(1)議案
【議案第1号】 公開 ≪資料 PDF≫
平成19年度末公立学校教職員人事異動方針について
【議案第2号】 公開 ≪資料 PDF≫
鳥取県高等学校定時制課程及び通信制課程修学奨励金貸与規則の一部改正について
【議案第3号】 非公開
鳥取県教育審議会 特別支援教育部会の専門委員について
(2)報告事項
【報告事項ア】 公開 ≪資料 PDF≫
全国学力・学習状況調査の結果について
【報告事項イ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成19年度末鳥取県立高等学校教職員人事異動公募制度における公募実施校の決定について
【報告事項ウ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成20年度鳥取県公立学校教員採用候補者選考試験の結果について
【報告事項エ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成20年度鳥取県立高等学校入学者選抜実施要項について
【報告事項オ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成20年度県立特別支援学校高等部及び専攻科生徒並びに幼稚部幼児募集要項について
【報告事項カ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成20年度鳥取県立特別支援学校理療科教員採用候補者選考試験(再募集)実施要項について
【報告事項キ】 公開 ≪資料 PDF≫
生涯学習フェスティバルとっとり2007in西部の実施結果について
【報告事項ク】 公開 ≪資料 PDF≫
「第3回とっとり発メディアとの接し方フォーラム」の実施結果について
【報告事項ケ】 公開 ≪資料 PDF≫
船上山少年自然の家30周年記念式典の実施結果について
【報告事項コ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成19年度地域文化功労者文部科学大臣表彰について
【報告事項サ】 公開 ≪資料 PDF≫
第5回鳥取県ジュニア美術展覧会(ジュニア県展)について
【報告事項シ】 公開 ≪資料 PDF≫
学校と連携した美術部門の普及事業について
【報告事項ス】 公開 ≪資料 PDF≫
文部科学大臣による平成19年度学校保健表彰及び学校安全ボランティア活動奨励賞について
【報告事項セ】 公開 ≪資料 PDF≫
第62回国民体育大会鳥取県選手団の成績について
【報告事項ソ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成19年度体育指導委員功労者表彰について
【報告事項タ】 公開 ≪資料 PDF≫
伝統芸能功労団体賞について
【報告事項チ】 非公開
平成19年度社会教育功労者表彰について
※非公開の議案等につきましては、会議録は公開されません。
1.開会
(委員長)
11月の定例教育委員会を開催いたします。よろしくお願いします。では始めに、日程説明を、教育総務課長からお願いします。
2.日程説明
(教育総務課長)
それでは、お手元の日程をご覧いただきたいと思います。本日の日程は、教育長の一般報告、及びそれに続きまして、議案第1号 平成19年度末公立学校教職員人事異動方針について、他2件。それから報告事項ア 全国学力・学習状況調査の結果について、他16件であります。以上であります。
(委員長)
では一般報告を教育長の方からお願いします。
3.一般報告
(教育長)
まず1つ目、10月13日、米子南高等学校の80周年記念式典が行われました。委員から教育委員会としての祝辞をいただきました。県からは藤井副知事もご出席になりました。
それから、学校訪問を私はずっとしております。10月15日から5日間程、県立学校の学校訪問をしました。今まで21校を回りました。校長先生とか教頭先生と、いろんな学校運営上の意見交換をしたり、授業をたくさん見させていただいています。授業についても非常に緊張感のある、いい授業もありますけども、ちょっと生徒が乗っていない授業もいくつか見られるので、その辺は校長先生と話しをしたりもしております。
3つ目、10月17日に、鳥取大学と県の教育委員会との意見交換会を行いました。教員免許の更新制を中心に、かなりいい、本当に本音で言えるような会をいたしました。
4つ目は、10月19日、河原幼稚園と河原中学校の生徒との交流の授業、幼稚園での授業を拝見しました。中学校3年生20数名でしたけれども、技術家庭科の保育の授業をやっています。年間、確か4回のプログラムでやっていました。遊びを中心にして、本当に元気良く楽しく遊んでいたのを私は久しぶりに見ていいなと思いました。お兄ちゃん、お姉ちゃんと言われますので、自分達の役立ち感といいますか、そういう気持ちも出てくるし、幼児に接する時のその接し方みたいなものを体得できる部分もあるじゃないかなと、私は思っています。そういうところを見てとてもいいと思います。この公立幼稚園の意味をそこでちょっと考えました。
それから10月20日です。5点目、これは後ほど報告がありますけれども、第3回鳥取発メディアとの接し方フォーラムというのを、湯梨浜町中央公民館で、実行委員会と県の教育委員会との主催というかたちでもちました。山田委員長にもご参加をいただきました。メディアとの接し方、特に携帯、インターネットとの接し方の重要性というようなことが議論されたりしました。パネルディスカッションとか実践発表とか、非常に面白かったです。倉吉東高の高校生が出ていまして、自分達には学校生活に携帯はいらない、全くいらないって言い切ったところが非常に印象的でした。また、自信が非常にあると感じました。いろんな問題点もありますので、この辺がとってもいい、鳥取発をやっているのかなと思います。ただ200人位でしたので、もう少したくさんの方がお出でになるといいなと。特に保護者の方とか、お出でになるといいなと思いました。こっちのPRが、まだまだ浸透していないのかなと思います。
それから6点目、10月22日、県と市町村との行政に関する意見交換会、年に何回かもたれますけれど、その2回目の会に出ました。知事、それから各市町村の市町村長さんがお出でになりました。それで県教委としては公民館の振興、役割の重要性とか、市町村立学校の施設の耐震化の推進のお願いしておきました。
7点目、10月25日、県医師会と県教育委員会との意見交換会を行いました。子ども達の心とか性の問題、それから増えている子ども達の成人病の問題、教職員の心の健康の問題とか、学校での感染症への対応の問題とか、いろんな問題が出てきました。とってもいい会だと思います。
それから8点目、10月26日、東アジアの青少年交流計画というのがありまして、そこの計画の中で、中国の高 校から、鳥取県に訪問団がありました。これは東アジア首脳会議というのを受けて、年間6,000人の青少年を招くというプログラムの中の一環でありますけれども、今回は中国の吉林省から、高校生が40名、団長さん方が6人というかたちでお出でになりました。鳥取東高で交流がありました。鳥取砂丘を見学されたりして帰られました。
それから9点目、10月26日、11月の議会に係ります補正予算の部長聞き取りがありました。主なものとして2つありまして、1つは学校のICカードによる勤務時間の管理システムの整備についてお願いをしましたが、まだ詰めなければいけない部分がありますので、今回は出しません。当初予算に出そうかなと思っています。もう1つの方は、特別支援学校の通学バスの運行委託について、路線を少し増やすとか、リフト付きのバスをリースにするとか、こういうようなことを出しました。こちらの方は11月議会に提出されます。
それから10点目、埋蔵文化財センターの青谷事務所の開所式が、11月1日に行われました。これは秋里分室で、今、青谷上寺地遺跡の調査研究機能を持っていますけれども、遠ございますのでもっと近いところにということで、ちょうど総合支所の2階をお借りして話がうまくまとまりましたので、そこを整備して、全部が全部、秋里分室の機能が移ったわけではあリませんけれども、移しました。市や地元の関係者の皆さん方が参加して下さって、開所式を行いました。収蔵展示室というのを設けておりますので、ここが目玉だと思いますので、またご案内させていただくかもしれませんし、機会がございましたら皆様もお出でいただけたらと思います。青谷の総合支所の2階です。
それから11点目、11月1日に県立学校の校長会がございました。各課とか所から所管事項の連絡をしましたけど、私からはいくつか申し上げました。1つは郷土を支える人材の育成ということで、本当にこれから少子化になるので、郷土を支える人材を、皆で考えて育成しないといけないと。県外に出すだけでは駄目ということですね。出しても戻すとか、そういうようなことを言いました。それから教員の指導力を育成することとか、生徒の学力をつける取り組みを進めるとか、そういうふうなことも話をしました。
それから12点目、11月2日、船上山の少年自然の家の30周年の記念式典がありました。これは後で報告があります。今まで78万人の方が、昭和57年に開所されてから利用されたということでありました。
それからその他で、後でこれも報告しますけど、鳥取西高で爆破予告の件がございましたし、それから北条小学校の方で保護者が、教員の方に暴力を振るって怪我されたというようなことがありました。また後で報告をさせていただきます。以上でございます。
(委員長)
それでは議事に入りますが、今日の会議録署名委員は堀田委員と若木委員です。それでは議案第1号から、説明をお願いします。
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4.会議録
○議案第1号 平成19年度末公立学校教職員人事異動方針について
(小中学校課長)
議案第1号 平成19年度末公立学校教職員人事異動方針について、お諮りいたします。それでは1ページをお願いいたします。なお8、9ページに新旧対照表を付けておりますので、それを見ていただきながら説明を進めたいと思います。
まず、1ページの人事異動方針ですが、変更点は5番と6番でございます。5番で、へき地教育、特別支援教育というふうに書いております。昨年までの障害児教育という言葉を特別支援教育に変更しております。それから6番では、昨年までは公立小・中・養護学校としておりましたのを、市町村(学校組合)立小・中・特別支援学校というふうに変更したものでありまして、文言の整理でございます。
それから、取扱要領の方が2ページからでございます。2ページからは県立学校の取扱要領でありますが、2ページは、変更点はございません。3ページをお願いいたします。3ページにつきましては、4番と5番に変更点がございます。4番の特別支援教育と、5番の定時制・通信制教育。こちらは昨年までは1つの項目で書いておりましたけれども、この度、4で特別支援教育について、5で定時制・通信制教育について、別々に書くことといたしました。さらに4の(3)、これが新しく書き加えたものであります。4の(3)特別支援学校と小・中・高等学校との人事交流を促進するということで、さらに、小・中・高等学校の採用者で、特別支援学校に相当年数勤務した者(原則として6年程度)の異動を促進するという項目があります。これは小・中・高等学校で採用になった者で、今現在、特別支援学校に勤務していらっしゃる教員、たくさんいらっしゃるのですが、そういう方をそれぞれの採用校種に戻すといいますか、そういったことを促進することで人事交流を進めていこうというものであります。それを、新たに付け加えたいということであります。それから、4ページはございません。
5ページを、お願いいたします。5ページは、市町村立の小・中・特別支援学校の取扱要領でございますが、2番の(1)のキ、先程の県立の特別支援学校に対応させまして、新たにキを書き加えております。小・中学校と県立特別支援学校との人事交流を促進する。県立特別支援学校の採用者で、小・中学校に長年勤務した者の異動を促進するということであります。こちらの方に県立の方にございました6年という数字が書いていないわけですが、その理由につきましては、小中学校では3年、8年、15年、いわゆる3、8、15というルールをもって人事をしておりまして、これに、さらに6年という数字が加わりますと、混乱するおそれがあるということで、ここでは6年ということは書かないというふうにしておるところでございます。以上が昨年までの方針、要領等の変更点でございます。よろしくお願いします。
(委員長)
ご質問、ご意見、ありましたら。先程、6年という話があったのですけれども、実態はどんな感じですか。6年以上おられる方というのはパーセンテージでも、あるいは絶対数でもいいんですがだいたいどれくらいおられるんですか。
(特別支援教育室長)
6年以上の者というのはかなり多いです。だいたい特別支援学校の小・中・高等学校出身者といますか、採用者につきましては、半数以上がそういう状況であります。その中で長い者は、もう10年以上の者ということになっておりまして、逆に小・中・高等学校に今現在、勤務している特別支援学校採用枠の者は100数名という状況です。その者も長年になると思います。どちらの方向からも交流をして、どちらの学校にもいい専門性を入れていきたいというところであります。長くなっているというのは現実あります。
(委員長)
僕もかなり、印象ですけど、長いなと受け止めました。他に、いかがでしょうか。
(教育長)
これは小・中・高の特別支援学校でない学校の特別支援教育が大事な課題なのです。発達障害のある子ども達がたくさん入ってきます。そのためにも特別支援学校に行って、そこで異動の中で研修をして力量を高めていって、そうじゃない学校の方に動いていくという意味もありますので、この交流というのはそういう意味でも必要な、大事なことになるのかなと考えています。
(委員)
その方針と要領を拝見しているわけですけれども、例えば県立高校で特色ある学校づくりをかなり以前から取り組んでやっていらっしゃって、また10年位前から、その学科改編も、そのことに考慮しながら行われて、今日にいたっているわけですね。それで新しいビジョンを持って、学校づくりをした後、それが定着し効果を上げていくっていうことは大事なことだと思うのですけれども、その場合に、人の要素というのは、大変、大きいと思っているわけです。もうちょっと分りやすく言うと、せっかく新しいビジョンで学校づくりを始めたのに、校長、教頭は元より、その学校づくりに携わった職員が、比較的短い期間に入れ替わってしまうというふうなことが現実にあるように私は思います。ここのその方針や要領のところではそういった観点や項目が、言わずもがなのことでしょうから書いていなくてもいいのかもしれませんけれども、特に取り立てては書いてないのですけれども、その辺りも十分に配慮して異動を行う必要があるように思うのですが。どこというふうには申しませんけれども、2年毎に校長さんが換わり、教頭も換わり、職員も粗方が換わってしまって、新しく着任された方が全く未知のタイプの学校を預かって、やっと1年経って様子が分かってきたというところでもう1年で転勤、あるいは退職されるというような事例も見ておりますので、お金も掛け、知恵も絞ってつくることですから、是非、その辺りも。
(委員長)
それは異動の時に、今、おっしゃったようなことを配慮してほしいということでしょうか。他にいかがでしょうか。
校長先生は管理職の人事の(1)のイのところがそういう話とも絡んでくるのですけどね。
(教育長)
原則として3年以上ですけれども、必ずしも3年にならない場合も、申し上げたようにあるんですよね。いろんな関わりでやりますので、あまり3年に縛られてしまうと、本当に力の方が、例えば教頭先生で、意欲があって頑張る方がもう3年を過ぎたからもう駄目だということになってしまうこともありますし。それから、さっきおっしゃった全県的な学校の教育改革なんかに関わっているのは、1番の(1)のところですね。全県的視野から有能な人材を任用するとか、若手の登用に努めるとか、そういうふうなことも含めてかなり気にしてやっているつもりですので。
(委員)
ただ、3年に満たない場合があっても、それは構わないのだけれども、来る人も来る人も来る人も2年でお辞めになる、異動されるというような事例が現実にあるので、あまりそういうことが起きないように、格段の配慮をしていただく必要があると思います。
(高等学校課長)
基本的には3年以上ということで今までもやっておりますが、お話のように実際に2年でもあります。さっきのお話のように学校のできた経過とかあるいは新しい学校の精神は引き継いでいただくように、学校の方も努力はされていっていると思います。
(委員)
3、8というのがありますね。今、6という数字が出てきたんですが、この8というのは何か根拠とか、意味とかあるのですか。
(小中学校課長)
私の知る限りで、8の具体的な根拠というのは分かりません。おそらく経験則といいますか、長年の人事の中で、その辺りが適当ではないかということで定まっているのだと思っております。
(委員)
先程委員さんがおっしゃられたのは、短すぎると自分の考え方が、なかなか発揮できないという考えですね。逆にいうと8というのが、非常にこの学校運営に差し障りがあるような、1年目に来られた時からちょっと課題を持っているという方も、おられるのですよ。そうすると8という数字というのは、本当にいいのか、やたら学校の中が変わるのもいけないのですけど、それは原則としてという言葉があれば、今のような少し長めというのもあるわけですが。この8はどうかなってしばらく前から私も考えていたところで。また何か、こう参考にしていただけたらと思います。今、どうこうということではありませんけれども、現在の学校の中というのは以前の学校とは違って課題を持っている、その中でどのように学校運営をスムーズにやっていくかということのひとつの課題になりはしないかなと思っておりますので、言わせていただきました。
(小中学校課長)
8年が適当かどうかということにつきましては、また市町村の教育長方の意見を聞きながらというふうに思いますが。8年というのは異動の対象とするということで、実際には、学校の事情によって9年、10年という方もいらっしゃいますし、また5年、6年で動かれる方の場合もあります。また中学校では、教科によっては4、5年で動くこともありますし、ですから必ず8年だから異動ということではない。そういう運用はしているところであります。
(教育長)
学校にうまく合わせていただくことが難しい場合は、3年経った段階で換わっていただくということはあるでしょうし。適性がありますので。ただあまり換わってしまって学校を支える人が、5、6年とどんどん換わってしまうと、困る部分もあると。さっき若木委員がおっしゃったように、学校の方針を大事にしながら核になって学校を支えていく人材はやっぱり必要ですので。その辺はちょっと柔軟にておかないといけないんじゃないかなと思っています。
(委員)
それはだいたい分かりますけど、8年なのだからと安心感を持っている人がいるので、その辺をなんか刺激を与えるような。やっぱり1日1日を大事にしなければいけないという意識を持ってもらいたいと思っています。8年あるのだから、ここで安泰みたいなことを思っている人がいるのですよ。
(教育長)
あとは学校の校長先生方の学校経営の仕方の問題にも、どうしてもかかってくるのですよね。それでもなおかつ駄目なときには異動という形もあると思うのですけど。初めから異動で全部が、意欲を引き出すとかモチベーションを高めるとかにはいかない部分もあるのかなと思うのですけど。今、教職員の評価育成制度ができましたので、こちらについてはっきり先生方と必ず年2回は面談をして、こういうふうにして下さいということを言いやすくなっているので、そういう力は新しい要素としては入ってきていると私は思っています。それも大事にしながら、有効に使っていくということが必要かなと思っています。
(委員)
生徒の人数の減少というのもありますので、県立高校の場合はいろいろ統廃合の話とかこちら側で検討しているので、ある程度見通しができると思うのですけど、小中の場合は市町村ということなので、その辺のところをよく情報収集というか話し合いながら、学校図がどうなるのかみないと、なかなか校長先生の人数とか兼ね合いがあると思うので、よく情報収集していただきながら、他の制度もしてもらったらいいなと思います。
(委員長)
では議案1号は、運用はいろいろ配慮してほしいというようなご意見がありましたけれども、その方針自体は原案通りということで、よろしゅうございますか。では、そのようにいたします。では議案の第2号、お願いします。
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○議案第2号 鳥取県高等学校定時制課程及び通信制課程修学奨励金貸与規則の一部改正について(公開)
(人権教育課長)
それでは、鳥取県高等学校定時制課程及び通信制課程修学奨励金貸与規則の一部改正について、お諮りいたします。資料を1枚めくっていただきまして1ページ、2ページをご覧下さい。本年6月に交付されました学校教育法一部改正に伴いまして、これと連動する形で、この規則が文中にありますので、いわゆる条文を引用する関係から、条ずれに伴いましてのお諮りでございます。ちなみに、この奨励金といいますのは、県内の定時制課程あるいは通信制課程と、県外の通信制課程、クラーク関係の北海道にあります高等学校があるわけですけど、県内では現在、3名の生徒がこれを活用しております。なお、この奨励金につきましては、卒業後は免除と、免除制度があるものでございます。なお施行日につきましては、学校教育法の施行日に合わせて施行とすることとなります。以上でございます。
(委員長)
免除という意味はどういう意味ですか。事実上は給付だということなのか、本当は返さないといけないけれども免除制度があるというのか。
(人権教育課長)
はい。実は貸与ということで、本来ならば返すべきところを特例として、この者については卒業
した時には免除というものでございます。他のこういうものにはないものでございます。
(委員長)
何かご質問はありますか。自動的な条文の変更ということでよろしゅうございますか。それでは議案第3号ですが、これは人事に関する案件ですので、非公開にしたいと思いますがよろしいでしょうか。はい。じゃあ、議案第3号お願いします。
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○議案第3号 鳥取県教育審議会 特別支援教育部会の専門委員について(非公開)
○報告事項ア 全国学力・学習状況調査の結果について(公開)
(小中学校課長)
報告事項のア 全国学力・学習状況等の結果についてでございます。資料をお配りしております。補足でお配りしましたのは、質問紙調査の数字、パーセントを示したもの、それから新聞記事の切り抜きでございます。それでは、報告事項の1ページから、概要をご説明させていただきます。実施状況はご覧の通りでございます。4月24日に実施されました。その結果が文科省の方から参りましたのでその概要をご説明いたします。
まず教科の概要で、小学校6年生でございますが、ここにございますように、国語、算数とも、全国平均をやや上回っておりました。国語のAは、プラス2.7ポイントで84.4%、国語Bが64%、算数Aが84.2%、算数Bが65.0%ということでございました。それで、それぞれ内容を見て参りますと、AとBがございますが、Aは主として知識、基礎的な部分、それからBが主として活用というところで、応用に該当する部分でございますけれども、国語A、B、算数A、Bとも小学校6年生は全ての領域で全国平均を上回っておりましたが、例えば国語Aでは3つ目の点にございます漢和辞典の使い方に関する問題が唯一全国平均を下回っておりましたし、国語Bでは理由を書く問題が全国平均よりも1.6ポイント低かったというところがございました。それから算数Aでは、全国平均よりも低い問題が2問ございました。また算数Bでは、全国平均より低い問題が3問というような状況でございました。
2ページ目は、中学校の3年生で、数学のほうは小学校ほどではなかったのですが、ほぼ全国平均と同じという状況でございました。正答率はそこにございますように、国語Aが81.9%、国語Bが72%,数学Aが73.3%、数学Bが61.2%というような状況でございました。国語Aでは全国平均よりも低い問題が37問中13問ほどございました。国語Bでは同様に10問中5問が全国よりも低かったという状況でございます。
それから、この度の調査では、教科に関する質問もいくつかありまして、国語に関する質問紙の中では、例えば2つ目にございます「読書が好きだ」というふうに感じている生徒は、全国平均よりも4ポイント高いということで、それは評価できるというように思いますが、国語の問題に登場しました芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を今まで読んだり聞いたりしたことがあるかという質問で、それはなぜか全国平均よりも10.3ポイント下回っておりました。その理由についてはちょっと不明です。
それから数学Aにつきましては、これはどの領域でも全国平均を上回っておりました。数学Bは、こちらも全国平均を上回っておったのですが、問題別に見ますと3問ほど全国より低かったということでございます。それから数学関係の質問紙では「勉強は大切」だとか、「できるようになりたい」という割合は高い方なのですけれども、逆に「数学が好き」であるとか、「数学の授業はよく分かる」というのは全国平均よりも低く出ておりまして、数学が好きになったりよく解る授業をする、そのことが今、課題ではないかと思いました。
それから3ページでございますが、質問紙調査のほうでは、そこにいくつか挙げております。これは全国平均と比べて差の大きかったものということで、あとで追加でお配りしました資料の、1、2ページと該当を突き合わせて見ることができるのですが、内容をお話しますと、最初の4つの○につきましては全国と比べて高いもの、良い傾向のものであります。地域の行事や清掃活動への参加とか、家の人との食事の状況、それから食事の時にテレビを見ない、それと読書の時間、これらにつきましてはいい傾向が出ておりまして、県の基礎学力調査を受けて、それぞれの学校や市町村委員会が様々な取り組みを進めてきたその成果と考えられるのではないかと思います。読書につきましては、10分以上というのは高いですから、それ以上の時間になると全国平均ぐらいになるというような状況でございます。それから5つ目は、家庭学習の課題でありまして、低く出ておりますのでこれは課題だと考えております。それからいちばん最後の「携帯電話で通話やメールをしているか」という質問があったのですが、もともと携帯を持っている割合が鳥取県は少なく出ておりました。さらにその上で、時々、ほぼ毎日メールをしている、通話をしているという割合が小学校、中学校とも大きく全国平均を下回ったという状況がございます。
今後の予定でございますけれども、いただいた結果を基に東・中・西の地区ごとや市部・郡部などに加工して積極的に公表していきたいということで、現在作業中でございます。
それから1日には、第1回の検証改善委員会というのを開催しまして、今後の分析の方針などを確認しました。今後4回の委員会を持ちまして、しっかりデータを分析して学校改善の支援プラン等を取りまとめていきたい、そして、市町村や学校に提供していきたいと考えております。
それから、第3回の学力向上委員会が20日に予定されております。そこでの検討資料としても資料を活用していきたいと考えております。内容は以上でございます。
(委員長)
ご意見とかご質問とか。
(委員)
全体的に見ていても、全国に比べて何ポイント高いとかは数字で見ると分かるのですけれど、では高いからどうだという気がするのですね。それをどういうふうに活かしていくかということが、非常に難しいのではないかと思うのです。中学校の数学の授業がよく分かるというのが低かったりするのですけれど、これも一重に先生の教え方もあるのかな。好きになりたい意欲はあるけれどなかなか結果が付いていかないという、その辺のところはもうちょっと先生に頑張っていただけたらと思います。実は私、昨日、我が子の解答用紙を見せてもらいまして、家に帰って保護者にも見せろと先生に言われたということで、こっそり出してきたのですけれど、これを見てもどういうふうな言葉かけをしていいのか分からないのです。○×がついていて×のところは、もう1回見直しをすればいいよと、それしか言いようがないような気がするのですね。鳥取県の子ども達にも、これをどういうふうに活かしていくかというのもすごく難しいのではないかと思います。
(小中学校課長)
個別の子ども達に、どのようなものが返されたかというのは、ちょっと県のほうでは知らされておりません。今、初めてチラッとどのようなものか見せていただいたのですが、県の方ではまずは全県的な分析をして、市町村や学校にその改善策を示していきたいと思っております。検証改善委員会というのがございまして、そちらの方はかなり細かいデータまできておりますので、やっぱり1問1問の分析とか、質問紙との相関とか、そういうことの中で鳥取県の子ども達にはどういうところが課題なのか、そこを解決するにはどういう授業をしていったらいいのか、より具体的な改善プランを支援していく必要があると考えておりまして、これから今、作業をはじめているところでございます。せっかくのいい結果ですので、結果だけで終わらせない。次に進めたいと考えております。
(委員)
今、ありましたけれど、指導の課題か、子どもの課題かというのがあるのですね。そういうのは分けて、学校ではどのように対応していくかというのも出していかないといけないと思います。今、細かく分析して対応すると言っておられましたので、本当にものすごいお金が使われているわけですから、この貴重なデータを私達が結論を出して、本当に子ども達にとってどうあればいいかというところを、しっかりと持ちながらやっていかないといけないと思いました。それから細かいことですが、中身で、漢和辞典の使い方というのが低かったというのがありましたけれども、この前、私、ある学校に行った時に、年鑑の使い方というのを勉強したのです。その学校の図書館利用指導計画というのがありまして、その中に漢和辞典とか図鑑とか、図鑑は2年生、漢和辞典は3年か4年、それから年鑑は5年生で大体位置づけてあるのです。他の学校でもいえることですが、なかなかこの時間が確保されず、きちんと計画通りにできていないというのがあるのですよ。中には年鑑というのは毎年変わるので、これはお金がかかる、だから入れないよというところが本当にあるんですよ。子ども達が使っている年鑑は、学習ジュニア年鑑っていうのを使っていて分かりやすい年鑑です。毎年毎年出るのですが、勿論データは変わってきますので、今年の年鑑は前年のデータが出てきますし、19年度を見ると18年の状況が出てきますけれど、その年鑑を開いてみると本当に面白いわけです。今のいろんな問題が起きている、環境問題であっても政治の問題であっても、そういった今の問題がパッと子どもたちによく分かる、私達でもよく分かる、それからいろいろな米の取れ高とか出ているわけですが、子ども達が自ら考える力がないというのがトータル的に出てきた課題だと思いますけれども、じゃあ漢和辞典の使い方を落ちているから、ここのところはなぜかというのを拾っていかないといけない。漢和辞典を開いてみて、自分が必要な言葉を調べてみたときに、言葉だけを拾ってこれはこう書いてあります、意味も分からない子ども達がノートに書き込んで、これはこういうことですって。年鑑でもそうですね。データなんかも拾うんだけれども、そこ止まり。世界でいちばん長い川はどこですかっていったときに、書いてあるので分かる、ここですと終わるのです。では日本ではどうかと、広がりの想像を広げていくというようなものが、年鑑をずっと上手に使っていくとできるなと思って、全国学力テストの国語科には、国語のテストではないのではないかというようなグラフが出てきて、その中で考えていくというのがありましたけれども、そういう落ちているところも、やっぱり理由があるので、大事にしていきたい場所だなと思います。
(委員)
文部科学省がやって全国的にやられた調査で、すごい時間と費用がかかっている調査ですし、今、これをどう使おうかというので取り組んでいらっしゃるので、非常に言い難いのですけれども、あまり重きを置かなくてもいいのではないかと正直思いまして。全体的な統計、傾向値だけを見れば後、個別にこれでこれを使ってどう現場を改善するかということをあまりこだわらないほうが、私はいいのではないかと思います。
(委員長)
今日、後から配ってもらった資料で、これをどう考えるかということをみてたんですけれども、家に帰ってからの勉強は鳥取県は少ないですね、ものすごく。ここを是とするか非とするかという発想と、それから一方で、地域行事とか清掃とかというのは多いのですよね。これはプラスと読んでいいのかというので、必ずしもこれが反比例ではないと思うけれどこの関係をどう考えるか。それで中学校もそうですよね、同じ様なことが出てきて。家のあれが少なくて復習も少なくて、クラブ活動なんかもむしろやっていてって話があって、こういうのをどういうふうに読むのかという問題点ですね。逆にいえば家の勉強時間は少なくてよく平均値前後にきているなと。頑張っているのだなと、そういう読み方もできるわけです。
(教育次長)
全国の中で、例えば北陸とか秋田あたり高いといわれているのですが、もう1つ、全国データの中では塾に通っている生徒ほど成績は上がってきているデータがあるのですね。各県のことはちょっと分からないのですけれども、北陸とか秋田の子ども達が、塾に通っている生徒の割合が鳥取県と比べたときに多いのか少ないのか。そういう観点から見ると先程、委員長さんがおっしゃった、いや鳥取の子はよく頑張っているじゃないということも、明らかに出てくるのかなとは思ったりしますね。そうした全体の施策としての取り組みの効果には役立つ。さっき委員さんがおっしゃいましたけれども、やっぱり学力は個々の子どものものですから、その相対を集めてやっていくというのは、果たしてその個々の子ども達に返していくという面では、どれ程のものがあるのかなと。委員がおっしゃいましたように、どこに重きを置くのか、言ってみれば学力テストは中間テストや期末テストもありますから、その度に○、×やるわけですから、それをどうのこうのということはないと思いますね。鳥取県の基礎学力調査を返すときも、このテストだけではないと。様々なテストを総合的に見たうえで子どもに返してくださいということを教育長時代にお願いしたのですけれども、そういう大らかな捉え方とか、やっぱり必要ではないのかと思ったりいたしますね。
(委員長)
ただ学校はやっぱり、授業が分からないと面白くないですね。それは原点ですけれども。2極化と言われて、どうかなと思っていたのですが、あまりそれは出てないですね、これは。
(教育長)
中学校のね、数学のBのほうは出てきています。11ページですね。全国ともに右のほうからざーっと下がっていくのですよね、左に向かって。鳥取県は6問、7問の辺が少し山になって出てくるのですよね。2極化とはっきり言えないのですけどちょっとその兆候があるかなという感じ。
(委員)
小学校、中学校を全部ひっくるめて、鳥取県で非常にはっきりしていることがあると思うのですけれど、ざっと見てですね、それは、やっぱり自分で進んで何かやろう、勉強しようという姿勢が小中通じてやっぱり弱いと思います。いくらでも、その例をこの中で拾うことができるわけですけれども、例えば1ページのほう、国語関係の問題様式というところで、国語の授業の中で絵や写真や図や表グラフなどを使って文章を読んだり書いたりするというのはあまり関心がない、肯定的でない。似たようなものは中学校にも出てくるわけでして、中学校の数学のいちばん下のところの、好きとかよく分かるというのも低い。これは単に授業の上手下手だけではなくて、自分でやろうという意欲が低いのではないか。2ページのいちばん上のところを見ましても、算数の授業で学習したことを普段の生活の中で活用できないか考えるというのに肯定的な回答の割合は3ポイント低いとか、応用できないか考えてみようというふうな心の働きが、やっぱり弱いのではないか。おしゃべりするところは、話すところの点数は高いのですけれども、書くところの点数は低いのですね。ですから、何かおしゃべりしたりはしているのだけれども、それを自分の意見としてまとめてみようと繋がっていないように思いますし、それから先程出ました、学校外でどれ位勉強しているかというのも全国でかなり低い。家に帰ってからの予復習も低いと。ですから、何か能動的に学校でちゃんと習ったことはやって来るのだけど、そこから進んでという気風、気概は弱いような。これはもう体験で、こんな調査をするまでもなく、何かしゃきっとしないとか、もう1つ面白くないないなというところは、以前からずっと感じているわけでして、教え方の上手下手以前の問題として、どうすればよいかということなのですけれども、それはかなりはっきりと出ているのかなと改めて思った次第です。
(委員長)
僕は、子どもが小学校の時に広報部員をやった時に、夏休み宿題をなくせというキャンペーンをやってみたのです。要するに、学校と同じことをやっても何の楽しみもないし、夏休みらしいことをやるべきだと、そういう発想で、小学生でキャンペーンをやって広報紙に書いたことがあるんですけど、そういう発想もあるのですね。だから自宅の学習が多い少ないが、良いことか悪いことかというのは、議論が大いにあるんですね。その代わりテレビを見ているのか、他の何をしているのはまた大きな問題なんですけど。いろんな読み方すれば結構面白いなというふうに見ましたけど。また折に触れて、議論させてください。
(教育長)
小学生は割りと全国よりも差がありますよね。良い差がありますよね。中学校になると非常に狭まっていますよね。高等学校に入ると、資料はないのですけれど、私の経験からいうと、ベネッセの試験なんかやっているのを見ると落ちてくるのですよね。自分の学校の平均点の全国偏差を見ていくと落ちてくるのですよね。島根県なんかは、それを維持するとか、少し上げていくというのがあったのですね。私、今年のものを見ていませんからあまり言えませんけれども、そういう意味で、だんだん上がってくるに従って、もうちょっと切磋琢磨して競い合って、ちゃんと付けるべきところは付けていくというのが、ちょっと落ちてくるのではないかという仮説的な感じなので、そこのところは少しこの後、検討して、高等学校の生徒達の力といいますか意欲とかも含めて、考えていく1つの材料になるのかなと思っています。
(委員長)
ただ、くどいですけれど、塾とか家庭の学習とかでも影響しているとか。そこら辺が多分学力の差をぐーんと逆転現象になる要素がある。
(教育長)
小学校の4、5年の辺から何かつまずいて分からなくなっている子ども達が、ずっとそのまま中学校に入っていくというのも実際ありますしね。その辺の手当てをしないといけないひとつの大事な資料にもなるのではないかと思ったりします。
(委員)
倉東の生徒は、そういった面ではどうしょうか。いろんな手立てを組んでもらいながら優秀な子が来ていると思うのですけれど、その中でこれから、この様な自分になろうとかいうのは子どもが持っているのではないかと思うのですね。そういう子ども達の学習に対する意欲はやっぱり高いですか。
(教育長)
高いですね。高いしそれは学校でうまく仕掛けをしていらっしゃるのでね。本を読んで議論をして、それを発表していくとか、英語で発表するとか、いろんなことをされているので、生きた勉強の成果がそこに出てくるような形になるんですよね。それも1つはあると思うのです。やっぱり良い仕掛けをしていくというのは、意欲を高めていきますよね、学力も高めますよね。
(委員)
それと先の見える、先に期待できるような子ども達への指導というのがどれ位、各高校で、行われているのでしょう。それぞれ特色のある高校に行っているわけですから、その中で先に夢が持てる、なってやろうとか、役に立つことができそうだとかいうところに教育がもう少し進んだら、成果は出てくると考えます。
(委員長)
ただ、小学校・中学校・高校と、ちょっと分けて考えなければいかんじゃないですかね。違うような気がするのですけれども。
(教育長)
高等学校の授業をたくさん拝見すると言ったのですけれど、本当に中には意欲がほとんど学習意欲がないような状態で、先生も困っておられるとか、あるいは先生ももっと指導力をつけて、ぐんぐん引っ張っていかないといけないという気が逆にするのですけれども、結構ありますよ。どうして小学生の時は、みんな、はいっと手を挙げて、中学校に入るとちょっと思春期ですから、いろんな問題を抱えますから、そう手は挙げないけど、でも後でやる。高等学校に入るとそれがはっきりと分かれてしまうというところが、県全体で教職員も含めて議論を本当にする必要があるのではないかと思っています。
(委員)
高校で苦手なものが出るのはしょうがない部分があるかもしれないですけれど、やっぱり先生対生徒という授業スタイルが非常に多いですよね。あれをいくつかの枠は、生徒同士とかいう話し合いをしながら高めていくというのを、ちょっとずつこう変わった取り組みがあるといいかなと思いました。
(委員長)
教育熱心な教育委員の議論は続きますけれども。報告事項イにいきます。
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○報告事項イ 平成19年度末鳥取県立高等学校教委職員人事異動公募制度における公募実施校の決定について (公開)
(高等学校課長)
それでは報告事項イ 平成19年度末鳥取県立高等学校教職員人事異動公募制度における公募実施校の決定について、報告いたします。
1ページをお開きください。今年度末の公募実施校は、そこに挙げております5校でござい ます。1、新規は米子西高と米子工業高校の2校でありまして、それぞれ米子西高は、学力向上と部活動指導に力を発揮できるということ。米子工業高校は、自ら企画立案し、外部に向けて発信できる者、以下、そのような職員とでもって公募しております。人数はそこに挙げてあるとおりでございます。
今後の予定でございますが、11月下旬に応募教職員を取りまとめまして、公募実施校に通知をいたします。12月に書類選考及び面接等の実施をするということで、年内に候補者の具申を、公募実施校の校長から教育委員会にいただきまして、3月末の人事異動に配置を決定するという予定にしており、これは昨年度、公募制度で4校、公募実施をしましたが、応募者がなかったということで、今年度はより周知を図っているものでございます。以上でございます。
(委員長)
ご質問、ご意見、ありますでしょうか。
(教育長)
東部の学校は、手を挙げてくださらないのですよね。どうしてかなと思うのですけれど。去年、空振りしまして、新聞に大きく書かれました。県教委空振りと。学校の方でこういうのを取りあげてくだされば、先生方が意欲的に何人かは、そんなにたくさんはないかもしれないけれども、ここでやってみたいというのはあって欲しいと思いますけれどね。
(委員長)
教育委員会事務局から手を挙げたり。
(教育長)
それいいかもしれない。いっぱい手を挙げるかもしれない。
(委員)
いいと思いますけどね。こういうのをやってみたいですね。
(教育長)
去年からつくりましたので、今、2年目になりますね。
(委員長)
ちょっと長い目でさせていただきましょう。報告事項のウ。
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○報告事項ウ 平成20年度鳥取県公立学校教員採用候補者試験の結果について(公開)
(高等学校課長)
報告事項ウ 平成20年度鳥取県公立学校教員採用候補者選考試験の結果についてでございます。
1ページをお開きください。この間、実施いたしました採用候補者の選考試験でございますが、第1次試験は7月21日と22日に行いました。受験者は1,089人ということで、その内で合格したものが363人でございます。第2次選考は8月30日から9月5日にかけまして、校種に分かれて行います。その結果、A登載者は、教員として正式に採用するという登載でございますが、これが53人。B登載は6人。B登載は来年度、講師として1年間臨時的に任用するか、あるいは欠員の状況によっては正式採用をするという状態でございます。C登載者は来年度、講師として臨時的に任用するということで、これが302人でございます。その他、40歳代、あるいは身体に障害のある者を対象とした選考については、ここに挙げているとおりでございます。A登載者の推移がいちばん下の表にございますが、ここ数年でも非常に少ない採用ということでそういう結果になっています。
次のページには、選考試験の状況、全体のものがございます。合格倍率のいちばん下の合計のところ、A登載53名ということで、20.5倍という結果でございました。以上でございます。
(委員長)
何かご質問ありますでしょうか。A登載者の方の平均年齢はどのくらいなのですか。
(高等学校課長)
現在、そのデータを手持ちで持っておりません。
(委員長)
はい、また機会があったら。
(委員)
新卒、新採の方はありますか。
(小中学校課長)
小中なし。
(高等学校課長)
高校もなし。
(特別支援教育室長)
特別支援もありません。
(委員)
それから現在、身体に障害のある、今年はないのですが、現在はありますか。身体に障害のある方が教壇に立たれている方、どれくらい。
(特別支援教育室長)
採用者の中で、障害者枠で入られた方が既に2名、特別支援学校には勤務しております。
(委員長)
他によろしいですか。
(教育長)
小学校が統合されていくのですよね。先生方が減っていくのですよね。それから、15、16、17年で結構、採用したのですよね。その辺のことも若干あるのです。今度、小学校、中学校の先生が辞めていかれるのは5、6年ぐらいですか。大量にいかれるのはね。それまでは厳しい状況がいくのかなと思って。
(委員)
今後の推移としてはやっぱり、2桁台というか、そのぐらいの採用枠になるんですか。
(教育長)
それくらいじゃないかと思うんですけどね、数年は。高等学校は割りとまだいいのですけれども、小学校・中学校の辺ですよね。小学校の辺なんかは、少なくなってますよね。この後もまだ、統合が予定されていますから次々きますので。
(委員)
この前の話の中で、中部でしたかね、教員になりたい子どもがいないという話があって、なぜかというのがあったのですが、教員採用の少ないのが続くと、先生になろうと思っても難しいといって、親が初めからそういう情報を入れて、子どもたちが希望しないかもしれない。
(教育長)
一方、都会のほうが教員が足りなくて、どんどん採用していますから、だいたいその辺は、流れてしまう可能性もあるのですよね。地域を育てる、支える人材がいなくなってしまう。
(委員)
ある程度の見通しというものが出されていくと、何年かすればもっと採用されていくという望みが出てくればまた変わる可能性がある。郷土に子どもたちをと言っていることの関連がね。
(教育長)
そうですね。先の見通しが少し、まあ、あまりはっきりとは言えないけれども。
(教育次長)
そういう観点では、教育委員会としては何年後には採用枠が取れそうだということを発信していくことも、逆にいるのかなと。そうでないとこの谷間のままが解消しないわけですから、何年後には、例えば現職教員で帰ってきてくださいというふうなものを、今からでもアピールしておくということも必要なのかなということも、考えておくべきかなと。
(委員長)
B登載の方は6人ですけれど、常勤の教員に、経験則でいいのですけれど、どれくらいなられるのですか。何パーセントぐらい。
(高等学校課長)
状況によって。
(委員長)
ここに書いてありますよね。欠員の状況によっては教員として正式に採用すると。
(高等学校課長)
今年度中に欠員が生じて、それで来年度、4月にB登載だけども採用になるという。
(委員長)
それか、来年度の間に。
(教育長)
1年間、講師をした後に、教員になっていくかどうかですね。
(高等学校課長)
教員になる確率が非常に高い。
(委員長)
高い。B登載であれば。
(高等学校課長)
ただ、必ず採用になるというわけではない。
(教育次長)
年度内での採用はありません。年度内に中途の採用はないです。
(委員長)
来年4月までにあった場合は繰り上げ登載という。
(教育次長)
繰り上げて教員にするということはしません。いや、ほとんどしないですよ。その次の年にB登載の人はA登載になって、教員になっていくというのが、ほとんどがそうですね。
(高等学校課長)
何年か前に高校のほうで、B登載だったけれども4月1日採用というのはございます。ただ、そうそうはない。年度中途は。
(教育次長)
年度中途はないですよ。
(教育長)
たまにありますよね、欠員が生じたためにB登載の人が教員になっていくというのは、たまにありますよね。
(教育次長)
あくまでそれは、4月1日です。
(教育長)
それからB登載になって、1年間講師をして、その次の年度に教員になるというのは多いですよね。
(委員長)
それは受け直してですよね。受け直してまたA登載になって。
(教育次長)
ただし、1次試験は免除になります。
(委員長)
それまでの経験も考慮に入れて。
(教育次長)
そうです。
(委員)
予算と、それから定員の問題があるんでしょうけど、本当は何年か先に足らなくなるんだったら何年かかけて準備したり。
(教育長)
国の学級数とか生徒数に応じて、教員の配当が出るのです。それに鳥取県は単県でもって別に手当てとして加えているのですけれども、それをどんどんやりだすと、今度は単県で持たないといけなくなってしまって、財政的に持たなくなるんですよね。かなり鳥取県は多いのですよ。小・中は全国で2番目ぐらいに、教員配置率は高いのです。講師も含めますけれどね、教員全体の配置率なんかはですね。
(委員長)
では、報告事項のエ。
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○報告事項エ 平成20年度鳥取県立高等学校入学者選抜実施要項について
(高等学校課長)
報告事項エ 平成20年度鳥取県立高等学校入学者選抜実施要項についてでございます。1枚ものと、それから白い用紙の冊子をお配りしておりますが、1枚もののほうで説明をさせていただきます。
昨年度からの主な変更点ということで、そこに4点挙げておりますが、まず中学校から学習成績分布表の提出を、志願書の提出時に高等学校より高等学校課に提出するように求めるという具合にしました。現状は入試後に高等学校課にのみ提出をしていただいていたものでございます。これは各中学校の中学校ごとの分布状況、高等学校課とか高校が把握してそれを参考にするというためのものでございます。
それから(2)番は、日本語指導の必要な海外帰国生徒、外国籍生徒等への配慮事項ということで、これは何回か委員協議会や協議事項でご協議をいただいたものでございまして、推薦入試と一般入試でそれぞれ配慮をするというものでございます。それから入試では国・数・英の3教科にすると。それから合否判定は、本人の関心・意欲とともに、成業の見込みがあるかどうかを考慮して、他の受験者とは異なる基準で判定をするということで、募集定員の外枠で合否を考えるという具合にしたいというところでございます。
(3)番は学科改編に伴いまして、県外指定地域の学科の変更でございます。これは鳥取工業高校の都市環境科と建築環境科を再編しまして建設工学科という新しい学科に再編をしましたので、都市環境科の県外指定地域でありました兵庫県美方郡新温泉町、それを新しい建設工学科に適用するという変更であります。
それから4番のその他ですが、推薦入学選抜の出願を、これまでは郵送ではなくて持参してくださいということにしておりましたが、全県からの応募もあり得るということで、なかなかその方法で提出をするのに長距離を出張して持っていくというのも大変だということもありますので、郵送可としたところでございます。この要項につきましてはその他に挙げておりますように、現在、説明会を開いているところでございます。以上でございます。
(委員長)
ご意見、ご質問はありますか。
(教育長)
外からの要望があった外国籍の生徒への対応はどうやって形になって出ていくということになりますので、注目は後でされるのではないかと思います。
(委員長)
それは何度か。
(教育長)
協議をいただいて、その形です。
(委員長)
では、よろしゅうございますか。それでは報告事項オ、お願いします。
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○報告事項オ 平成20年度鳥取県立特別支援学校高等部及び専攻科生徒並びに幼稚部幼児募集要項について(公開)
(特別支援教育室長)
同じく平成20年度鳥取県立特別支援学校高等部及び専攻科の生徒並びに幼稚部幼児募集要項について、ご報告いたします。
5月の定例教育委員会で承認されました入学者選抜基本方針に基づきまして、詳細の募集要項を定めたものでございます。おはぐりいただきまして、1ページからが高等部及び専攻科の生徒募集について、同じく10ページからは幼稚部の幼児募集についてというところです。大きく変わりましたのはこの4月1日から学校教育法の一部改正がございまして、盲聾養護学校という学種が特別支援学校に1本化されたために、この募集要項につきましても特別支援学校という大きな枠組みで考えております。なお、中につきましてはそれぞれの障害種に応じて募集の資格でありますとか提出書類が若干違って参りますので、学校別として募集要項を組んでおります。その他の変更点はございません。基本方針にのっとってこのように定めております。
(委員長)
いかがでしょうか。
(特別支援教育室長)
なお訂正がございまして、7ページの(6)番その他のエ、皆生養護学校における説明会の時間が午後1時30分という時間に、印刷ミスがございましたので、訂正をお願いいたします。
(委員長)
よろしゅうございますか。それでは報告事項カ。
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○報告事項カ 平成20年度鳥取県立特別支援学校理療科教員採用候補者専攻試験(再募集)実施要項について(公開)
(特別支援教育室長)
平成20年度鳥取県立特別支援学校理療科教員採用候補者選抜試験(再募集)の実施要項についてでございます。これはこの結果にもありますように募集をかけましたけれども、応募者0ということで、ここ何年かずっと0の状態が続いております。再募集をいよいよかけなくてはいけないような盲学校の状態がございます。理療科教員は現在9名でございますが、教員が5名、それから定数内講師として4人という状況で、この4人のうち2人は70歳以上という状況で、ご無理をお願いして教育に携わっていただいている状況がございますので、ここで募集をかけたいということです。試験日はそこに書いてございますように11月30日。出願書類の交付につきましては昨日から開始しております。受験資格につきましては、7月に実施いたしました教員採用試験と同じでございます。それから採用予定者数は若干名としておりますが、来ていただければ人格に問題がなく試験に合格された方は採用していきたいというのが本音でございます。そのうち障害者枠も考えておりまして、そこにありますように身体障害者手帳の被交付者(1級から6級)あたり、この中で内数として若干名ということでございます。あと、実施要項につきましては、以下に付けているとおりです。以上です。
(委員長)
はい。何かご質問、ありますでしょうか。
(教育長)
これ慢性的に、教員養成が充分ニーズに応えられていないのです。つまり、これできるのは筑波大学だけですよね、全国でね。定員割れがなんと20ぐらいです。だからこれは、どこの県も困っているので、私、国の要望の中に入れようと思っているのです。今度、文科省に言ってみようと思うのですけどね。根本をやらないと、どうしてもありません、応募してくださる方は。
(委員長)
よろしいですか。では、報告事項キ。
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○ 報告事項キ 生涯学習フェスティバルとっとり2007in西部の実施結果について(公開)
(家庭・地域教育課長)
生涯学習フェスティバルとっとり2007in西部ということで、10月6日から8日、米子で実施してきましたので報告いたします。平成17年に「まなびピア鳥取2005」という、全国生涯学習フェスティバルを実施いたしまして、それを一過性のものにしないということで、昨年は中部地域、今年は西部、来年は東部ということで、今、予算要求に向かっているところでございます。その西部を10月6日から8日ということで、これは米子市をはじめとする西部の市町村の方々合同で、公民館の方々の発表、あるいは展示というものを中心に行ったところです。6日につきましては、これは県主催のとっとり県民カレッジ主催講座の中のイベントを、三屋裕子さんをお招きした講演をメインとして6日には実施いたしましたし、7日につきましては、生涯学習シンポジウムということで島根県、あるいは鳥取県内の教育委員会にお出でいただきまして、「放っておいても子どもは育たない」というテーマで、お話し合いをしていただいたところでございます。ステージ発表も、米子市の文化ホールと、外の特設ステージで、それぞれ賑やかなステージの発表をしていただいたところです。参加人数は3,200人ということでございましたが、今回のフェスティバルの特徴といたしましては、次のページに書いております。非常に高等学校の方々にも協力をいただきました。特に境港総合技術高校の生徒の方には、連日、ボランティアとして総勢120名の方々に参加していただいて、サポートをしていただきました。それから米子高校の方には、写真でも載せてありますそのような看板を全て手づくりしていただいて、非常にご苦労をおかけさせましたけれども運営していただいたということでございます。その他、米子松蔭でありますとか米子高校、溝口中学、そこに挙げております学校の方々には、野外ステージでの発表を取り組んでいただいたというところです。それからもう1つは、今回は、特に市町村の社会教育担当職員が西部に非常にその強力なネットワークを持っていらっしゃるということで、昨年度の末辺りから声掛けがありまして、県が主催でこの市町村の手足となって動くというだけでなくて、自分達で盛り上げて行きたいということから、債務負担行為の設定をいたしまして準備を進めていただいて、10月の始めに実施したという状況です。アンケートもいたしまして、結果につきましてはご覧の通りでございます。以上です。
(委員長)
何かご質問等はありますか。アンケートのところの性別の隣に年齢があって、男の年齢別とか、女性の年齢別とかというのは分かりますか。要は生涯学習の課題がぽんと出てくるのです。
(家庭・地域教育課長)
そうですね。これには載せておりませんが分かるはずです。ちょっと調べて、また。
(委員長)
あきらかに出てきます。
(家庭・地域教育課長)
そうですね。男性の方はやっぱり、少ないでしょう。
(委員長)
社会教育でいちばん大きな課題ですから。報告事項ク。
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○報告事項ク 「第3回とっとり発メディアとの接し方フォーラム」の実施結果について(公開)
(家庭・地域教育課長)
続きまして、教育長からもお話がありました「メディアとの接し方フォーラム」ということにつきまして、3年目になりますけれども、これをこの度は10月20日に湯梨浜町の中央公民館をお借りいたしまして実施いたしました。今年は携帯・インターネットについてということで、3年目ですので集大成の年ではありますが、携帯・インターネットに特化したような内容というものも盛り込んでしたところです。アトラクションとか実践発表、あるいはパネルディスカッションということで、それぞれの県内での実践のお話を、あるいは県外からの参加者によるそれぞれの県での取り組み状況等を発表をしていただいたところです。県内では、講師に群馬大学の下田教授でありますとか、環境大学の福山教授にお出でいただきまして、県外の講師、県外の活動者の発表も、鳥取県が今まで3年間の中で目指してきた地域あるいは県民の方への啓発の方法などを、最近実践していらっしゃる方々の取り組みを参考にしながら、今後、向かっていこうということで、この方々の実践発表、取り組みを含めたパネルディスカッションをしていただきました。フォーラムの成果といたしましては、次のページに様々なご意見につきまして、書き上げてはおりますけれども、携帯電話の危険性を初めて認識して、次につなげていきたい、子ども達に、非常に大きな影響を与えているのだなということを考えていただく契機になったかなと思っております。以上です。
(委員長)
何かご質問等ありますか。
(委員)
2ページの下のところにフォーラムの成果のところで、今後、取り組むべき方向性について確認し合うことができたと述べてあるのですけれども、私もその方向性を知りたいと思うのですが、どういうものですか。
(家庭・地域教育課長)
具体的には書いておりませんでしたけれども、これは学校とか県教育委員会が発信するものではなくて、県民の方に広げて、草の根から取り組みを進めていただきたいということがございました。その核になるものとして保護者の方々、県Pの方々の取り組みがまず1つありまして、その方々を核にして保護者の方々に広げていっていただけたら。それからさらに地域の方々も見守りで広げていっていただきたいと。それでその県が主導ではなくって、NPOの方々を中心にして広げていっていただきたいというふうなことがございましたので、その点につきましてそのフォーラムの中で、実際にはその実行委員会の中で確認したということもありますけれども、このような方法で、今後に向かっていけたらというふうに思っております。県の中では青少年健全育成条例等の改正もございますので、知事部局とは今の時点でも勉強しながらやっているわけですけれども、今後は青少年県民会議でありますとか、それ以外のその県の所管している団体の方々との連携も含めながら、広く県民運動にしていけたらというふうに思っています。
(委員)
そういう意味の方向性なのですね。
(家庭・地域教育課長)
はい。
(委員)
私はなんか、内容についてこういう方向で取り組むということが確認されたのかなと思ったのですけれども。ちょっと内容のことは分かりませんね、これではね。そのメディアとの接し方をどうすればいいかという中身ではなくて、誰が主体になって、こういう運動をしていくかという方向が出たということですね。
(家庭・地域教育課長)
そうですね。
(教育長)
ただ、今回3回目なのですけど、1回目の辺はテレビとかビデオだとか、そういう映像的なものが割りと中心だったのです。それぞれの意味があるので、その対応をちゃんとしないと子ども達にいろんな影響がありますよ。最近は、3回目、2回目もそうでしたけれども、インターネットと子ども達との関わりの問題というのも、またひとつ新しい問題が出てきたなということなので、この方向性の中には、県だけで旗振りしてやるのじゃなくて、NPOに皆さんが草の根的にたくさんでやるのですよということの説明と、それから、携帯・インターネット的なものも、きちんと視野に入れておかないといけないなという、そういう方向性が確認されたじゃないかなと、私は感じているのですけれども。
(委員)
ステップバイステップでいくしかないと思いますけれども、携帯やインターネットはこういうふうに使いましょうとか、こういう問題があるのでこういうことは注意しましょうとかというふうな中身がやっぱり出てこないとこういう事業をやられたということも分かるし、今後もやっていくというのも分かるけれども、実際にじゃあ、親はどうすればいいのか。地域で何をすることが求められているのかという、その中身の方向性もまた徐々に分かりやすく、出てくるといいなと思うのですけれども。
(委員長)
私も聴衆の1人で参加したのですけれども、具体的に、教育長のご挨拶にもあったのですけど、こういうものは、やっぱり光と影があって、そういう部分で、いちばん大きなポイントはそういう光と影の部分とか、こういうものはどういうものだというのを理解しようというのが1つと、影の部分をどうシャットアウトしようかという部分と、光をどう利用しようかという部分。そういう議論があったと思うのですよ。その時に多分、ここからは僕が考えているのですけれども、そういう効果を合わすためには、3つぐらい視点が必要になると思って、1つは今、課長さんがおっしゃったように、地域とか保護者自体の住民運動で、よくあるのは子どもの方がどんどんよく理解するので、親が分かっていないので、何が良いとか悪いとかも言えない。まず親自体が勉強をし合っていかなきゃいけないという住民運動です。もう1つは、あまり議論されなかった、学校でやっぱりきちんと教えないといけないなと思うのですね。この光と影とか、メディア教育をしないといけない。もう1つはやっぱり行政でフィルタなりなんなりしなきゃいけない。3本立てぐらいやらないとちょっと難しいよねと思うのですけれども。
(教育長)
今、委員長さんがおっしゃったその中の2つですが、1つは今、条例改正を11月議会に出しますよね。例えばインターネット機能のついた携帯を買う時には、保護者に業者はちゃんと説明して、フィルタリングがかかりますよということを説明して、その上で保護者はそれを買うようにするという努力義務は入ります。それが1つの条例の方に向かっていくひとつです。それからもう1つは、さっき学校の方とおっしゃったのですけど、これ別途、今年急遽、私がちょっと言い出したのですけど、学校長、あるいはいらっしゃらなかったら教頭先生、それから生徒指導担当の方、それから報教育の担当の方に集まっていただいたのです。9月だったかな。300人以上、集まってもらったのです。そこで今の携帯・インターネットがどういうふうな意味を持つかということを、先生に来ていただいて、実際、その携帯からサイトに繋いでもらったのです。いろんな暴力や性やいろんな問題があるのですけど、性なら性のサイトの方に繋いでもらって、学校の先生方はあまり知られないので、こんなのですよ、いとも簡単に入れるのですよということを知ってもらいましたので、情報担当の先生には、この授業の中で情報の授業がありますから、授業の中でその操作の仕方だけじゃなくて、情報モラルというか、リテラシーの問題について、きちんと影の部分があるということを言って下さいねと話しました。これからさらにしていきますので、そこで具体的に攻めていくという形かな、負の部分については。いいところもありますのでね、おっしゃたように。
(委員長)
先程、学力調査のところで、携帯と通話、メールをしていますか。小学校、全国にマイナス10.5、中学校マイナス23.2、これはプラスとしてとったらいいと思いますけどね。そうなってきたらできるのですけれども。群馬県と茨城県、お出でになったのですけど、その数値がちょっと知りたいですね。地域性もあるので、それは一概に、これがそうだとは言えないのですけれども、すごい取り組みされて、発表をされたので。教育の大きな課題の1つになります。
(教育長)
取り組みとしては文科省が注目していまして。群馬県と茨城県、鳥取県も注目しています。
(委員長)
そういう全体の流れも、データ分析ありますので、今度。
(教育長)
そうですね。
(委員長)
はい。じゃあ次に行きましょう。報告事項ケ。
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○報告事項ケ 船上山少年自然の家30周年記念式典の実施結果について(公開)
(家庭・地域教育課長)
それでは引き続きまして、船上山少年自然の家が今年、30周年を迎えまして、その式典を去る11月2日に開催いたしましたので、そのことについて報告をいたします。
この日は船上山少年自然の家で、80名の方々に御列席いただきまして式典をいたしました。記念式典、記念撮影、記念植樹ということですすめました。少年自然の家の概要をそちらに書いております。出席させていただきました印象といたしまして、本当に地域の方々に支えられた船上山だなということを強く感じたところです。お話の中存続の危機というふうなことも入ってきたりして、私には少し分からないところもあったのですけれども、今後は社会教育の施設として今後も地域の方々の協力の元にやっていきたいというようなことを所長はじめ認識を新たにしたところです。地域では学校給食会の方で、こちらの給食は地域の方々に食材を担っていただいたり、職員の方もそちらのほうから採用しておられたりということで、非常に琴浦町についても、地域の船上山少年自然の家だというふうな認識で、守っていただいているというふうな感じがしました。野外炊飯場は去る9月末に完成いたしまして、これで天気の心配なく皆さんに野外炊飯していただけるというふうなことで、非常に喜んでおられます。以上です。
(委員長)
よろしいですか。では、報告事項コ。
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○報告事項コ 平成19年度地域文化功労者文部科学大臣表彰について(公開)
(文化課長)
平成19年度地域文化功労者文部科学大臣表彰についてですけれども、11月1日に東京都の方で表彰が行われました。表彰の趣旨についてはここに記載の通りでございまして、芸術文化振興とか、文化財の保護に尽力する等、地域文化の振興に功績のあった個人とか団体に対してその功績をたたえるというものであります。被表彰者は記載しておりますけれども、芸術文化の関係では、古澤義雄氏。それから文化財保護の方では、坂田友宏氏。古澤さんの方については文化観光局のほうが推薦いたしまして、坂田さんの方は教育委員会のほうが推薦いたしました。功績概要等についてはそこにありますとおりです。以上です。
(委員長)
では、報告事項サお願いします。
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○報告事項サ 第5回鳥取県ジュニア美術展覧会について(公開)
(文化課長)
第5回鳥取県ジュニア美術展覧会についてでございますけれども、それにつきまして10月2日から4日まで出品審査を行いました。第5回ということで、県内の4ヶ所で受付をいたしまして、審査会を10月23日に行いました。出品状況はいちばん下に記載していますけれど小学校、中学校、高校、部門では絵画・デザイン、書写・書、写真で、合計で4,364点ほど出品されております。その中で10月23日の審査会で、1,322点が入選、内訳は知事賞、教育長賞、奨励賞、入選賞ということで審査しました。これらにつきましては、そこに書いてありますように、本展示を県立博物館、巡回展を倉吉博物館と夢みなとタワーということで計画しておりますので、是非、ご覧いただければと思います。以上です。
(委員長)
よろしゅうございますか。ご質問は。
(委員)
巡回展は開催地区の入選作品のみ展示となっているのですけれども、もし可能であれば他の地区の生徒のものも一緒にあった方がいいような気がするのですけど、これはなぜこうなっているんですか。
(文化課長)
施設の関係。
(委員)
施設の関係なんですね、分かりました。
(委員)
最近、なかなか絵を子ども達に描かせて、絵の力をつけるというのは難しいと思います。私達が教室を見て回った時も、どんな絵があるかなと、私は関心があって見るのですけど、飾っていなっかたり、どうかなと思う絵とか、私1人ではないですよ、そういう感じを受ける人っていうのは。感性の教育がとても大事と言われておりますけれども、中学校は確かに時間が少なくなっております。今、聞きたいのは、子ども達の応募してくる点数というのは、以前と比べてどんなものかなあと思いまして。
(文化課長)
そこには2ヶ年しか出しておりませんので。
(委員)
大体の傾向として。
(文化課長)
以前の資料がないので、あれですけど、昨年度も4,000点、その内の3,100点あまりが、去年も今年も同じ小学生。中学生が1,000点前後、高校生が100数点ということで、この傾向は去年も今年も同じ状況です。それ以前についは手元にないので。
(委員)
もう少し前のが知りたい。
(委員長)
でもまだ、5回ですよ。
(委員)
5回ですね、ほんとですね。
(教育長)
少しずつ増えてきていると思いますけどね。
(委員)
ああ、そうなのですか。
(委員長)
素晴らしい作品がありますよ。
(教育長)
審査する方も大変ですね。
(委員長)
倉吉でやった時の特選なんか、ほんとに素晴らしかった。それでは、報告事項シ。
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○報告事項シ 学校と連携した美術部門の普及事業について(公開)
(博物館長)
報告事項シは、学校と連携した美術部門の普及事業について報告するものです。以前に子ども向けの美術展覧会、「GO!GO!アート探検隊」とか、いろんなことを博物館の中でやっていますよというご報告をいたしましたが、それでは学校の方に出かけて行ってどんなことをしているのだということを、今日はまとめて報告したいと思っていますし、この事業はいろいろ私の方では、課題がまだまだ残っていると思っていまして、今後どうしたらいいか、どういうことを考えているかということも合わせて、あとのほうでお話したいと思います。
まず、経緯に書いていますように、実は平成13年度頃から、美術の学芸員が本物の絵を持って学校に出かけておりました。生徒さん達に絵を見ながらいろんな話をしていましたが、なかなか本物の作品を持っていくのは棄損してしまうということが出てきまして、17年度辺りから再編成をして、レプリカを持っていくようなことに切り替えたこと、あわせてアート、アーティスト、例えば陶芸家とかなんとか学芸員が出かけて行っていろんな話をしたり、あるいは実際にそこで、美術作品を作ってみたりということを、17年度からかなり大きく変えてやり始めたということです。18、19と、回数を増やしたり、貸し出すようなレプリカもどんどんバリエーションを増やしていったりということで、充実してきているというのが現状であります。19年度もかなり、回数なんかも増やしておりますが、そこに黄色く塗ったような表で、実際に行っているところも書いております。その風景というか写真もつけております。
問題は3番、今後、この事業についてどう評価して、どう考えているかということであります。不十分であると思っております。来年度の計画の案と書いておりますけど、ちょっと話が転換しておりまして、来年度以降、学校連携した美術部門の普及事業だけではなくて、博物館の中でも外でも、全体を通して美術部門をどうやって普及事業に取り組んでいくかという姿勢を書いてあります。3つ必要だと思っていまして、もっともっと幅広い層の人の方がアートと出会えると機会を準備したいと思っています。それが1点。それから、特に(3)に書いてあります、学校連携をもっと深めたいと思っております。私どもが展覧会の前とかいろんな機会を捉えて、あるいは校長会等々でいろんな機会に、校長先生に是非、生徒さんに来てくださいと、博物館に来てくださいと言っておりますが、来ていただけるところもありますけど、来ていただけないところもかなりあるということです。なかなか加速しないということがあります。博物館の中には美術部門に、学校現場から異動で来ている学芸員達がたくさんいます。今、学芸員20人の内の8人が学校から来ている職員ですが、彼らに聞いてみると原因がだいたい分かってきます。校長先生や教頭先生に言うのもいいけど、一線の先生方、美術の先生、理科の先生、社会の先生、こういうところに博物館がこんなことができるとか、博物館に来てもらったら、この教科だけじゃなくてこの教科の単元の、ここの展示がまさにあるとか、どういうような活用、すべて分かるような、言わばガインス、ガイドブックのようなものを作ったらというようなことが、かなり出てきています。共通した学芸員の声でして、じゃあ来年度から掛かろうかというとこで今、予算要求しているというようなことです。そういった視点が必要だ、学校をもっと博物館が役に立つようなことを、メニューも提示していこうじゃないかという視点を持って取組んでいるということでありまして、具体的には次のページであります。
来年度、今、このような要求をしておるところでございます。まず上に、うちの博物館の中で何をやるか、迎えるほうの策ですね。サタデー・ナイト・フィーバーというのがありますが、サタデー・アート・フィーバーということで、とにかく毎週土曜日は博物館で、美術のなにかのイベントを必ずやっているというふうにしたいと。特にトークセッションというものを充実して、色んな美術関係のおもしろいその、県外も含めて国外も含めてそういう人たちを呼んできて、フリーなディスカッションとかトークをやるような会とかですね、従来からやっているようなワークショップとかをやって、とにかく土曜日や芸術の日、美術の日みたいなことにしたいと思っております。子ども向け展覧会は、先ほど言いましたように最近特に取組んでおるところなのですけれど、今日もお手元にお配りしているこういうガイドブックがあると思うのですけど、展覧会に来て解説を見て帰るだけじゃ、子ども達はなんだかよく分からない、難しいそうだという感じになると思うのです。ですから、こういう子どもさんたちがめくって、これを展覧会に行くと2倍楽しめるような感じのガイドブックを作っていこうじゃないかと。それから、展覧会を見て帰るのじゃなくて、博物館の裏に来てくださいと。バックヤードに来てくださいと。美術の学芸員たちがどういうふうな美術作品を見ながら、例えば企画しているかとか、バックヤードプランのようなこともやろうじゃないかと、そういうふうな魅力を高めようというのが館内での、ちょっと考えていることであります。
館外での事業の方ですけど、これが先ほど言いました17年度からやっている事業、最初に書いてある学校に出向いてですけど、これはさらに充実してやりたいということ。学校以外でも地域の公民館でも出向いてやっていこうということがあります。来年、特に考えております、最後に書いている学校連携・支援事業ということで、Museum for schoolと書いてありますけれども、上の館内外に加えて、先ほど言いましたように、第一線の先生方が、博物館に来い来いと言うけれど、行ったらどういうことをしてくれるのかと、授業や学校行事でどういうふうに役立てるのだということを分かりやすく、ガイドブックを作りたいなと思っています。実際には印刷物ではなくて、ホームページで伝えたいと思っています。ホームページをクリックしてもらうと、例えば社会見学や遠足に行く時はどういうふうにしたら、どういうものがあるんだ、どういうサービスができるだとか、足がないけどバスを援助してくるような方策があるのかとか、そういったことを分かりやすく出すとか、あとは授業で利用する時には、例えば中学3年の社会の単元だったら、ここがちょうど出ていますよとか、対応をずばっと出したり、あとは学校支援がいろいろできるその他のメニューで、どんな資料が貸し出せるかとか、学校の方に。専門の学芸員がいるのでお話ができますよとか、そういう出かけていくときのお助けできる総合メニュー。そういうものに対応できるガイドとホームページ上に立ち上げたいと。ガイドブックはそれを全部プリントアウトしていただければ、それが即、ガイドブックになるような形にしたいと思って、そんなようなことを考えています。以上です。
(委員長)
質問、ご意見等。
(教育長)
学校の場合活用するのが少ないんですよ。自然系も含めて。学校が少ないのはひとつは学校が窮屈になっているのです、授業時間数が減らされてね。今度、学習指導が増える方向にありますから、3年後ぐらいにはなるのかなと思っていますけど。だけど、どんどん攻めていかないといけないので、どんどん紹介してあげて、こういうふうなだったらできますよとか。
(委員)
学校の事情はたぶん、こうだと思いますね。今、おっしゃったことがひとつあります、窮屈になっているという。それからもう1つ、大きな理由は輸送手段なんですよ。これは県立美術館に限らずなんですけれども、本当にどこかに行こうと思えば、限られた時間で行って帰らなくてはならないわけですね。結構、お金がかかりまして、バス1台借り切りと。おそらくいちばん大きなネックは輸送じゃないかと思うのです。もし本当に足を運ばせたいということであれば、そのことを考えないと。例えば東部に県立美術館でこんなのやっても、中部、西部の学校はもう初めからもう、どうしようもないですよね。東部の学校ですらやっぱり、限られた時間ですから。それは将来的にはいろんな場面で活用できる手段が必要だと思います。それと今、教育長さんがおっしゃたんだけども、授業時間が増えない場合でも、今まではその総合学習の時間とか活用できる機会はあったわけですけれども、それもできなかったというのは、今言いましたことも大きく関わってくる。あともうひとつは、我々が今扱っていますように、学校にいわゆる教科の授業以外のことをたくさん持ち込んでいますでしょ。やれ人権教育だ、性教育だ、なんたらかんたらというのが、減ることはないのですね。どんどんどんどん増えていくわけです。どれもしっかりやれと言われる。物理的にも、なんか心理的にもゆとりがなくなってきているというようなこともあって、本当にそれぞれはとてもいいことで、一生懸命やっていらっしゃるのですけれども、なんか広がらないな、実効が上がらないな、というのはやっぱり原因があるので、どうしたらいいのかな。やっぱり少し考えるべきだと思いますね。
(博物館長)
県立高校の校長先生方をずっと回っているのですけれども、何がネックになっていますかねと聞きますと今、おっしゃった通りで、まとまって行く時の時間繰りが大変だとか2番目にバスのことをおっしゃる校長先生もいらっしゃいます。バスが出たり、迎えにきてくれると助かるのだけどと。あと、他から聞きますと、連れて来てくれている先生に聞きますと、いや、本当で行こうと思ったら何とかやれるのですよ、頑張って下さいみたいなことを言われた方もいる。今回、新規事業でバス送迎する経費を新規で要求しておりますので、教育長からそういうので要求してみたらどうかということもありましたので、それを要求しています。そういう経緯もあります。
(委員)
これはすごいことですよ。
(博物館長)
なかなか難しいですけど。どこまでつくかどうかわかりませんので大変だと思います。そのバス、100万近く予算要求をしようかなと思っているのですけれども、できるだけその時は、来にくい学校をできれば配慮しながら優先的に実行してきたいなと。もし付けば、執行したいなと思っています。
(委員)
色々なイベントがあっておもしろいなと思いました。このアーティストと学芸員の連携講座とか、学校に出かけられるものなどは希望ですよね。
(博物館長)
そうです。年度末に、希望を取ります。
(委員)
それで、学校に来ていただくと多くの子ども達がそこに参加して、おもしろく楽しめるので、これひとつすごいなと思いました。いいと思います。もう1つは、公民館とかいろいろあると思いますけど、例えば県立博物館と米子でいうなら米子の美術館とか。美術館と図書館は併設しています。図書館には結構連れて行かれる親御さんもあるので。美術館を利用する人が高齢者。どうしたら、その下の年齢をひきつけていけるのかというのが話題になったこともありました。子どもは、じゃあどうやってひきつけるかといったらいいか。若いお母さんが一緒に楽しめるような場面を、子どもと一緒に楽しめるような場面を作ればもっと来てもらえるだろうなというのがあって、いろいろ計画があるので難しいかもしれないのですけど、どこかの場所でこういうことをしていただくと広がると思います。もう1つ子どもが集まる場所は、米子市は児童文化センター。これは本当にいつも満員ですから、そういうところで計画があるので、いろんなことをしてやっておられますけど、本当にたくさんの子ども達がここにはやってきます。こういうところに行ってもこのアートをより理解してもらえると考えます。
(委員)
そんなので考えるとやっぱり、今ある施設を有効に使いながらこういう組み合わせでやってもらって、ばらばらでやるよりは米子でやって、境とか淀江とかも来てもらう。なんかそういう、戦略的にあるものを使って。あと、バスなのですけど、あまっているバスとかはないんですか。県庁で、借りられるものとか。
(博物館長)
公用車ですか。
(委員)
ええ公用車です。例えば境港市なんかのイメージでいくと、バスがあって、それを使って、20人ぐらいの集団は研修に出かけたりとかするのだけど。予算要求しながら、いちばん効率よく今、あるものでというのがあったらいいじゃないかなと思ったのですけど。ちょっと事情は分からないのですけど。
(委員)
鳥取市なんかもそういうバスがあって、結局、空いているときならいいですよって言われるのですけど、空いた日と行きたい日がなかなか合わないというのがあって、なかなか使いにくいみたいです。ですから郊外に出るというのが一大行事になってしまうので、簡単に気軽に見に行くとか、しに行くとかということは難しいですね。
(博物館長)
おっしゃったように市町村で、いろいろ事情があって、そういったバスでというようなことも可能だと思うので、年度末に、翌年度のメニューを紹介して希望を聞きますが、もし予算、バスの予算が通ったらその時に合わせてそのバスのことも付随して聞いて、来にくいようなところを優先するというふうな形でやっていきたいなと思っております。
(委員長)
はい。じゃあ報告事項のス。
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○報告事項ス 文部科学大臣による平成19年度学校保健表彰及び学校安全ボランティア活動奨励賞について(公開)
(体育保健課長)
文部科学大臣による平成19年度学校保健表彰及び学校安全ボランティア活動奨励賞でございます。
表彰の趣旨は、そこに書かれておりますけれども、学校保健及び学校安全に功績のあった方々の表彰でございます。これは、市町村教育委員会でありますとか、それから医師会等の学校保健関係団体に照会いたしまして、そこから推薦があがってきた者を、審査をいたしまして、文部科学省の方に推薦いたしまして決定されるものでございます。
学校保健関係は、今年度、学校医さん1名、学校歯科医さん1名、養護教諭さん1名が決定になっております。この中で、養護教諭の江府中学校田村由美子先生でございますが、特に、12年にありました西部地震の時に、地震直後からカウンセラーの先生方と協力して心のケアにあたられたと。そういうふうな経験をもとに、子ども達に寄り添う指導というのが評価されたものだと思います。
2つ目の、学校安全ボランティア活動奨励賞でございますが、これは今年度、新たに設けられたものでございます。特に奈良で起きました下校途中の小学児童の殺害に伴いまして各地域で、いわゆる見守り隊と称するボランティア団体が、どんどん活動して下さるようになったのですけれども、この活動奨励賞の要件のひとつに、10年程度の活動実績があるというものがあったものですから、奈良の事件以降、行っていただいていますボランティア団体さんの方は、ちょっと年数が足りないということもございまして、今年度は久米中学校のPTAさんが表彰されることになりました。久米中学校さんはいろんな活動をしておられるのですけれども、聞いてみますと、以前、宿舎に不審者が入ったというふうなこともありまして、私達も本当に必要に駆られてやっているのです、表彰されるようなことではないですというふうなことをおっしゃるのですけれども良い活動して下さっているということで、この度、初めての受賞となります。
表彰式でございますが、学校保健関係で、ちょうど本日、香川県の方で行われています全国学校保健研究大会の会場において表彰がされます。それからボランティア活動の奨励賞の方は、今度13日に東京の方であります。以上でございます。
(委員長)
じゃあ次いきます。報告事項セでございます。
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○報告事項セ 第62回国民体育大会鳥取県選手団の成績について(公開)
(スポーツセンター所長)
第62回国民体育大会鳥取県選手団の成績について報告します。10月の定例教育委員会で情報提供をしましたので、重複いたしますが、正式に今回、報告事項としてあげました。
はぐっていただいて1、2ページに成績の方は書いてあります。総合成績第43位ということで、次のページにそれぞれの種目の個人・団体の8位以上の入賞者の一覧があります。以上です。
(委員長)
よろしいですか。この成績はどう評価されますか。よく、頑張ったと。
(スポーツセンター所長)
前回、昨年が45位という順位でありましたので、目標としては、それを上回るということの最低目標と掲げましたので、それはクリアいたしましたけれども、本来の30位以内ということには、まだまだ努力やいろんな面で工夫や選手強化すべきであると、そういうふうに思っております。以上です。
(教育長)
でもかなり皆さん頑張っている。一番小さい選手団じゃないの。
(スポーツセンター所長)
全国最小です。行進でもそのようにアナウンスされるくらいです。得点率は、昨年よりも点は上がっております。我々の中ではやっぱり、人口比に対する得点率というのも本当はみたいということで、違った意味で県の励みになるじゃないかなと思っています。
(委員長)
報告事項ソ、お願いします。
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○報告事項ソ 平成19年度体育指導委員功労者表彰について(公開)
(スポーツセンター所長)
では引き続きまして、平成19年度体育指導委員功労者表彰について、報告いたします。はぐっていただきまして、体育指導委員の功労者表彰ということで、文部科学大臣が体育指導委員功労者として、表彰をするものであります。受賞される方は、絹谷真幸さん、日南町の体育指導委員として長きにわたって鳥取県の体育指導委員の推進役になっておられる方です。表彰式はそこにありますように本日の午後、新潟市であります。以上です。
(委員長)
よろしゅうございますか。では続いて、報告事項タ。
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○報告事項タ 伝統芸能功労団体賞について(公開)
(文化課長)
伝統芸能功労団体賞ということですけれども、これは後継者育成等、活発に活動をしていらっしゃる団体について表彰をするものでありまして、今年度の被表彰団体はそこに書いたとおりで、賀露神社麒麟獅子保存会と宇野三ツ星盆踊り保存会であります。団体の概要等はそこにありまして、表彰は今、お手元にチラシをお配りいたしておりますけれども、17日の土曜日に倉吉未来中心で行います第43回民俗芸能大会の席上において表彰をします。以上です。
(委員長)
続いて報告事項チお願いします。これは非公開と書いてあるけど。
(家庭・地域教育課長)
公表時点が昨日分かりまして、11月14日になっております。
(委員長)
分かりました。ではお願いします。
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○報告事項チ 平成19年度社会教育功労者表彰について(非公開)
(委員長)
なにかありますか。これで、非公開案件は終わりまして、公開ですが。では、これで定例教育委員会は終わります。次回は、12月21日に開きたいと思います。
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