平成22年3月20日(土) 10時00分~13時20分
1.開会
(委員長)
ただいまから平成22年3月定例教育委員会を開催します。よろしくお願いします。それでは、教育総務課長さんから日程説明の方、お願いします。
2.日程説明
(教育総務課長)
それではお手元の日程をご覧いただきたいと思います。まず、教育長の方から一般報告がございまして、そのあと議事として、議案第1号平成22年4月の組織改正等に伴う関係教育委員会規則の整備に関する規則の新設について他、ご覧の通りでございます。それと、報告事項としまして、ア 教育委員会事務部局人事について他、ご覧の通りでございます。以上でございます。
(委員長)
教育長から一般報告をお願いいたします。
3.一般報告
(教育長)
前回が2月9日でしたので、それ以降のいろんな出来事をご報告申し上げます。まず、2月10日と、3月17日ですけども、県立学校長会を行いました。2月の方は、22年度の予算ですとか、組織等の説明を各課等から行いました。3月17日は、校長以下の異動内示を含めて行いました。退職になられる県立学校の6名の校長先生方の挨拶をいただいたりもしました。続いて2月13日です。図書館の2階にあります環日本海交流室が開室15周年ということで、記念の事業を行いました。私から挨拶をして、薛室長さんから15年間の歩みについて説明をいただきました。そのあと、記念講演を2つ行ないました。
それから、2月15日から3月17日までの間、2月の定例県議会が行われました。22年度の当初予算案ですとか、条例の改正案等が提案されまして、これらすべて認められました。質問の方ですけれども、委員長さんにもご答弁いただきました。議員の質問に対して答えていただきました。非常に立派な答弁でした。内容は、いろんなものがありましたけども、中高一貫ですとか、先程の小人数学級関係ですとか、食育ですとか、それから、岩美高校の学校徴収金の問題がありました。これについて、きちんとこちらで説明したんですけども、そういうふうな質問がありました。それから、鳥取西高の、今の文化財との関わりの改築の問題ですね、そういうふうなことがありました。私も任期が終わりますので、私の感想を求められたこともちょっとありましたんで、幾つか私なりのものを申し上げました。いつもより少し早めに終わりました。
それから、3月2日です。FM山陰が、毎年新1年生に防犯ブザーを進呈していますので、その贈呈式が行われました。それから、3月5日です。イギリスの文化施設の芸術監督でいらっしゃるジュード・ケリーさんの講演が行われました。委員さんもお世話で行かれました。何か芸術教育等の大事さや想像性との関わりみたいなものを話をされて、県庁職員が沢山聞かせてもらいました。行政に活かせると思っています。それから、3月6日です。池田家墓所の写真コンクールの表彰式ということで出かけました。今年は、県内外から88名のかたが229作品を応募くださいました。入賞作品が33作品ありましたので、とりぎん文化会館のフリースペースで、表彰式を行いました。。
それから、3月10日、あるいは3月18日ですけども、教職員の評価育成制度に基づく校長先生への面談を行いました。全部で30名行いました。それから3月15日です。文化財の保護審議会、今年度4回目です。毎年は2回ですけども、今年は鳥取西高の問題がありましたので4回行ないました。いろんなことを話ましたけど、タウンミーティングですとか、県会の議論とか、こういうふうな内容を報告いたしまして、その他に一般的な議案として、文化財の指定等がありました。西高の改築の方針は、基本的には我々教育委員会としては変えないつもりですということを丁寧に説明を申し上げました。
それから、3月16日です。家庭教育推進協力企業の授与式がありました。新たに6社ということですので、全部で246社になりました。かなり増えてきたと思っています。それから、3月16日、同じ日ですけれども、エキスパート教員の認定式を行ないました。ご案内の通りでして、すぐれた指導技術を持つ教員の認定ということで、新たに12名ですので、来年度は、28名で行なうということになります。NHKでも取材して放送をしていました。最後です。昨日ですけども、秋篠宮妃殿下の鳥取聾学校の視察がございました。これは全国の結核予防大会の鳥取大会に伴ってご来県になったんですけども、非常にいい感じでして、幼稚園のお別れ会を見られて、話しかけられて、幼児達がすごく反応して、いい雰囲気でした。そのあとは、今度は小学部、中学部、高等部のダンスですとか、手話の歌なんかを聞かれて、これも声をかけていかれて、それから写真何かの説明を生徒から受けたりして、本当に子ども達は大喜びで、最後は手を合わせて、こうやって妃殿下と手をこう合わせて、いろんな人達に合わせてお別れになった、そんなことがありました。とてもいい視察でありました。ちょっといろいろ申しました。以上であります。
(委員長)
ありがとうございました。では、議題に入ります。本日の署名委員さんは、岩田委員と山田委員さん、お願いします。では、議案の第1号について説明をお願いします。
○議案第1号 平成22年4月の組織改正等に伴う関係教育委員会規則の整備に関する規則の新設について(公開)
(教育総務課長)
議案の第1号の資料をご覧いただきたいと思います。本日の議案1号から5号までは、教育委員会の事務局の機構の関係、あるいは組織の関係ですが、ちょっと教育委員会の中の事務的な内容が多くございますので、出来るだけ概要のところで説明をさせていただきたいと思います。まず、議案の1号、平成22年4月の組織改正等に伴う関係教育委員会の規則の整備に関する規則の新設についてということで、1枚おめくりをいただきたいと思います。1ページ目のところに、その概要をつけております。平成22年4月に組織改正等一部を行なうことに伴い、その関係等も含めまして関係する教育委員会の組織規則等の改正を行なおうというものでございます。そこの2のところに、規則案の概要というふうに書いております。1つは、組織規則の改正ということでございまして、ポイントは大きく3つございます。1つは、体育保健課、それからスポーツ振興課を廃止いたしまして、スポーツ健康教育課を新設すると、及びその課の中の、内部組織及び分掌、そのものについての規定を定めるということがしてございます。それから2つ目がイ、この4月4日に、ガイダンス施設がオープンをするということで、これまで妻木晩田事務所としておりましたものを、県立むきばんだ史跡公園という形で、教育機関として位置付けるという形で、新たに条例も先般提出いたしました。そういうことで、その関係の、むきばんだ史跡公園の関係の整備、所要の規定の整備を行なうということでございます。それから、もう1点が、附属機関に関する規定の整備ということで、附属機関というのは教育審議会でありますとか、その他の審議会が教育委員にはございますけど、以前はそれに関する規定が組織規則の中にございませんでした。知事部局においては規定がございましたのが、ちょっと不並びだということで、新たにそういう規定を新設するということでございます。それから、次、(2)の方で、同じく組織改正に伴いまして一部所要の規定の整備ということで、そこのア、イ、ウにございますけど、まず1つは、県立博物館の内部組織の名称が一部変わりますので、その変更に関する幾つかの管理運営に関する規則を一部改正するということ。それから、県立学校の単位制の全日制、定時制、通信制課程の運営の特例に関する規則というものがございまして、それの改正を行なおうというもので、これ、実は、鳥取中央育英高校の学科名の一部削除、体育学科というものを削除するんですが、大変申し訳ございません、実は、これまで、削除漏れということもございまして、今回合わせて改正をしようというものでございます。それから、ウにつきましては、日本の国籍を有しない者を任用をすることができない職の範囲を定める規則ということで、これ、新たに県立むきばんだ史跡公園というものを設置いたしますが、従前、この所長については公の意思の県政への参画に携わる規則の中に規定がございませんでしたが、それに所長を加えるといったような、そういう改正を行なおうというものでございます。それから、今ちょっとお手元に、色刷りのペーパーを1枚お配りをしたと思います。一番上に組織規則等の一部改正による教員委員会の機関の整備の明確化という言葉がございます。上の方にですね、明確化の概要というふうに書いていますけども、実は、今申し上げた以外に、細かい、少し細かいことですが、教育委員会の事務局の中で、本庁という形で、その中に教育センターとか、図書館とか、博物館という本来、地教行法で言う教育機関に相当するものも同じく本庁という扱いで、まとめて整備をしておりましたけども、いろいろと不都合もございまして、今回、本庁というものを少し定義を整えまして、その矢印の下にございますけども、本庁の中を2つに分けまして、いわゆるこの2庁舎の中にあります各課を、本庁とすると。それから教育センター、図書館、博物館という教育機関にあたるものを、本庁機関とするという形で、この2つを合せまして、全体を本庁組織とするという、ちょっと、随分細かい話ですね、こういう定義をした上で、規則を改正をしたいということであります。以上でございます。
(委員長)
はい。何かご質問等、ございますでしょうか。
(委員)
今回の改正に関しては別に異論も何もないんですけども、従来から教育委員会事務局と、ここの教育委員会とはごちゃまぜになりますよね。それで、よその県によってはちょっと違う名称を使っているところがありますよね、教育局とか何か言い方をしたり、庁とか、教育庁そういう議論がまだ出ていませんかね、鳥取県として。傍から見た時に、何かよく、ここのことを言っているのか、何を言っているのかって、よく分からないんです。ちょっと問題提議をしておきます。
(教育長)
要するに合議制の教育委員会と事務局との違いですよね。
(委員)
傍から見てよく分からない感じがするんですよね。
(委員)
同じ名称を使っていますからね。
(教育長)
今のところ、あまりそういう声は特に、出てないですね。
(委員)
そういう気持ちがあったものですから。
(教育長)
研究してみます。他の県では教育庁というところもありますが、教育長と混同してしまうこともあってややこしくなることもあります。
(委員)
それもありますね。
(委員長)
この本庁、本庁機関という、本庁組織というのが出てきているんですが、これは対外的には何処かに発信する時にもこういうものを使うというか、どういう場面を想定していますか。
(教育総務課長)
対外的には、殆ど関係ないと思われますけど。
(教育長)
内部だけということ。
(教育総務課長)
このあとに出てきますけども、議案の第4号とか、5号あたりの、教育委員会の事務局になると、事務決裁をする時に整理上、今までちょっと不整備だった部分があって、それを今回整備をするつもりだったんですけども、どうも整備をするにあたって今の本庁という表現だと悪いものですから、新たに、2庁舎の中にある各所属を本庁として、教育センター以下の外にある本庁と今まで言っていたものを、本庁機関と位置付けた方が、決裁のときにし易いということがあるもんですから、ちょっと、それは実に内部的な話になると思います。
(委員長)
分かりました。よろしいですか。
(委員長)
それでは議案の第2号説明をお願いします。
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○議案第2号 平成22年4月の組織改正等に伴う関係教育委員会規則の整備に関する規則の施行に伴う関係訓令の整備等に関する訓令の新設について(公開)
(教育総務課長)
議案の第2号をご覧いただきたいと思います。平成22年4月の組織改正等に伴う関係教育委員会規則の整備に関する規則の施行に伴う関係訓令の整備等に関する訓令の新設についてでありますが、1枚めくっていただきまして、ご覧いただきたいと思います。そこの、下の2、訓令案の概要というふうにございますけども、これは先の議案の1号でお諮りいたしました組織規則の規定でございます。それは、条項、表現を引用している訓令が幾つかございますので、そこを改定整備をしようとするものでございます。そういう引用をしているすぐその横の下に、ア、イというふうに書いてございますけども、職員の服務規程の中に所属長という定義をしているものがありまして、そこのところが、この規則の方に表現をそのまま引用しているものですから、そこを直すということ。それから、もう1つ、その職員の安全衛生管理規程というものがございまして、そちらの方につきましては、規則を引用する条項文の修正が先程組織の方であったものですから、そこの改正ということで改正をしようとするものでございます。ちなみに、この訓令と申しますのは教育委員会が教育委員会事務局の各機関や所属職員に対して命令するもので、公表するものです。これも、4月1日で施行をしたいというふうに思っております。以上でございます。
(委員長)
何か、ございますか。よろしいですか。それでは、議案の第3号をお願いいたします。
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○議案第3号 平成22年4月の組織改正等に伴う関係教育委員会規則の整備に関する規則の施行に伴う内訓の制定について(公開)
(教育総務課長)
議案の第3号をお願いしたいと思います。平成22年4月の組織改正等に伴う関係教育委員会規則の整備に関する規則の施行に伴う内訓の制定ということで、裏をご覧いただきたいと思います。そもそも、この内訓と申しますものは、同じく、その教育委員会の単位がこの所管の機関に対する命令のうちですね、特に公表を要しないというもので、今回、何かと申しますと、従前、妻木晩田遺跡事務所という名称であった組織をむきばんだ史跡公園という形で名称変更をするわけですが、それに伴って中の職員を、通常であれば異動の辞令を交付するんですけれども、この内訓を定めることで、特に、辞令を交付しないでやっていけるという、事務を簡素化するという趣旨もありますが、今回そこにございますように、辞令を用いないというこ とで、この内訓を定めたいということでございます。
(委員長)
はい、よろしいですか。はい。続きまして、議案の第4号説明をお願いします。
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○議案第4号 教育長に対する事務の委任等に関する規則の一部改正について(公開)
(教育総務課長)
議案の第4号をご覧いただきたいと思います。教育長に対する事務の委任等に関する規則の一部改正でございます。おはぐりいただきまして、裏をご覧いただきたいと思います。今回、この規則を改正いたしますのは、そこの改正理由というふうに資料にございますけども、教育委員会、それから教育長の権限に属する事務の決裁について、今現在のこの規則、それから別に教育委員会が定めるところにより処理することとするため、それの所要の改正を行おうとするものでございます。今回、この4号の改正の概要につきましては、その2の方にございます。そこの(1)で、教育委員会の権限に属する事務の教育長の専決に関する部分、それから教育長から職員への事務の委任、職員の専決に関する規定。これを削ろうというものでございます。 この趣旨は、基本的にこの規則の名称が教育長に対する教育委員会からの事務の委任に関する規則ということがメインでございまして、その内容を2条で、教育委員会の権限として教育長に委任ができないものが何であるかということを、定めることを主な趣旨にした規則でございます。これは、地教行法の方でも、教育委員会の権限として教育長には委任ができない。もう、これは、教育委員会で大きな権限であるということで定めているものを、また規則で定める方式になっておりまして、そういうものについては、この規則で定める。それから、それ以外の、いわば事務的なものにつきましては、別に処理規程を定めて、そちらの方で処理をしようということで少し整備をしようということでございます。それで、削ったその内容につきましては、また、このあと5号の方で改めてお諮りをしたいということで、少し整備をするためにこういう改正を行なおうというものでございます。以上でございます。
(委員長)
いかがでしょうか。よろしいですか。では、続きまして、第5号の説明をお願いします。
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○議案第5号 鳥取県教育委員会事務処理権限規程の新設について(公開)
(教育総務課長)
議案第5号でございます。鳥取県の教育委員会事務処理権限規程の新設についてということでございます。これにつきましては、今、後ほどお配りをしました、委員会のこの、もう1枚の方をご覧いただきたいというふうに思います。これは、実は今まで、教育委員会の権限、それから教育長の権限に属する事務を、大きくは、今、4号でお話しました事務の委任に関する規則、それから、それ以外に教育委員会の本庁事務決裁規程、それから教育委員会の地方機関の事務決裁規程等いくつかバラバラと分かれて事務処理決裁を行う規程を定めておりました。それで、ここの中には積年いろいろ改正する中で改定漏れに近いものもございましたし、それから、少しいろんな法改正の中で、ちょっと充分整備ができないんじゃないかなというものもございまして、今回、1年かけて、いろいろ見直しをやってまいりました。 それで、そこの2の見直しの概要にあるように、まずは、先ほど4号でお諮りしましたように、事務の委任等に関する規則を一部改正して、それから、その下にあります本庁の決裁規程等、地方教育機関等の決裁規程を廃止し、まとめて事務処理権限規程という形で申請をするという形に整備をしたいというものでございます。それで、この下に別表の決裁区分というふうにございますけども、別表1の方で、教育委員会が決裁をすべき事項ということでまとめたもの。それから本来、教育委員会の権限に属するんですけども、それを教育長の専決という形で、権限を教育長の決裁に関するものといったような形で区分もしたりという形で整備をしています。ちょっと参考までに、参考までにと言うか、ちなみにご覧いただきたいんですけど、別表1というのは議案の6ページをご覧をいただきたいというふうに思います。 これは、各所属に共通の決裁の処理の区分を分けたものです。この表の方の、一番上のところに、右側の方にその事務処理権限区分で教育委員会の権限、それから、それを専決するという形で教育長なり、課長等なり、それから、地方教育機関の所属長にそれぞれ専決を任せているものという形で、個々の敬称で、区分をしています。特に、めくっていただきまして7ページ、めくってですね、真ん中辺り、4で、その他の業務に関する事務というところで、特に、ここは、教育委員会の権限ということで教育委員会が決裁を行うということで上げているもので、例えば、そこの1で教育に関する事務の管理及び執行の基本的な方針の決定。要するに、大きな基本方針の決定であるとか、それから、その3にございます、教育の予算、それから議会にかけるべき議案の意見の具申、それから様々な教育委員会の規則等制定改廃。それから、付属機関の委員の任命であるとか、付属機関への諮問であるとか、そういったもの。それからその8で、不服申し立てや訴訟関係のもの、言ったようなこと。それから、隣の8ページの方をご覧いただきたいと思いますけども、8ページの上から3つ目(3)で、職員の分限処分、それから、もう少し下(6)で、職員の懲戒処分という職員に対する不利益処分を行うようなそういうもの。それから、それ以外の、通常の決定ではなくて、外部に対して不利益な処分を決定するという、大きな判断の時には、教育委員会の決裁事項として掲げると言ったような、そういった大きなものについては教育委員会で決定する。それ以外の教育長の専決事務については、教育長以下それぞれ任務を分けて決定するという形で、大きく整備をさせていただきました。そういったようなことで、いちいち話すことはできませんけども、そういった形で整備をさせていただいたというものでございます。以上でございます。
(委員長)
いかがでしょうか。意見や質問等ありますでしょうか。
(委員)
これ、整備をしたということなんだけど、これ、大体の規定はそういう法律があるわけですか。
(教育総務課長)
はい。大前提は、地教行法がございまして、それで、教育委員会として教育長に委任できない、事項がございまして、それを、先程の4号の方にあった規則の方に2条で定めております。それで、それ以外で委任できる事項、あるいは、その委任はできないけれども、教育長に専決する、委任をしないで専決をする事項というのがございますので、その時についての決裁の中身について、こちらの今後の方のその規程でその辺定めたいということでございます。 それは、知事部局の方はこういう権限、元は規則なんですけど、定めておりまして、それに準ずる形で、今回、整備をし直したということでございます。
(委員長)
よろしいですか。はい。それでは、議案第6号、説明をお願いします。
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○議案第6号 みんなで子育てに携わるための教職員プラン(鳥取県教育委員会特定事業主行動計画)の後期計画について(公開)
(教育企画室長)
議案第6号、みんなが子育てに携わるための教職員プランの後期計画につきまして、別添のとおり提出させていただいております。これは、先日の委員協議会でいただきましたご意見を踏まえまして、部内、部局のものを抜粋したものでございます。1ページ目からは教職員プラン案をつけておりまして、それは6ページ目まででございます。7ページ目からは、前期の経過との対照を新旧対照表ということで載せております。下線分が変更した部分でございます。それで、説明用に挟み込みで縦長の「みんなで子育てに携わるための推進プラン(鳥取県教育委員会特定事業主行動計画)の後期計画について」というものをつけております。ちょっと、それで、概要を説明させていただきたいと思います。 概要としまして、これは、次世代育成支援法、10年間の時限法ですけども、これに基づいて、教育委員会の職員に対する働きやすい環境づくりという意味での事業主、教育委員会としての行動計画でございます。それで、前期計画が今年度で終わりますので、それを踏まえた後期計画を作成するということで、これに当たりましては、数値目標等もございますので、その進捗状況、それから各職場の職員に対するアンケートの結果などを踏まえて、改正すべきところは改正していこうということで作ったものでございます。それで、2の主な概要のところで見直し点でございますが、数値目標につきましては、育休代替職員の配置等は100%行っているんですけれども、年次有給休暇の取得とか、これ、15日ですが、大体11日から10日前後に今のところなっているところでございます。それから、男性の育児休業取得も、毎年1人か2人ということで終わっている状況ですので、その目標はこのままにして、また、新たな取り組みではないんですが、より、そのアンケート結果を踏まえて、職場の雰囲気づくりとか、みんなの支援、助け合いとか、それから所属長による声かけとか、そういうところに力を入れて行こうということで行ったところでございます。(1)というところで、仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)との関わりということで、この行動計画は、ワーク・ライフ・バランスとも密接に関係しており、切り離して考えることはできないと、そういうことも初めの方に提起して、そういうことを踏まえた取り組みをしてほしいということをお伝えしております。また、(2)の取組強化。これは、職場の雰囲気づくりということも入れましたし、括弧で、アとイですけども、所属長の取り組みは、ある一定程度はしてもらえるようにということで、チェック表、これは、1枚めくっていただきますと参考資料を付けておりますが、こういうチェック表で、日々、所属長の方もそういう取り組みを確認していただくと。それから、2の方では、推進プランの点検表ということで、参考資料2で挙げておりますけども、年度末には点検の状況をちょっと振り返っていただいて、それを担当課の方に報告いただくと。担当課は、それを集めて、教育委員会全体の取り組みはどうだったかということを振り返って、次年度の取り組みに活かしてもらうということを振り返っていこうかというふうに考えております。また、(3)、(4)で、所属長・管理職と職員のコミュニケーション推進、それから制度の周知の工夫ということで、アンケート結果でも、この管理職と非管理職との思いの意思疎通とか。それから、もう、ちょっとこれをしてほしいとそういう話もありましたし、制度がちょっと分からないという意見もありましたので、この辺りも、もう少し取り組んでいただくように、ちょっと考え方を変えていただくものでございます。(5)につきましては、育児休業等取得用件の緩和ということで、男性も取りやすいようなことをもっと行うために緩和することも反映させております。あと、(6)でございますが、この取り組みまでには地域、社会でも積極的な活動を行いなさいということがございますので、その中に県がやっています子育て王国について、それから、教育委員会がしております、心とからだいきいきキャンペーン、こういうものを積極的に取り組んでいってほしいということも提起しております。そうすると、主な改正点としまして、年次計画の見直しを行ったものでございますし、あと、若干文言修正等を行ってきたところでございます。2ページの方お願いします。今後のスケジュールでございますが、ご承認いただきましたら、これを4月からの施行でございますので、適用でございますので、各所属等への通知、それから啓発などによって周知を図っていって推進していきたいと思っております。あとその個別の趣旨説明までは説明いたしませんけども、そういう形で後期計画を作成いたしましたので、よろしくお願いいたします。
(委員長)
はい。ご意見等ございますか。
(委員)
具体的な取り組みの内容というのは、例えば、2のところのチェック票とか、点検票とか、ちょっとそういった、例えば(3)のコミュニケーションの推進のためには啓発ぐらいなんでしょうかね、何か具体的なこと何か述べていますか。(3)の所属長、管理職と職員のコミュニケーションの推進とか、というようなことに関して、具体的に、では、どういうふうにしたらいいんだというようなことは何かあるんですか。
(教育企画室長)
これは、例えば今のところは2ページにあります新旧対照表で行きますと、2ページ目の上の方に(3)の中に、一番上の(3)にありますけども、また、のところで所属長とのコミュニケーションを通じてこういうことをしてくださいという書き方にしておりまして、あとの具体的な取り組みは、さっきおっしゃった参考資料、別表等で、日々確認してくださいと。それから、この別表参考資料を中心にして、今後、それを示していろいろ説明したいと思っております。
(教育長)
委員さんがおっしゃっているのは、もっとそれを具体的に説明しないと、具体的な動きがないなっていうことをおっしゃっているんですね。
(委員)
聞いただけでは分かんないですけども、要は、こういうことをしましょうって、全部その通りなんだけど、どういくのかなあっていうのがね、必ず出てくるだろうなって。
(教育企画室長)
その報告等をいただきながら、その学校によっていろんな状況があると思いますけれども、いい取り組みがあればそれをまた拾っていって、広めて行きたいという形を考えております。
(委員)
全部方向はその通りだと思いながら、具体化する時に、どうするんだろうなというふうな。
(委員長)
なかなか先生がね、お忙しいっていうのが改善できないですよね。その中で、では、配偶者が出産したから休暇くださいって言ってもらえるかなって思ってみたりするんですけど。
(委員)
例えば、男性の育休取得10%っていっても遠いですよね。どうしたらいいんだろうな。
(教育企画室長)
今回、特にその今のチェック表、例えば裏側に、時間外勤務縮減とか、定時退庁・退校に向けての取り組みということで、特にこういうことに留意していただいてですね、少しでも効率的な取組みができたらと思います。
(教育長)
啓発をして、遠慮しないで育休をとるような意識を広げていくというのも1つですし、管理職が声掛けてね、休みをとったり、早く帰らせるようにしてね、家庭の方の、家族との関わり、役割とかを具体的にできたらいいが、何かこうきちっと示せないんですよね、なかなかね。
(委員)
年休休暇の取得率は、何かきっかけはできそうな気はしますけどね。別に、これ教育の現場じゃなくても一般の企業も一生懸命なところなんですね、ここは。
(委員長)
一般は比較的にとりやすくなりましたね、以前に比べたらね、有給休暇ってものを。
(委員)
一歩ずつですよね、でも、こういうものを作っていただいて、結構そういうことあってですね、年に何回か勉強なさっていくということで、段々変わっていくと思いますので、やはり所属長さんの域ですので、学校現場職員会なんかがあるんですが、そういう時にちょっと言うと、それだけでも違うと思いますし、この世間話じゃない、会話で、男性の先生が育児休暇を取られたときに、それがね、批判となるんだというような格好で職員の中でも話すものがいるんですね、そういう時には、管理職の方からどうでもいいことじゃないかと、そういう、こっちのことを言うだけでも違ってくると思います。
(委員)
このチェック票というのは管理職とか、担当者って書いておくんですよね。
(教育企画室長)
はい。
(委員)
それぞれの教職員の自己チェックというのはないんですね。それはつぶさに感じますね。やっぱりいくら環境を整えても本人の方がごっちゃになっているのが圧倒的に多いですからね。
(教育長)
本人でいいかもしれないな。合わせてセットにして出す方がいいかも知れないな。
(委員)
本人が自己チェックしながらね。
(教育長)
そうすべきなんですけど、本人のチェックに併せて。
(教育総務課長)
また、所属長で良いという事で。
(委員)
それはそうです。
(教育総務課長)
所属長は啓発をしてるしてるって言われながらも
(委員)
していない。
(教育総務課長)
受けている職員がこんなことはないよというので、まずは所属長が自分を振り返るためにもこういうチェックみたいなものを、負担になり過ぎない程度でやろうということです。職員は、あとは実はちょっと若干変更すれば、自分自身を振り返るという部分で、やれないことはないなあというふうに思いますので。
(委員)
多分いくら環境を整えてもね、残業する人は残業すると。
(教育総務課長)
ところで育休の話では、先ほどの(2)のところに育児休業等の取得要件の緩和っていうのが、これ法改正もありまして、配偶者が育休をとっている最中は取れない状態だったものが取れるようになりますので、少しはそういう部分もでてくるのかなあと、まとまって何ヶ月もというわけにはいきませんけども、週単位ぐらいとか、短いスパンでそういうようなかたは出てくるんじゃないかというふうなことは期待というか、是非進めたいなというふうに考えております。
(委員)
では、また点検票が出てきた時点でいろいろとね、策を講じられれば浸透していくのかなあ。よろしいですね。それでは、議案の第7号説明をお願いします。
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○議案第7号 平成22年度「アクションプラン」について(公開)
(教育企画室長)
議案第7号平成22年度アクションプランについて別添の通り提出します。1枚はぐっていただきますと、アクションプランの説明資料4ページにわたっています。それから、別冊アクションプラン案ということでつけておりますので、説明をいたします。これも具体的な内容は、予算の概要説明の中で一緒にしておりましたけども、これを教育振興基本計画のそれぞれの取り組みの方向性の中に入れ込んで作ったものでございます。最初に1枚目の裏表紙のところをお願いいたします。基本計画のPDCAのサイクルをつけておりますが、昨年度県の基本計画を作りまして21年のアクションプランに基づいた企画及び実行してまいりました。それが一番真ん中にあるマル1のところから下におりるマル2の事業実施のところでございます。今回、その9月に1回中間調査をしまして、それを基に昨年度の予算を考えまして、できたものがまた上に上がって、またマル1に戻ったPの中のアクションプラン、それは22年度のということになります。あと、この事業全体のその教育行政の点検評価っていうのが一番下のマル3に戻りますけども、ここでまた今後年度が終わりますまで策定しまして、またこちらの方に評価をしていただくようになっていると思います。今後、こういう流れを踏まえまして、教育振興基本計画につきまして、目指すところ、それから、数値目標等は5年後に作成できるような形で進めていきたいというふうなものでございます。
それから、今回はこのアクションプラン2回目と言いますか、第1回目を踏まえた2回目の具体的な行動計画になると思っております。右側の経緯でございますが、アクションプランの構成の内容の変更ということで、左側は21年度のアクションプランで基本計画を作った当初でございますので、そのまま具体的な行動計画をアクションプランということで計画を作りましたが、今年度は1回目終わりましたので、特に新規に追加いたしますけども、21年度のその経過と課題なり、22年度の対応方針というのを加えました。それから、先ほど数値目標というふうに申し上げましたけども、これのその現代版ということで、どういう動きがあったかっていうのが見えるように最後のところに追加して入れております。構成としては、こういう形で改正したところでございます。はぐっていただきますと、主な事業っていうことは新事業とも絡みますけれども、特に各施策の方向性ごと6つありますが、その中で主な事業を入れております。人財と言いますのは、教育特別予算枠「とっとり人財育成プロジェクト」、これを重視するということで、主立ってこういうものが、事業が立ってまいりますし、新規事業をそういうもので入れておるところでございます。
具体的な流れ、全体的にはいたしませんけども、こういう形で申請して22年からのアクションプランを作ったということで、アクションプランの案、開いていただきますと、基本理念、これは教育の目指す人間像は基本振興計画のものでございます。それから、目次。それから、その次のページからは22年度アクションプランの概要1から6までの施策の方向性、1が、例えば生涯にわたって自ら学び、社会全体で子どもたちを育む体制づくり、これごとに施策目標、例えば1の生涯にわたっては3つ施策目標がありますが、それの進む方向と、それから、主な事業、こういう形で4ページにわたって概要として示しております。ここまでは昨年度と同じでして、5ページ目をお願いいたします。それぞれの施策の方向性ごとにまとめておりますが、ここの平成21年成果と課題、それから対応方針、これを付け加えたっていうことでございますし、数値目標は21までの実績を加え、25までの工程表を各目標ごとに出してもらったものをまとめました。例えば、その1の方では6ページ以降が昨年度と同じ形でアクションプラン、大事な事業を入れてきているものでございます。そういう形で、6つの方向性ごとにまとめました。
次、59ページからは、この全体の一覧表で、21年度実績は大体数値目標としては延びたか、延びてないか、それとも変わらなかったかっていうのを3つで矢印で示しております。こういう形でまとめましたし、前回の委員協議でも意見がございました、その成果と課題になっているかどうかっていう部分も、なかなか批評とか、目立つところに対する、例えばこういう経過があっただけのものもございますし、そういうことをするために周知を図ったとか、そういうこともありますけども、できるだけそれに沿った形になるように修正を加えてしたところでございますし、それに出た課題を踏まえた対応方針になるような形で見直したところでございます。そういう形で22年度のアクションプランをもっていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
(委員長)
これは今日決定という格好ですか。来年度に向けて。
(教育企画室長)
それから、予算も決定しましたので、これでよかったらですね。
(委員長)
はい。他にありましたら。
(委員)
欲を言えばあれですけども、ここまできているというのは素晴らしいことだと思います。それで、この前の、後でまた学校長評価をしてみたいところですね。そういうことを考えました時に、学校長はどれだけ、この県の方針を周知しているのか。そして、それを学校内の中で、実践に向けて、どうするのかということが気になっているんです。それで、やはりキャンペーンもなんとかありますよね、勉強がんばろうキャンペーンとか、心からだいきいきキャンペーン、新しいことをやった時、何々の成果をだす。それにはやはり、現場の方まで浸透してないといけないと思うんです。今までもいろんなところで説明があったり、いろんな取り組み、県の方はしておられるわけですけれども、実際、私は現場にいる時、どれだけ、じゃそのことが、意識の中にあったかって反省しますと、いや、ないのもあるんです、実際大事なことですが、説明等はしてあるにも拘わらず。ですから、その辺は、繰り返し、繰り返し、大事なことはやっぱり繰り返し、繰り返し、本当に変えていくものですし、市町村の教育長が集まる会議に出て行って、もうだぶっても、やっぱり言って周知していくことが大事かなと思います。
そして、それぞれの地教委の地域への実態に沿った教育なんかもあるだろうし、それでも学校の取り組みがあると思うんですが、できたらベクトルが同じ方向に、県の力を入れようとしておられるような同じような方向で、実践が出来ないのかなと思います。それは無理な話なんでしょうから、あまりそこまで束縛したらいけないものなのでしょうか。全く皆、やっていることは大事なことばっかりなんですが、県下じゅうが同じベクトルに推進していく方向に、そうすれば、あとのチェックをされるときに、かなりの正しい評価というものが上がってくるんではないかなと思います。本当に正直なところ、自分が意識してやってないところに評価をつけるには、だいたいというところにつけると言うことですよね。本当に、満足したとか、良く出来たっていうのは、かなり意識してやっていないと出てこないじゃないかなと思っているところです。
(委員)
この1つ、いいですか。
(委員長)
はい。
(委員)
この目標の中で、ベクトルが下を向いているのは、いたしかたないのは多々なんですけど、読書に関して、中学校なんかはこの下を向いてるのは要因としてはどうなんでしょうか、これ。
(教育長)
何ページですか。
(委員長)
60ページです。 真ん中辺にあります。
(委員)
結果として下がるものは仕方がないけど、これは、そういうもんでないような、そんなものじゃないような気がするんですけども。
(教育企画室長)
細かいところまで見つけたいんですけども、若干、調査の時点の関係で、下にさがったり、というのも他にもあります。
(委員)
いや、下がることを否定するわけじゃなくて、内容的なものを見た時に、結果としていたしかたないものもあるとは思いますが、この朝の一斉読書の、下がるという要因っていうのは、それはどういうことだったんだろうかとお聞きしたわけです。方針としては出ているわけですから、ちょっと他の下降線とは違うような気がするんですね。
(教育長)
これは、市町村の教育委員会、学校の方のことかなと思っているんですけどね、下降が多いのは。我々が全部そこでこうこうしなさいということは変なんですけどね。多分、何かいろんな事情があるのかなというような感じですけどね、協力をお願いするような形ですね。
(委員)
今、委員がおっしゃるように、じゃ、市と市との連携とか、終始徹底という格好なんですね。
(教育長)
県の取り組みをもっと丁寧に、できるだけ説明していって、同じベクトルで活動に繋げていくということになるでしょうけど。
(委員)
はい。分かりました。あとは、素晴らしいと思います。
(教育長)
ちなみに、高校に朝読を私強く言ったもんで、来年度は1校を除いて全部、県立高校、朝読を実施します。
(委員)
高校とかは上がっていますね。
(委員長)
1校は何か問題があっているんでしょうかね。
(教育長)
これ、そこは、朝の英語のリスニングをやっているんです。それはそれで、1つの取り組みだからね。
(委員)
全体としては、素晴らしいですよね、上昇項目が多いですよね、はい。良いと思います。
(委員長)
21年と22年と分けて書いてあるので分かりやすいですよね、成果とかですね。
(委員)
基本的には、2組の事業とタイアップしているのは分かります。今年の右との連携ですね。
(教育総務課長)
こう計画を少し実施するために、県の事業としてどういうものを組んだと、なんかこう、併せてしたということ。
(委員長)
では、これで。
(委員)
1つ、質問していいですか。
(委員長)
はい。
(委員)
グランドの芝生化ということは効果があるっていうところですね。保育園とか、幼稚園は私も非常に分かるんですが、この小中学校とか、それとか、芝生化の効果の検証なんていうのも、どうかなあと思うんです。まだ、はっきり効果があるかどうか分からないけれども、それを上からかぶしてあるようにして、それを私、よく分からないんですけど、本当に芝生化が効果があるかどうか。私も効果があるようにするには、そこを使わないと駄目だと思うんです。どんどん走ったり、跳んだり、そうすると、芝生も傷むんですけど、それをだけ活用して運動場にするんならば、今の土のグランドでもそれだけ活用すれば、私は効果が出て来ると思うんです。そして、外がまず、活用されなくなっている、部活動ぐらいでね、一部、体操授業で使っていますけど。そうすると、本当に芝生になるから効果があるのか、どうかって思います。私は疑問に思っているんですが。
(教育長)
芝生は、幼稚園とか、保育所とか、小学校なんかは、効果ありますよね。裸足になって、外に出て遊びますよね、気持ちが良いから。これは、正確に多分そうだとおもいますね。それ、検証するため、予算を今度組んで、今度、やって見るんですよね。
(体育保健課長)
今の件なんですけども、まだ、これから3年間でやって行こうとしているんですが、今のこの地区、芝生化しているところは、子どもたちがたくさん外に出ておられると思います。今おっしゃられた、安い土のグランドよりも、例えば、読書をするのでも芝生の上で読むと、そういうふうなことも、1つあると。それから地域のコミュニティとしても、おじいちゃん、おばあちゃんなんかがそこに集まって来られて、一緒に語り合ったり、読書したりすることもできるというような、両面から、また、効果を検討していこうというふうに思っているところでございます。
(委員)
作っている鳥取方式とは、小学校1年が対象ですか。
(教育企画室長)
25ページを、お開きいただけますか。
(委員)
はい。
(教育企画室長)
中段の1つ上の方ですけども、そちらで行くと、とっとりっ子事業、それから県立学校芝生化事業、それから鳥取方式の芝生化促進事業というのがございます。
(教育長)
検証するのは、どこの高校ですか。
(体育保健課長)
小学校です。小学校3校ぐらいです。
(委員)
ここの、下に県立高等学校2校というのもありますが。
(教育長)
これ、芝生化しようということですね。検証のところの範囲に入っていなんですね。これ、芝生化方式しようという、推進していこうという。
(教育総務課長)
もう既に、県立学校は、かなり芝生を植えているところが、もう既に7校ありまして、それをさらに拡大して行くと。検証と言いますけども、実は効果があるかという方でも、ある程度検証が、実はされていますので、可能なところはどんどん入れて行こうということです。
(委員)
ここの場合、グランドの全指定ということでなくして、1つの理由ということですね。
(教育長)
ラグビーとか、サッカーとか、激しく使用して、使用頻度の高いところなんかは難しいけど。でも、ラグビーなんかでも、結構、案外良い具合にやるんじゃないかといって、今度、倉吉東も、ちょっとそれを。トラックの陸上競技、トラックの分はなかなか難しいんです、これやると、実際の競技とちょっとあまりにも違ってしまうのでまずいんで、内側をやるとか、周辺をやるとか、様子見て、ちょっと鳥取方式でこれを広げていきます。
(委員長)
他にはございませんか。いいでしょうか。それでは、この案を決めさせていただきます。続きまして、議案の第8号をお願いします。
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○議案第8号 県の事務からの暴力団排除等のための関係条例の整備に関する条例の施行に伴う関係教育委員会規則の整備に関する規則の新設について(公開)
(家庭・地域教育課長)
説明させていただきます。議案第8号、県の事務からの暴力団排除等のための関係条例の整備に関する条例の施行に伴う関係教育委員会規則の整備に関する規則の新設についてでございます。おはぐりいただきまして、内容につきましては、先般、委員会で議決いただきました、県の事務からの暴力団排除等のための関係条例の整備、それに関わる具体的な内容を改正するものでありまして、2番目に書いております、具体的には、利用の申し込み、施設の利用の申し込みをした時に、申請書の中に所要の整備を行ったというもので、それは、船上、大山、博物館の運営管理に関する規則の中の様式にきちんとしたというものでございます。それから、その他の規定の整備で、船上と大山で、利用の許可的な部分に詐欺その他不正行為により利用の許可を受けたときというふうな感じで、改正したということで、2ページ、3ページ、4ページに改正条項が載っておりますので、ご覧いただけたらというふうに思います。以上です。
(委員長)
何かございますか。よろしいでしょうか。いいですか。それでは第9号をお願いします。
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○議案第9号 鳥取県育英奨学資金貸与規則の一部改正について(公開)
(人権教育課長)
議案第9号でございます。鳥取県育英奨学資金貸与規則の一部改正についてです。1枚おはぐりいただきまして、今回のこの改正の、奨学金、高校・大学もありますけども、大学の方の奨学金について改善を図ろうというものでございまして、そういう規則に係るもの、またそれなどの部分もひっくるめて、改善を図るものということでございます。現在、厳しい経済状況、雇用状況が続いておりますので、奨学金を希望している学生が増加しております。また、日本学生機構の奨学金も、有利子の奨学金が単年で確立されているんですけど、でも、有利子の奨学金というのは、ほとんど完成されていないということでございます。安心して受験を迎えるようにというふうなことで、県規則で強化するということで、補完するというものでございますし。具体的には、その1ページの真ん中より下のところに表がありますけれども、県育英奨学資金(大学分)の概要というところの説明をさしていただきます。 表の中の太字のところが、今回、改正するところでありまして、その中でも網掛けの部分が規則に関わるものでございます。網掛けじゃないところは、その規則以外のところで、改正がない部分でございます。この太字のところを説明さしていただきますと、まず、新規の採用枠でございますけれども、従前は、1期の採用枠と、具体的には大学の1年生になりますけども、新しい採用枠として120名でしたけども、それを240名に拡充いたします。採用枠については、規定上なにもありません。予算の策定の作業の中で、どれだけ煮つめられるかということになるんですけども、先日、閉会いたしました教育委員会で、22年度当初予算が策定されまして、22年度予算のなかで認められたというものでございます。次の募集時期でございますが、これは、従前は、高校2年生を対象としました予約募集と、大学に入学した時の大学在学時募集と、2つに分けて行っておりましたけども、それを高校3年生の予約募集で一本化しようというものです。だから、計画的には平成22年度4月ですけども、あと1回だけこの大学2次募集があるということになります。それと、次の申請要件ですけども、成績要件といたしまして、学業成績の平均値の3.5以上、5段階の3.5以上なんですけども、それを3.0以上に改めようとするものでございます。ですから、緩和するということになるんですけども、あくまでも施策の上で、新規採用者の拡充ですね、それとセットで成績要件を緩和して、入りやすいようにしようとするものでございます。その下の申請場所ですけど、これは先ほどの募集時期を意味するものなんですけども、大学在学時募集がなくなりますので、出身高校という文言が限られていまして、その整理でございます。 それから、その下の貸与規則一部改正の施行期日でございますけども、あと1回残っています大学在学時募集がありますので、そこに係わるものについては平成23年4月1日施行と、そういうことですけども、その他募集時期を高校2年生から高校3年生に改めるというふうなその他の点につきましては平成22年4月1日施行ということでございます。因みに規則に伴わないところの議論してない新規採用枠とか、また申請要件の3.5を3.0という部分ですけども、これは当初予算に向けられてこの4月で、平成22年に貸与を開始する方から入学時にということにしておりますので、4月の在学時募集から対応と増やすと。また、次の申請要件も低くするということで変更を行うものでございます。 ちなみに、この募集時期を改めるということについて説明を加えますと、実は以前から、この募集人員についていろいろとご意見をいただいておりました。高校2年生は早すぎるではないかというふうなところです。まだ、進路について決定的でない、また家庭の中で保護者としっかり奨学までされているかどうかというようなことまで、まだ相談をしていないというふうな段階で、募集するのはいかがなものかというふうなご意見もございました。また、大学在学時募集もほとんどが大学に進学してしまえば、その大学を窓口にする学生奨学金の方が非常に安いというわけです。毎日大学に行っていますので、私共は出身高校を窓口にするということをやっていますので、やっぱり利用し難いというふうことがありまして、高校3年生の予約募集からした方がいいじゃあないかというふうなことでございます。ですので、安心して受験に迎えられるようにというふうに言いましたように、今、なるべく早くその奨学金の決定がほしいというご意見が多くて予約募集の方に自由にしようということでございます。以上でございます。
(委員)
この大学生のところは県内県外を問わずですか、県内ですか。予約の時に何処の大学に行ってももらえるわけですね、どこへ行っても。
(人権教育課長)
はい。
(委員)
従来は大学在学中に募集したところは出身高校で窓口になっていたわけですね。
(人権教育課長)
そうです。
(委員)
それは止めると。
(人権教育課長)
はい。
(委員)
だから、これは無かったわけですか、県内の3つの大学は大学を窓口にするという。
(人権教育課長)
いろいろと考えていたんですけど、ただ、全ての申請を何処の大学に入学をしたかたも全て柔軟に審査をしますので、その辺を考慮すると申請場所というのも出身高校というふうに一本化しておいた方が申請しやすいし、というふうなことが非常にどうだろうかということで、今回、入学募集の方にということにしたところです。申しますと、安心して受験を迎えるということで、奨学金が完全でないから進学を諦めるとかいう、そういうふうにならないように初めから設定していきたいというふうなことも考慮したところです。
(委員)
併給はいいんですか、他の奨学をもらっているからという場合はだめだという規定はないですか。
(人権教育課長)
学生支援機構になると、無利子奨学金との併給はされないということはあります。
(委員)
無利子の方はだめ。
(人権教育課長)
止めてくださいということがあります。有利子はいいです。
(委員)
有利子はね。
(人権教育課長)
はい。
(委員)
学生支援機構の公募のポスターがありますよね、予約制がどうだとか。ものすごく多いですね、今、奨学金を貰ってる子ども達が、そのうちに50%になるというかね。今で40数パーセント。本当に経済的に困っている方というのは多いと思います。
(委員長)
よろしいでしょうか。
(委員)
成績要件が3.5から3.0に下げられたというのは、何か理由があるんですか。
(人権教育課長)
実は、学生支援機構の無利子の奨学金の成績要件が3.5でして、うちはそれに合わせてしたんですけども、3.5を下回っている子どもは無利子の奨学金が使うことができないということなんですね。ですから、そこは、今補償がいるというふうなことで、これは進学意欲とか、また実際に進学率のプラスにもなるだろうというふうな発想もあります。それと、サンプル調査で幾つかの高校に金銭的によっての進学率をちょっと調べてみたんですけども、3.5を下回る3.0から3.4といった子ども達も結構進学しているんです。3.5以上の子どもと差がないぐらいです。なかなか昔と違って進学率も上がってきていますので、そういった中で、奨学金の在り方として上の人、上の子と言ったらあまり良い表現ではないかも分らないですけども、その成績の優秀な子だけというふうに絞る、あまりにもきびしく絞るというのはどうだろうかということもありますし、今回その他、拡充、拡大もありますので、それに合わせて成績要件も緩和しようとしたところです。
(教育長)
理事さんの方からもこの実績要件のカウンセラーの意見もあっていたんですよね。それは、さっき話があったように、その成績でやるばっかりではないですよね、本当に意欲があって経済的に苦しかったらその子達に対して、少し手を差し伸べるという、奨学金制度の趣旨みたいなものをもう少し幅広くやった方が良いんじゃないかなあと考えても、今のこの緩和など、やってみたんですよ。3.0って結構、大体、今学校はかなり緩和していますからね、相当な率ですよ。ちょっと広げすぎじゃないかという意見があるくらいだけども、ただ、それでも一生懸命やっている子も中にはいるんですよね。だけど、成績に結びつかない子もいるんで、それはある程度社会的な何か一つの方法として付き合わなければいけないという考え方がだんだん強くなっているんじゃないかなあと思うんです。
(委員) 成績からいうと、学校格差がめちゃくちゃあるんですよね。それは、だけど奨学金の時に、考慮できない、難しいんですね。それから、もう1つは奨学生を選ぶ時には所得だけで行くんですか、兼ね合わせで行くんですか、兼ね合わせは成績と所得の兼ね合わせで。
(人権教育課長)
一様この3.5とか、
(委員)
基準をクリアーしているところ。
(人権教育課長)
それは申請者を脱落者で縦、横の表によりまして経済状況が厳しいかた、また、成績の良い悪いということで、それで、斜め上から取っていくという、基点より厳しいかたから採用して行くという考えでやっています。
(委員)
その時の格差は難しいですね、本当は。それは多分やれないでしょう。
(委員)
高校の段階で学力がどうなのか。
(委員)
これは、独立行政法人は大丈夫ですか、存在は。これからまだ薄れるわけじゃあないですからね。
(委員)
その辺は大丈夫ですか。
(人権教育課長)
大丈夫だと思います。
(委員長)
他にはございませんか。よろしいでしょうか。
(委員)
是非、拡大にしていただいて、よろしくお願いします。
(委員長)
はい。議案第10号説明をお願いします。
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○議案第10号 鳥取県立むきばんだ史跡公園の管理運営に関する規則の新設について(公開)
(文化財課長)
議案第10号です。鳥取県むきばんだ史跡公園の管理運営に関する規則の新設についてお願いいたします。次のページをお願いいたします。今回提出いしました規則は新設となりますむきばんだ史跡公園の管理運営に関し必要な事項を定めるものであります。内容といたしましては、所掌事務や内部組織及び分掌事務を規定しておりますし、職制として公園所長を、必要によって所長の職務を補佐する及び代行する為、次長を置くことができるようにしております。その他に施設の利用申し込みや行為の許可の申請、許可の取り消し、使用料の減免等の手続き、それに必要となる様式などを定めるようにしております。また、施設公園の独自性を高め、実際において充分な対応ができるようにということで、条令で規定しております教育委員会の権限である利用時間の変更、展示会館が利用許可なるなどの権限を所長に委任するようにしております。具体的な案は2ページ以降に掲げておりますので、ご覧いただけたらと思います。以上でございます。
(委員長)
何か、ございますでしょうか。
(教育長)
史跡公園のオープンは4日でしたか。
(文化財課長)
4日でございます。4月4日に弥生の館むきばんだが、皆さんにご案内ということでオープンいたします。
(教育長)
是非、行って見ていただきたいですね。
(委員長)
はい。そうですね、いいでしょうか。それでは、議案第11号の説明をお願いします。
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○議案第11号 文化財の県指定について(公開)
(文化財課長)
議案第11号文化財の県指定についてお願いいたします。次のページをお願いいたします。今月15日に開催されました県の文化財保護審議会で鳥取市と八頭町にあります枕状溶岩を鳥取県指定天然記念物に指定するよう答申がありました。枕状溶岩は溶岩が水中を流れる際に形成されるもので、当時の関係や地質を調べる上でも学術的価値が高いものと言えます。枕状溶岩は中国地方においては陸地上で明瞭に観察できる場所は、この2箇所のほかは知られておらず、学術的価値と希少価値が極めて高いものでございます。以上でございます。
(委員長) これについてはよろしいですか。はい。それでは、次の議案第12号から報告事項のエまでにつきましては、人事等に関する案件ですので非公開とします。よろしいでしょうか。それでは、議案第12号について説明をお願いします。
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○議案第12号 平成22年度鳥取県教科用図書選定審議会委員の任命について(非公開)
○議案第13号 教育長の任命について(非公開)
○議案第14号 教育委員会事務部局人事(課長級以上)について(非公開)
○議案第15号 教育委員会事務部局人事(課長級以上)について(非公開)
○議案第16号 県立特別支援学校長人事について(非公開)
○議案第17号 県立特別支援学校事務長(課長相当職)人事について(非公開)
○議案第18号 県立高等学校長人事について(非公開)
○議案第19号 県立高等学校事務長(課長相当職)人事について(非公開)
○報告事項ア 教育委員会事務部局人事について(非公開)
○報告事項イ 市町村(学校組合)立学校教職員人事について(非公開)
○報告事項ウ 県立特別支援学校教職員人事について(非公開)
○報告事項エ 県立高等学校教職員人事について(非公開)
(委員長)
では、報告事項のオをお願いします。
○報告事項オ 全国大会等で活躍した児童・生徒に対する教育長表彰について(公開)
(教育企画室長)
報告事項オ、全国大会等で活躍した児童・生徒に対する教育長表彰について報告を申し上げます。はぐっていただきますと、関連資料がありますが、このたびは小学生6名、中学生7名、高校生14名で計27名でございました。昨年度と比較をしますと、今年度の合計が136名ということで昨年の84名に比較して約1.6倍の生徒達が集まったというふうになっております。特に中学生は合計31名と絵画はありませんけれども、約31名ということで約2倍位に増えているということです。内容としましては、そちらに載っていますが、それぞれ入ったと言いますか、非常にいろんな所で活躍をしてもらっています。小学生が6名で醇風小の坂田君が読書感想画中央コンクール、感想画ですね、中央コンクールで優秀賞に次ぐ賞、これも52万点の内からの入賞です。県内入賞は彼のみでございました。それから、上道小の渡邊龍真君、これは剣道の大会で3位ということです。大栄小の竹歳さん、これはレスリング、これも175クラブ、1,304名の参加の中でたくさん部門がありますけども、第2位。それから、2ページには湖山西小の渡邉幸作さん、これも7,000点から国土交通大臣賞と文部科学大臣表彰、2つ、1つずつの2つあるんですけども、その内の1つということで、文部科学大臣賞を取っております。 琴浦の八橋小学校の門田さんは、これはこれも440万余の参加で青少年読書感想文全国コンクール、これで第3位相当をもらってきております。それから、附属小の原佳奈子さん、これはインスタントラーメン小学生レシピコンクールです。これも約6,000人程度の参加です。内容としまして、塩味ラーメンをベースにハタハタの魚からダシを取って、ハタハタを焼いたもんとか、砂丘長いもとか、白ネギ等をトッピングして何か非常に料理の達人も、審査委員にいるんですけど、そのかたからは一押しだったということで、この方も第3位というふうになっています。中学生の部では東山中の富田直輝君、これは空手道で肢体不自由の部ということで出ています。後は、3ページの上から2人目のジュニアカヌースラローム岡山大会、これは来年度はフランスで開催されるジュニア選手権にも出場予定のかたです。それから、4ページからは高校生のうちで一番上は通常パソコン甲子園というところで松田愛さん、皆生養護学校の松田さん、このかたは書道も個人でされていまして、書道にもまた賞を取られているということです。それから、6ページ目には下の方には全国障害者スポーツ大会での3位入賞の方も入れています。そういうことで、非常に多くの活躍が目立ったものでございました。以上でございます。
(委員)
こんなんでいうと、もっと国体が強いはずですね。
(教育長)
もうちょっと、今は文化の方で。
(委員)
文化の方も最後の方で、いろいろありましたね。
(委員長)
よろしいですか。では、報告事項のカをお願いします。
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○報告事項カ 指定技能教育施設の内容変更について(公開)
(参事監兼高等学校課長)
技能教育施設の内容変更についてご報告いたします。裏面をご覧ください。米子にあります学校法人ism若葉学習会でありますけども、ここが北海道のクラーク国際記念高校と技能連携をしたということ。クラーク国際記念高校のキャンパスは全国に54あるそうでして、その中の2つが鳥取県に、湖山のキャンパスと、それからもう1つは米子市にありますけども、そこの中に商業科目のなかにその米子キャンパスの商業科目は全国の中でも補習としてカリキュラムが多いと、鳥取県で指導があったようでして、ここにありますように、変更前の総合実践をなくしまして、情報処理と商品流通について、それぞれ時間数が決まったと。これによって、北海道本校からの指導によって変更したために削除したということであります。以上であります。
(委員長)
よろしいですか。それでは報告事項のキ、お願いします。
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○報告事項キ 平成22年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(2月末現在)について(公開)
(参事監兼高等学校課長)
この春卒業いたしました生徒の2月末の状況がまとまりしたので報告いたします。1ページは、例によりまして厚生労働省に交付されたものです。一番上の表でありますけども、求職者数が1,046人おります。下から2番目の表で、就職内定者数が948人ですので1,046-948で98人が2月末現在で未内定だということです。県内が93人と県外が5人という具合になります。次の方のページの2番であります。これは文部科学省の方の調査でして、これは県立の高校だけであります。同じようにしますと81人が未内定ということになります。75人が県内、6人が県外ということでありますけども、ただ、81人プラス下から2段目の右の方に要支援未内定者とありますけども、81人に8人加えると89人になりますけども、8人が進学でも就職でもなくて方向が分らないという子がいるということで、全体として未決定者が89になっております。ただ、各学校でも個別に把握できる状況でありますので、しっかりと取組みたいと、校長さんにもお願いをしました。以上でございます。
(委員長)
わりときびしいですね。
(教育長)
未内定が98なんですけども、1ページの方で。一番上の表をみていただきますと分りますけども、昨年と今年を比べて求職者数がドーンと減っているでしょう。ですから、もう就職は諦めて進学の方に切り替えている子達が多いということですよね。もし、これがそのままだったらすごい数の未内定の子ども達が卒業して、もし内定なしで行くという話になるんですよね、すごい状態なんですけども。
(委員)
進学できたら良いんですけど、経済的に苦しむのも多いようです。これ、来年も改善するのかどうか、ちょっと分らないですね。むしろ悪くなるような方向の気がするんで。
(教育長)
企業誘致してもらって、とにかく働き口を増やしてもらって、むしろ教員採用をどんどん増やすとか。
(委員)
前年度との比較だとか、1年経った現在もふらふらしている状況というのは、そのことは何かで分りますか。何か職に付いているんでしょうか。
(教育長)
途中から就職についてもしているんで、全然決まらないというのは比較的少ないです。でも何人とか、十何人とか、20人とかいるかも知れないなあ。だから、どうしても働く気持ちがない子達がどうしてもおるんで、幾ら学校が進めても働かないんですよ。アルバイトだけで終わってしまうんです。
(委員)
それは、志望者、取らないので仕方がないですよね。フリーターみたいな。
(委員長)
はい。よろしいですか。
(教育長)
はい。
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○報告事項ク 平成22年度県立高等学校教育課程について(公開)
(参事監兼高等学校課長)
平成22年度県立高等学校の教育課程について報告します。昨年の暮れに22年度の教育課程を承認してきました。各学校に通知をいたしました。この中でだいたいどういうふうな教育課程を組んでいるのか分ってきましたで、それをとりまとめをしております。概要といたしまして、普通科高校では特性を活かしながら学力向上に向けた教育課程を組んでおるもの、或いは専門高校は専門高校で専門性を深めるために特色ある科目を中心に組んでいるということが出来ております。それから、鳥取東高校は文科省のスーパーサイエンスハイスクールの指定を受けておりますので、これは特例で教育課程を組んでおります。それから、21年3月に新学習指導要領が通知されまして、その内、総則等で先行実施がされます。特に、これまで高等学校に道徳というのがありませんでして、道徳の全教科でやりなさいということですから、この新しい下では年間実施計画を出しなさいということが義務付けられております。 従いまして、各学校は今年度中に道徳の年間実施計画を立てて、22年度から具体的に実施ということで今、しております。それが大きな変更点だというふうに思います。そういう形で、各学校の総単位数を見てみますと一番多いのが111点と八頭高校の理数科であります。形態のところでありますけども、一様74単位がそこに行くようなというふうになっておりますが、それは最低基準各学校がかなり高いハードルを設定しておるということでございます。次のページ、2ページでございますが、そこに必履修科目というのがございますが、この必履修科目にも標準単位が取れないのがありますが、それを下回っている学校もあります。ただ、2単位という科目を1単位にすることはできませんけども、それ以外の単位でありましたら、この減じることは可能でありますので、その科目を減じて他のものを加えるとか、学校の特色に併せて増、随分やっとるという状況がございます。 それから、4番の教科・科目の開設状況ですけども、総合学科の青谷、米子高校を中心としまして、科目が多ございます。米子高校は109科目を開設するということでございますし、こういう、本当に少人数にもなりますけれども、その少人数に対応しても一緒に設定というふうな状況でございます。2番になりますが(2)番全日制普通科における専門科目の開設は別表3、また後でお願いします。(3)学校設定教科・科目。学校設定教科というのがありまして、岩美高校は教科総合という学校設定評価を作っています。教科の総合という教科の中にキャリア基礎とか、そういう科目できているということでございます。3番ですが、22年度から全ての県立高校で学校設定科目が今度設定されました。新規に69科目発生しましたけども、これは、例えば数学1を勉強して2年で数学2に行って、3年で数学1を補填するということは順々性から問題があると指摘を受けました。同じ事をするにしても3年でやる数1を発展数学1Aとか明文化しないといけないということで変えた結果、学校によって出てきたということでございます。つづきまして3ページでありますが2学期制で実施している学校は8校、45分授業は51校ということでございます。それから、7番は鳥取東高校がこの学習指導要領の規準によらない編成をして、国の承認を受けてやっていますので、その具体的な姿でございます。 次のページは22年度実施教育課程の概要で、総単位数から単位系とか、1時間の授業時間数とか、各学年にはどれくらい配当されているのか、というような一覧の表でございます。それから、次のページでございますが、全県での各高等学校のコース、類型の設置状況でございます。コースは元から定員を定めて募集しているものでありますし、類型はこの入学してからそれぞれの希望に沿ってコース内コースになりますけども、希望に分かれているということで、特に専門はございません、募集なんかでは。それから、別表2がこの標準単位数を下回る学校と教科・科目です。それから、次のページで別表3でありますけども、普通科におきまして専門科目を開設している学校、鳥東、岩美、八頭、倉西、中育、米子東、境ということであります。それから別表4が各学校で決定している学校設定科目の状況でございます。学校裁量予算が出来たりしましてから、何とか学校独自性を出して行きたいというところで、急にそういうところが教育のところにも配置するようになってきているというふうになっております。以上でございます。
(委員長)
何かご意見等はございますか。
(委員)
高校は1回45分授業が多いですよね、全国的にそういう感じですか。
(参事監兼高等学校課長)
そうですね、やっぱり50分で6限よりも45分で7限やって改善をしてきた、その方が多いです。ただ、その分50分掛ける35週で1,750分なるわけですけども、県内でも50分になるようにということ45分を39週、自由時間の確保が現実に短いということではないかと、修正としては早く改善をしてきてという具合になります。
(委員)
分りました。
(委員長)
よろしいでしょうか。はい。それでは報告事項のケをお願いします。
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○報告事項ケ 美術常設企画展示「生誕100年尾崎悌之助展」の開催について(公開)
(博物館長)
博物館でございます。報告事項のケでございます、美術常設企画展示、尾崎悌之助生誕100年記念展を開催したいと思っております。はぐっていただいて、チラシもお配りさせてもらっているかと思います。チラシをご覧になっていただければと思いますが、特に、あっと驚くような強烈なインパクト、個性的な絵をかけると、尾崎悌之助生誕100年ということで4月10日から、開催します。チラシの裏の方をちょっとご覧になっていただければと思いますけれども、全体60点ほど展示したいと思っております。それを4つのテーマに沿って初期の段階、優れた物の中の真実と名打っておりますけれども、基本的に尾崎悌之助はわりと普通の人達があまり目をつけないような暗い駅の構内とか、ガスタンクとか、駐車場とか、そういったような物も中に美しさが有るということで、そういった物を描いていた初期から、更には鳥取の風土を描いたものとして最終的なもの等を、うまく世界として作っていくその4つの区分に応じて尾崎の画業というものを、紹介して行こうかと思っております。来月の10日から5月の9日までということで開催したいと思っております。併せてギャラリートーク、尾崎悌之助の身内の学芸員も、やろうかと思っていますのでよろしくお願いします。以上でございます。
(教育長)
おじいさんに当たるのかな。尾崎さんのおじいさんに当たるのかな。
(博物館長)
です。孫です。
(委員長)
よろしいでしょうか。はい、ありがとうございました。それでは報告事項のコをお願いします。
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○報告事項コ 第65回国民体育大会冬季大会スキー競技会における鳥取県選手団の成績について(公開)
(スポーツ振興課長)
報告します。第65回国民体育大会冬季大会スキー競技会における鳥取県選手団の成績について報告をいたします。結団式は2月22日に行ないまして笠見委員さんに激励をいただきました、ありがとうございました。結果はそこに書き挙げておりますが、惜しくも入賞には至りませんでしたけれども、高校生・中学生を中心にしてこれから期待が持てるようなそういう成績を上げてくれたように思っております。特に、ジャイアントスラローム、クロスカントリー等も高校生が、高校1年生・2年生。クロスカントリーの方は中学生が主でしたもので、来年、再来年に向けての経験をしてくれたじゃないかなと思っております。先程言いましたように、上得点はありませんでしたので、参加特典の30点ということで、冬季大会の良いスケートの競技が終わりまして、いよいよ国体、今年度、22年度の開催、鳥取県が中国ブロック大会の開催県になりますので、是非とも中国ブロック突破をして、中国国体に向けて頑張っていきたいというふうに思っております。以上であります。
(委員長)
いいでしょうか。はい。ありがとうございました。報告事項のサをお願いします。
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○報告事項サ 第10回鳥取県民スポーツ・レクリエーション祭の実施結果について(公開)
(スポーツ振興課長)
第10回鳥取県民スポーツ・レクレーション祭の実施結果について述べます。第10回ということで記念大会ということもありましたけれども、特に記念的な催しはいたしませんでしたが、右側にありますように、鳥取県民スポーツ・レクレーション祭参加者の推移であります。第10回平成21年度夏と秋と冬の大会、それぞれ行いまして、トータルといたしまして1万2,025人の参加をいただきました。昨年が1万2,741ということで、計算をしますと、マイナス76になっておりますが、この原因はちょうど新型インフルエンザが流行いたしまして、特に中学生・小学生の参加を自粛したということがありましたので、このような数字になっております。また、来年11回以降、今度は、スポーツ・レクリエーション祭ではなしに大会というふうに名前を変えていきたいというふうに思っております。簡単でありますが、以上であります。
(委員長)
よろしいでしょうか。いいですか。はい。ありがとうございました。報告事項のシをお願いします。
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○報告事項シ 「県民の運動・スポーツに関する意識・実態調査」の調査結果について(公開)
(スポーツ振興課長)
県民の運動・スポーツの実態調査ということで調査いたしました。白黒の印刷、ちょっと見にくいと思いますが、この調査は5年に1回、鳥取県の、20歳以上の大人を対象にして、どれぐらいの県民のかたが普段、スポーツ・運動を実施しておられるかということを、実態調査いたしまして、それを基に、これからの生涯スポーツの推進に向けて資料を得たいということで行いました。国の方もしておられますので、国と併せて比較をしていくというのは大事ではないかなということで実施いたしました。県内の、先ほど言いましたように、20歳以上のかた、1,500人を対象にいたしまして調査をいたしました。結果、1,013人のかたから回答をいただきました。回収率は67.5%、概略的な方になりますが、調査結果の概要は、1年間に運動やスポーツを行った割合、週に3日以上しとられるかたが23.4%、週に2日以上、2日程度12.8%、週に1回程度が15.5%で、そこの四角に書き挙げておりますのは、週1回以上、何らかの運動・スポーツ活動をしている人の比率が51.7%でありました。 前回、5年前は44.3%でありましたので、前回、5年前よりも7.4%近く、実施が高くなったという結果を見ました。逆に、全くしていない人の比率は16.2%で、前回も16.5%という同じような比率でありましたので、もう少しこの辺が、これからの課題ではないかなと考えております。本県が51.7%、全国が45.3%でしたので、若干、全国よりもそういう姿勢をしとられるかたは多いのではないかなと思っております。国の方もそういう国民の生涯スポーツ、週に1日以上の運動・スポーツを50%を目指しているという取り組みをしておりますので、鳥取県といたしましても、今度、4年か5年後には目標といたしましては60%以上を目標にしていきたいというような課題を、目標を掲げて進んでいきたいと思っております。以下、別紙でそれぞれの項目につきまして、調査いたしたものを載せておりますので、また見ていただきまして、ご意見いただけたらありがたいと思います。以上であります。
(委員)
しかも本当の方はどのようにされているんでしょう。週に1回以上というのは、どんな年齢のかたとか、それによって、全くしてない人はどうなんでしょうか、端的に。
(スポーツ振興課長)
やはり20代、30代のかたは、少ないです。
(委員)
全くしてない方ですね。
(スポーツ振興課長)
日数にいたしましても。多くしている人は、50歳、60代ということで、中身につきましては散歩とかウォーキングが多いと。それを、1つの運動として挙げています。それは、歩くのが悪いとかではなく、実際していただいているということです。
(委員)
男女はどうなんですかね。男と女で。
(スポーツ振興課長)
女性の方が、高齢者のかた、多いです。
(委員長)
よろしいでしょうか。いいですか。報告事項のスをお願いします。
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○報告事項ス 県内文化財建造物の国新規登録について(公開)
(文化財課長)
報告事項ス、県内文化財建造物の国新規登録について報告いたします。資料をおはぐり下さい。昨日開催されました国の文化審議会でその下に掲げております3か所、6件の建造物を国登録有形文化財に登録する旨の答申が行われました。1件目でございますけども、倉吉市新町にあります大社湯でございます。こちらの建物は白壁土蔵群からずうっと本町通りの西の方にあります、現在倉吉市内で営業する唯一の銭湯であるということでございまして、明治後期の建築で、その後、増改築を行っております。外観は住宅風で周囲の景観とよく調和しており、明治後期の公衆浴場の形態をよく保持しているということでございます。2件目は三朝町にございます木屋旅館でございます。こちらは三朝温泉街の中心に位置しておりまして、木造2階建て一部3階建てで、地階に浴室を設けております。明治期の建築で、その後温泉街の発展と共に増改築を行って、複雑な構成となっております。また、部屋の天井が吹き抜けとか、網代など客室毎に異なった意匠を凝らしているというようなことでございます。3件目から6件目までは同じく三朝町にあります南苑寺の本堂・庫裏の4棟でございます。こちらの方、本堂は山腹に三室を東西に並べる数寄屋造りで、隠寮は明取窓を丸窓にするなどの趣向を凝らした意匠を持ち、一部懸造となっております。庫裏の方は、2階に花頭窓を並べて高欄をつけるなど、温泉街からの眺めを意識した特徴的な外観を持っております。山門は石段の途中にいわゆる竜宮造りでアーチ状の古い通路とし、特異な伽藍景観を形成しております。次のページにそれぞれ写真でございます。これによりまして、国登録文化財が149件となります。以上でございます。
(委員)
これ、登録されるとどういうメリットと言ったら変な言い方ですが、何かあるんですか。
(文化財課長)
それは、法定的なものも出てきます。修復する時に、外観はですね、そのままの形で内部はかなりいろっても良いと。指定になりましたら内部も規制がかかってくるというような形になるんですけれども、外観の方だけを大体保存できるような形であれば、内部はかなり自由な形でも良いということで、将来的にこの登録のままでいくのか。認可していくのかによって内部まで変えるのか変えないかというようなことが出てきます。
(委員長)
よろしいでしょうか。はい。以上で議事は終了しますが、各委員さんから、何かございますでしょうか。
(委員長)
ありがとうございました。他には何かございませんか。よろしいでしょうか。次回は4月22日、木曜日に定例教育委員会を開催したいと思います。いかがでしょうか。よろしいですか。それでは、本日は、定例教育委員会はこれで閉会したいと思います。どうもお疲れ様でした。
(11時45分 閉会)