防災・危機管理情報


開催場所

鳥取県庁第2庁舎教育委員室

出席委員

  • 委員長 山田 修平
  • 委員 今出 コズエ
  • 委員 上山 弘子
  • 委員 岩田 慎介
  • 委員 中島  諒人
  • 委員(教育長) 中永 廣樹 

開催日時

平成21年9月3日(木) 10時00分~11時30分

議事

(1)議案

【議案第1号】 非公開 
公立学校教職員の懲戒処分について

(2)報告事項

【報告事項ア】 公開 
適正な経理処理の確保に向けた点検結果(平成21年度結果)について
【報告事項イ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成21年度全国学力・学習状況調査の結果について
【報告事項ウ】 公開 ≪資料 PDF≫
市町村(学校組合)立学校教職員人事について
【報告事項エ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成20年度問題行動(暴力行為・いじめ)等の状況について
【報告事項オ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成22年度県立学校における教科用図書の採択について
【報告事項カ】 公開 ≪資料 PDF≫
企画展「挑戦!頭脳パズルボックス」及び美術企画展示「山を描いた画家伊谷賢蔵」の開催について 
【報告事項キ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成21年度全国高等学校総合体育大会について
【報告事項ク】 公開 ≪資料 PDF≫
平成21年度全国中学校体育大会について
【報告事項ケ】 公開 ≪資料 PDF≫
第64回国民体育大会(本大会)の概要及び鳥取県選手団の結団式(激励会)の実施について
【報告事項コ】 公開 ≪資料 PDF≫
「県民の運動・スポーツに関する意識・実態調査」の実施について
【報告事項サ】 非公開 
平成21年度視聴覚教育・情報教育功労者文部科学大臣表彰及び平成21年度視聴覚教育功労者(各地功労者)表彰について
【報告事項シ】 非公開 
公立学校教職員の不祥事について

(3)協議事項

【協議事項1】 非公開 
平成21年度鳥取県教育委員会表彰について

※非公開の議案等につきましては、会議録は公開されません。

議事録

1.開会

(委員長)
  平成21年9月の定例教育委員会を始めます。よろしくお願いします。それでは教育総務課長から日程説明をお願いします。

2.日程説明

(教育総務課長)
 それではお手元の日程表をご覧いただきたいと思います。まず教育長から一般報告がございまして、続きまして議案が1件、議案第1号公立学校教職員の懲戒処分について、それから報告事項がア、適正な経理処理の確保に向けた点検結果(平成21年度結果)について、他11件、それから協議事項が1件、平成21年度鳥取県教育委員会表彰についてであります。以上でございます。

(委員長)
 それでは教育長から一般報告をお願いします。

3.一般報告

(教育長)
 それでは一般報告を申し上げます。

 8月20日と21日に中国5県の町村の教育長研修会がありました。これは54の中国地方の町村の教育長が集まられて研修されるというものです。教育改革と教育行政というテーマでいろんな研究発表や協議がなされました。山田委員長が講演をなさいました。
それから8月20日、同じ日ですけれども、国体の中国ブロック大会が種目によってはあるんですけれども、出場する生徒達の激励に行きました。鳥取中央育英高等学校の男子ソフトボールとそれから倉吉北高等学校の女子バスケットボールに行きました。みんな非常に元気で礼儀正しくて感心しました。やはりスポーツをやっている人は礼儀正しいと改めて思いました。

 それから8月21日、公立学校の教員採用の一次試験の結果を発表しました。本人に合否の通知をしました。

 それから8月22日と23日、これはさきほど言いました国体の中国ブロック大会が島根県でありましたのでフェンシングやテニスの応援に行きました。しかし、なかなかブロック突破が難しい状況がありました。特に再来年、山口県で国体がありますので、山口県はかなり強化していまして、そこに残念ながら負けるというのがいくつかありました。

 それから8月24日です。琴浦町立学校給食センターの竣工式がありましたので、その竣工式で挨拶をしました。5億円程かけられて最新鋭の設備を整えて、食中毒やアレルギー症状の子ども達に対応したセンターです。

 それから8月24日、同じ日ですが、鳥取東高等学校が河北省の河北師範大学附属中学と交流していますので、そこの先生方が4名おいでになりました。お話を色々しましたけれども、鳥取東高13年目の交流だということで、毎年生徒に交互にホームステイしてもらいながら交流していらっしゃいます。今年から生徒同士のシンポジウムをやったりして、かなり中身の濃い交流をしていらっしゃいます。

 それから8月26日です。鳥取県の障害がある方の就職支援をする推進協議会という全庁的な会が、労働局も入って開催されました。特別支援学校の卒業者の就職の問題も非常に大きな問題ですので、社会的自立ができるように就職を進めていこうということでいろんな議論をしました。

 それから後でまた報告がありますけど、8月28日に、来年春卒業します高校生の就職の対策を話し合う会がありました。今のところ7月の段階で去年に比べて40パーセントぐらい求人が落ちています。非常に厳しく超氷河期のような感じですので、これも後で報告がありますけれども、取組みをかなり進めていきたいという話をしました。
 
 それから8月31日です。新潟国体で、水泳競技だけは本大会より前にあるんですけれども、出場する選手の 皆さん方の激励会がありましたので県代表として激励をいたしました。
 
 それから8月31日に米子南高等学校のアーチェリー部が高校総体で全国優勝した報告に来られました。みなさん非常にしっかりしていて、こちらをきちんと見られて礼儀正しくて、やはりスポーツをされる方の特徴だなと改めて感じました。

  それから9月1日、大阪と兵庫の高等特別支援学校を2校視察してきました。また説明させていただこうと思います。

  それから最後に昨日、鳥取県PTA協議会と鳥取県高等学校PTA連合会との意見交換会がありました。上山委員もご出席でした。高校再編とか中高一貫とか、家庭と学校との連携の仕方とかいろんな意見交換がありました。以上です。

(委員長)
 それでは議題に入りたいと思いますが、本日の署名委員は岩田委員と中島委員にお願いします。では、議案第1号ですが、これについては人事に関する案件ですので非公開としたいと思いますがよろしいでしょうか。ではそのようにさせていただきます。議案第1号説明お願いします。
    

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4.議事

○議案第1号 公立学校教職員の懲戒処分について(非公開)


○報告事項ア 適正な経理処理の確保に向けた点検結果(平成21年度結果)について(公開)

(教育総務課参事)
 報告事項ア、適正な経理処理の確保に向けた点検結果(平成21年度結果)についてご報告させていただきます。
 1ページをご覧いただきたいと思います。この調査は昨年度から全部局にわたりまして一斉に点検調査をさせていただいている適正経理に関する調査でございます。今年度版の調査結果が取りまとまりましたのでご報告させていただきます。点検期間は4月から約4ヶ月間にわたりまして行いました。点検対象は昨年と同様に事務部局21機関、県立学校31校の全機関でございます。点検対象につきましても昨年と同様に処理に困っている通帳や郵券類が存在するかどうかを点検させていただき、また県費外会計、これは県立学校等多数ございますけれども、その現状について不適正処理がなかったかどうか点検させていただいております。
3番の点検結果でございますけれども、処理に困っている通帳等、いわゆる裏金である資金造成的なものについては昨年同様に、今回もその存在は認められておりません。
 2ページをご覧いただきたいと思います。県費外会計の点検結果でございます。まず事務部局関係です。(ア)と(イ)に分けておりますけれども(ア)が公益法人を所管している所属でございます。福利室でいいますと互助会関係、人権教育課でいいますと育英会関係、文化財課の関係でいいますと池田家墓所の保存会といった公益法人に関する法律に基づいて処理されているものです。これにつきましては法律に基づききちんと適正経理されていることが確認できております。(イ)でございます。その他の各所属で所管しております任意団体、協議会に関する県費外会計でございます。これらにつきましても適正に処理されていますけれども、1点、高等学校課所管のものにつきましては、本来収入に繰り入れられるべき決算処理の関係が一部できていなかったということもございまして、決算処理上のミスではございましたけれども、今後の適正な事務処理を徹底するというところから要改善として挙げさせていただいております。下の参考を見ていただきたいと思います。会計数につきましては昨年45会計だったのが37会計と8会計減少しております。これは事業の完了等によりまして、廃止すべきものはきちんと廃止させていただいたというものでございます。要改善の会計数につきましては、昨年2会計だったものが今回1会計という形で、その数を減らしているところでございます。
 3ページをご覧いただきたいと思います。県立学校関係の県費外会計の現状でございます。全部で1700余の県費外会計がございます。このうち昨年、要改善になったものにつきましては適正に指導ができているところですけれども、1校、倉吉西高の関係が4会計、これは領収書等の保存状態がまだ徹底できていなかったということが確認できましたので、これについては引き続き要改善として徹底していくということで挙げさせていただいております。
 下の参考を見ていただきますと、昨年度との相違を挙げております。会計数につきましては約140会計減になっております。昨年、この県費外会計は全会計を精査させていただいておりまして、その関係で各学校において廃止すべきもの、統合すべきものという作業を行っていただいております。その関係で140会計、統合・廃止という形になっております。要改善の会計数につきましても98会計が改善に向けて処理されてきております。
 4ページの今後の対応方針でございますけれども、要改善とされた会計につきましては引き続き出納簿等の整理をきちんと進めていただくとともに、関係職員の啓発を図っていくことを徹底させていただきたいと思っております。
 それからマル3その他でございますけれども、今回徹底経理の対象とは当初しておりませんでしたけれども、この期間中に県庁本庁舎の耐震化工事に伴いまして、教育委員会が管理しております本庁舎地階にございます文書倉庫の引っ越し作業が行われました。この時に倉庫内に保管されておりました手提げ金庫、これは教育総務課が管理している昭和29年度の備品でございましたけれども、その中に半世紀前の通帳、株券等が見つかりましたのでその報告をさせていただいております。なおこの金庫は半世紀前の物でございまして、いつ倉庫に置いたかというところまでの確認はとれておりません。点検させていただいた結果、通帳は2冊で昭和30年代後半から40年代当初までの数年間での取引期間でございました。口座名義は当時の庶務担当者で残高が数千円記載されているものでございます。1冊につきましては当該する銀行に確認をとりましたら既に口座は無効になっておりましたので廃棄処分として処理させていただきたいと思っております。もう1冊の方につきましては金融機関に問い合わせたところ、まだ解約、払い戻しは可能だということでしたので、現在残高の4003円を解約し、県に収納させていただきたいと思っております。株券につきましては4枚、金庫の中から見つかりました。いずれも個人名義でございまして100株券が2枚、その他2枚という形で合計4枚でございます。なお株券につきましては既に株券の電子化が行われておりまして、見つかりました株券自体については既に無効となっているものでございます。処理結果につきましては、この株券の名義から見まして昭和20年代から30年代前半に教育委員会の事務局に在職されておりました職員の株券ということが分かりました。この職員は20年前に退職されている方でございます。この方から聴き取りをさせていただいた結果、当時、この方は教育委員会で庶務を担当されている方でございました。この手提げ金庫についても記憶されており、自分が管理していたということを記憶されておりました。その中で一時的に金庫内に自分の株券を保管していたのではないか、ただその経緯なりというのは半世紀前ということもありましてなかなかはっきりしていなかったんですけれども、多分忘れていたものと推測されます。このように保管の経緯は、詳細はなかなか記憶がはっきりしていなかったこともありまして定かではありませんが、名義なりこの株券の所有している証券会社等に株式名簿等の確認をさせていただき、確かに本人の所有物であるということが判明しましたため、当該元職員の方にこの株券4枚はお返しさせていただいたところでございます。
 5ページでございますけれども、今後の対応として、この適正経理に関する調査は知事部局も含め全庁的に一斉に毎年点検をしているというところでございますので、引き続き教育委員会でも毎年点検していく、その中で県費外会計については適正経理に向けた取組みなり、県でこういった会計を取り扱う必要性の検討を行っていきたいと思っておりますし、そのための職員への啓発につきましては研修等を通じて引き続き徹底していきたいと考えているところでございます。
 なお以下、それぞれ所属別、学校別の県費外会計の所要につきましては昨年と同様に一覧を添付させていただいているところでございます。以上でございます。

(委員長)
 何かご質問やご意見はありますか。
(委員)
 点検方法は、自分たちで見るということなのですか。
(教育総務課参事)
 まずは所属内できちっと精査していただき、その中で昨年不適正だったもの、それから所属内での点検の結果、不備があると思われているものについては、私どものほうで直接現場に行って確認させていただき調査するという2重の段取りをとらせていただいています。
(委員)
 そうすると、第1次的には第3者が見るわけではないということですね。
(教育総務課参事)
 全部が全部そうではないですけれども、まずは自分たちできちんと確認を取っていただくという形です。
(委員)
 厳密なこというと外部に見ていただかないと問題が起きるんじゃないですか。まあ、いちいちこれを全部第三者機関に見てもらうこともできないかもしれないですけれども。
(委員長)
 自己点検ですよね。これは知事部局も同じようなやり方をしているんですか。
(教育総務課参事)
 はい。知事部局も所属内できちっと点検をしていただき、所属長から責任をもって確認した結果をご報告いただくという進め方をしております。
(委員長)
 これ以外に外部点検はあるんですか。
(教育総務課参事)
 県費外会計につきましては、いろんな会計があるんですけれども、特に大きいのがPTA関係がございまして、それについては監査の委員を配置していただいて県費外会計として時間をかけてきちんと監査していただいています。そういう意味での監査はやっていただいています。
(委員)
 もう一度、高等学校課の要改善の処理について説明願います。
(教委育総務課参事)
 高等学校課の内容については、収入支出を点検させていただいた結果、収入に繰り入れるものを担当者が見落としていたということもあって、雑入として収入繰り入れをやらなかったのが今回の点検で分かりましたので、決算処理上のミスということもあるのですけれども、今後は事務処理を徹底していきたいということから、要改善として計上させていただいたものでございます。
(委員)
 内容的にはそういう損金処理的なものとかの経理ミスが多いんですか。
(教育総務課参事)
 まずは担当者なりその上司なりがチェックしていますので、まずそういうことはほとんど起こらないんですけれども、これはたまたま通帳を別管理していたことで、上司もそのあたりを見落としていたことがありますので、組織内での管理体制を指摘させていただいたところでございます。
(委員)
 ものすごく基本的なことなんですけれども、県費外会計というのはどういうことなのですか。別表で出ているものが全部、県費外会計ということなのですか。
(教育総務課参事)
 別表で出させていただいておりますのが、これは全県費外会計でありまして、県の予算に計上されていないPTAですとか同窓会会計、それからクラス会計です。
(教育総務課長)
 ただ、県職員が管理しているからには徹底して中身を洗い出すということで、昨年度から全庁的に調査しています。もともとこの調査も鳥取盲学校での経緯が端を発しているというものです。
(委員)
 それと県が取り扱う合理的な理由があるかどうか、必要性があるかどうかということが検討すべきだということになっているのですけれども、もしここで県が取り扱わないということになるとどうなるんでしょう。
(教育総務課参事)
 基本的にはそれの受け皿となる団体のほうで、団体なり協議会で扱うんですけれども、なかなか人が配置できないとか難しい点がございます。そういう点では学校なり、所属でやらざるを得ない。まあこの中でもバランスなり実態を考えていただくとしております。
(教育長)
 この県費外会計はものすごい数になります。額も積み上げていくとかなりになります。学校は様々な会計が動いているってことなんですけれども、不適切な処理がないように教育委員会でよく見ています。
(委員長)
 よろしいですか。では次、報告事項イ、お願いします。

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○報告事項イ 平成21年度全国学力・学習状況調査の結果について(公開)

(小中学校課長)
 報告事項イ、平成21年度全国学力・学習状況調査の結果についてご報告いたします。8月27日に報告されまして学習調査につきまして、本県の概要をご報告いたします。1ページをお開きください。
2番目の教科の概要というところから以下、ご説明します。そこに一覧表を載せておりますけれども、平成21年度の結果につきましては国語A、B、それから算数A、B、これは小学校ですけれど、これにつきましては全て全国平均を上回っている結果でございました。簡単にそれぞれの特徴を申しますと、まず国語のAにつきましては全国に比べて1ポイント、昨年度は2.6ポイント上回っております。特徴的な問題の正答率の高いもの、低いものでご説明いたしますと、はがきの表書きに必要な事柄を選択する、はがきの表をどのように書くかというようなことを問う問題は、全国比+6.2ポイント。それからマイナスで目立つのがローマ字で「たべもの」を表記するものが全国比-4ポイントでした。
それから国語のBにつきましては、全国に比べて+2ポイント、昨年度が+1.2ポイントでした。説明文の冒頭を読んで書き方がどんな工夫がしてあるかというものを選択するという問題が全国に比べて+3.3ポイントということがございました。それから国語関係の質問紙ですけれども、全国平均より高いものとしまして、「読書が好きだ」が+3.2ポイント、「国語の授業の内容がよく分かる」が+2.7ポイントであります。逆に低いものとしましては「国語の授業で意見などを発表するときに相手にうまく伝わるように話を組み立てて話していく」が-2.1ポイントでありました。
 続きまして算数であります。算数のAは全国に比べて+の2.8、昨年度は+の1.1ポイントでありました。特徴的な問題としましては整数の中から偶数を全て選ぶ問題が全国に比べて+13ポイント、それから問題を読んで提示してある資料の中から問題どおり資料を答える問題が全国に比べて-4.7ポイントでありました。
算数のBにつきましては全国に比べて+1.1ポイント、昨年度は+0.6ポイントでありました。ちょっとわかりにくいかもしれませんが、全体の中に占める特定のものの重さの割合を大小関係を捉えて判断のわけを書くというものが-6ポイントでありました。また算数関係の質問紙の問題では、「最後まで考えを聞こうというふうに努力した」というのが+3.4ポイント。それから算数の授業で「普段、問題の解き方や考え方をノートに書いている」が+2.3ポイントでありました。逆に低いものは「算数の学習したことを普段の生活の中で活用できないか考えている」が-2.6ポイントでありました。
 続きまして中学校ですけれども、これも国語、数学いずれも全国に比べて正答率が高い結果でありました。国語のAにつきましては全国に比べて+2.3ポイント、昨年度は+1.9ポイントでありました。主語を変えたときに熟語の部分をどう直していくかという問題が全国比が+7.5ポイントでありました。それから短歌を言葉のつながりや意味の上から切れ目をどこに付けるべきか問う問題について全国比は-3.1ポイントでありました。国語のBにつきましては全国に比べて+1.9ポイント、昨年度は+0.2ポイントでございました。子ども図書館案内図の工夫を生かして、学校図書館の案内図の郷土資料コーナーの見出しを書くという問題について全国比が+7.1ポイントでありました。質問紙関係では「読書が好きだ」というのが+5.1ポイント、それから「国語で学習したことが将来役立つと思う」が+2.7ポイントでありました。全国より低いものとしましては、「国語の授業で文章を読むときに、段落や話のまとまりごとに内容を理解しながら読んでいる」というのが-1.4ポイントということでございました。
 数学につきましてはまず数学のAは、全国に比べて+1.3ポイント、昨年度と同様のポイントでありました。特徴的なものとしましては、サイコロを2つ投げたときに和が7になる確率を求めるというのが全国に比べて+6.9ポイント、それから2x+y=6の解を座標とする点の集合がどのようになるかを選ぶという問題が、全国比-1.7ポイントでありました。数学Bにつきましては+1.5ポイント、昨年度は+1.7ポイントでありました。白熱灯、それから蛍光灯の総費用について、2つの総費用が等しくなるおよその時間を求める方法を説明するというものが全国比+4.6ポイントでありました。質問紙関係では、これも小学校と非常に似た傾向でありますが、「数学の授業で学習したことを普段、生活の中で活用できないか考える」が-4.9ポイント。それから「数学の授業の内容がよく分かる」が-3.9ポイントでありました。
 それから質問紙調査の中で特徴的なものを挙げますと、そこに書いております学校の授業時間以外に普段、ウィークデーにどれくらいの時間勉強しますかというもので2時間以上という回答を見ますと、全国比で小学校-7.3ポイント、中学校-7.2ポイント。多少昨年と比較で見ますと改善はなされているようなところはありますけれども、全国比ではまだ少ないということです。土日についてもやはり同様に全国に比べて少ないという状況でございました。
 次のページを見ていただきまして、家で学校の授業の予習・復習をしているかどうかは、まだ全国に比べると低いということがありました。ただ昨年度に比べると今年の結果は随分いい部分もございます。また少し下のほうを見ていただいて、太字にしていると思いますけれども、携帯電話で通話やメールをしていますかというところで、全国に比べますと小学校が-12ポイント、中学校が-24.7ポイントということでございます。
今後の予定等そこに書いておりますけれども、昨年と同様、地区別、それから市部・郡部別、それから学級規模別の結果を分析し直しまして、10月中旬以降になると思いますけれども公表する予定としております。また昨年度、議会のほうでも話題になりましたけれども、京都府の教育委員会と連携をしまして京都府の教育センターが作成をしておられた分析ツールを、こちらからも指導主事を派遣しまして、本県用に変えたものを各市町村教育委員会にも説明をしまして、そのツールを配布したところであります。このツールに変えますと、各学校内で結果を元に各児童生徒の1人1人の個表について、1番は正解、2番は誤答、その誤答理由の分析が出てくるというもので、各担任が子ども達へ結果を返したり説明したい時に非常に便利になるというものです。その他にも学級内、学校内の傾向なども分析することができるといったものをご活用いただいて結果を活かしていただきたいと考えているところでございます。
 あと全国との比較で、質問紙調査の一覧表を付けておりますのでまた参考に見ていただければと思います。色を付けておりますけれども、ブルーのものが全国に比べてプラスの差が大きいもの、黄色のものが全国に比べてマイナスの差が大きいものですが、必ずしもプラスだからいいという質問項目ではありませんので、そのあたりは注意してご覧いただければと思います。以上でございます。

(委員長)
 では、ご質問、ご意見はよろしいですか。
(委員)
 始まって3年間が経って、今、分析してありますけれども、この中で、全国でどうかということも大事な部分があるし、全国をおいても、県内で3年間のうちにどう変わったかということが非常に大事なことだと思うのです。この3年間に、例えば本県の国語が、小学校でいうと下がっていますよね。そうそう数字は動くものではないんですが、例えばこちらの質問紙の中を見てみると、非常にヒントになることがあるんですよね。3年間で伸びてきたものを評価していきながら本県の取組みはこういうところで努力しているとか、これは家庭にお願いすること、学校が頑張ること、地域が頑張ることということが見えてくるような気がします。学力の面におきましてもそういうことが見えるような気がします。質問紙は、子どもは違うので一息に比べるわけにはいきませんけれども、それぞれどういうふうに学力・学習状況調査を捉えて各校がやってきているかというのが見えると思うのです。これから教育委員会として先生方にいかに結果を大事に使うかということを指導していかないといけないと思います。先ほどおっしゃっていた分析の仕方の京都府の分析ツールを使って、より早く結果が分かるようになるとおっしゃっていましたけれども、それぞれ学校や地域で考えても非常に時間がかかるので、本当に現場は助かります。実際にそのものを私は見たことはないのですが、そういうものがあるという話を聞いましたけれども、予算もなかなか無いし導入してもらうといいなという話を聞いていましたので、導入されることを非常にいいこととして使ってもらいたいと思います。それで、この分析はこれ以上誰がするのか。これ以上というのは各校に任せてしまうのかどうかということです。広い目で見たときに大事にしていかないといけない部分や全県で頑張らないといけない部分、このポイントをすれば家庭もより協力してくれる部分、家庭が協力しないとできない部分というのがこの質問紙調査から見えるんですよね。この質問紙調査の結果からこれが基礎基本になって子どもの力が伸びるということが明確になっていますので、例えば県でいくと「いきいきキャンペーン」をしていますから、その項目に合ったものを調べただけでも見える、やっぱりいきいきキャンペーンの成果があるなという見方もできると思うのです。それから青森とか山形は結果が高いですが、3年連続高いということはやっぱり何かがあるのだと思いますので、真似のできることなのかということを調べていくということが大事だなと思います。
 経済的な面で、例えば「学習塾で勉強していますか」というのがありますけれども、今、本当に経済の面でも2極化ですから、都会の子どもはたくさん行っていると思うのですよ。そこでも-10.4ポイントという全国との比較が出ていますけれども、これをどう見るかということで、別に学習塾に行かなくてもみんな勉強できるのだというようなことでやっていけるし、家に帰ってからの勉強の時間などが鳥取県の子どもは少ないというのは見えてきています。それをどのように分析するのか、これから先もこの部分で終わってしまうのか、もうちょっと突っ込んだ分析をして市町村に返していきながら発信をしていくと、この3年間の資料が非常に有効に使えると思います。それから読書について、非常に鳥取県はいい方向に出ていますので、これまで本当にたくさんの努力を鳥取県の中で成された結果なので、これは大事にしていきたいと。読書を大事にして大人も率先して読むような鳥取県にしましょうというようなものもこの分析の中から私は出てくるように思いました。
(委員)
 この結果を見てということではないんですが、今年度から家庭・地域教育課がなされる委託事業を受けていまして、昨日も推進会議があったのですが、この質問紙の項目を全部ではないんですけど、生活習慣に限ったものを抜き出して分かりやすく言葉を替えた上で、小学校の4年生、5年生、6年生全員に調査してみようという話をしています。4年生でとれば6年生まで3年間は時系列でデータが得られます。それからアンケートしたものを保護者に返して、それについて各家庭でどういうことができるだろうかを話合っていただいた上で実践していただいて、その後こういう状態だというような結果を取りたいなということを話し合っています。だれが分析するかというのがありましたけれども、どんどんやりましょうということを学校側も協力的に言ってくださっていまして、そこでなんとか普段、学校に目を向けていない保護者も巻き込めたらなということで取組みを開始した状況ですので、また他にも委託を引き受けておられるところもありますので、そういうところと話をしながら、どんどん深めていけたらなと思っています。今の状況です。
(委員長)
 先ほどありましたように3年間の積み上げ、あるいはこの膨大な資料がありますのでいかに活用していくかですね。     
(小中学校課長)
  ツールを配布したんですけれども、そのツールを使って各市町村、あるいは各学校単位でもそれをどう分析するのか、あるいはそれをどう見るのかというようなことについて、指導主事を要請に基づいてどんどん派遣しまして、学校あるいは市町村単位でも、本当に目の前の子どもたちに対してどうするのかというそれぞれの取組みを促すような支援を行っていきたいと考えております。
(委員長)
 先ほど黄色いところは全国平均よりプラスの数値だという話があったんですけど、例えばメールの使用は鳥取県では少ないですよね。それを肯定に入るかどうかは別問題ですね。
(小中学校課長)
 そうですね。所持率の問題がありますし。
(委員長)
 だから肯定と否定という分け方はちょっと問題がありますね。とりあえず今日お聞きして、今後これを是非活用していただくということで今日はまとめておきましょう。では次、報告事項ウをお願いします。

 

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○報告事項ウ 市町村(学校組合)立学校教職員人事について(公開)

(小中学校課長)
 報告事項ウ、市町村立学校教職員の人事についてご報告いたします。これも前回報告いたしました琴浦町立学校給食センターの新設に伴いまして、2名の学校栄養主任の配置換を行ったものでございます。旧東伯学校給食センターの前田雅子栄養主任、それから赤碕学校給食センターの渡部妙子学校栄養主任をそれぞれ新しくなりました琴浦町立学校給食センターに配置換するものでございます。以上でございます。

(委員長) よろしいですか。では次、報告事項エをお願いします。

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○報告事項エ 平成20年度問題行動(暴力行為・いじめ)等の状況について(公開)

(小中学校課長)
 報告事項エ、平成20年度問題行動(暴力行為・いじめ)等の状況についてでございます。1ページ、2ページをご覧ください。
 まず、暴力行為につきましてはここにグラフを載せておりますが、小学校の暴力行為は減少しておりまして、中学校と高等学校で増加をしております。小学校の暴力行為につきましては書いておりますように、これはわずかな数ですので増加、減少というほどの大きなものではございません。それから中学校の暴力行為につきましては、対人暴力は前年度と変わらず、対教師暴力、それから生徒間暴力、器物破損で増加をしております。3ページにはこのグラフの基になりますデータの数字を示しておりますが、またこれは詳しくご覧をいただければと思いますが、この表を見ながらご説明いたしますと、平成19年度、20年度と比較をしますと、中学校は65件から90件に増えております。高等学校が50件から59件に増えております。高等学校の暴力行為につきましては対教師暴力、対人暴力が減少して、生徒間暴力、それから器物破損が増加している。いじめにつきましては、まず件数でいいますと平成19年度、中学校は35件が38件に、それから高等学校は26件が5件に減少ということであります。それから小学校もかなり減少しておりますが、まず小学校におけるいじめの様相は冷やかしからかいが最も多いですけれども、昨年に比べて減少しています。中学校におけるいじめも冷やかしからかいがも最も多く、昨年に比べてやや増えました。それから高等学校におけるいじめ、これはパソコンや携帯での誹謗中傷が多いのですが、昨年に比べたら減少しています。
 問題行動等の防止についての取組みにつきましては、2ページに挙げておりますが、発達障害の理解、それから特別支援教育の視点を持った対応ということでやっております。最近、ちょっとした生徒間暴力等につきましては、あるいは対教員暴力につきましても発達障害との関わりということも、多々あります。それから教育相談等の充実ということで子ども達の心に寄り添った指導が必要であるということで、スクールカウンセラーとか教育相談員などによる支援を充実しております。それから先ほど高等学校の説明にも出ておりましたけれども、情報モラルの指導を通したケータイ・インターネットによるいじめの防止、抑止ということも進めているところでありますけれども、今後もこういうことが課題になろうかと思います。
 それから家庭・地域・関係機関との連携ということで、心とからだいきいきキャンペーン、これもやはり今後も継続して推進をしていくということ。それから高校生のマナーアップさわやか運動、これも効果を挙げているところでありますので引き続き実施をしていくということであります。
3ページの表をご覧いただきまして、いちばん下の(3)のいじめの解消状況というところですけど、先ほど出てきましたいじめの件数に対しましていじめが解消しているのが小・中・高・特別支援学校合わせまして47件、一定の解消が図られたけれども、なお継続支援中であるというのが15件、現在解消に向けて取組み中というものが1件でございます。以上でございます。
 それから合わせまして、追加で、前回、全国の小中学校の不登校の生徒の状況についてご報告いたしましたけれども、その時に委員から小中一貫校の不登校のデータはあるのかというお尋ねがございました。データの収集は行っておりませんが、小中一貫校を既に設置している都道府県に協力いただいてデータの収集と可能な分析について今後やっていきたいと考えております。以上でございます。

(委員長)
 ご質問、ご意見ありましたらお願いします。ちょっと中学校の数が多くなっているのが気になりますね。
(小中学校課長)
 暴力行為についてですか。少し気になる所であります。
(委員長)
 これはまだ原因分析というのはしていませんか。
(小中学校課長)
 まだできておりません。
(委員長)
 これからですね。
(委員)
 このいじめの暴力関係の数字は一定じゃないですよね。毎年違うじゃないですか。社会的な背景とか5年位のスパンで考えた場合、なにか要因はあるんですかね。あるいは小学校と中学校との関わりでこうなるとか。
(小中学校課長)
 一概にはこれといった特定できる原因は分からないんですけれども、波は確かにありまして、今までの経験則でいいますと、どこか暴力等で荒れる学校が出ますとその友人関係等を含めて、それが周りに広がって数がどんと増えるという傾向があります。ですから芽の小さいうちにそれぞれの学校で取組んでいくことが肝要かなと思っております。特に中学校になりますと友人関係が広くなって参りますので、校区を超えて幅の広い付き合いが増えて参ります。
(委員)
 学校は定かではないんですけど、よくこの学年やこの学校は悪いみたいよとか、そういう話しを聞きますよね。やはりそういうものが波及して学校を飛び越えて、全体として数字が悪くなるということが往往にしてあるという。ではなかなか推測は難しい面もあるんですね。
(高等学校課長)
 対人暴力は、生徒が、通りかかった他校の生徒や通行人に対して暴力振るうとかはないんですけれども、学校の中で、特に入学後の男子がお互い色んな中学校から来ていますから、あいつはどんな奴だろうかと分かるまでにいろんな緊張感があって、それが落ち着いて静かになる学校とそういうのが残る学校があって、イライラ感もあるんでしょうですけども、相手がよく見えないということからきていることがあるので、そこがうまく人間関係ができてくると落ち着いた学年になるという傾向があります。
(小中学校課長)
 補足させていただきますが、いじめのグラフや3ページの表を見ていただくと、平成18年がどんと増えておりますが、これは17年度まで発生件数のカウント、それから18年度以降は認知件数のカウントということでそういう違いがございますのでご注意いただければと思います。
(委員)
 なかなか撲滅は難しいものですよね。せっかくデータが何年かあるので、いくらかでもこのデータを役に立てて対策いただければというのがありますし、また、質ですよね。教師に対する暴力は本当は許すことはできないことですから、なるべく質的にも向上を図るという感じで僕も努力願いたいという気がします。
(委員)
 対教師暴力で子どもの数もそう変わっていませんし平成19年度と20年度はデータとして比較できますよね。5件から13件というのがありますけど、この13件という数は同じ子どもがする暴力も数に入ってくると考えられますね。1人の子どもが3回行為を行ったら3件というふうに。
(小中学校課長)
 件数ですね。
(委員長)
 中学校と高校の学年別の数字も本当はありますよね。どの学年が多いとか少ないとか。
(小中学校課長)
 細かなデータまで今は持っていません。
(委員長)
 多分ひとつの特徴があると思います。
(高等学校課長)
 高校は1年生が少しだけ多いと思います。
(委員長)
 高校はその可能性ありますね。
(高等学校課長)
 高校の場合は指導を受けて腹を立てて体当たりをしたり、メガネを投げたり、あるいは生徒同士の喧嘩に仲裁に入ってつかみかかってくるというようなことがあります。
(委員長)
  一般論からいうと、中学校2年生が多いですよね。
(教育長)
 ただ、暴力行為で対教師暴力は認知ができますよね。生徒同士の暴力なんて、とてもじゃないけど正確な数字は分かりません。イジメになると今はケータイのメールでやりますからものすごい数のものが出てくると思いますね。   
(委員長)
 はい、報告事項オにいきます。
 

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○報告事項オ 平成22年度県立学校における教科用図書の採択について(公開)

(高等学校課長)
 平成22年度県立学校における教科用図書の採択についてでございます。右の資料ですけれど、5月の定例教育委員会で教科書の選定方針及び採択についてご報告させていただきました。県立高等学校、特別支援学校の高等部も含めまして、各校は選定した教科書の採択希望に基づき県教育委員会が採択を行うということになっておりまして、選定にあたってはこの2番の(1)から(7)の観点で選定してくださいとお願いしております。もう1ページめくってください。資料2としまして、5月の教育委員会でご報告しましたけれども、流れとしましては各学校長による選定、そして採択希望の提出というのがあります。それを受けまして、この教育長に対する事務の委任等に関する規則第2条によりまして、教育長が決裁して採択を決定します。その決裁を受けまして、各学校に採択通知をするということで、8月27日に通知をしまして本日、委員会に報告するということでございます。
元にお戻りください。採択の状況でございますが、左になりますが、採択の概要、(1)番、県立高等学校と県立特別支援学校の視覚障害、聴覚障害、病弱、肢体不自由の部分でありますが第1部と第2部に分かれています。第1部といいますのが現在の学習指導要領の中で準備されている教科書、第2部がそれ以前の学習指導要領による教科書というものでございますが、大半は第1部のものでございます。この平成22年度使用高等学校用教科書目録に登載されている920点の教科書のうち、本県では578点の採用した教科用図書を配布しています。第2部といいますのはどうしても下の2番のマル4番にしておりますけれども、農業の食品化学という日野高校で行っております授業の教科書がどうしても第1部にはございませんので第2部から採択するということでございます。
 (2)でありますけど、県立特別支援学校の小・中・高等部、高等部の中でも知的障害特別支援学校、その他の特別支援学校の重複障害学級は、マル1の検定教科書として293点のうち70点、中学校では134のうち33点が採択されております。マル2番は検定教科書ではなくて文部科学省が著作権を有する教科書ということで以下のような採択状況になっております。マル3番は学校教育法附則第9条に基づく教科書ということで、一般に絵本が中心になりますけれども、425点採択されております。今回の採択の特徴でありますけれども、一橋出版という会社が自己破産いたしまして、この会社は保健体育と福祉で大きなシェアを持っていました。従いましてこういう会社の教科書を採用しておりました保体では12校、福祉でも12校が全て大修館書店や実教出版に変更いたしました。下のマル4ですけれども、工業という教科が目録には101点登載されていますけれども、71点と非常に広く採択しております。またいちばん少ないのは工芸1・2で、これも目録登載1点しかありませんので、これしかありませんので各1点ということになります。それから採択学校数が最も多かったのは日本文教出版の高校美術1であります。これもこれしかないというので26校で採択しております。というような形で、別枠として県立高校と特別支援学校の高等部、どのような学校がどのような教科書を採択したかということは別表をご覧ください。以上でございます。

(委員長)
 では、次にいきます。報告事項カ、お願いします。      
 

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○報告事項カ 企画展「挑戦!頭脳パズルボックス」及び美術企画展示「山を描いた画家伊谷賢蔵」の開催について(公開)

(博物館長)
 企画展「挑戦!頭脳パズルボックス」及び美術企画展示「山を描いた画家伊谷賢蔵」の開催について報告いたします。
 まず、頭脳パズルボックスですけれども、今回のテーマは数学ということで  数学について子どもから大人まで楽しく学べるように、20種類ぐらいの体験型の展示模型を使って紹介していくものでございます。10月10日から11月8日まで開催予定です。関連事業部といたしましてピーター・フランクル氏を10月18日に招聘いたしまして講演会を開催するということも行います。あわせて体験コーナーで、鳥取大学と協働連携ということで、地域学部で「算数の宝箱」という体験コーナーをしていただいて、そこで子どもたちに展示なり、あるいは体験をしていただくものございます。
 それからもうひとつ、これは美術ですけれども、伊谷賢蔵、鳥取市川端の出身ですけれども、京都で活躍された画家で、博物館の収蔵品約40点を中心にいたしまして、伊谷さんが山を描いておられましたので、長年に亘って山をテーマに取り組む長い画家生活を紹介するものでございます。10月4日から11月10日までの予定でございます。チラシの写しも付けております。以上でございます。

(委員長)
 では、報告事項キお願いします。      
 

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○報告事項キ 平成21年度全国高等学校総合体育大会について(公開)

(体育保健課長)
 報告事項キは、平成21年度全国高等学校総合体育大会ついて報告をさせていただきます。本年7月28日から8月20日まで奈良県を中心といたしまして、近畿2府6県で開催されました。定通の大会は東京で毎年開催されております。本県の選手団は30競技、677名が参加しています。入賞者の一覧を載せております。今大会では定通の大会、実に11種目において個人が5種目、団体7種目の入賞者が出ました。個人種目においては昨年に比べては少なかったんですけれども、陸上競技男子ハンマー投げの倉吉北高等学校の柏村君が予想通りの優勝をしまして、団体競技では先程も教育長の説明にありましたけれども、アーチェリーが米子南高等学校の女子が優勝しました。県勢としては11年ぶりで、なお個人では松本さんが3位入賞です。また、サッカーでは県では初となる決勝進出で、米子北高等学校が結果は準優勝でしたけれども本当に素晴らしい戦いぶりで、大会6ゴールで得点王にもなりました。あと、この大会で上位入賞を期待された鳥取中央育英高等学校の水球部ですけれども、新型インフルエンザの影響と、それからくじ運に恵まれなかったということもあり今年度は残念ながら入賞はなりませんでした。以上でございます。

(委員長)
  続いて報告事項ク、お願いします。
 

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○報告事項ク 平成21年度全国中学校体育大会について(公開)

(体育保健課長)
 続きまして、今度は中学校でございます。8月17日から25日まで九州ブロック全域でありました。7競技に108名が参加しております。入賞一覧ですが、そこに挙げておりますソフトテニスが男女ともに活躍しました。あと新体操では鳥大附属中学校が6位に入りまして、同校は3年振りの入賞ということになります。この全国中学校の大会は来年度、中国ブロックの大会となりまして、本県では陸上、水泳が開催されるわけですが、陸上競技の入賞がなかったのは残念です。これからの活躍に期待したいと思っているところです。以上です。

(委員長)
 それでは報告事項ケ、お願いします。
 

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○報告事項ケ 第64回国民体育大会(本大会)の概要及び鳥取県選手団の結団式(激励会)の実施について(公開)

(スポーツ振興課長)
 報告事項ケ、第64回国民体育大会の概要及び鳥取県選手団の結団式の実施についてであります。裏を見ていただきまして、第64回国民体育大会でありますが、会期が9月26日の開会式から始まりまして10月6日の閉会式まで11日間、新潟県で開催されます。なお、先程、教育長の一般報告にもありましたように、水泳競技は会期前に行われるということで9月9日から13日の間に長岡市で開催されます。なお、県の選手団の結団式(激励会)でありますが、既に水泳競技におきましては8月31日の午後1時から開催いたしました。これから本国体におきます鳥取県選手団の結団式を来る9月9日水曜日、同じく午後1時から県民体育館で開催いたします。
次に綴っておりますのは大会日程及び会場の一覧でございます。左側に小さい丸を付けておりますのは、これが鳥取県の選手が出場いたします競技であります。なお、鳥取県の選手団、役員も合わせて今年度は312名の鳥取県選手団でした。ちなみに昨年は392名でありましたので80名の減ということであります。主な減った理由は少年サッカーであるとか、少年ハンドボールという団体競技が中国ブロック突破できなかったということが原因であります。

(委員長)
 それでは報告事項コお願いします。

 

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○報告事項コ 「県民の運動・スポーツに関する意識・実態調査」の実施について(公開)

(スポーツ振興課長)
 続きまして報告事項コ、県民の運動・スポーツに関する意識・実態調査の実施についてであります。この調査は県民の県内1500人の成人を対象にして、運動スポーツの実施率を5年ごとぐらいに実施するものであります。9月に調査票を1500人に渡しまして、10月いっぱいで調査をいたします。調査、集計したものを集計し、これからの鳥取県の生涯スポーツの推進等に活用する資料として実施するものであります。以上であります。

(委員長)
 今まで何回くらいされているんですかね。
(参事監兼スポーツ振興課長)
 前回、平成18年度に実施しております。これは県もしているんですけど国も調査しておりますので、鳥取県としては5年に1回というペースで実施しております。
(委員長)
 そうしますと次は報告事項サですが、サ、シ、それから協議事項の1は人事に関する案件ですので非公開としたいと思います。報告事項サ、説明をお願いします。

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○報告事項サ 平成21年度視聴覚教育・情報教育功労者文部科学大臣表彰及び平成21年度視聴覚教育功労者(各地功労者)表彰について(非公開)
○報告事項シ 公立学校教職員の不祥事について(非公開)
○協議事項1 平成21年度鳥取県教育委員会表彰について(非公開)


(委員長)
 そうしますと以上ですが、その他何かありますか。事務局はよろしいですか。それでは教育委員会はこれで終わります。ありがとうございました。

                                   閉会11時35分

  

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