防災・危機管理情報


開催場所

鳥取県庁第2庁舎教育委員室

出席委員

  • 委員長 山田 修平
  • 委員 今出 コズエ
  • 委員 上山 弘子
  • 委員 岩田 慎介
  • 委員(教育長) 中永 廣樹 

開催日時

平成21年6月2日(火) 10時00分~10時50分

議事

(1)議案

【議案第1号】 公開 ≪資料 PDF≫
青谷上寺地遺跡整備活用基本計画の策定について

(2)報告事項

【報告事項ア】 公開 ≪資料 PDF≫
小・中・特別支援学校教職員人事について
【報告事項イ】 公開 ≪資料 PDF≫ 
妻木晩田遺跡中央ガイダンス施設の愛称募集について
【報告事項ウ】 公開 ≪資料 PDF≫
美術企画展示「収蔵品にみる三国志」の開催について
【報告事項エ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成20年度新体力テスト調査結果について
【報告事項オ】 公開 ≪資料 PDF≫
学校給食における県内産食材の使用状況について


※非公開の議案等につきましては、会議録は公開されません。

議事録

1.開会

(委員長)
  6月定例教育委員会を始めます。それでは、教育総務課長から日程説明をお願いします。

2.日程説明

(教育総務課長)
 それではお手元の日程をご覧いただきたいと思います。本日は、まず、教育長から一般報告がございまして、それに続きまして、議案が、第1号青谷上寺地遺跡整備活用基本計画の策定についての1件、それから、報告事項が、ア小・中・特別支援学校教職員人事について、他4件であります。 以上でございます。

(委員長)
 それでは教育長から一般報告をお願いします。

3.一般報告

(教育長)
 一般報告を申し上げます。

 5月20日と5月22日に、教育センターや西部教育局の職員と学力問題について色々な協議をしました。二極化等への対策をなんとか具体的に取り組みたいという意見が多く出ました。

 それから5月22日、第6回の新型インフルエンザの対策本部会議がありました。これは後で報告があります。休校等の厳しい方針が出ていましたけれども、この6回目で、感染力はあるけれども強毒性ではないので、少し緩めるような方向が出たところであります。

 それから、5月に入りまして、事務局の所属長の期首面談を行いました。全部で23名です。まだ行っていない職員もいますが、ほとんど終わりました。

 それから5月23日、民間放送教育協会の関西・中国・四国地区の研究協議会が鳥取でありました。民間放送教育協会には、民間の放送局34社が加盟しておられます。日本海テレビが作った校庭の芝生化についての番組が文部科学大臣表彰を受賞されまして、その校庭の芝生化を取り上げたシンポジウムがあり、、そこでサッカーのラモスさんの講演もありました。小学校の校庭を芝生化すると子ども達がよく遊ぶんですよね。鳥取方式のポットのまま芝生を植えていくというやり方が、今広まりつつありますけれども、とてもいいので学校にもっと紹介していきたいと思っています。

 それから5月26日に、市町村の教育長との意見交換会を4月に続いて行いました。少人数学級をどうやっていったらいいかということについて意見をいただきました。あと、各市町村にある、不登校の子ども達が行く教育支援センターの補助金をどうするかという意見もいただいたりしました。引き続き意見を聞きたいと思っています。

 それから5月27日、進路指導主事の研究協議会ということで、高等学校の就職担当の先生方やキャリアアドバイザーの方に集まっていただきました。今年は求人が更に減って、多分、一番厳しい年度になると思いますので、みんなで一致団結して気持ちを新たにして、子ども達のために頑張ろうという話をいたしました。日本セラミックの谷口会長さんの講演をいただくなど、とても有意義な会でした。

 それから5月28日、史跡鳥取藩主池田家墓所保存会の理事会がありまして、昨年度の事業報告や決算を行いました。

 それから5月29日、山陰道の発掘現場の視察を行いました。本高古墳群を、教育文化財団の方の案内で視察しました。今、鳥取西道路が整備されつつありますけれども、その道路を建設するに際して調査研究が必要ですので、発掘調査の人員を更に拡大して調査に向かっているところです。たくさんのものが出てきそうな感じがします。

 それから5月29日、全国中学校体育大会鳥取県実行委員会がありました。私が会長を務めさせていただきます。来年度、「全中」と言いまして、全国の中学校体育大会が中国ブロックであります。鳥取県では、陸上と相撲の2競技がありますので、そのための実行委員会が立ち上がりました。

 それから5月31日、未来をひらく鳥取学の東部会場の開講式がありました。今年、未来をひらく鳥取学は全県で1,050名の方が参加してくださるということで、東部会場は380人です。私も挨拶をまずさせていただきまして、それからとっとりマスターやとっとりマナビストの称号授与、1,000単位時間、2,000単位時間受講された方への奨励賞を交付しました。たなかかおるさんの講演も聞きました。

 最後、6月1日ですけれども、栄養教諭、学校栄養職員の辞令交付式を行いました。これも後で報告があります。栄養教諭を8人採用の辞令交付式を行いました。食育は全ての根本になるので、是非、十分な力を発揮していただいて頑張ってくださいと申し上げました。以上でございます。

(委員長)
 それでは、議題に入ります。本日の署名委員は今出委員と上山委員にお願いしたいと思います。では、議案第1号をお願いいたします。



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4.会議録

○議案第1号 青谷上寺地遺跡整備活用基本計画の策定について(公開)

(文化財課長)
 議案第1号、青谷上寺地遺跡整備活用基本計画の策定についてでございます。基本計画策定の目的でございますが、青谷上寺地遺跡は、昨年、国史跡に指定されておりまして、弥生時代の暮らしを体感できる場として整備活用することを目的に策定するものでございます。併せまして、史跡として適切に保存管理するための保存管理計画を策定しようというものでございまして、この保存基本計画は予め計画を定めておきますと簡単な現状変更等がし易くなるというものでございます。検討の経過でございますが、考古学等の専門家や地元の代表からなる7名の検討委員を要しまして、平成19年11月に検討委員会を設置いたしました。それ以降、7回開催いたしまして、昨年9月にはパプリックコメントも実施して検討してきております。基本計画の概要でございますけれども、まず1つは整備活用テーマでございます。「体感、地下の弥生博物館」としておりまして、弥生時代のあらゆる情報が地下に眠っている博物館のようだということ、そして当時の日常生活が体感できるような整備をしていきたいということで、こういうテーマにしております。保存管理計画につきましては、所有者の意向を尊重しながら順次公有化に努めておりまして、現在、平成20年から10年間の債務負担を取りまして、公有地化を行うようにしております。合計で15億円という経費を債務負担しております。公有化されました後は、県と市が維持管理をし、地元と協働・連携しながら管理をしていくという形で考えております。
 活用計画につきましては、調査研究成果に基づきます活用事業総称を「青谷かみじち学」として木製容器製作体験でありますとか、漁具の復元製作、漁労体験等史跡の個性を活かした特色ある活用をするようにしております。整備計画の具体的なものですが、お配りしました冊子の25ページを併せてご覧いただきたいと思います。大きくは4つのゾーンに分けております。ハート型の赤い2重線で囲まれた場所が遺跡の中心地として整備復元する箇所でございます。こちらのほうは遺構展示等によりまして、遺跡の全体像が理解できるようにしたいと考えております。それから、今の中心ゾーンの両端の部分が水田・潟域景観整備ゾーンということで、体験事業に活かしながら、当時の水田とか、湿地景観を整備維持していくというゾーンになっております。
 それから残りの部分が、体験学習・イベント広場整備ゾーンになっておりまして、多目的な広場として利用するように考えているところでございます。それから、一番下に水色の丸い点線で囲まれた部分がありますが、これは、具体的には未定でございますけれども、ガイダンス施設・便益施設等の整備ゾーンになります。今後のスケジュールでございますけれども、最後の38ページをご覧いただきたいと思います。今、整備手順になります公有化をいたしまして、その後に発掘調査、基本計画実施設計をしまして、工事をするという順番で整備をしていくことになります。まず、最初に土地の公有化、その後、施設のデータを得るための発掘調査が前提になります。従いまして、今回の基本計画では、整備地区というものは明記しておりません。なお、土地の公有化につきましては、先程申し上げたように、平成20年から29年までの計画で民有地を買い上げるようにしておりますけれども、話がまとまり次第できるだけ早く工事をしていきたいと考えておるところでございます。
 また、ある程度まとまった土地が公有化できましたら、発掘調査をやりまして、その成果を踏まえて、段階的に整備に着手をするよう考えているところでございます。それから、整備事業費につきましては、先程ご説明させていただきましたけれども、今後の発掘調査データによって整備事業案が大きく変化することが想定されますために、今回の基本計画には事業費としては挙げておりません。なお、参考までに申し上げますと、妻木晩田遺跡の区画整備を平成23年度まで考えておりますけれども、こちらのほうが約19億円という整備をしているところでございます。あと、今回の土地の公有化につきましては、史跡等の購入事業という国庫補助事業が当るようになっておりまして、これが10分の8になっておりますし、その他、施設等の整備活用推進事業は国庫補助で2分の1が当るようになっておりますので、こちらの採択を目指す整備にしていきたいと考えているところでございます。以上でございます。

(委員長)
 ご質問やご意見はございませんでしょうか。
(委員) 
 大方、何年後ぐらいに形がみえてくるんですか。それは読めないんですか。公有化に10年ということですが、今から10年ということですか。
(教育長)
 公有化はすでに少ししているところです。
(委員)
 まだできていないところが残っているということですね。
(教育長)
 まだまだできていない部分もあるのでそれが全部できるのに10年ということですが、全部を公有地化してから始めるというわけではなく少しずつ発掘調査をしながら進めます。大まかな感じで計画を説明できますか。
(文化財課長)
 公有化につきましては、先程申し上げましたように、公有化にまず最初にかかって、それから発掘調査をいたします。発掘調査ができないと整備にかかれない箇所から公有地化にかかるように、4期に分けて考えておりまして、体験学習のイベント広場が一番下にありますが、これは施設はあまりございませんので、公有化が進めば整備できるんではないかということで、最初に整備をしていきたいと考えております。その後、田んぼとか遺構型どりレプリカといった展示の関係をやっていき、出来るだけ早く行いたいと思いますけれども、実際に公有化がどのようにできるのか、あるいは発掘調査がどのスケジュールで進んで行くのかによって、完成の時期が決まって来るのではないかと思っております。
(委員長)
 いかがでしょうか。これは基本計画ということですが、どこかで見直すのでしょうか。基本的にはこれでいきますか。
(文化財課長)
 今の段階は道路整備の狭い場所しか発掘調査をやっていないということ、それから、公有化が出来ませんと、当然、田植えや耕作をしていますので、調査に弊害を受けているということがございます。今回公有化されて県の土地になれば自分の好きな形で調査が出来ますので、この発掘の結果を見ながら再度検討していきます。
(教育長)
 この基本計画はかなり柔軟に修正をかけていくわけですね。
(文化財課長)
 はい。
(委員)
 このとっとり弥生の王国ということが全体としてあるわけですけれど、妻木晩田遺跡は順調に事業が進められていると考えたらいいんですね。
(文化財課長)
 妻木晩田遺跡は順調に進んでおりまして、先程、約19億円かかっておるということをお話しいたしましたけれども、平成23年を目処に整備をしております。
(委員)
 西部には妻木晩田遺跡があり、東部には青谷上寺地遺跡がありますので、子どもたちに古代の人々の暮らしを学ばせながら、今の自分たちの暮らしを考えることはすごく良いことだと思います。情報は学校には出しておられますか。
(文化財課長)
 学校にも情報を出しておりますし、市町村教育委員会にもお願いをして、学校に連絡くださいとお願いをしているところです。
(委員)
 ロマンのある大きな計画だと思いますので、これが1つのものとなって進んで行くと子どもたちにとっても、県民にとっても良いと思います。
(委員長)
 では、基本的にはよろしいですね。それでは、了承いたしました。議案は以上ですので、以下報告事項に入ります。報告事項ア、お願いします。
 

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○報告事項ア 小・中・特別支援学校教職員人事について(公開)

(小中学校課長)
 報告事項ア、小・中・特別支援学校教職員人事についてでございます。ページをめくっていただきますと、異動表をつけております。先程、教育長の一般報告にもありましたように、このたび栄養教諭を8名採用いたしました。それに伴います年度中途の人事異動でございます。小学校に、4名新たに採用したものでございます。それから、中学校栄養教諭が3名、特別支援学校栄養教諭が1名で、ここまでが、このたび新たに採用しました栄養教諭でございます。それに伴いまして配置替ということで、米子市内で1人学校栄養職員の配置替を行っております。これで、昨年度の3名採用と合わせまして、11名の栄養教諭が県内に配置されたということになりますが、その11名のうち1名は、今年度の人事異動で事務局に異動になりましたので、学校現場には10名配置されているということでございます。以上でございます。

(委員長)
 何かご質問よろしいでしょうか。では、報告事項イ、お願いします。

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○報告事項イ 妻木晩田遺跡中央ガイダンス施設の愛称募集について(公開)

(文化財課長)
 報告事項イ、妻木晩田遺跡中央ガイダンス施設の愛称募集についてでございます。妻木晩田遺跡の中央ガイダンス施設につきましては、現在、整備を進めているところでございますけれども、今回、県民自ら名称をつけることによって、妻木晩田遺跡への愛着を深めていただくというようなことから、愛称を公募しようとするものでございます。今後のスケジュールでございますけれども、これからホームページに掲載したり、学校関係にダイレクトメールを配布、それから地域の方に広告をするというようなことで、出来るだけ広報に努めたいと考えております。
募集期間でございますが、6月15日~7月21日までということで、37日間の期間を設けるようにしております。愛称の条件でございますが、鳥取県の弥生時代の遺跡であるということが想起できるものと、それから、親しみやすくかつ響きがよいもの、この2つだけに限定でございます。選考としましては、3段階考えておりまして、最初に、妻木晩田遺跡活用実行委員会と生徒さんによる選考によりまして10作品を選び、その後、妻木晩田にいらっしゃるかたの記名投票でありますとか電子メールによる記名投票をしていただく、第3段階といたしまして、上記の投票結果を参考にして最終審査を行うという形で考えておるところでございます。
発表は、9月27日に秋麗まつりというのが妻木晩田遺跡で開催されますので、その時に発表いたします。それから表彰につきましては、この中央ガイダンス施設が4月4日に開館いたしますので、そのオープニングイベントに合わせて表彰したいと考えておるところでございます。賞金につきましては、最優秀賞1点、賞品3万円、それからその他、オープニングイベントに招待ということでございますし、あと、優秀賞、佳作につきましてはご覧の通りでございます。外観につきましては、以下に写真をつけておりますようなものになります。スケジュールにつきましては、現在、整備しておりますものが10月には建物としては完成する予定で、その後、展示、設備等の整備を行いまして3月には完成するようにしておりますので、4月4日にオープニングイベントを開催予定でございます。以上でございます。

(委員長)
 何かご質問等がありましたらお願いします。よろしいですか。では、報告事項ウ、お願いします。


○報告事項ウ 美術企画展示「収蔵品にみる三国志」の開催について(公開)

(博物館長)
報告事項ウ、収蔵品にみる三国志の開催でございます。鳥取を代表する江戸時代の画家である片山楊谷や土方稲嶺、あるいは島田元旦らが描いた三国志をテーマとする企画展示を行いたいと思います。会期は6月20日~7月20日の1か月間ということで、全体は27点程度の作品を展示していこうかと思っております。併せて、昨年度当館が収蔵した前田寛治、あるいは沖一峨等の新しい収蔵品の展示コーナーを設けて県民に見ていただこうと思っております。なお、入館料等は常設展示と同じということで大人180円、高校生等は無料でございます。併せて、関連イベントでギャラリートークもご覧いただきたいと思っております。それから、今現在、日本海新聞社主催等の院展が開催中でございます。こちらも高校生以下無料ということで、高校生も城北高校等にご覧になっていただいたということでございます。以上です。

(委員長)
 では、これも皆で行きましょう。では、報告事項のエ、お願いします。
 

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○報告事項エ 平成20年度新体力テスト調査結果について(公開)

(体育保健課長)
  報告事項エ、平成20年度新体力テストの調査結果について、ご報告させていただきます。最初に、昨年文部科学省が行いました全国の体力調査との関連でございますが、1番最後の5ページを見ていただきたいと思います。調査自体は、50m走、ボール投げ、握力など8種目の体力テストを小学校の1年生~高校3年生までの全生徒が5月~7月にかけて実施しているものです。昨年の全国調査と言われましたのは、(3)に書いてありますように、この中の小学校5年生と中学校2年生全員分を文科省に送り調査をさせていただいたものです。今回、報告させていただくのは、(1)の新体力テストでして、県内の全学年から10%抽出いたしまして、それを、分析したものでございます。1ページに戻っていただいて、調査目的、項目等をご覧いただきたいと思います。結果については、簡単に2ページから付けておりますので、説明をさせていただきます。
まず、1の全国平均値との比較でございますが、実は全国のものは、翌年の10月ぐらいに調査分析されたものでございますので、ここの全国値は平成19年度の調査結果となります。平成20年度の本県の結果と平成19年度の全国の結果を比べたものということになりますが、全体的に高校3年の女子を除いては、全ての学年で全国値を上回っております。2番のグラフが、種目ごとに見たものですけれども、左側の青の方が全国値より優れているグラフになります。右側の赤の方が劣っているグラフです。見ていただきますと分かりますように、全体的に優れておりまして、本県の課題であった50m走とかボール投げが、優れている学年が増えてきたということが言えます。その反対に、長座体前屈が劣る学年が増えてきて、これが新たな課題かなということでございます。3ページには、種目別の年次推移を付けております。それを見ていただきますと、本県の課題である50m走、ボール投げ、握力が、全体的に低下傾向に歯止めがかかって少し上向きになっているのが見てとれると思います。やはり一番下の長座体前屈が新たな課題となっております。それから、4ページは、生活習慣と体力・運動能力との関係でございますが、運動する機会が多いほど体力・運動能力が高いということが言えますし、それから、生活習慣が体力・運動能力に影響を及ぼしているということが挙げられます。そして、このことが、学年が上がるにつれて大きくなるという傾向があるということが分ります。
もう一度、1ページに返っていただきまして、6の今後の対応策でございますが、この調査結果を学校現場に提供いたしまして、学校体育、教科指導の充実・改善に活かしていただくよう、呼び掛けたいと思っていますし、本年度、子どもの体力向上支援委員会を設けまして、全国調査の結果も踏まえて本県の、より詳細な体力・運動能力の分析と課題把握に努め、今後の対応策を検討してもらいたいと考えているところでございます。以上です。

(委員長)
 ご質問、ご意見ございましたらお願いします。
(委員)
 これはデータから推測されることがありますか。例えば、高校3年の女子が低いということですが、先ほど聞かせていただいた結果から予想されることは現時点ではございませんか。
(体育保健課長)
 なぜ低いかということでしょうか。
(委員)
 はい。
(体育保健課長)
 高校3年生の女子がなぜ低いかという細かい項目での分析はやってないんですけれども、今までずっと下がってきたものが徐々に上がってきているということから分析して、今後に活かしたいとは思っております。そのうちの1つが、心とからだいきいきキャンペーンの取り組みも成果を出しているかなと考えているわけですが、本県の課題は50mであると言っていましたので、それに特化した体力向上の取り組みが学校でなされていたということも1つにはあるのかなと委員会では捉えています。
(委員)
 データとしてあるかは分かりませんが、全国大会に出場する県外の人は結構がっちりした人が多いというイメージがあるんですね。他県は子ども達が多い中で選抜されて出ているからという感じがしないでもないんですけど、やはりそう解釈してもいいんですかね。鳥取県が全国平均より数字的に高いことは、嬉しくもあり、逆に意外でもあるんですけれど、データは出ているわけですから、それはあり難いことなんだなと。ですから、こういうデータも有意義に使っていただいて、スポーツに活かしていただいたらと思います。
(教育長)
 体力と別に体格についても全国と比較しての調査をしているよね。
(体育保健課長)
 体格の調査もあります。大体、身長は全国よりは高いけども体重は低く、ほっそりとしているというのが鳥取県です。
(委員)
 全国より背が高いんですか。
(体育保健課長)
 はい。そういう状況ですので、がっちりとは言えないというのがあります。
(委員長)
 イメージですけど、持久的なものは強くて、瞬発的なものはどっちかというと中間にある気がしますけどね。
(体育保健課長)
 シャトルランというものは瞬発力ですが、これが例年優れていまして、瞬発プラス持久的なものも含んでいます。
(委員)
 体が硬いなんていうのは、たまたまじゃないですか。食べ物が影響するのかなと思ったり、環境が影響するのかなと思うんですけど。これから体が硬い人がどんどん増えていくんじゃないかと心配しています。
(委員長)
 体の柔らかさは体を動かすかどうかですよね。
(委員)
 そうなんですか。
(教育長)
 やっと体力の低下傾向に歯止めがかかってきて、少し上向きかけてきたというのはいい傾向ですね。
(委員)
 ボール投げや50m走が劣っているというのは、聞いていましたけど、柔軟性、長座体前屈も以前から劣っていたんですか。
(体育保健課長)
 この長座体前屈は、新たに出てきたものです。
(教育長)
 急に落ちてきたんですよね。
(委員長)
 よろしいですか。それでは報告事項オ、お願いします。

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○報告事項オ 学校給食における県内産食材の使用状況について(公開)

(体育保健課長)
  報告事項オ、学校給食における県内産食材の使用状況について、報告させていただきます。これは知事マニュフェストとして平成23年度の県内食材使用率60%を目標とし、農林水産部や鳥取県学校給食会と連携しながら、給食用食材を開拓するなど努力しているところですけれども、平成18年度あたりから53%、54%、54%と伸び悩んでいるのが実態です。市町村ごと、品目ごとについて、平成20年度、それから平成16年度からの推移を2ページから付けています。2ページの市町村ごとの表ですが、伸びていく市町村は順調に伸びていまして、八頭町、三朝町、日吉津村、日南町等は70%を超えているんですが、やはり市部が伸び悩んでいるというのが現状です。旧市町村名を書いているところについては、途中から調理場が1つになったところです。こういう状況から、平成20年度は1ページの2番にありますように、特に4市について農政課や食のみやこ推進室等と連携をとりながら、検討委員会を作っていただくというようなことで、特に4市にしぼって働きかけたところでございます。
 その結果、境港市が、それまでの40%弱から50%近くになってきているのが働きかけの成果だと思っています。それからもう1つは、今まで大量消費に結び付けるような県内産野菜を冷凍確保する施設がなかったことから、平成20年度は加工商品の開発に取り組んだところでございます。そこに書いているようなものを商品化いたしまして、実際に供給が始まったのは平成21年4月からですので、今年は、少し期待できるんではないかと考えているところでございます。ご説明は以上です。

(委員長)
 質問等ありますか。大体、どこも上がっているんですけど、年度別にいくと倉吉は下がっているんですよね。これは、何か理由がありますが。
(体育保健課長)
 倉吉市に聞きますと、入札等々を行うものですから生産者のグループが入札にかからなかったこともあったり、落札した業者に県内産を入れてもらえなかったこともあるとかということは聞きましたが。入札の条件として地元産を使用することを入れているんだけれども、天候等いろいろ条件が整わないこともあって、最終的には使用できなかったということは聞いております。それ以前は、倉吉は50%前後で推移していました。
(委員)
 地産地消というのが、鳥取県で採られた産物なのか、あるいは鳥取県で加工したというか、その辺はよく分からないんですけれども、例えば、赤いかの団子というのが平成19年度にありますけど、専門的な話しですけど、赤いかというのは何なんだろうなと思って。時々、赤いかが捕れるのかなと思ったりするんですけど、赤いかというのは何なんでしょう。
(体育保健課長)
 基本的に、県内で水揚げされたものは県内産ということです。
(委員)
 赤いかというのは何のいかなんだろうなと思っているんです。全国的に、赤いかというのは鳥取と種類が違っていて日本海では捕れないんです。だから、その名前の通りであるなら全く日本海で捕れないいわゆる赤いかを鳥取県で加工して食べさせるのであれば、それも地産地消という位置付けなのかもしれませんけど、子ども達は鳥取県で育った魚を食べてないということですね。
(体育保健課長) 
 詳しい辺りは分からないんですけど、赤いかについては、漁連から、こういうものがあるので給食用に採択してくれないかというような話しがあったと思います。
(委員)
 日本海で捕れる魚なら良いんですよ。それは鳥取県に回遊して、それを食べたということで自分で地元の魚を食べたと位置付けたらいいんですけれども、どう考えてもこれは捕れそうもないということがあった場合は、それは子どもたちに誤解があるのでここをどうするか。
(委員)
 大きいイカですか。
(委員)
 それは見たことがないです。たぶん紅イカというんでしょう。紅イカであれば赤という字が違うんですよ。くれないと書きますので。おそらく漁連の間違いです。それともう1つ、この地産地消は、大体目指すところは何%ぐらいになるんでしょうか。実際100%というのは難しいと思うんですね。54%、37%が52%に上がったというので随分上がったという考え方をすると思うんですけど、まだまだ更に上を目指したいわけですよね。例えば、県別とか市町村別でも、随分高いところは70%近くて立派だと思うんですけれども、そういうように一つでも多い市や町にこのくらいの率まで行ってほしいということですかね。80%なんてすごいと思うのでよっぽど意識しないとできないでしょう。
(体育保健課長)
 目指すところは、そこに書いてありますが平成23年度に60%を目指すということです。
(委員)
 言いたいのは、例えば高いところはマニュアルとして成功例があると思うんです。そこのやり方を低いところに示せば、きっと地産地消でネックになるのは、課題にもあるように値段の面とか提供面とか色々あると思うので、もう少し県内で情報交換をすれば、解消度は確率高いんじゃないかなと思うので是非、ご検討願いたいと思います。
(体育保健課長)
 ありがとうございます。今、おっしゃっていただきましたように、使用率の高い市町村に情報提供していただいて、もっと上がるように頑張っていただいているところなんですが、やはり一番のネックは大量消費の市部です。全体が37%から54%まで上がってきたのは、やはり町村、特に生産者団体から提供いただけるようになった部分で上がってきたので、今度は大量消費の部分にメスを入れているところで、町村がいくらがんばっても出来ない部分を農林水産部やJAと連携してやっていこうと考えてきているところです。
(教育長)
 ご覧の通りで、市部がやはり低いんですよね。市部は、一斉に同じメニューで作りますので大量に食材がいるんです。大量にいるものが県内だけで賄えるかどうかということが1つはあるんです。ですから、調理の仕方を少し工夫して、凍菜確保をして、多く作っておいていつでも使えるようにするということも1つのやり方ですけれども、新鮮度がどうかというようなこともあります。それから、委員がおっしゃった価格の問題があって、ある程度学校給食費の水準もあるので、その辺も若干考えないといけないんですよね。ある程度まではいくんですけども、60%といってもなかなかいろんな条件や環境を整えていかないと難しいところがあるんじゃないかなと思います。
(委員)
 境港が一番低いのは恥ずかしいですね。境港の市場を子ども達に見学させて自覚を持たせようという企画をしているんですけれども、毎日でも魚を食べさせれば達成できるのになと思ったりですとか、多少地域性の中でそういうことを意識させてもいいじゃないかと思ったりするもので、魚を食べる比率が高くなれば、栄養的なことは分かりませんけど、地産地消にも繋げることができるんじゃないかなと思います。柔軟性を持って対応すれば、もう少し上がる可能性はあるんじゃないかなと思って、言わせていただきました。
(委員長)
 よろしいですか。用意された報告事項は以上ですが、4のその他、各委員から何かありますか。よろしいですか。事務局からお伝えすることがあるようですのでお願いします。

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5.その他


○新型インフルエンザの対応について(公開)

(教育総務課長)
 今、お手元にお配りしておりますのは、新型インフルエンザの対応の関係についてですが、先ほど一般報告で、本会議についての話がございました。そこの中で、今後の社会対応の方針ということで、大きく、学校関係、福祉施設関係等についての今後の対応の方針を決めて、オープンにしているところでございますので、参考までにご説明をさせていただきます。今、社会対応として、大きく地区を2つに分けております。1つが、大きく分けますと、マル1の「感染の初期、患者発生が少数であり、感染拡大防止に努めるべき地域」ということで、鳥取県は、今、県内発生もしておりませんし、これに当たるだろうということで大きく上げています。もう1つ、マル2の「急速な患者数の増加等が見られ・・・」とあります。これは、大阪府や兵庫県のようなある程度患者の発生数が増えているエリアということで、大きな区分で整理をしています。
 鳥取県の場合の学校における取扱いということで、大きく、高校等、小中学校・幼稚園と、児童生徒の活動範囲を考えて区分けをしております。高校等につきましては、そこのア・イ・ウが公立学校の関係の分ですけれども、そこにあるように、通学する生徒の当該校に感染者が発生した場合、とりあえずその学校のある圏域の学校は3日間の休校とするといったような扱いです。当初は、7日間程度ということがありましたけれども、とりあえず3日間休校して様子を見ながらとしたいと思います。それから、発生した当該校については7日間程度ということで、少しでも社会的な影響が少ないようにという方針です。それから、下の小中学校・幼稚園でありますけれども、アにあるように、基本的に、市町村単位の考え方の中で、2行目にありますように市町村の全部又は一部の区間内の学校は、とりあえず3日間、市町村に休校を要請するといった整理をしておりますので、ご承知いただきたいと思います。
 裏のページに、イベント関係や、集客施設関係といったこともあります。極力社会的な影響がないようにということと、今回の新型インフルがいつもの季節性インフルとほぼ同等程度であるというところで、大袈裟には考えず軽易な対応をしようということで考えているということであります。以上でございます。

(委員長)
 何かご質問等ありましたらお願いします。
(教育長)
 非常に心配していたんですけども、今のところ県内では発生していませんので安心しています。ちょうど昨日まで高校総体がありまして、もし休校になった時に、県内でどうするのかなと、県高体連も心配していたところです。
(委員長)
 以上ですか。では、教育委員会としては、これで終わります。ありがとうございました。

                                (閉会 10時50分)

  

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