平成21年7月28日(火) 10時00分~12時00分
(1)議案
【議案第1号】 公開 ≪資料 PDF≫
平成20年度教育行政の点検及び評価について
【議案第2号】 公開 ≪資料 PDF≫
請願に係る採択の可否について
【議案第3号】 公開 ≪資料 PDF≫
平成23年度県立高等学校の学級減について
【議案第4号】 非公開 ≪資料 PDF≫
鳥取県教育審議会生涯学習分科会臨時委員兼社会教育委員について
【議案第5号】 非公開
公立学校教職員の懲戒処分について
【議案第6号】 非公開 ≪資料 PDF≫
市町村(学校組合)立学校長人事について
【議案第7号】 非公開 ≪資料 PDF≫
鳥取県就学指導委員会の委員について
(2)報告事項
【報告事項ア】 非公開
≪資料 PDF≫
市町村(学校組合)立学校教職員人事について
【報告事項イ】 非公開
鳥取県教科用図書選定審議会の第1次・第2次答申について
【報告事項ウ】 公開
≪資料 PDF≫
教育委員会事務部局人事について
【報告事項エ】 公開
≪資料 PDF≫
全国大会等で活躍した児童・生徒に対する教育長表彰について
【報告事項オ】 公開
≪資料 PDF≫
公立学校施設の耐震改修状況調査の結果について
【報告事項カ】 公開
≪資料 PDF≫
県立米子工業高等学校改築工事(建築A・C工区)の杭工事の変更について
【報告事項キ】 公開
≪資料 PDF≫
平成20年度鳥取県市町村立小・中学校不登校児童生徒の状況について
【報告事項ク】 公開
≪資料 PDF≫
平成22年度鳥取県公立学校教員採用候補者選考試験について
【報告事項ケ】 公開
≪資料 PDF≫
平成21年度鳥取県立高等学校入学者選抜学力検査結果について
【報告事項コ】 公開
≪資料 PDF≫
平成20年度鳥取県立高等学校不登校生徒の状況について
【報告事項サ】 公開
≪資料 PDF≫
平成20年度鳥取県立高等学校中途退学者の状況について
【報告事項シ】 公開
≪資料 PDF≫
鳥取県家庭教育推進協力企業200社達成について
【報告事項ス】 公開
≪資料 PDF≫
あなたも弥生のお菓子職人!レシピ・アイディア募集事業について
【報告事項セ】 公開
≪資料 PDF≫
夏休み期間中の博物館の企画展等について
※非公開の議案等につきましては、会議録は公開されません。
1.開会
(委員長)
7月の定例教育委員会を始めます。よろしくお願いします。では、日程説明を教育総務課長からお願いします。
2.日程説明
(教育総務課長)
それでは、お手元の日程をご覧いただきたいと思います。まず教育長の一般報告がございまして、それに続きまして議案第1号、平成20年度教育行政の点検及び評価について、他6件。それから報告事項ア、市町村(学校組合)立学校教職員人事について、他13件であります。以上でございます。
(委員長)
それでは教育長から一般報告をお願いします。
3.一般報告
(教育長)
では、一般報告を申し上げます。6月5日以降です。
まず、6月5日から6月30日まで、6月定例県議会がありました。一般会計補正予算では学校耐震化ですとか、勉強がんばろうキャンペーンの交付金ですとか、山陰海岸学習館のリニューアルの経費が提案されて認められました。それから質問には35問ほど答えました。耐震化の問題、家庭教育の問題、ジュニア選手の競技力向上の問題等がありましたが、学力向上の関係や教員の給与関係が多く出ました。
それから6月6日、北栄町の図書館で源氏物語の講座がありまして、講師として講義をさせていただきました。
それから6月7日、13日、27日ですけれども、県民カレッジが主催している未来をひらく鳥取学が始まりましたので、その挨拶をしたり、講義を聞かせていただいたりしました。鳥取短期大学の松島先生にも食環境と健康ということで未来をひらく鳥取学の講座を持っていただきました。
それから6月19日、7月11日ですけれども、ガイナーレの県庁応援団がありまして、その決起集会がありましたし、実際に職員が応援に行こうということで応援に出かけたりしました。
それから6月22日、7月6日ですけれども、高等特別支援学校に関して琴浦町及び境港市から要望をいただきました。どういう要望かといいますと、旧赤碕高等学校や旧境水産高等学校の校舎を、設置が検討されている高等特別支援学校の候補地にしてはいただけないだろうかという要望がありましたので、それぞれ受けとりました。
それから6月22日ですけれども、高等学校卒業予定者の求人が、今年また厳しくなりそうですので、知事も入っていただいて、求人増加の要請に行きました。郷土を支える人材ですので、厳しい状況ではあるけれどもできるだけ頑張っていきたいということを、各商工会議所、その他でおっしゃってくださいました。
それから6月28日、にちなんおろちマラソン全国大会がありまして、挨拶とスターターをやりました。37キロのコースに537名が全国から参加された大きな大会でした。100キロコースもありました。
それから6月30日と7月6日、東部教育局や中部教育局の職員と学力向上について意見交換をしました。
それから7月2日、西部地区の学校と教育委員会を訪問しました。それぞれ現場の状況、授業を見させていただいたり、教育委員会の課題を教えていただいたりして意見交換をしました。
それから7月7日、今度は小学校の校長会の役員十数名の方と、子どもの学習意欲の問題、二極化の問題、学力を取り巻くいろんな問題について意見交換をいたしました。これについては同様に中学校の校長会との意見交換も7月23日に行いました。
それから7月8日、7月10日に、米子西高等学校、米子工業高等学校、皆生養護学校、倉吉農業高等学校を訪問しました。授業や生徒の実習を見たりしました。
それから7月11日、高校生のエコサミットが鳥取環境ネットワークの主催でありました。環境活動に取り組んでいる高校7校がステージの上で色々発表しました。高校生たちがしっかりした良い発表をしまして、たくさんの皆さんが聞きに来られていましたので、学校における環境教育の実効性が少しずつ出てきていると感じました。
それから7月13日から14日にかけて、委員長と一緒に静岡でありました全国都道府県教育委員会連合会総会に行きました。静岡の舞台芸術センターというところで研修の一環として演劇鑑賞もしてとても良かったです。
それから7月15日、教育審議会の第1回が行われ、高等特別支援学校について色々ご意見をいただいたところです。
それから7月17日、鳥取大学と県教育委員会との意見交換があり、高大連携、教員の免許更新の講習、教員採用についての意見交換をしました。
それから7月18日から19日にかけて、教員の採用試験がありました。昨年は大分県でいろんな問題がありましたので、そういうことも含めて公正公平に試験を行うのが大事だということで、3会場の監督の先生方にお願いをしました。
それから最後に、今日から全国高等学校総合体育大会であるインターハイがあり、本日教育委員会が終わってから出発し、明日、応援をしてきたいと思っています。以上です。
(委員長)
それでは議題に入りますが、本日の署名委員は岩田委員と中島委員です。よろしくお願いします。では、議案第1号からお願いします。
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4.会議録
○議案第1号 平成20年度教育行政の点検及び評価について(公開)
(教育企画室長)
議案第1号、平成20年度教育行政の点検及び評価をお願いいたします。お手元にお配りしていますものは、事前に協議させていただいたものに7月15日の教育審議会等での意見を踏まえて修正を加えましたものです。1枚つけておりますのが主な修正箇所でございます。今日お配りしている点検評価(案)をお願いします。
1ページをお開きいただきますと、今まで何度か審議会等でご議論いただいておりますけれども、「はじめに」ということで、点検評価の作成の手順、今後の取組み、昨年度と今年度の主に見直した点を簡単にまとめております。
それから2ページ目は教育委員会の活動状況ということで、教育委員会自体の評価ですけれども、昨年度と違うのは教育委員会の活動の自己評価を入れさせてもらっているところでございます。これは各教育委員の中で教育委員会の意義、特性が活かせた活動ができたかという視点で評価をいただいております。
以下、4ページ、5ページをお願い致します。評価の仕方につきましては到達度と成果、2つの評価基準でそれぞれ4段階の評価をしていただいておりますが、自己評価だということがありますので、この取組みが学校の成果に関わる分については、マル3にありますように学校長にアンケートをとらせていただきまして、その結果も踏まえて再度、自己評価を見直してもらい、左側にありますミッションの主要課題ごとにまとめました。
6ページ目をお願いいたします。到達度と成果の相関関係ということで、本年度の状況を載せております。網で囲ったところは注にありますけれども、本来、順調なのにBの評価、又はやや順調ではないということなのに、相当の進展があったとした評価について、※印でそういう評価をした理由を付けております。また、昨年からこの点検評価を始めましたけれども、昨年度、「順調でない」でD評価というのが若干あったのですが、今年度はなくなりましたし、A評価も若干増えたというようなことがあります。
あと、構成を簡単に説明しますが、7ページからはそれぞれの主要課題ごとに前年度である平成19年度の課題を最初におきまして、あとは主要課題、そのあとに個々の取り組みごとに概要と成果を載せております。最後に9ページをお開きいただきますと、今後の課題、問題点をまとめております。それを今年度の取り組みで活かしていくという視点で載せております。
最後に学校アンケート調査結果とそこに書かれた主な意見を載せており、それぞれの主要課題ごとにまとめております。
事前にお配りした分と本日配布したもので違う点を少し説明させていただきますけれども、38ページをお願いします。青少年社会教育施設の整備と利用者の拡大の部分で、教育審議会委員から、利用者だけの視点ではなくて建物の稼働率という視点も加えてもらえないかということがありました。稼働率も色々な捉え方があるようですので、今回は開所日数でどれぐらいお客さんが入ったかという稼働率と、それから利用者数を宿泊定員と開所日数をかけた数で割ったものの2つをつけることにいたしました。
それから29ページをお願いいたします。29ページは学校の運営組織体制の確立で、19年度の課題として副校長、主幹教諭など新しい職の設置を行うとありましたけれども、これについてもこれは事業がなかったもので成果として外れておりましたけれども21年度に副校長、主幹教諭を設置いたしましたので、そのことを追加させてもらっています。
それと28ページの真ん中あたりですが、学校図書館を利用した学びの充実、貸出冊数の増のところで20年度実績がまだ計算されておりませんでしたので、その結果を追加しました。こういう形で全体を修正して議案として出させていただきましたので、ご審議いただきますようお願いいたします。
(委員長)
それではご質問、ご意見がありましたらお願いします。
(委員)
気になるというか聞きたいことですが、学校長アンケートが5ページに出ていますが、その学校長アンケートの回答状況で、小中学校が少ないと思うのですけれど、時期の問題もあるのかと思ったり、どうしてかなという気がするのが1つと、それから議案として県議会に出されると思うんですが、これが教育委員会の平成20年度の取り組みの全体像ですけれども、それをどのように学校、社会、県民に下ろしていくのか教えて下さい。
(教育企画室長)
回答の状況で小中学校分が少ないということについては、今回インターネットを通じて、直接、校長先生に回答してもらうようにしましたので、集計結果について小中学校の振り分けはありますけれども、どこの学校が回答したのか分からないような方法にしたということがありましたし、時期も年度末ぎりぎりでしたので、見ていただけなかったりした部分もあったのかと思っております。この辺もうちょっと考えていきたいと思っています。今後は、おっしゃる通り、議会への報告、それからホームページに掲載しまして、ご意見等があったら受けるということです。
(委員)
やはり、学校から出た意見や私達がスクールミーティングをして出てきた意見は、子ども達の教育に実際に関わってくると思っています。10ページには色々とありますが、参考になる部分がたくさんあるわけで、主な意見の中にもこれはやはり改善していかないといけない部分もあります。学校はこれだけ頑張ってそれぞれの目標を持ちながらやっているので、それに対して評価をもらったり、困っている点を吸い上げてもらえれば自分達はもっと方法も変えたりしてやっていけるのにと思っておられる部分もあると思いますので、このあたりを大事にしていかないといけないと思います。
(教育企画室長)
これは、4月くらいにまとめておりましたので、各所属長に返しまして、今年度に活かしていただくようにお話しているところです。
(委員長)
他にいかがでしょうか。
(委員)
10ページの主な意見のいちばん下のところなのですが、もっと現場の意見や要望を吸い上げるシステムや機会を持っていただいたらとあるんですが、今の状態ではどのように吸い上げるシステムになっているんですか。
(教育企画室長)
色々な取り組みがありますけれども、学校訪問とかもあると思います。
(委員)
それぞれ、県教委と小中学校と地教委が入っていて現場があるという、その辺にスムーズにいっていない原因があるんじゃないかという気がしているのですけれども、もう少しスムーズに意見が上がったりできたらなと思います。
(教育総務課長)
この辺は、各地区の校長会にも県教育委員会の各教育局の職員が出て行って意見を聞いたりしていますし、当然、指導主事が現場にも出たりしています。それと、やはり小中学校で言えば、まずは地教委がしっかり現場の意見を聞き取ってそこの中で必要なことは地教委なりが工夫される。地教委のレベルでできないことであれば県教委にというそれぞれの責任、役割分担があると思いますので、その辺のことをもう少し学校から見て分かりやすいようにという主旨ではないかなと、この意見については理解をしています。
(教育長)
私も現場主義とずっと言っていますので、さっき話がありましたように指導主事にはできるだけ学校に出掛けて行くように言っています。指導主事は小中学校課、高等学校課、特別支援教育課だけではなくて各教育局にもいますので、現場に出掛けて行っていろんなその授業を見させていただいたり、訪問した時にいろんな意見聞いてきますのでそれを吸い上げて、県教育委員会の役割としてすべきところについては反映するようにしているつもりです。私もいろんな場面で学校にかなり出て行きますので、県立学校については相当意見を聞いて、それを受けて事務局に支持したりして活かすようにしているつもりです。ただ、どこまでそれを今おっしゃるように、丁寧に幅広く聞くかですね。特に、学校現場の話はわりと聞けるのだけど、保護者の意見をどうやって聞くかについては、県民の声では出てきますけれども、全体の数としては多くはないわけですから、その辺もう少し工夫がいるかなということかもしれません。
(委員長)
他にいかがでしょうか。
(委員)
31ページにある、芸術とどのように触れ合うかという部分の話なのですけど、前年度の課題で芸術鑑賞教室等、市町村の希望全てが採択可能となる公演数の確保を行うというのがあって、それに対する取り組みの概要と成果という所を見ると、対応するものがないように思われるのですが、ここはどのようになっているのでしょうか。
(教育企画室長)
これについては、文化に関する組織が変わりまして、芸術分野が他部局に移ったために、20年度はそれを外したミッションとなりまして、課題には前年度のものを持って来たので残っています。今年度は総合的に教育振興基本計画に入っていますので、来年度以降のこの点検評価には他部局の意見も入れる可能性がでてくるのですけれども、今回は外した形で作ったというのが現状です。
(委員長)
よろしいですか。それでは議案第2号をお願いします。
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○議案第2号 請願に係る採択の可否について(公開)
(参事監兼高等学校課長)
議案第2号、請願に係る採択の可否についてお諮りいたします。先に2ページをお開きください。3番、これまでの検討経過ですが、上から4番目にあります平成21年1月22日の教育委員会で、平成23年度の学級減につきまして東部地区で2校、中部地区で2校、西部地区で2校の学級減を協議いたしました。そうした中で平成21年2月13日に教育長へ境港市関係者から要望書が出て参りました。3ページをお願いします。更に要望書の提出があって、2月19日には県議会議長に対しても境港市内高等学校関係者から陳情がありました。3月18日には県議会議長にさらに陳情がありまして、最終的に3月25日に議会で、陳情は研究保留と決定ということになっております。
その間、(2)でございますけれども、この4月以降、境高等学校、境港総合技術高等学校のPTA会長、同窓会長、それから教育長と中村市長との意見交換等を経まして、6月議会では最終的にこの陳情は不採択となりました。今、教育委員会に1件、平成21年2月13日付で、境高等学校のPTA会長と同窓会長から学級減の再検討を求める請願が出されております。この請願につきましては、6ページに飛びますけれども関係例規がございますが、鳥取県教育委員会会議規則、あるいは鳥取県教育委員会請願規則に則りまして、会議に諮って採否を決定するとなっております。従いまして、残っております請願の採択につきまして可否を決定していきたいと思っております。こちらの考えとしましては不採択と見なしたいと思っております。理由はこの県議会でも御説明させていただきましたけれども、これまで教育委員会としましては公立・私立高等学校の募集定員の比率とか、普通学科、専門学科の定員比率、あるいは県内全体の生徒の減少とかバランスとかを踏まえながら計画的にやっておりますし、何よりも中学生に対する一定の競争倍率を保つことによって学力につなげるというようなことも念頭に置いて計画してまいりました。そうして各地域のバランスを見て判断した時に、境港市の卒業見込み者数、これは境港市立第一中学校、第二中学校、第三中学校の生徒になりますけれども、これが341人で、これがもし現状の境港総合技術高等学校、境高等学校の募集定員468人そのままと比較しますと、137.2%ということで、非常に入学が緩くなってしまいます。県下全体が76.9%になりますので、それに対しましても非常に緩い。さらに2学級減にした場合にも114.4%ということでそれにしてもまだ高いことになります。それから境港市の3つの中学校だけでなく、通学圏域と言われる弓ヶ浜中学校、あるいは美保中学校を含めましてもこの表にありますように87.5%、あるいは2学級減した場合でも72.9%。西部地区全域の72.7%と同じ程度になります。従いまして、これまで県議会にも平成23年度までは学級減で対応するという説明をしておりますし、今回につきましても他の4校と同様に学級減で対応したいと思っております。そういうことで、不採択でお願いしたいと思います。もし不採択にしていただきますと1ページの下に参考・要望書とありますけれども、要望書が4つ出ておりますので、この主旨を踏まえまして回答を返したいと思っております。以上です。
(委員長)
では、何かありますでしょうか。
(委員)
今おっしゃった内容でいいと思うんですけれども、他の校区からも来るので境港市の中学生卒業の数だけでは出せないけれども、ここでは美保中学校と弓ヶ浜中学校が入ったらこういうことになって、実際にはこれ以外にも入ってきているわけですよね。説明の仕方として美保中学校と弓ヶ浜中学校を入れてもこれぐらいというのでいいのかなという気がしますけれどいかがですか。
(参事監兼高等学校課長)
これは基本的にはエリア圏域ですので、境地区だけを基本として考えています。ただ、要望書の中に周辺地域も考えたらどうかとありましたので、それを踏まえて美保中学校と弓ヶ浜中学校を加えたというところであります。だいたい鳥取市だとか米子市、倉吉市、東伯郡、そういう学校が設置してあるエリアでこれまでも考えてきておりますので、これがぶれてはいけないと思っております。
(教育長)
前から私、申し上げているとおりでして、例えば今おっしゃったように、東・中・西で3つに分けた時に、東部は東部で例えば八頭高等学校にも鳥取市内から行くし、鳥取市内も八頭郡から来たりということがありますけれども、ただ基本的に、八頭郡の中学校を卒業した子ども達は八頭高に行く子が多いんですよね。当然そういうふうに考えた時にエリアとして八頭郡内とか鳥取市内、米子でいくと日野郡のエリアとか米子市内のエリアとか境港市のエリアというのがありますので、やはりそのエリアの中学生が減れば、そのエリアの中にある高校の定員は基本的には減らしていくという形で考えです。ですけれども、出入りがありますからそれはある程度の相殺をしながら状況としては考えますけれども、基本的なスタンスというのはその形でいきましょうということでお話しています。境港から米子市内に行く生徒も結構いまして、中学校卒業した生徒の半分程度が米子に出ます。逆に今度は米子市内の卒業生が境港に来ているということもありますので、お互いの行き来はどうしてもあると思います。
(委員)
ひとつだけお聞きしたいんですけれども、米子高専の位置付けをもう一度説明していただけますか。
(参事監兼高等学校課長)
米子高専は当然、国立でありまして募集定員が200人で長い間変わっていません。西部地区から進学する生徒が130人から140人程度、中部地区が20人から30人、あとは東部地区になっておりますが、 西部地区でよく言われますのが、たくさん進学するからその分1学級分減らしたらどうかという意見がございます。ただ、ずっと同じ尺度で策定しておりますので、特段、高専の進学者数によって県立の募集定員を減らすということは無いと思います。ですから、高専への進学者数については考慮しますけれども、西部地区から140人行っているということをもって県立の学級減を1学級増やすということはありません。
(委員)
分かりました。
(委員長)
いかがでしょうか。事務局の提案の通り不採択ということでよろしいですか。ではそういうふうにしたいと思います。では、議案第3号お願いします。
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○議案第3号 平成23年度県立高等学校の学級減について(公開)
(参事監兼高等学校課長)
続きまして、平成23年度県立高等学校の学級減についてお諮りいたします。裏をご覧ください。先ほど、請願が不採択になりました。学級減に対しまして教育委員会の考え方としましては6学級減で、従いまして平成23年度につきまして、ここの6校につきまして1学級減を行いたいと思います。具体的には鳥取湖陵高校は家庭学科の2学級を1学級減、八頭高校は8学級ありますので7学級、倉吉東高校は6学級を5学級、倉吉農業高校は4学級を3学級、境高校は6学級を5学級、境港総合技術高校も6学級を5学級にするということです。今回は6校について学級減を行うという対象校を決定したいと思います。
実際には例えば倉吉農業高校で1学級減にする時どこをどうふうにするのか、あるいはそれに伴ってもう少し教育内容を改編すべきではないかという議論もございますし、八頭高校でもそういう議論がございます。あるいは境港総合技術高校でもどこを減らすのかということもこれも問題になると思います。そうしたことにつきましては、これから関係学校と話をしていくところでありますし、10月定例教育委員会頃に、より具体的な案をお示しできると思います。
(委員長)
では、ご質問、ご意見ありますでしょうか。
(委員)
学級減の場合は、参考になるのは例えば志望率ですか。あるいは学校側の主導ですか。地域性とか色々あると思うんですけれども。その辺はどのようにしているんですか。
(参事監兼高等学校課長)
そうですね、単純に倉吉東高校のように6学級を1学級減するというのは単純なんですけれども、倉吉農業高校になりますと寮を持っているとか、あるいは農業の自営業者が減ってきていたりとか、一方で農業に対する指導が減ってきているということもございますので、どのように活性化を図るのかとか、どういう風に農業従事者を増やしていくのかというテーマもございますし、それから八頭高校の国際英語とか理数学科という専門学科がございます。専門学科というのが専門でいいんですけれどもいろんな縛りがあります。そういう縛りがこれからもいいのか、あるいはもう少し縛りを緩くするのかということもございますので、その辺のところを学校と議論しながら決めていくということになります。
(委員)
では可能性としては、専門学科が、例えばこの中で単純に言って境港総合技術高校の場合ですとその中の一つが減るということではなくて、名前が変わるとか2つのものを1つにして、そういうことも可能性があるんですか。
(参事監兼高等学校課長)
基本的には平成23年度までは学級減ということで対応していますので、基本的には38人1学科の学科が無くなるのがベースになると。ただ、総合選択制という特色はあるし、どのようにしたら学校が元気になれるかという観点で議論していきたいと思います。
(委員)
学科数を減らさずに学級減という選択肢はないということですか。
(参事監兼高等学校課長)
そういうことも計算上は可能です。38人かける6のところを、38人かける5にせずに38人をどうにか吸収して、1学科の定員を変えていくということも可能性としてはあると思いますが、これまで学級減ということでしていますから、その整合性もあると思います。
(委員)
普通、高校のクラスというのは、例えば倉吉農業だったら4学科あるじゃないですか。そうするとこの学科ごとの1クラスになっているということですか。
(参事監兼高等学校課長)
学科ごとに定員を決定して募集していますのでそうです。
(委員)
大学だと、例えば初めの何年間か一緒で後で選択していくこととかあるじゃないですか。そういうのではないということですね。
(参事監兼高等学校課長)
たとえば鳥取商業高校も以前は色んな科がありましたけれども、今は商業という形で一括募集して2年次から専門に入るという形もあります。あるいは括り募集ということで募集して2年次から専門に入るようにしている高校もあります。
(委員)
クラスは減っても選択科目ということで学科数は減らないということは一応可能ということでしょうか。
(参事監兼高等学校課長)
選択式はあることはありますが、ただ、方針との整合性もありますし、ここで1つ特異な形を設定していくと、今度は次への影響も考えられますし、バランスをとりながらというところです。
(委員長)
今日の提案は、中身は今後のこととしてとりあえずここにある学級減を決めたいということですね。先ほどの流れと含めてそれでいいでしょうか。それでは議案第4号から報告事項イについては人事に関する案件ですので、これからは非公開といたしたいと思いますがよろしいでしょうか。では、議案第4号お願いします。
○議案第4号 鳥取県教育審議会生涯学習分科会臨時委員兼社会教育委員について(非公開)
○議案第5号 公立学校教職員の懲戒処分について(非公開)
○議案第6号 市町村(学校組合)立学校長人事について(非公開)
○議案第7号 鳥取県就学指導委員会の委員について(非公開)
○報告事項ア 市町村(学校組合)立学校教職員人事について(非公開)
○報告事項イ 鳥取県教科用図書選定審議会の第1次・第2次答申について(非公開)
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○報告事項ウ 教育委員会事務部局人事について(公開)
(教育総務課長)
報告事項ウをご覧いただきたいと思います。教育委員会事務局の人事であります。先ほど教育長の一般報告の中で、6月議会で県立学校の耐震化の予算等ございました。前倒しして県立学校の耐震化を進めるため、教育環境課の技術職員の数が非常に厳しくなっておりますので、そこにございます職員を知事部局から異動させるという形で7月1日付で発令をしているところでございます。以上でございます。
(委員長)
特にご質問ないようですので、では報告事項エ、お願いします。
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○報告事項エ 全国大会等で活躍した児童・生徒に対する教育長表彰について(公開)
(教育企画室長)
報告事項エ、全国大会等で活躍した児童・生徒に対する教育長表彰についてでございます。1枚おめくりいただきますと、これは全国大会で3位相当で入賞した子ども達に対して、当然会場では表彰されるのですが、それをまた改めて教育長表彰を渡しまして、学校現場で渡してもらうということで、それぞれが頑張ってもらうということでやっております。1ページ、2ページに付けておりますけれども、この度は小学生5名、中学生12名、高校生7名の計24名、延べ29件とありますのが、2ページの下、相撲部が2つの大会で団体3位に入賞しておりますので、延べ29件ということになります。中学生では米子の方、食育推進に関するポスター大臣賞、これは小学校の部、金賞1名、応募は13000人あったそうですけれども、小学校の部で金賞1名、銀賞2名だったそうですがその中の2人が入っているということでございます。それからあとは2ページの上、米子市日吉津村学校組合立箕蚊屋中学校、これも県大会、中国大会、全国大会ということで、全国大会は22チーム出たのですが上位8チームが金賞ということで表彰されたものでございます。あと高校生の部、いちばん上のユースアーチェリー選手権、これも全国高校生選抜大会の最終順位上位者、上位者ばかり集まっている大会での1位ということでナショナルメンバーになる予定だと聞いていますし、安田翔さんはジュニアレスリング選手権、JOCのジュニアオリンピックカップで上位の選手はオリンピックの有望選手ということですがこの方は第3位ということで、このお2人、将来オリンピックに出てもらえると期待するところであります。城北高校、相撲であちこちで勝ち抜いておりますけれども、下の金沢大会は20年目にして初優勝ということのようでございます。以上でございます。
(委員長)
よろしいですか。では報告事項オお願いします。
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○報告事項オ 公立学校施設の耐震改修状況調査の結果について(公開)
(教育環境課長)
公立学校施設の耐震改修状況調査の結果についてということで、ご報告させていただきます。これは文部科学省が6月16日に公表した資料でして、上段の方が鳥取県の数値で、下段の括弧の数字が全国平均でございます。1番が耐震診断の実施率の状況でございます。平成21年4月1日現在で小中学校で94.5%、高等学校で91.6%という数字になっていまして、特別支援学校では100%に達しております。残りがわずかになって参りましたが、統合とか改築とかの予定がございまして、おそらくここから先にはなかなか進まないだろうと見ております。幼稚園、木造の小中学校施設は0%となっておりますが、非木造は4施設ほど、木造は3施設ほどありまして、これも同じく統廃合等の予定がありまして、診断がまだ進まないという予定がございます。
2の耐震化の状況でございますが、平成21年4月1日現在、小中学校では62.9%、高等学校では50.6%と若干高等学校がやや低い数字になっておりますが、平成21年度に29棟ほど耐震化実施しますので、来年度には10%程度上がると見ています。特別支援学校は84.8%とかなり高い数字になっています。
いちばん下の、公立小中学校の耐震性がない建物の診断結果分析状況でございまして、0.3未満というのがかなり危険性が高いといわれておりまして、それが30棟ほど残っておりますが、今年度15棟ほど改修が進みまして、かなり改善されると見ております。以上でございます。
(委員長)
ご質問ありますでしょうか。報告事項カにいきます。
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○報告事項カ 県立米子工業高等学校改築工事(建築A・C工区)の杭工事の変更について(公開)
(教育環境課長)
続きまして、県立米子工業高等学校改築工事の杭工事の変更について報告させていただきます。現在、米子工業高等学校の全面改築工事を進めております。2ページの図にA棟、B棟、C棟、D棟と記載しておりますが、これが現在のグラウンド部分でございまして、現在の校舎はC棟の右側の部分にございます。グラウンドにAからD棟まで建てまして、建て終わった後に現在の校舎を解体致しましてグラウンドにするという工事でございます。図の中のC棟のところに等高線で山のようなものが書いてありますが、これは新たに出てきてしまった岩盤でございます。これが設計段階、調査時点では2重マルの部分が地質調査をした部分でございますが、これがちょうど岩盤を外すような形になりまして、岩盤が実はあることが分かりませんでした。岩盤が今回、杭打ちを実際に打ってみる段階で発見されまして、岩盤に穴を開ける特殊な機械がいることで、多少工期が延びるのとお金が多少かかるということも工事の変更が必要になります。平成23年4月の入学までにはなんとか工事を間に合わせようとこれから少し頑張りたいなと考えているところでございます。以上でございます。
(委員長)
では、続いて報告事項キお願いします。
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○報告事項キ 平成20年度鳥取県市町村立小・中学校不登校児童生徒の状況について(公開)
(小中学校課長)
報告事項キ、平成20年度鳥取県市町村立小・中学校不登校児童生徒の状況でございます。不登校児童生徒の状況でございますが、平成20年度、これは市町村立学校のみの数字ではありますが、本県では実数・割合、ともに多少下がっております。上のグラフを見ていただきますと実数でいきますと、中学校が平成20年度が421人ということで27人減、小学校が132人で12名減となっております。割合も中学校が昨年度2.56%だったものが2.49%。それから小学校が0.43%だったものが0.40%になっております。まだ全国の数字が正式なものが8月ごろに公表予定でございますし、またそれとの比較ということも見たいと思います。
なお、特にこれまでの不登校に関する学校の措置について効果があったということで学校から上がっているもので特徴的なものを見ていただきますと、右側のグラフでございますが、家庭訪問については小中学校ともに大事であるという声がたくさん出ています。また、特に小学校では保護者との協力ということで、家庭訪問をしながらそれから保護者と頻繁に絶えず子どもの細かな様子を連携を取り合って、連絡を取り合って対処していくことが大事であることが分かります。中学校では小学校と比べて保健室、それからスクールカウンセラーのところが効果があるということで挙げている学校が多く上がっております。以上でございます。
(委員長)
ご質問ありますでしょうか。
(委員)
3の平成20年度の重点的な取り組み、この(3)のスクールソーシャルワーカーが県内4市町とありますが、これはどこですか。
(小中学校課長)
スクールソーシャルワーカーは、米子市、鳥取市、伯耆町、南部町です。
(委員)
これはどういうふうに決められるのですか
(小中学校課長)
これは市町村で手を挙げていただいたところです。
(委員)
分かりました
(委員長)
2番の、特に効果のあった学校の措置というのは、どなたがお答えになっているんですか。
(小中学校課長)
それはまた確認をいたします。
(委員)
子どもと親の相談員というのは、これはどういう方がおやりになっているんですか。
(小中学校課長)
これは地域の方、あるいは退職教員の方がなさっている場合もあったりします。
(委員)
市町村教委がお願いする形なのですか。
(小中学校課長)
そうです。学校ですとかあるいは市町村教育委員会が人選といいますか、お願いをしてやっていただいているところです。
(委員)
不登校の子どもたちが、ある特定の学校に偏っているということもあるのですか。
(小中学校課長)
それが偏っているといえるのかどうか分かりませんけれども、年によって例えばこの学校が多かった、少なかったというのはございます。
(委員)
年によってというのであれば、対応の仕方でなるのですか。なかなかそこから抜け出せない学校がもしあるのだったら、その原因を考えていかないといけないと思います。
(委員)
小学校ですと家庭訪問や面談などが有効で、特に小学校だろうと思うのですが、これで先生方が少し時間が取られているような気がするのです。例えば訪問に行くとしても、電話1本かけるにしても自分の業務をもっておられて、私の地区の学校ですと、校長先生、教頭先生、教務主任、事務の方とか、ありとあらゆる先生を使ってとにかく手の空いている人で行きましょうということもしていますけれども、そのへんもう少し緩和されないと先生方の多忙感に繋がりかねないし、本来、学校は学力を付けていただくところだと思っているので当然大事なことなのですけれども、もう少し軽減ができたらいいなと思います。それと中学校入学時、進級時の学級編成の工夫というのがあるんですけれど、これはその時期ではなくて早い時期からの小学校との連携が取れていないとなかなか難しいと思うのです。ひとつの学校からひとつの中学校に上がるというのであれば比較的簡単ではあるのでしょうけれども、何校からもひとつの中学校に行くといったときに中学校としての対応がなかなかしづらいんじゃないかと思ったりします。もう少し連携がとれたらいいなと思います。
(委員長)
報告事項クお願いします。
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○報告事項ク 平成22年度鳥取県公立学校教員採用候補者選考試験について(公開)
(参事監兼高等学校課長)
報告事項ク、平成22年度鳥取県公立学校教員採用候補者選考試験について報告します。最初に別紙2をご覧ください。7月18日、19日の2日間、採用試験の一次選考を行いました。受験者数は小学校305人、中学校307人、高校が344人、特別支援が92人、理療科教諭が2人、養護教諭が60人の1110人でした。欠員が69人ありましたので競争倍率が14.2倍になりました。昨年度から改革に取り組んでおりますけれども、今年度は(3)にありますようにマル1からマル6の改善点に取り組んでいまして、特に「新」と書いてありますものが本年度から新たに取り組んでいるところです。そのなかでマル2番に採用選考基準の公表ということがありまして、志願者に配布しました要項に7月上旬に選考基準を公表すると予告しておりましたので、7月6日に実際に記者発表を行いました。具体的に何をやるかというのが次のページの選考基準でございます。今年度は特に選考基準ということで、どういう観点で面接をし評価をするのかとか、あるいは満点が何点なのかということも公表しました。合わせまして昨年度から答えが一つだけではない解答も一般公開しておりますけれども、こういう形で示しました。まず筆記試験、技能・実技試験では、満点が例えば小学校教諭等に共通する一般教養・教職教養試験では100点で、あるいは小学校では国語、社会、数学、理科に関する専門試験、及び技能・実技試験は250点満点という形で示しております。教育問題に関する討議といいますのは、中学校教諭と高等学校教諭、養護学校教諭にございますが、これにつきましては評価の観点として3点挙げまして、特に1番の教育問題、児童生徒に対する理解力については、例えば大きな観点にして児童生徒の現状を的確に把握し理解しているかという力を見ます。あるいは3番の説得力・発表力では、客観性、具体性があり、説得力のある説明ができるかという観点で評価しますということを例えとしてお示ししております。また面接試験は、例えばマル5番の人間関係能力というのを示しまして、相手の考えを受けとめながら自分の考えを的確に伝えることができるとか、マル2番の教育の専門家としての指導力として、教科等の専門性を生かした的確な指導ができるのか、あるいは適切に学級経営を行うことができるのか。あるいはマル3番の豊かな人間性・社会性は、社会人としての常識や規範意識があるのかという観点を示した上で面接を行いました。そして面接ではAからDの4段階で総合評価をしますとか、あるいは配点については、小学校では360点、中学校では240点いうような形でお示しました。
9月の最初の頃にまた2次試験がございますので、2次試験はどういう観点でどのような試験をされるのかということにつきましてまた選考基準を8月中旬にまた、ホームページに載せたいと思っています。以上です。
(委員長)
いかがでしょうか。自己評価というのは何点ぐらいですか。
(教育長)
自己評価はかなりいいですね。全国的に見てもこれだけ配点が細かく、観点だとか着眼点もこんなに細かくやっているのはあまりないのではないかと、今の段階ではですね。
(参事監兼高等学校課長)
中国5県ではまずないです。
(委員)
どうやったら本当に子どもを大切にする教員を見つけることができるかということで、非常に興味がある内容だなと思います。この段階でもその人の人間性というのは見える、一生この人は教育の現場でやっていけるかというのが見えるので、これからの鳥取県の教員の実力が高まっていったらいいと思います。
(教育長)
あとは実際に教員になってから研修を重ねたり、特に教育センターでの研修を受講するのはもちろんですけれど、現場でお互いが切磋琢磨しながらこの力をどうやって高めていくかということに最後はかかっていくんじゃないかという気がしているので、これを活かして現場での研修によって、力を更に高めてしっかり使っていくということをしていかなくてはいけないと思っています。それから時代によって少しずつ求められるものも変化してくることがあるかもしれない。また10年後とか20年後はまたそれぞれの違う要素も入ってくるのかなと思いますけれど、今回特にそういう意味でいったのは、人間関係能力、コミュニケーション能力があり、ちゃんと相手と人間関係を作っていける力は教員には極めて重要な役割を果たす資質だということで、そこに入れています。比較的人間関係はうまくやっていく方が多かったけれども、この頃不得意な方が増えてきているのでそういう観点でも見ようということです。時代が求めるニーズですよね。
(参事監兼高等学校課長)
こういう風に方法を変えましたので、よりしっかり面接を行うために面接時間を増やしました。従来高校は25分だったのを30分に増やしましたし、2次試験でももう少し増やさせていただきます。それから面接官の研修ですが、これまでは当日来られてから行っていたんですが、それではいけないということで事前に時間をとって研修を行っております。面接官からも余裕を持って面接に望めたということで良い評価をいただいております。
(委員長)
それでは報告事項ケ、お願いします。
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○報告事項ケ 平成21年度鳥取県立高等学校入学者選抜学力検査結果について(公開)
(参事監兼高等学校課長)
報告事項ケ、平成21年度鳥取県立高等学校入学者選抜学力検査結果について報告します。この春の選抜者学力検査結果についてご報告いたします。1ページ、平均点でございます。平成21年度の学科試験は総合得点が126.6点になりまして、過去のここに載っている限りでは1番低い総得点になりました。これは難しかったからこういう点なのか、あるいは中学生の問題を解く力が下がっているから取れていないのかというところを、分析が必要だと思います。グラフで見ていくと、国語については平均点が25.2点になりました。半分の点でありますが、やや平均より下、17点ぐらいから20点台、15、17から27、このあたり膨らんでいるのが少し気になります。それから社会も平均点が24.9点でしたけれども、やはり11点から20点あたりが膨らんでいるのが気になります。数学は29.5点でして30点近い平均点でしたので比較的よくとれたということで、よいカーブを描いているかなと思います。それから次のページ、理科なのですけれども23.2点で、どうしても下のほうが膨らんでいる感じです。それから英語は23.7点と、特に二極化といいますか、はっきりと2つの膨らみが現れている形になると思います。総得点につきましてもやはり70点代、80点代、90点代、このあたりが多いなと思います。
平均点が低いことについて、少し歯ごたえがある問題になってくると、どうしても正答率が低くなって問題を解く力が弱いかなと思うんですけれども、それぞれ教科の担当者が分析をしていますので5ページ以降をご覧ください。例えば国語ですと4番の2行目にありますけれども、本文の内容から筆者の考えや空欄部分を推測して記述する問題や、本文の内容を踏まえて条件に従って記述する作文問題の正答率が非常に低いうえ、無答率も高いということがあります。社会の4番でありますけれども、3行目、また選択肢により解答する時間に比べ、記述により解答する問題では無答率が高かった。それから数学でありますけれども、教科書や問題集等で学習した型どおりの問題に対してはよく対応できるが、型どおりには処理できない問題や型にはめるまでに思考・試行を要する問題では正答率が低い。理科では4番になりますけれども、選択肢により解答する問題に比べ、記述により解答する問題では正答率が低かった。問題文や図表等で示された条件を読み取って、説明、計算、作図する問題では的確に解答できない受験生が目立った。最後、英語ですけれども、4番、全体を通して、まとまりのある英文から必要な情報を得たり、まとまりのある英語を書いたりする実践的コミュニケーション能力に課題がある。また複数の事項を組み合わせて英語で表現したり、論理的に解答したりする問題での正答率が低く、思考力・表現力に課題があるような分析をしています。
そうしますと、無答率が高いという問題とか、少しひねられた問題とか、途中に試行が出てくる問題につきましては、正答率が低くなってくるという傾向があります。このあたりが今の中学校教育の課題として上がってくると思っていまして、高校の側からもこういう観点で少し発信していきたい。折からも勉強がんばろうキャンペーンをやっていますので、高校からも発信していきたいと思っております。以上でございます。
(委員長)
何かご質問はございますか。
(委員)
学力・学習状況調査を見ていても、まとめの中に無答という言葉が結構出てきています。私もやってみましたけれど、そうそう内容は難しくないんですけれども、量として非常にたくさんあるという意識がまず子ども達に入ってきます。普通のテストは1枚ものでざっと書けばすぐ済むようなものに慣れていますので、県の診断テストやってみると無答が多い。今回のテストとかを見ていても、子ども達がやはり最後までやる力とか、根気よくやるという、そういうものを身につけるようなことをやっていけば、学力はもっと伸びると感じました。この試験も無答が結構あるというのがありましたよね。なぜ無答にするかというのは、分からないから無答もあるし、もうそこまで根気が続かなくて投げてしまうというのがあって、そのあたりをもう少しやれることはないかなという気はします。読書とかでいくと、この本を読もうと思って面白くなかったとすぐやめる本もあってもいいけれど、最後まで読みきるというようなことであるとか、そういう手立てを入れていく必要があるのではないかと思います。
(委員長)
それでは、報告事項コお願いします。
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○報告事項コ 平成20年度鳥取県立高等学校不登校生徒の状況について(公開)
(参事監兼高等学校課長)
報告事項のコ、高等学校の不登校の状況について報告します。1ページをお開きください。不登校の生徒の推移でございますが、平成20年度は206人でありまして出現率が1.44パーセントでありました。平成17年度からかなり減っています。学年別の状況でありますけれども、1年生の不登校が3年連続して減少しておりまして、2、3年生が若干、上下ありますけれども全体的に見れば微増傾向にあります。これまでは1年生が1番多かったのですけれども、20年度に初めて2年生のほうが少し多くなりました。それから全体で減った分、学科ごとの差もなくなりました。
不登校のきっかけでございますが、3ページを御覧ください。中の不登校のきっかけでいじめによるというものはありませんでした。いじめを除く友人関係を巡る問題が14.6%で比較的高い。それから下のほうに本人の問題に起因するもの、これが25.0%で減ってきておりますけれどもこれも高い要因となっております。それから最近増えてきておりますのが、「学校生活に起因」するもののうち「学校のきまり等をめぐる問題」というものが9.4%を示しておりまして増加傾向にあります。2ページに戻りますが、本人に関わるものが多いのですけれども、やはり下がってきているとはいいましても、コミュニケーションがなかなかうまく取れない、人間関係がうまくいかないという生徒が多いように思います。それから総合学科で不登校になる率が高いのかなということがデータ上出てきております。ただ全体的に減ってきておりますので、これは当然高校に入ってからスクールカウンセラー・教育相談員・担当教員との連携、養護教員との連携もありますし、そうした本人に寄り添った指導がうまくいっているとか、あるいは高校の集団づくり、それから中退の要因にも共通しますけれども、中学校から聞き取ったところによりますと、生徒があの学校で学びたいという声とか、あるいは高校のほうが中学校側にどんどんメッセージを発信してこんな生徒が欲しい、うちの学校は勉強に頑張りますよというようなメッセージを発しておられたら、これは子ども達それを目指してやってくると。
そういうことで、高校側がより中学校に働きかけていくのがよいと思います。現在、東部・中部・西部の教育局にこの臨床心理士の資格を持っている教育相談員も常勤で入っております。それぞれこの教育相談員が5校の学校を担当していますので、15校はカバーできます。県立高校は24校ありますので残り9校につきましては、非常勤のスクールカウンセラーを配置しておりまして、そして米子白鳳高校と鳥取緑風高校には定時制・通信制というところがありますので、時間単位で配置しております。そうしたスクールカウンセラー、教育相談員の配置とか、あるいは教育センターの教育者指導を有効に使うとか、あるいはQ-U調査と言いまして、本人の集団における位置関係が分かる、人間関係が分かる、そういうものを有効に活用しながら指導していくとかという評価を行っていきたいと思います。特に(4)番になりますが、個人情報の保護に配慮したうえで中学校との連携、それから保護者を交えた話し合い、情報交換の場、そういうものがやはり重要だと思います。なかなか個人情報も難しいんですけれども、親の同意を得ながら情報をいただく形でやれたらと思います。以上でございます。
(委員長)
そうしたらよろしいですか。
(教育長)
議会でも質問があったりするのですけれども、これはカウンセラーを配置したりして対処療法的に行っているのです。だけど問題は、そうならないようにするのが最も大事なことなので、どうやってならないようにするのかということなのですけれども、やはり小さい時からいっぱい遊んだりいろんな体験をしたりして、人とのつながりを持つとか、自信を持つとか、それから本をたくさん読んで人の心について深く思いを寄せてみたり、自分でそれを培ってみたり、子ども達が小さい時から自信を持てるようにいろんな体験をもっとするべきかなと私は思います。なかなかこの頃その体験ができないような環境で、携帯電話とかテレビだとかゲームだとか、家の中に閉じこもるようにしているところがあって、これを我々はいろんなキャンペーンを通じて何とかして打破していこうと考えているのですけれども、これをもっと社会全体、鳥取県全体でもう少し子ども達にダイナミックに生活をしてもらって自信をつけたり、人間関係を作ったり、自己肯定感を持ったり、そんなことが不登校の大事なところだと言いたいです。芸術とか読書とかスポーツだとか、もっと言いたいのですけれどもなかなか伝わらなくて、議会で答弁してそこで終わりみたいになってしまいます。
(委員長)
よろしいですか。それでは報告事項サお願いします。
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○報告事項サ 平成20年度鳥取県立高等学校中途退学者の状況について(公開)
(参事監兼高等学校課長)
続きまして報告事項サ、退学者数について報告いたします。1ページをご覧ください。平成20年度の退学者数は200人になりまして、退学率は1.4%になりました。全国はこれからの発表になりますが、平成15年に1.39%とありますけれどもここ10年間で2番目に低くなっておりまして、そのまま下がっていけばいいなと思っております。1年生の退学者は、146から110、82と年々減ってきております。一方で2年生の退学者が63、69、75と増加しております。それから、学科ごとの差というのはあまり変わっておりません。退学をする理由ですけれども、裏のページをお願いします。退学の主な理由という所で、「学業不振」が2.0%、「学校生活、学業不適応」の中の「授業に興味がわかない」というものが11.5%で、これが増加傾向にあります。それから「学校の雰囲気に合わない」ということですけれども、これも増加傾向にあります。それから「進路変更」でこの就職を希望するという生徒が昨年度は32%で高かったのですけれども、今年は19.0%という形であります。厳しい雇用情勢ということが影響していると思います。一方でこの「認定試験希望」ということで、高卒認定試験希望を受験して退学する生徒が16人で、これも倍以上増えております。こういう試験を受けて次の人生を歩みたいという生徒がいるということはそれはそれでいいことではないかとは思いますけれども、ただそれでも高校に入って来た以上はそれなりの志を達成して欲しいなと思っています。その中で3番になりますけれども、高校が生徒に意欲を引き出すような取り組み、それから生徒の存在意義を確認といいますか、そうしたことがいるのだろうと思いますし、進路意識の高揚も必要だと思います。これは不登校と同じように、教育相談員等いますのでそういう方の指導を受けながらなるべく学力につながる形でもっていきたいなと思います。以上です。
(委員長)
何かありますか。
(委員)
なかなか難しいと思うのですけど、この退学した後にどうなっているかということは分かりますか。
(参事監兼高等学校課長)
組織的に調査はしておりませんけれども、結構退学した後に学校に来て、話をしていきます。それで、仕事をしている者もいるし、退学したときには学校から、申請しておくことの指示や、できる限り他校への入学の斡旋をしております。
(委員)
中途退学防止というのは非常に大切なことです。興味・関心を持たせる工夫が必要です。この頃の子ども達は東京に行ったり今までにないような活動しておられるとこもありますよね。その学校の色々な状況もありましょうけれども、活動が広がって非常に興味関心を持っておるような気がするんですよ。また、個人情報の保護に配慮しながら中学校から情報をもらうことは非常に重要なことです。高校の先生は本当に情報が入らないといっておられます。中学校でずっと勉強を見てもらっていた子ども、配慮してもらっていた子どもが、急に投げ出されるようなところがあるというようなことを言っておられます。自分達は求めるのだけれど世の中の流れの中で情報が入り難いといっておられて、もっと保護者とは連携を持ちながら具体的な対策をとる必要があると思います。
(参事監兼高等学校課長)
発達障害のことについても、それから問題行動についても、不登校傾向についても情報が入ってこないんです。個人情報の保護がありますので。だから高校で同じ指導をするためにはやはり情報というのは欲しいと思いますし、制度と条例等がありますので、そこをどうクリアしてやっていくかかと思います。
(委員)
基本的な質問なのですけど、中学で把握されている情報が高校に上がらないっていうことに関して阻むものはなにがあるのですか。
(参事監兼高等学校課長)
これは個人情報保護条例です。
(委員)
必要な場合には入手できるというのはどんな時ですか。
(参事監兼高等学校課長)
これは本人、保護者の同意があればそういう情報は提供してもいいのですけれども、ただ日常的にその個人の情報をやりとりするということまではできませんので、やはり指導はなかなか入りにくいし、情報が入りづらいしということがあります。
(委員)
やり方によってはある程度は取り込めるような気がするんですけれども。個人情報だからといって出していないので、連携を持っていないというところはあると思います。
(委員)
それはここ数年とか10年ぐらい前のことですか。
(教育長)
今、中学校から高等学校への情報提供は非常に少なくなったのですよね。先ほど話があったように条例による規制で少なくなっているけれども、本人又は保護者の同意を得れば提供していいわけですよね。だから細かい情報じゃなくて、これはあなたの教育のために使いますよという意味で、何らかの形で包括的に同意が得られればいいんじゃないかなと思うのです。条例を気にし過ぎるあまり踏み込んでやっていないのかなという気はします。これは私が充分に条例の細かいところを理解してない知識で言っているのかもしれませんが。
(委員)
子ども達は将来に向かっての方向性とかということも含めた上で、情報を出してもいいですかというようなことを先生は聞かれているかどうかということですよね。
(教育長)
細かく聞いていないじゃないかなという気がしますが、調べたりしてないので分かりません。
(委員)
学校にしてみれば大変な手間になってしまうので、やはりある程度県とか市でまとめて包括的にしたほうがいいと思います。
(教育長)
そうですね。いろんな問題が変な壁になってしまうといけませんので。同窓会の名簿の話もよく出てきます。同窓会名簿も個人情報があるから作らないという話にいってしまいました。あれも本人の了解さえ取れば載せてもいいんだけれど、過剰反応しちゃうんですよね。
(委員)
この法律自体をもう少し理解するということも大切なのかもしれませんね。
(委員)
こういう制度的な事は県教委なんかの頑張りどころじゃないかなと思います。
(委員長)
では次にいきます。では報告事項シお願いします。
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○報告事項シ 鳥取県家庭教育推進協力企業200社達成について(公開)
(家庭・地域教育課長)
報告事項シ、鳥取県の家庭教育推進協力企業200社達成についてご報告させていただきます。この度、7月24日に既に協定締結式は終えましたけれども、23社の方に新たにご協力いただきまして、合計で207社になりましたのでご報告いたします。今回は2に掲げております23社の企業の方々にご協力いただきました。地域別にみてみますと東、中、西、このような3番に掲げておりますような数になりまして、西部が少ないようです。こちら側のPRが十分ではないことを反省しておりまして、今年度に入りましてからも青年会議所でありますとか、青年中央会でありますとか、ご説明にはあがったのですけれども次のフォローができていないということがありますので、今後もっと広げていきたいと考えております。この締結実績、年度別につきましては4の通りでありますし、協定授与式につきましては24日に終わりまして、その中でももっともっとPRが必要だというお話とか、この協力事業に関わらせていただいてもっと元気のある子ども達に関わっていきたい、育てていきたいと積極的なご意見をいただいたところでございます。今後とも様々な団体への協力をさせていただきますとともに、協力企業になっていただいた方々から個人ごとでのご紹介をいただいたりしまして、積極的に出かけて行って広げていきたいと考えております。
(委員長)
よろしいですか、では報告事項スお願いします。
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○報告事項ス あなたも弥生のお菓子職人!レシピ・アイディア募集事業について(公開)
(文化財課長)
報告事項ス、あなたも弥生のお菓子職人!レシピ・アイディア募集事業についてご報告させていただきます。この事業でございますけれども、弥生時代の遺跡に親しみ、その保護と活用に興味を持ってもらうきっかけづくりということで実施する事業でございます。募集期間は9月30日までを予定しております。内容でございますけれども、2つの部門を設けておりまして、ひとつがレシピ部門ということで、実際にお菓子が完成するまでのレシピを募集するもの。それからもう1つはアイディア部門ということで、こんなお菓子があったらいいなというアイディアを募集する部門でございます。応募は1人何点でも可能でございますけれども、入賞は1人1点という形で限らせていただきたいと思っております。作品の取扱いでございますけれども、入場作品はパネルにして巡回展示をするとか、レシピカードに落して配布するとか、あるいは実際にそういうアイディアとかレシピを元にしまして、お菓子を作りましてイベントで食べていただくような機会を設けるというふうに考えているところでございます。副賞につきましてはそこに書いてあるような副賞を予定しております。詳細につきましてはお手元のほうにリーフレットをお届けしておりますので、そちらのほうをご覧いただいたらと思います。以上でございます。
(委員長)
よろしいですか。では報告事項セお願いします。
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○報告事項セ 夏休み期間中の博物館の企画展等について(公開)
(博物館)
報告事項セ、夏休み期間中の企画展等の実施の報告でございます。まず1つは、「ベルギーの王立美術館のコレクション」をお借り致しまして、「ベルギーの近代絵画のあゆみ」ということで、既に開催中でございます。8月30日まで、フランスの印象派の画家等の作品、並びにフランスの印象派の影響を受けたベルギーの画家たちの作品ということで合わせて69点展示しております。余談になりますけれども、ベルギーといえばワッフルということで、セザンヌの喫茶店の方でこの期間中、期間限定で飲み物つきでワッフルを提供しております。これも学芸員の発案によるものでございます。
それから2つ目といたしまして、「対決!ホンモノ対アート」ということで、これは主に鳥取県の縁の画家たちが描いた動物の絵、これを展示いたしまして、もう1つは描かれた動物たちの本物、はく製ですけれども、それを合わせて展示するということで、絵と本物を見比べてみていただく。あるいは画家がどういった視点、どういった切り口でこういった絵を描いたか、そういったところを追及しながら楽しみながら見ていただくということで、面白い企画も既に実施中でございます。
それから普及活動ということで、継続的に土曜日のサタデーアートフィーバーも実施しておりますし、それから今1番シーズンですけれども、浦富の山陰海岸学習館では磯の観察会も実施中でございます。先週も磯の観察会、土日にかけて実施いたしましたけれども、ちょっと天候不順で雨が降ったりあるいは気温が低かったりということで早々に切上げたというようなこともありました。これから天候の回復、熱い夏がくれば子ども達も喜んでいただける、海の生き物との接触もやっていこうと思っております。いずれにしましても夏休み、博物館が子ども達に利用していただく季節だと思っています。美術に限らず自然もあるいは歴史、人物といった様々なワークショップを実施中でございます。以上です。
(委員長)
何かご質問は、よろしいですか。では今日の議題は以上です。各委員からは何かありますでしょうか。教育委員会としてはこれで終了しまして、次回は8月18日です。どうもありがとうございました。
閉会 12時00分