障害になるといったようなケースが考えられますので、個々にその辺はちょっと学校と相談しながら改築にするのか、耐震補強にするのかということがありますが、学校にも基本的には補強でいきますよということでお話して、どうしても無理なものだけ一部多少は改築の分も出てこようかなというふうに思っております。
教育長 そんななかで、米子東高等学校の体育館は改築予定であると。
委員長 先ほど委員もおっしゃいましたけれども、安全なんかはいちばん原点的な部分。まずはやって頂きたい。
委員 市町村の優先順位の考え方だと思うのですよね。今年もゼロ、来年も今後も予定がないと問題ありますので、どこかで線引きしてどこら辺までは何%ぐらいまではしなくてはいけないみたいな最低ラインがいるわけでしょう。境港市の教育長にちょっとこの話をしたら今年はやりますよという、確かにやる気になっているからそういう考え方だったのだなと思ったのですけれど。
教育次長 市町村によってはもう、既に統廃合を決めていらっしゃるところがあるので。
委員 そういうこともありますか。
教育次長 国府町辺りはそのまま投げていらっしゃるのはそういう理由もあります。それぞれの事情がやっぱりあると思いますので。
教育環境課長 近々、学校統合等で、もう診断しても結局耐震補強する頃にはもう学校がなくなってしまうという、見入っているようなところもありますので、少しそういうところで足踏みしておられるところもあったりしますし。
委員 確かに個々の事情ありますのでね。なくなるのが分かっているのではやる必要ないでしょうしね。
教育長 そういうのも合わせてみないとわかりませんね。
委員長 でも、逆に学校統合して残った学校は、何かのかたちで使うでしょ。あれはほったらかしにしておいていいのですか。
教育環境課長 ですから、学校としての用途は廃止して単に出入りをするならば、当然一般の方が出入りするような施設であれば、そういうことも意識して次の利活用を考えてもらわないといけないので、そこは教育委員会だけの責任ではなくて、市町村長さんがどう意識をもっておられるか、ここが問題ではないかなというふうに思います。
委員長 近くにもコミュニティセンターになっているけど、大丈夫かなというのもありますのでね。そういうのが多いと思うのですけど。はい。では次、報告事項のカ。
   
報告事項カ 平成19年度鳥取県立高等学校入学者選抜学力検査結果について
高等学校課長 報告事項カ 平成19年度鳥取県立高等学校入学者選抜学力検査結果について報告いたします。1ページをお開きください。ここに挙げております全日制課程の学力検査受検者数3,909人の集計結果でございます。各教科ごとの平均点と総得点をあげておりますが、各教科は50点満点でして、合計250点、予想平均点は25点から30点の間に設定をしています。昨年度、数学、下の方の参考に各年度の平均点を入れておりますが、昨年度数学の問題量が少し多くてかなり解くのが難しかったというせいで平均が少し下がったようですが、今年度は20点を超え、総合点134.7点ということで、全体的に基本的な事項の定着が見られるのではないかと認識しておりますが、各教科ごとにみると度数分布にばらつきがあります。2ページのほうをご覧ください。2ページには各教科、5点きざみの度数分布。国語、社会、理科につきましては、平均点と度数分布をみると基本的な事項の定着がみられているのではないかと考えられますが、数学につきましては先程の平均点が21点ということ、それから0点から5点、6点から10点、10点未満、10点以下のあいだに670人ぐらいいるということで、問題の中には計算問題などもありますが、基本的な事項に対して力をいかにつけるかというところが課題であろうというように考えています。それからもうひとつは英語です。以前も英語の二極化ということが話題になっていましたが、今回も二極化の傾向が出ております。特にこの、11点から15点のところに山がきているという、この低得点層に対する基礎的な力をつけるというのが課題であります。
 
それから4ページをお開きください。4ページには教科別の学力検査結果の概要を各教科まとめております。この中の特徴的なことを拾って申し上げますと、国語につきましては1番のところに、いちばん最後にも書いておりますが、四字熟語を完成するような問題、右往左往という往という字をはめる問題が正答率は50%台ということですね。5番のいちばん下に書いておりますが、作文につきまして0点が、これ6点満点で部分点も与えられるわけですが、このなかで0点が約25%あったということで、自分の考えをまとめて作文を作るという力がついてない受験生が多いと考えられます。5ページには社会について書いていますが、社会につきましては基礎的な事項に関する知識というのは身についているという具合に考えられますが、2番の終わりに書いてありますように「歴史の流れを大きくとらえ、歴史を総合的・多面的に考える」と、そういう力が不足しているのではないかというふうに分析をしています。それから数学につきましては、1番の全体としてはおおむね総合的な力はあるのでないかとみられますけれども、中には容量を求めて立方センチを最終的にリットルに換算するという問題のところでそれの換算ができないという生徒も見受けられる。5番のところに書いておりますが、問題1というのが小問が13個ありまして、得点、配点しますと20点分ありますが、そこのところに時間がかかって後半の大問を考える時間が不足したということで、得点が他の教科に比べて低かったのではないかという具合に考えられます。それから理科につきましては、基礎的・基本的事項につきましては定着がみられると考えられますが、3番の真ん中あたりに書いておりますが、観察とか実験とデータ結果を処理して総合的に考察して自らの考えを導きだして表現するというようなことが、そういう力が身についていない。それから7ページの英語です。英語につきましては、3番に挙げておりますが、これは会話の内容を把握する問題ですが、本文中から答えを直接見つけるという問題には強いのですが、内容を把握してそれを自分の言葉で回答するという問題については正答率が低いということがみられる。だいぶ飛ばして話をしましたが、詳しくは後で、お読みください。以上でございます。
委員長 なにかご質問、ご意見があれば。
委員 この分析についてはどのように、現場に伝わっているのでしょうか。
教育次長 実際には小中学校課の指導主事が具体的な場面で指導していくというふうなことです。
委員 学力テストの結果等の中で、これに関連した総合的に出た結果を、理科に書いてありますが総合的に考察して自らの考えを導き出し表現する力がついてない。こういう辺りがどの教科でも、国語の中ではもちろん問題になることですから、こうしたものが適切な場面で表現する力が身につくと、 考える力、考える力といってもこういう事をやっていかなければいけないという学力の低下ということから見ると、参考をみていただくと、変わってきているのかわからないんですけれども、今年は上がりましたけど、平成13年度から見ると151.1点だったんだなあという気がして、学力が落ちているなという、ひとつの見方としてありますけど。
教育長 年度ごとに難易度がかなり違っている、難しい年度もあるし、易しい年度もある。これだけで、数字だけで推し量れない。
教育次長 課題になっている草分け的なものは、ある程度力はついてきているけれども、総合的な表現力、これが弱いということについてはセンターのほうの事業とあわせまして、表現力なりあるいは判断力なりそういったものを鍛えていくような指導事例というのをCDに収めて、それを各学校に取り入れてく。これがまだ、まだ功を奏していないというところがあるのではないかと思います。
高等学校課長 去年からCDを配って、各学校に普及するということでやっていますので、徐々に成果が出ていくのではないかと思います。各局で一生懸命学校に出る限り、それを持って行ってPRしています。
委員長 その分析が、例えば13年度の分析と違ったときに、同じような分析内容なのか、やっぱり19年度の特別なものができるのかっていうのは知りたいなという感じですね。
次長 さきほども教育長が言われましたけれども、一概に言えないですね。
教育長 今、補正予算を出しています。学力検討の検討委員会を作ってそこで分析をすると。ひとつ言えるのは、さっきも説明があったのですが数学なんかあくまでも理解力が充分ではない生徒が増えている。英語も以前から二極化の傾向があったのですが、去年今年とかなりはっきり見えてきたというところが問題かなと。なぜそうなのかというところも分析を加えたりして。
委員長 さらに細かく言うと、すべての点数がいい子はすべていいのか、例えば教科間で年間ではどうなのか、分析しますときりがなくなるんですがね。大学の入試なんかだいたい、英語がいい子はだいたいいいだろうとか、そういう見方しますからね。
教育長 これはまったく仮説なんですけれども、 数学にしても英語にしても、中学校の時間数に関係があるのかなという感じがするのです。中学校2年生も3年生も以前は数学も英語も以前は週4時間だったのですよ。それが今は3時間なっているのですよ。この辺のところなんか、理解力の早い子ども達と時間が必要な子ども達の間の問題点のひとつにはあるんじゃないかなと、そういうことも含めて分析をきちんとして、学校の現場の先生方に今度入って頂いて、予算が通りましたらですね、進めていきたいと。
委員長 数学と英語は積立方式でしょう。理科とか社会は途中からでもぱっと点数を上げることができるのですね。始めに入り口のところでつまずいた子は、なかなか成績上げられない。
委員 小学校で学力を上げるというのは、スキルアップして帯時間で限られた毎日朝は朝の様子を、昼からになると帯を決めて、講師と前もって国語と算数の時間で計算力がつくというようなことをやっている学校が今結構あると思います。そういうことをやっている学校とそうじゃない学校と比べてみた時、6年生卒業するときにどのぐらいの学力の違い、それは地域ですか、学校規模によって違うと思うのですけれども、そういった毎日そういうことを積み上げている学校というのは違ってくると私は思っているのですが、そういうデータもあれば。
教育長 そこまでは分からないですね。
委員 関連というのが即というのは難しい。
教育長 それから、学ぶ意欲や生活リズムというものがあるかもしれないですよね。
委員長 では次に行きます。報告事項キ。
   
報告事項キ 平成20年度鳥取県公立学校教員採用候補者選考試験志願状況について
高等学校課長 報告事項キは、平成20年度鳥取県公立学校教員採用候補者選考試験志願状況についてでございます。はぐって頂きまして、これが志願状況の報告でございますが、左側に平成19年度、昨年度のものを入れております。平年20年度と違って募集期間が5月14日から5月31日ということです。志願者数の計を小学校につきましてみていきますと、昨年度は362人、今年度は287人ということで小学校につきましては75人減。同様に中学校、高校、養護教諭、昨年に比べて減っておりまして合計445人の減、志願者の減ということになっています。いちばん右側の段の上が採用予定者数で、下の段が倍率でございます。小学校では採用予定者10人、倍率が28.7倍です。いちばん下の合計欄、各校種合わせまして採用予定が53人、合計の倍率が22.4倍でございます。昨年度19.0倍でございます。
 
それから445人の減のうち県外出身者が341人減っております。減のうちの4分の3は県外出身者ということで、昨年度は第一次試験の試験日が、特に中国地方の各県とずれておりまして併願ができるというような状況になっておりましたので、県外からの受験が多かったものと思います。今年度は一部重複をしております。それから全体的に志願者が減ったという理由は先ほどの県外出身の件と合わせて、民間の求人状況が改善されてきたことも影響しているのではないかという具合に思います。
 
それからもうひとつは、実施教科の中止でございまして、網掛けにしております中学校の音楽、美術、技術、家庭、それから高等学校の工業は今年度募集しておりませんので、そこのところで昨年度と比較しますと200人弱ぐらいの人数が減っていると思います。いちばん下に今後の日程を挙げておりますが、7月21、22日に第1試験を行いまして、8月22日にその結果の通知予定でございます。2次試験は8月末と9月上旬の予定でございます。以上です。
委員長 はい、質問等ありましたら。この出身地というのは純粋な出身地、全然、鳥取県と縁のない方が県外というのですか。
高等学校課長 そうです。
委員長 今、例えばどこどこ、県外に住民票を置いていても、県内の高校出身というのは県内になるのですか。
高等学校課長 はい県内になります。
委員長 よろしいですか。では、報告事項ク。
   
報告事項ク 平成19年度鳥取県公立学校職員[任期付職員(教育相談員)]採用候補者選考試験の実施について
高等学校課長 報告事項ク 平成19年度鳥取県公立学校職員[任期付職員(教育相談員)]採用候補者選考試験の実施について、ご報告致します。めくって頂きまして、教育相談員につきましては任期付採用ですが、先の6月1日に1名採用致しまして、定数は2名頂いておりますので欠員となっている1名を採用したいと考えているところでございます。2番の、前回の選考試験との変更点でございますが、前回は臨床心理士の資格を有してかつカウンセラーとしての経験があるということにしておりましたが、今回はそのカウンセラーとしての経験は外しております。それはすでに非常勤のスクールカウンセラーとして働いておられる方がたくさんおられるということもあって、なかなかその経験を条件にしますと人材を得られないということや、資格を持っておられることで一定の知識はあるであろうという具合に考えられるということで。年齢要件は58歳未満、任期は22年の3月31日まで、募集は7月2日から31日まで募集期間と致しまして、試験は8月18日に行う予定でございます。県内、臨床心理士の資格を有する方が少ないということで、日本臨床心理士会とか、近県の臨床心理士協会の指定大学院等に周知を図る予定にしています。以上でございます。
委員長 よろしいですか。では報告事項のケ、お願いします。
   
報告事項ケ 「生涯学習フェスティバルとっとり2007in西部」について
家庭・地域教育課長 それでは、「生涯学習フェスティバルとっとり2007in西部」につきまして、ご報告させて頂きます。平成17年に開催しました全国の生涯学習フェスティバルにからめた取り組みの中で、18年、19年、それぞれ18年には中部で開催致しまして、今年につきましては西部で開催することになります。10月の6から8日ということで、今年は3日間になっていますけれども、米子市の公民館まつりタイアップと致しまして大きな賑やかな大会にしようというふうに思っております。そのメインにつきましては、未来をひらく鳥取学という公開講座をメインにもってきまして、ちょっと新聞等で最近よく出ておられますけれども三屋裕子さんをお迎えして公開講座をメインにもってこようと思います。具体的な参加団体につきましては今、公募中でして集まりつつあるところでございます。
委員長 はい、いかがでしょうか。よろしいですか。では報告事項のコ、お願いします。
   
報告事項コ 「GO!GO!アート探検隊」の開催について
博物館長 はい、報告事項のコは、「GO!GO!アート探検隊」の開催ということです。資料めくって頂きまして、昨年度も子ども向けの美術展のような企画やりましたのですが、非常に好評だったということで、更に今年は充実して、夏休みにやはり、今度は主に小学生とその保護者を対象にして身近に感じられるような美術展覧会というような形の企画をやりたいと思っております。展示テーマの内容のところにも書いてありますように、例えばその「洛中洛外図屏風」の中でこういう人はどこにいるでしょうとか、そういうのを探したりとか、前田寛治の「棟梁の家族」のジグゾーパズルを組み立てたりと、そういう参加型の事業にしたいと思っております。会期は7月10日から8月26日ということで、夏休みの間に合わせております。それから合わせてこの会期中に、7月29日にいちばん下に書いておりますけれども、学芸員自身が案内役となってガイドをしながら探検をするようなツアーという感じで、この展示コーナーを回るようなことも企画しております。具体的な展示のその展開図を次に付けておりますので、またご覧頂きたいと思いますし、詳しいことはチラシをその次に付けておりますので、またご覧頂きたいと思います。以上です。
委員長 はい、何か質問ありますか。
委員 博物館ではいろいろ企画をされますけど、夏休みには子どもたちが楽しんで参加するでしょうね。この「探せ」というのは「ウォーリーを探せ」のような、ああいう形ですね。
博物館長 その通りです。「ウォーリーを探せ」みたいなゲームです。
委員 楽しみです。
委員長 はい。では報告事項のサをお願いします。
   
報告事項サ 第51回の鳥取県美術展覧会の開催について
博物館長 報告事項のサは、第51回の鳥取県美術展覧会の開催についてです。いわゆる県展の51回目ということです。その概要が決まりましたのでご報告したいと思います。次のページをめくって頂きますと、その概要を書いております。例年のようにそこにあります部門によります8部門で行いまして、9月の15日に開幕します鳥取県立博物館を皮切りに県内のそういったところの表にあるような美術館を巡回して参りたいと思っております。いちばん最後に、昨年との主な相違点という事で、50回といいますか18年度も相当大きな審査員を充実したりということでかなりの改革をやったわけですが、更に運営委員会で何度も議論しまして2点ほど新たな改善をやっております。
 
1点目は8部門あるといいましたけど、それぞれのいちばん最優秀賞を県展賞ということにしておりましたが、平成10年度から昨年度まではその中で更に8部門通して最も素晴らしい作品をいわゆるグランプリみたいな形で大賞、そしてそれに次ぐものを準大賞としていたのですが、やはり運営委員さんの立場からも、その部門を超えて比較することは難しいしおかしいのではないかということがあって、やはり平成8年以前のようにそれぞれの部門トップを決めて、それをきちんと県展賞ということにして表彰してはどうかということで、それに落ち着きましたのでそういうふうな改正を1点しております。それから、その県展賞を選ぶときに、実は無鑑査作家といいまして今までに県展賞を何度もとった人とか、そういうような実績のある方も入るし一般の応募者も入るようにやっていたのですが、やはりその無鑑査は無鑑査で別にして頂いて、一般参加の中からそういう県展賞が出やすいようにしてはどうかという意見が大数を占めましたので、そのような改正も行ったということでございます。詳しくはその次の開催要項に書いてある通りでございますので、ご覧頂ければと思います。以上です。
委員長 はい、いかがでしょうか。よろしいですか。では、報告事項のシ、お願いします。
   
報告事項シ 「挑戦者たち-動物の適応進化と性淘汰-」の開催について
博物館長 報告事項のシは、自然系の展覧会であります、企画展であります、「挑戦者たち」という企画展を夏休みに開催したいということであります。先ほどの子ども向けの美術展をやりますけれども、ほぼ同じような期間でございます。めくって頂きまして、7月の14日から8月26日までの間で、いちばん大きな展示室2つを全部使ってやります。動物たちがいかにその環境に適応して生きてきたかとか、それから性という性差もどういうふうにその環境の中で生まれてきたかとか、生き抜くためにそういう性差が行われてきたかというようなことをテーマにした展覧会でございます。この自然系の展覧会は昨年、一昨年と実は2万人を超えておりまして、非常に今、うちの中で最もたくさんの方が、子どもさんご家族の方がたくさん来られる展覧会になっております。目標は予算上は1万5千人にしておりましたけれども、その予想を超えて2万人にもっていきたいと思っております。展示テーマはそこに書いてあるとおりでして、こういう展開で2つの部屋を展開していきます。体験コーナーも非常に前回人気がありましたので、これも充実していきたいと思っています。
 
それからチラシがお手元に配ってあると思うのですが、シベリアトラが吠えているこのチラシなのですけれど、これがこの展覧会のチラシなのですが、これをめくって頂きますと裏にいちばん下のところにコカ・コーラのコマーシャルが出ていると思うのですか、実はこれ鳥取県で初めて新たな財源確保の対策として、こういう外部に出るものには、企業協賛も公募して、いちばん高い額をつけたところをチラシを損なわないように、看板やポスターやチラシのデザインを損なわない程度に入れようということですが、そうは言いながらかなり目立っておりますけれども、こういうものを入れたということが新たなことでございます。3社ありまして最も高いのがコカ・コーラウェストジャパンでありました。
 
それからちょっとこのペーパーに間に合わなくて書いていないのですが、もう1つこの「挑戦者たち」においては、非常に新たな取り組みがありますのが、県立図書館さんが非常にこれに協力して頂きまして、この展覧会が始まる1週間前から、県立図書館の入ったところの自動カウンターの前のいちばん人通りが目に付くところに、連携コーナーを設けて下さいます。それはこの動物の適応とか性差、こういったことをテーマとした図鑑とか子ども向けの本とか、いろんな大人でも面白そうな本というのがズラッと、専用のコーナーを作って頂きます。そこには我々の展覧会のポスター、チラシとかも書いてありますし、この博物館に誘導するような形のパネル、例えば博物館で例えば本物を見ましょうとかといって誘導していくようなパネルもここに合わせて展示していくような形で、図書館さんと連携をして盛り上げていくというような企画を今回取りました。以上です。
委員長 委員が楽しみですという顔をしていらっしゃいます。
委員 子どもたちってすごく動物が好きなので、子どもたちは無料になるようですので東部の子どもさんは幸せというふうに思いました。このコカ・コーラの宣伝を入れることについては、何か県民の皆さまからのご質問とかがあるような気がするのですが、どんなものでしょうか。
博物館長 はい、ちょっとこれを入れることについていかがなものかという意見もあるかと思いまして、実は26日、一昨日ですか、外部の委員さんで構成する博物館協議会を開催しました。この中でこの取り組みを説明致しましたけれど、特にそこでは良いのではないかという、1つのやり方でよいのではないかということもありますし、それから他県の博物館とか美術館においても、全部ではありませんけれどこういう取り組みが最近始まってやっているところもございます。我々は特に損なわないように、あまり刷り込みがきつくないように、チラシの裏面のいちばん下のところにこの幅で指定をして、これ以内で収めるようにとしましたので、今回このチラシを見た方がたの県民の声もよく聞いて、次年度以降どうするかということもちょっと繁栄していきたいと思っています。今のところはそういう意見が出ています。
委員 経済的な面で非常に大事なことですので、その辺が理解して頂けたらと思います。
委員長 では報告事項のス。
報告事項ス プールの安全確保のための調査結果について
体育保健課長 プールの安全確保のための調査結果について、ご報告させて頂きます。この調査は昨年の7月末ですけれども、埼玉県の市営プールで児童が吸水口に吸い込まれて死亡する事故が起きましたことを受けて、その安全確保のために調査されたものでございます。調査対象と致しましては、公立学校の水泳プール及び県営、市町村営含めた公営プールでございます。経緯は書いてありますが、少し付け加えさせて頂きますと昨年事故が起きた直後に8月に調査を致しまして、不備のものについては改善してから使用するようにというふうな指導があったわけでございます。夏季で使用中ということもあって、不備のものについては応急処置で済ませていたというふうな施設もあったものですから、今年度新たに「プールの安全標準指針」というものを示しまして、それについて今年度4月に入りましてから再度調査を行ったものでございます。その結果は下の表に掲げておりますけれども、点検結果は4月27日現在のものでございます。この調査をするときに不備のあるものについては改善するようにというふうに合わせて出していたものですから、その後、それぞれの市町村で改善されまして、6月18日で全ての施設が改善するということで、現在は安全確保がなされているプールが使用されているという状況でございます。以上です。
委員長 何かご質問がありますでしょうか。
委員 使用計画のないプールというのは県内にどれくらいあるんですか。
体育保健課長 すみません。正確な数字まではは把握していないんですけれども、たとえば小学校でも、去年までは一度廃校になった学校でプールだけは使っていたけれども、もう使わないと、そういうふうなプールもあります。
委員 そういうことはないと思うんですけれども、水が入ってしまっているという危険性はないようにしていかなければならない。
体育保健課長 それについては市町村に確認させていただきます。
委員長 これ、高等学校のところは、改善済2になっていて、点検結果には、2、1、1とありますが、他のところは全部(1)、(2)を足した数が改善済の数になるんですが、高校だけ違うのはどういうことですか。
体育保健課長 すみません。これは、米子東高等学校のプールと米子高校のプールのプール数なんですけれども。
委員長 2つということですか。
体育保健課長 はい。
委員長 米子高校の分が、(1)、(2)、(3)に書いてあるということですか。
体育保健課長 はい。
委員長 事実上は2つだという事ですね。
体育保健課長 そうです。
委員長 はい、それでは以上で報告等を終ります。以下、協議事項に入ります。続けてよろしいですか。協議事項の1についてお願いします。
協議事項1 19年度教育委員会ミッション
教育企画室長 はい、協議事項1 19年度教育委員会ミッション案でございます。これは各課題につきまして、所属の方が19年度、それをどういうふうに目標を掲げて取り込んでいくかということをまとめたものでございまして、18年度からやっております。19年度は18年度の成果、課題をふまえまして策定をしております。
 
1枚目はそれをまとめたもので、18年度からの変更点は2枚目に見え消しをつけております。問題意識は、大きな変化はございません。それから、主要課題の分け方も4つ、「知」「徳」「体」のバランスの取れた教育、これは学校教育の内容についてです。
 
2番目の学校の役割と明確化と機能強化、これは学校の組織、管理面のことです。それから生涯学習関係の整備と活動支援、これは学校外の活動につきましての内容です。それから最後、家庭・地域との連携、啓発。これは学校・家庭地域との連携、そういうふうな分けは変えておりません。そういうようなものをまとめたものが1枚目でございます。
 
3枚目の横長の2つ目のものが細かいものでございまして、さきほど1枚目にありました4つの分けの色ごとに、右側に18年度の目標実績と成果と課題、左側に19年度、主な変更点を赤で書いております。それで特に「知」「徳」「体」のバランスの取れた教育につきましては、1ページ目のいちばん上ですけれど、先程の話にございました、学力向上委員会補正予算で今、要求中ですけども、そういうものを立ち上げるという事が入って来ておりますし、2ページ目の下の方ですが、不登校、中途退学等につきましての再考という事も頭だしをしていっております。
 
それから4ページ目からでございますが、学校の役割の明確化と機能強化の部分です。ここは4ページから7ページまでございますけど、主に昨年度の実績を踏まえた目標の設定等してきております。続きまして8ページからは、生涯学習環境の整備と活動支援ということで、これも8ページから13ページまで主に事業の実施回数とか、代表者、参加者数、それから取り組みを行っている市町村数などの設定の見直し等行ってきているところでございます。14ページ、15ページにつきましては家庭・地域の連携・啓発という事で、例えば14ページのいちばん下でございますがメディアとの接し方につきまして、条例の見直しとか県民運動に持っていきたい事を新たに書き加えてきております。この事業目標につきまして、教育委員会で取り組んでおりますけど、今後、教育改革三法の中にも教育委員会の事業評価と議会の報告という事も今後出て参りますので、そういうものにもつながっていくのかなと考えております。この取り込みつきまして、各所属で取り組んでおりますが、9月、10月ぐらいにまた中間の進捗状況等確認しながらその目標達成にどうかと、うまくいっているのかどうかというところも検討しながら、また報告させて頂きながら、年度末まで向かって取り込んでいきたいと考えおります。それについてのご意見等を受け賜わりたいと思います、よろしくお願いします。
委員長 はい。どうしましょう。これ、今、議論しますか。
委員 ちょっと今見てすぐではなんとも。
委員長 宿題にしましょうか。
教育企画室長 またご意見を頂くということで。
委員長 これは、またよく目を通して頂いて、別の機会に議論するということで。では協議事項の2。
協議事項2 心とからだ いきいき(食・読・遊・寝)キャンペーンについて
教育企画室長 協議事項の2 「心とからだ いきいき(食・読・遊・寝)キャンペーン」につきまして、協議させて頂きます。今年度で3年目のキャンペーンになりますけれども、昨年、アンケート調査を実施しました。これはキャンペーンの定着状況はどうかということでしましたけど、まず昨年度にも同じ時期に所属長、学校へのアンケート調査をしております、その結果の比較と、それから上から3つ目のマルでございますが、保護者アンケート、学校通して保護者の方にどのように伝わっているかというアンケートも取ってみました。これらのアンケート結果をまた、来月7月9日にキャンペーン推進会議を開催予定にしています。そこでも成果と課題、準備状況など元に意見交換させて頂きまして、定着を図れることを考えていきたいと考えております。アンケート結果の主なものを簡単に説明させて頂きますが、資料1ページ目です。ここからは昨年、18年の3月にも同じ様な調査しましたのでその比較を載せています。真ん中にある棒グラフを見て頂きますと、キャンペーンを知っているかどうかという事で、右側が黒い棒が18年度でございます。それぞれ保育所の方が低くなっていますけれども、皆さんが知っているという事でございますし、キャンペーンをどこで知ったかというのは下の方にございますが、夢ひろば、県政だより、通知等、これは去年と同じような状況でございます。だいたいその、その資料1で2ページからちょっと比較表を載せますが、おおむね認知率とか実施率が挙がってきております。それから5ページが、どういう取り組みをしたかという事で、それぞれ幼稚園、小学校、中学、高校でちょっと色を変えて横棒にしています。だいたい挨拶運動、それから読み聞かせ、親子読書、早寝早起きということが大きく伸びております。次の6ページに取り組みの成果を載せていますが、基本的生活習慣への保護者意識の高まりとか、食育への意識の高まり、朝食を摂取する児童・生徒の増加等が出て来ております。で、8ページから記述として、どういう成果があったがという事を聞いております。8ページの上の方で、例えば幼稚園、保育園では給食の残量が減少したとか、登園時間など生活時間の定着が多くみられる。忘れ物が減少した。9ページの小学校でも、やはり宿題や忘れ物をする児童・生徒が減少した、病欠児童が減少という成果の報告もありました。10ページですけど、中学では学校全体が落ち着いた。それから生活リ
 
資料2が加入団体のアンケートですけど、これも同じ様な成果の取り組みが報告されています。4枚程はぐって頂きまして、資料3が保護者に向けてのアンケートでございます。このキャンペーン自体を知っているかというのは、上の方にありますけれども、全体で38%という事で、キャンペーンということの認知度というのはちょっと少ないかなという感じはございますが、2ページですけれど、キャンペーン趣旨をどう思うか、実践しているかどうかという事で、そのグラフを見て頂きますと78%の方が認識し実践していると。キャンペーンの名前はちょっとどうかというのがありますけど、実際の活動、それから実践の方はしてきて頂いているのかなと。あと3ページに、どういう取り組みをしているかということの報告、家庭での取組では、挨拶に対する注意・しつけ、それから早寝早起きの声かけ、朝食を食べさせるよう努めるとことをしている。今後の取り組みとしてはノーテレビやノーテレビゲームの時間を決めるとか、読書の奨励ということが挙がってきています。4ページ、5ページは個々の意見につきましてまとめております。こういうアンケート結果を基に、推進会議等でも課題なり取り組みについてもう一度検証頂いて、次のキャンペーンの取り組みにつなげていきたいなと考えております。以上でございます。
委員長 はい。いかがですか。
委員 このアンケートは大変だったと思いますけど、取られる人もまとめられる人も。この大事なアンケートを有効活用を是非して頂きたいです。この取り組みについて3年目ということがありますが、今後の見通しはどの様に、ここで考えるのか、会議で推進会議で考えていくのかは分からないですが、どの様に考えていったらいいのでしょうか。
教育総務課長 このキャンペーンは3年目という事なのですが、最近の2年間は行政主導で考えて、市町村の方にお願いするという格好で今までやっていましたが、今度、推進会議を3回目を開きますけれども、実際やっておられる団体や新たに支援して頂いて、活動している個人の方とか、そういった方のサポート的な取り組み、サポートするような格好、だんだん実践者主体に変えていこうと思っていまして、3年目、今年でキャンペーンという形態は3年目で一端けじめをつけるかなと思いますが、これからは自動的にキャンペーンの趣旨に沿った取り組みが出来ていくような格好にもっていくのが今年度の大きな課題だと思います。今度の推進会議にはこのアンケート結果なんかも、よく検証してどんな事をやっていくのか、実践的な意見交換もやったらなと思っています。
委員 やっと入り口にたどり着いたようなところがあると思うのですが、キャンペーンの成果、それから子どもたちや家庭の中に根付いていく、今地についたという感じだと思いますけど、今仰ったようなことで、県民会議、県民の方に草の根的にというようなことが推進出来るようにして頂きたいと思います。それからこの中に書かれている子どもの変化を、ほんとになかなか出来ない事が、短い言葉ですけれど小学校の取り組みの中でも、中学校もそうですけど、朝食を食べて来る子が9割以上になって、ほんとに貴重な成果が上がって来ていますので、それを今の段階での県民にどうやって知らせていって実践してもらうかが必要じゃないかと思いました。それから、草の根的に取り組むということで、保護者のアンケート調査に何で知ったかというところに、夢ひろばと県政だよりということが1番と2番にありますので、そのあたりの効果的な夢ひろばだったなと感じました。新聞というのは少ないので、この辺は使いどころかなと、これを見ながら考えさせられました。
委員長 あの、資料3で先程お話があったのですけれど、保護者が知っていたのは38.3%で、3ページのところでは70数%何らかやっているというのは、これを是とするか非とするかという、知らないけれど朝食や挨拶はそのことはやりますね。だからやるにマルしますよね。だけどそれ単発にポンポンポンとやっている話で、こういうのはどう評価するかというのはちょっと惑わされそうなところだと思います。やっぱりある程度の体系的なことをやらないと、なかなか成果は上がらないという感じがします。ちょっと保護者が少ないというのはちょっと気になります。
委員 保護者の取組はどうなんですかね。
委員長 やっておられることは一緒 。
委員 そういうのもやっておられると思うのですけれども、参加されない方が多いのかなと思ったり。
教育企画室長 学校では自主的にいろんな活動やっているので、そこに位置している部分、当然ある と思うんですけど、こういうまとめての6本の柱でやってはなかなか。
委員長 そうですよね、6本のうちの1つや2つは何らかの形でやっているところ多いですよね。それすらマルになりますよね。
委員 このキャンペーンの値打ちのあることっていうのは、県が動いているということで、6本の柱をもってこれからの子どもを育成していくのだというそこが非常に重要なところで、今委員長さんがおっしゃったように学校でも6本を知っていても6本全部していない学校もあるわけですよね。そうすると全部出来なくてもここから入っていって、子どもの基本的生活習慣も充実させていこうという考えが多いと思います。そうしたところ草の根的にポンッと今任せてどうかなという思いあります。
教育次長 その辺りも推進委員会の動きを見ながらですね。
委員長 こういうものは草の根の時に、企業巻き込んで欲しいのです。公民館だ何だかという話しについなってしまうのですけれど、案外そっちの方が早い気がします。
教育総務課長 またその推進会議の方で話をしたいと思います。
委員長 以上。とりあえず委員会は終わりますが、次回ですね。7月26日に定例教育委員会を開催します。
  

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