平成21年10月15日(木) 10時00分~11時45分
(1)議案
【議案第1号】 非公開 ≪資料 PDF≫
平成21年度鳥取県教育委員会表彰について
【議案第1号】 非公開 ≪資料 PDF≫
鳥取県教育審議会生涯学習分科会臨時委員兼社会教育委員について
(2)報告事項
【報告事項ア】 公開
≪資料 PDF≫
第62回優良公民館文部科学大臣表彰について
【報告事項イ】 公開
≪資料 PDF≫
教育委員会事務部局人事について
【報告事項ウ】 公開
≪資料 PDF≫
全国大会等で活躍した児童・生徒に対する教育長表彰について
【報告事項エ】 公開
≪資料 PDF≫
平成21年度末鳥取県立学校教職員人事異動公募制度における公募実施校の決定について
【報告事項オ】 公開
≪資料 PDF≫
平成24年度から平成30年度までの県立高等学校の在り方検討に係るパブリックコメントの実施について
【報告事項カ】 公開
≪資料 PDF≫
指定技能教育施設の内容変更について
【報告事項キ】 公開
≪資料 PDF≫
若桜鉄道駅舎文庫及び企業文庫の設置等について
【報告事項ク】 公開
≪資料 PDF≫
「2009年度携帯電話アンケート」の実施について
【報告事項ケ】 公開
≪資料 PDF≫
ケータイ・インターネットとのつきあい方フォーラムの実施について
【報告事項コ】 公開
≪資料 PDF≫
第64回国民体育大会における鳥取県選手団の成績について
【報告事項サ】 公開
≪資料 PDF≫
平成21年度生涯スポーツ功労者及び生涯スポーツ優良団体表彰について
【報告事項シ】 公開
≪資料 PDF≫
文書非開示処分取消請求事件判決に係る対応方針について
※非公開の議案等につきましては、会議録は公開されません。
1.開会
(委員長)
10月定例教育委員会を始めます。よろしくお願いします。はじめに教育総務課長から日程説明をお願いします。
2.日程説明
(教育総務課長)
それではお手元の日程をご覧頂きたいと思います。まず教育長から一般報告がございまして、それに続きまして今回は委員長の選出、それから職務代行者の指定をお願いしたいと思います。その後、議案としまして第1号、平成21年度鳥取県教育委員会表彰について、他1件。それから報告事項ア、第62回優良公民館文部科学大臣表彰について、他11件ということです。以上です。
(委員長)
では、教育長から一般報告をお願いします。
3.一般報告
(教育長)
一般報告を申し上げます。9月3日以降です。
9月4日、鳥取湖陵高等学校と鳥取商業高等学校を訪問をしました。来春卒業予定者の就職が非常に厳しい状況ですので、その辺の対応をしっかりして頂くようにお話をしたり授業を見させてもらったりしました。
同じく9月4日ですけれども、国体の中国ブロック大会に出場する予定になっている鳥取中央育英高校のソフトボール部と倉吉北高等学校のバスケットボール部の激励に行きました。生徒は非常に礼儀正しくて爽やかな感じといいますか、若者らしい元気の良さを感じて帰ってきました。
同じ国体ですけれども、9月9日に県選手団の結団式がありまして私も本部役員として出席をしました。 9月26日に、これは新潟で国体の開会式がございましたので、私も行かせてもらいました。天皇、皇后両陛下もご臨席で、行進が今年から時間が短くなるような工夫がしてありました。非常に立派なスタジアムでした。あとで詳しい成績については報告があります。
それから9月9日に、連合鳥取の政策制度の要求がありましたので、連合の皆さん方と意見交換をしました。奨学金の話とか教育費負担の軽減の話ですとか、少人数学級の話ですとかいろんな話をいたしました。
それから9月11日ですけれども、新型インフルエンザの図上訓練ということで、これは直接皆が集まるとインフルエンザの感染があるといけないので、Web会議ということでWebを使いながら会議を行いました。課題を付与していろんな訓練がございました。それも1つのやり方かなと思いました。
それから9月12日ですけれども、鳥取盲学校と鳥取聾学校の体育祭がありまして招待を頂きまして出かけました。鳥取盲学校の方に私も出場させてもらいまして、ラケットにテニスボールを乗せて走る競技をやりました。児童生徒だけではなくて職員も一緒に走られるし、競技されるし、それからOBもたくさん来られます。皆で学校全体を盛り上げるような感じでとてもいい学校祭だと思いました。
それから9月14日から10月13日ですけれども、9月の定例県議会がございました。一般会計の補正予算がありまして、これは学校施設の営繕費ですとか、生涯学習センターの改修ですとか、それから学校への電子黒板の導入等が提案され認められました。質問の方は学力向上の問題だとかスポーツだとか、埋蔵文化財だとか、新政権と教育の方針だとか、かなりレベルの高い質問とかもありまして、環境教育とか薬物乱用とかもありましたので答弁をいたしました。
それから9月15日ですけれども、高校生の「マナーアップさわやか運動」がありまして、今年度2回目で49の駅と31の学校、全部で声を掛け合ってマナーを高めていこうという運動でした。県民運動みたいになっていまして、4日間で延べですけれど3800人程度出て下さって非常に盛り上がってきています。JRの皆さんに聞きました、生徒のマナーは良くなってきているのは間違いないというふうにおっしゃっていますので、これも頑張っていきたいと思います。
それから9月19日に県展がありまして、洋画とか日本画とか版画とか、全部で8部門ありますけれども、347点入選されて知事から表彰がそれぞれありました。
それから9月22日ですけれども、これはご存じの通りですけれども「とっとり学力向上フォーラム」を米子で行いました。陰山英男さんと山陽小野田市の江澤教育長さんをお迎えしてやりました。基調講演ですとかパネルディスカッションとかで山田委員長にコーディネートして頂いたり、今出委員や上山委員に岩田委員にも来て頂きました。あとでこれは報告があります。
それからもう少しいくつかありまして、9月27日、妻木晩田の「秋麗まつり」というのがありました。900人くらい保護者の方や子ども達が集まりました。オープニングセレモニーで写真コンクールの表彰があって、その後ガイダンスの名称が決まりまして、「弥生の館むきばんだ」と決まりましたので、その発表を行ったりしました。子ども達がたくさん来まして勾玉づくりとか、石包丁づくりとか、火おこし体験とか、魚のつかみ取りとか非常に賑やかに催されました。
それから9月30日、鳥取西高の第2グラウンドの発掘現場の視察を行いました。第2グラウンドの発掘をしていましたら米蔵の跡が7棟ばかり出てきたということで、あとでまた説明があると思いますけれども、それを視察しました。これは鳥取市の教育委員会が発掘をしています。
それから、これもご案内ですけれども10月5日に文書非開示処分の取消請求事件の判決に係る方針協議を行いました。私の方で10月5日に臨時代理をさせて頂いたのですけれども、それに先立ちまして5日に判決書を頂いて、皆さんに方針を、直接お会いしたり電話で連絡させて頂きながら協議をさせて頂きました。翌日6日に知事への報告をいたしまして、知事も了承ということでありました。
それから10月5日、これはあとでまた話がありますけれども、国史跡の鳥取城遺跡の保護に関することで県文化財保護審議会から要望がございました。鳥取西高等学校について今の場所で改修するのではなくて別の場所で改修して頂きたいとか、そういう要望がございました。あとで説明いたします。
それから10月10日ですけれども、米子東高等学校の創立110周年の記念式典がありました。今出委員が祝辞を述べられました。非常にしっかりした生徒達の姿勢が目立ちました。生徒代表の話も非常に良かったですし、全体が盛り上がっていました。記念講演とか記念演奏もありました。記念講演は卒業生の戸口田さんという方、これは京都大学の再生医学に、今、山中教授がいらっしゃいまして、そのすぐそばで研究をしていらっしゃる方で、相当高いレベルを持っていらっしゃる研究の話を分かりやすく、自分の生き方と子ども達の人生選択みたいなものとつなげて話をされました。
それから最後です。10月10日と11日に「日本のまつり2009・鳥取」がありまして、いろんな伝統芸能がありました。皆さんもご覧になったと思います。高校生も頑張りまして、例えば米子白鳳高校とか日野高校とか、とてもいい演技をしまして非常に喝采を受けていました。たくさんありましたが、以上であります。
(委員長)
それでは本日の議事に入りますけれども、本日の署名委員には今出委員と上山委員にお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。最初の議題は教育委員長の選出と委員長職務代行者の指定ということで、私の任期が10月28日に満了になりますのでその後の委員長の選出や職務代行者を決めたいと思いますが、人事に関する案件ですので非公開としたいと思いますけれども、よろしいですか。では、そのようにしたいと思いますので、恐れ入りますが事務局の方も教育総務課長と人事担当副主幹を除いてご退席願います。
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4.会議録
○教育委員会委員長の選出と委員長職務代行者の指定について(非公開)
[公開]
-結果報告-
(委員長)
それでは結果を報告します。委員長に上山委員、それから委員長職務代行に岩田委員が決定しました。委員長の任期は平成21年10月29日から来年の10月28日までです。では新委員長の上山委員の方からご挨拶をお願いします。
(上山委員)
山田委員長の後任ということで委員長を拝命いたしました上山でございます。本当に私にできるだろうかという不安が未だにいっぱいなんですけれども、皆に助けて頂いて、また事務局にも色々とお世話になることもあると思いますけれども、力一杯やりたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
(委員長)
では岩田委員、お願いします。
(岩田委員)
先ほど、皆さんから推薦して頂きました岩田と申します。昨年の10月に教育委員をさせて頂いてまだ1年ということでございまして、自分が鳥取県の教育に対してどれだけ貢献できたのかなということを、1年間を振り返りながら皆さんとご相談をしたりお伝えもしたのですが、どうもやれというようなことでございますので、微力ながら皆さんに支えられながらやっていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
(委員長)
どうぞよろしくお願いします。それでは議案の方に入りますけれども、議案の第1号と第2号については人事に関する案件ですので、これも非公開にしたいと思いますがよろしいですか。
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○議案第1号 平成21年度鳥取県教育委員会表彰について(非公開)
○議案第2号 鳥取県教育審議会生涯学習分科会臨時委員兼社会教育委員について(非公開)
○報告事項ア 第62回優良公民館文部科学大臣表彰について(公開)
(家庭・地域教育課長)
報告事項ア、第62回優良公民館文部科学大臣表彰につきましてご報告いたします。公民館の中で事業内容に工夫をこらして地域住民の学習活動に貢献しているということで文部科学大臣が表彰するというものです。今回は鳥取市の湖山西地区公民館と米子市の明道公民館を選ばせて頂きましたが、どちらも認められましたので報告いたします。
まず、鳥取市の湖山西公民館につきましては、地域の利といいますか、身近に「鳥取市国際交流プラザ」が建っておりますので、そこを大きく活用し連携しながら留学生等との交流活動を公民館活動に位置づけて積極的な交流事業を行っているということです。それから米子の明道公民館につきましては、平成10年から各種団体やボランティアグループの方々をまとめた「風の会」というのを立ち上げられ、年間を通して様々な子ども体験活動を行っています。主な取り組みについては、そこに掲げているとおりです。表彰式は11月5日に行われるところであります。以上です。
(委員長)
ご質問はありますでしょうか。はい、それでは次、報告事項イ、お願いします。
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○報告事項イ 教育委員会事務部局人事について(公開)
(教育総務課長)
報告事項イ、教育委員会事務部局人事でございます。これにつきましては、この6月補正で学校の耐震化事業等、非常に多く県の交付金を活用して前倒し事業でやるということにしております。その関係で建築技師の増強が必要だということで、この7月に1名、そして今回1名ということで教育委員会に異動させるものでございまして、そこに掲げているとおりです。以上です。
(委員長)
よろしいですか。では報告事項ウ、お願いします。
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○報告事項ウ 全国大会等で活躍した児童・生徒に対する教育長表彰について(公開)
(教育企画室長)
報告事項ウ、全国大会等で活躍した児童・生徒に対する教育長表彰について報告させて頂きます。1ページをお開きください。これは全国規模の大会、コンクールで3位相当の賞と取った者について表彰するものでございます。夏休みがあった関係で非常にいろんな大会がありまして、今回62名ということで非常に多くの子ども達が活躍しました。1ページには小学生7名、それぞれカヌー大会、相撲大会、陸上競技大会、レスリング大会、空手、トライアスロンと、カッコは学年ですけれども活躍して頂いております。
それから2ページ目、中学校は全国中学校総合体育大会でソフトテニスの団体と、それから個人とありますがペアの種目になります。それぞれ3位です。それから高校生の部ではまず総合体育大会、インターハイですが、アーチェリー、弓道。アーチェリーは優勝、それから個人でも3位。それから弓道では団体3位でした。3ページ、4ページお願いいたします。その他インターハイの方では陸上のハンマー投げの柏村君が優勝、それから下の方になりますがサッカーでは米子北高校が準優勝という結果を出しております。
それから3ページ中ほどにありますが、ジュニアオリンピックカップ自転車競技、これも倉吉総合産業高等学校の鈴木さん、それから中尾翔、石田友、個人とチームスプリントで第3位、第2位という成績をおさめられております。
それから相撲の部でも、これはインターハイではないんですが選抜の十和田大会で城北高校が団体2位という成績をおさめております。
4ページの上の4つは全国高等学校総合文化祭の関係で、新聞部門では12年連続の最優秀賞を鳥取中央育英高等学校の新聞部が受賞、それから放送部門では鳥取東高等学校の中村君がアナウンス部門の優秀賞、書道部門では米子西高等学校の竹本君が特別賞、それから写真部門では鳥取聾学校の須崎陽子さんが奨励賞を取っております。それから4ページの下2つは鳥取初の入賞になりますけれども、第5回全国物理コンテスト・物理チャレンジ2009で、倉吉東高等学校の和泉すみれさんが銀賞、それから全国生物学コンテスト・生物チャレンジ2009では、鳥取西高等学校の野村さんが銅メダルということで賞を取られております。この方々に教育長表彰をいたしまして、各学校の方で賞状を授与して頂くようにしております。以上でございます。
(委員長)
ご質問等ありますか。では報告事項エ、お願いします。
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○報告事項エ 平成21年度末鳥取県立学校教職員人事異動公募制度における公募実施校の決定について(公開)
(高等学校課長)
鳥取県立学校教職員人事異動公募制度における公募実施校が決まりましたので、ご報告いたします。公募制度によります教員の募集については、8月18日の定例教育委員会で議決頂いたところでありますけれども、10月2日まで希望する学校を照会しておりましたところ、次のページに掲載の学校が申請してきましたので、この13校を決定したいと思います。県立高校におきましては8校になります。昨年度7校でしたが米子高等学校が加わりまして8校になりました。特別支援学校におきましては白兎養護が消えましたが、新たに鳥取盲・聾学校が加わりまして5校ということで全体的に増えたということになります。今後の予定でありますけれども、今日の報告を受けまして公募いたしまして、以下は次の日程で作業を進めていきたいと思います。なお次のページには各学校が公募する教職員像という形で示しております。それに従って試験をするということになります。
(委員長)
ご質問、ご意見ありますか。
(高等学校課長)
県立高校は西部が非常に力を入れて頂いていまして、今度は中部、東部に少し確保したいところかなと思います。
(委員)
成果が全体の学校にどう伝わっているかですね。
(高等学校課長)
この制度で任用された教員のその学校での活躍度っていうのを校長先生にヒアリングしましても本当に頑張っているということですので、校長先生としても意図した人が来ている。それが学校経営でも有効だと聞いていますが、そういうことを今度は他の校長先生方にも広げて理解して頂きたいと思います。
(委員長)
では次にいきます。報告事項オ、お願いします。
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○報告事項オ 平成24年度から平成30年度までの県立高等学校の在り方検討に係るパブリックコメントの実施について(公開)
(高等学校課長)
平成24年度から30年度までの県立高等学校の在り方検討に係るパブリックコメントについて、ご報告いたします。次のページをめくってください。平成23年度までの在り方については、すでに平成23年度に6校の学級減を実施するということで決定して頂いたところでありますけれども、生徒減少が続いておりまして、今度は平成24年度から30年までの7年間を見通した高等学校の在り方について検討する時期にきております。そういうことから県民の皆様に考え方を広く意見を募ろうかということで10月16日、明日から約1ヶ月間、パブリックコメントを各県民局、あるいは高等学校課のホームページで行いまして、あわせまして登録されております300人の県政参画電子アンケート会員にお願いしましてアンケートを実施することにしました。
アンケートの本体は2ページ以降になります。まず2ページがデータです。今回、検討する時期はこの生徒減少のこの時期ですよということとか、あるいは大学進学率の現状、そしてこの県内の高校の普通科とか専門学科の割合、そして、就職とか進路の状況を載せています。3ページ、4ページがアンケートの本体になりまして、5ページが回答用紙になっております。
1ページはパブリックコメントでお願いしております検討事項3点でございます。まず検討事項1ですけれども、普通学科系の学科、これは普通学科あるいは理数学科、国際語学科ですけれども、そうした普通科系の学科、専門学科、総合学科の設置割合ですが、グラフにもありましたけれども本県は6対3対1という割合になっておりまして、この割合の中で各専門学校がありまして中学生がそれぞれ進路選択します。この割合が社会の変化や今の子ども達のニーズに合っているのか少し検討してみる必要があるということで、この設置割合について意見を聞こうというものが検討事項1であります。検討事項2になりますが、生徒減少期における県立高校の在り方ですが、平成24年度から30年度までは335人の生徒減少という比較的少ない減少で、その前は平成17年度から23年度が1388名減少なのでそれよりは少しなだらかになっています。この時期に案1、案2、案3で対応していこうと考えたらどれがいいのかということであります。案1でありますが、現在の学校数、すなわち24校の配置や、それから1学級あたりの生徒数を維持して学科を精選しつつ学級減で対応するという、現在行っている方法であります。現在は普通科系の9校、鳥取東、鳥取西、八頭、それから倉吉東、倉吉西、鳥取中央育英、それから米子東、米子西、境高校、この9校につきましては40人の学級定員にしておりますけれども、それ以外の学校におきましては全て38人学級で対応しております。その分、国からの定数予算がありませんので、単県予算になりますが、そういう形で専門高校の専門学科の維持も考えながら学級減なりで対応していくのが案1でございます。案2は、学科の配置に配慮して一定の学校規模にしながら再編成を行うということで、学校数を減らす。即ちこれまでやってきましたように28校あった県立高校を24校にしたというような、こういう大規模な学校再編でございます。案3は、現在の24校の配置は学科維持のまま、今度は学級の定員を減らして38人を35人にするとか、減らして対応していく方法はどうかということで、この3つのパターンでございます。
それから検討事項3でありますけれども、現在、本県には4ページの上にありますように、普通科系学科、専門学科、総合学科というような学科がございます。こういう学科があるわけですけれども、社会のニーズに応えたり、地域社会を支える人材を育成していく上で、もっと充実を図る必要がある学科はなんだろうか。あるいは、今の時代に残すことが必要じゃない学科はどれなんだろうか。あるいはもっとこれから時代に対応して新たに必要となる学科はどれだろうかということを考えて頂こうというふうなことで、3点を挙げております。
特に検討事項2につきましては、それぞれメリット、デメリットがございますので、3ページにありますように、案1ではこういうメリット、あるいはこういうデメリットというような形で具体的にメリット、デメリットをお示ししています。今後の日程でございますが1ヶ月間のパブコメをとりまして、その後平成30年度まで、どういう方向でいくという基本方針を出しまして、そして7年間という非常に長期間に亘りますので一回に7年間はとても難しいと思います。また、どういう変化を受けるか分かりませんので、とりあえず2年、もしくは3年ずつという形で方針を決めていきたいと思っておりますので、まずは平成24年、25年度にどう対応するのかということで検討したいと思っております。それにあたってパブリックコメントをとることの報告です。以上です。
(委員長)
これは私立との兼ね合いのことは相談されなくていいですか。
(高等学校課長)
とりあえず県立の話をしまして、毎年、協議会をもっておりますので、その場での意見交換をしたいと思っております。
(委員長)
我々がどうだ、こうだで大分中身が変わってきますもんね。私立からは当然また別の要望があるでしょうからね。
(高等学校課長)
はい。
(教育長)
生徒の数が毎年減ってくるから県立の割合を減らしてくれないかというようなご意見も頂いてはいるのですね。
(高等学校課長)
県立と私立で78%と22%で若干、県立が低い設定になっているんですけどね。
(教育長)
いつも議論になるんですけど、県立は、県内の中学卒業生が減ってくるのをきちんと踏まえて定員を策定していきます。全体数が減っているんですから県立も当然減らすべきだということで順次減らしていきます。私学はなかなか県立のように減らせなくて、経営の問題もあって苦しいということがあるので、その辺の内容も大きい問題があります。
(委員)
授業料問題は関わってこないですか。まだはっきり分からんのかもしれませんが。
(教育長)
授業料の高等学校の無償化ということで、公立がやろうとしていますので、私立についてもこれも同じように負担をなくす方向で、やり方が少し違うかもしれないけどやろうという方向でやっていますから、来年度の年度始めか来年の中途になるかちょっと分かりませんが、具体的に動いていく方向で動いていることは間違いないです。
(委員)
私立は一部減額的な感じでしたよね。
(教育長)
また状況分かりましたらお伝えします。
(委員長)
大きな課題ですよね。では報告事項カお願いします。
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○報告事項カ 指定技能教育施設の内容変更について(公開)
(高等学校課長)
指定技能教育施設の内容変更について報告します。最後の参考資料をご覧頂けますでしょうか。参考資料のいちばん下、現在、教育委員会が指定技能教育施設として指定しておりますのが、そこにあります3施設であります。上のあすなろ予備校と若葉学習会が北海道に拠点がありますクラーク記念国際高校と技能連携しているということでありまして、中央高等学園というのは中部にありまして阪本秀樹さんという方が力を入れておられます。上の方の表にございますけれども、クラークと同様に生徒がこの中央高等学園という専修学校に入学します。同時に星槎国際高等学校という広域通信制の高校に入学します。この中央高等学園と星槎国際高等学校が技能連携しておるわけですけれども、県教育委員会は中央高等学園を指定技能教育施設として認定指定しております。すなわち中央高等学園で商業の12単位をこの単位として認める。生徒は両方に入学しておりますので、星槎国際高等学校の通信でスクーリングを通しまして62単位を取得しますと、中央学園高等学校の12単位合わせて卒業に必要な74単位を取得できるという形で、卒業が可能になるというシステムでございます。
今回の報告は、こういうことで指定しておりますこの中央高等学園に若干内容変更がありました。内容変更した際には教育委員会に報告するようになっておりますので、報告があったものでございます。
具体的には1ページを開いてください。この中央高等学園は現在、東伯と倉吉に校舎を持っておりますけれども、この東伯、倉吉の両校舎を再編成して一本化したいということで、この度、琴浦町にあります拠点を北栄町の由良宿に置くというものでございます。そして将来的には倉吉にあるものも統合して一本化するということですので、やがては倉吉も廃止ということが出てくるかと思いますけれども、とりあえず今回は琴浦町の所在地を北栄町に変更するということで、JR由良駅のすぐ近くでございます。既に申請がありました件、そこのア、イ、ウのことにつきましては7月の下旬に書類検査を行いました。そして不備はございませんでした。それから9月2日に現地へ出向きまして図面どおりに校舎が建っているのかということも確認を行いました。間違いなく校舎は建っておりました。そういうことで新しい内容でまたスタートしますのでご報告をいたしますということでございます。以上です。
(委員長)
これはどういう建物なんですか。自分たちで建てておられるんですか。
(高等学校課長)
はい。自力で建てておられます。
(委員長)
県の学校跡地なんかはどういうふうにされるのですか。たくさんありますけれども。
(高等学校課長)
これは、駐車場の跡地のようです。2ページに地図がありますけれども、駅の南側、大栄中学校に近いほうのようですね。
(委員長)
では、報告事項キをお願いします。
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○報告事項キ 若桜鉄道駅舎文庫及び企業文庫の設置等について(公開)
(家庭・地域教育課長)
報告事項キ、若桜鉄道駅舎文庫及び企業文庫の設置等につきましてご報告いたします。若桜鉄道の駅舎文庫につきましては、地域での文庫活動の推進、子どもたちや地域の方々に少しでも身近なところで本を手にとって頂こうというふうなことでお願いしました。昨年度の若手サブチームの提言の一つであります。若桜鉄道株式会社や八頭町、若桜町と連携をして、待合時間や列車内で本を手にとって頂こうというものです。若桜駅丹比駅にそれぞれが100冊程度の図書コーナーを整備させて頂きました。書架につきましては県産材で特別に作って頂いたところでございます。オープニングセレモニーを10月23日するということで、そこには若桜町保育園の幼稚園児も参加して頂きまして、その後おはなし会などもする予定にしております。図にありますように、駅舎で借りて列車など読んで、返却を下車時にするというふうなものでございます。
企業文庫につきまして、家庭教育推進協力企業4社の方々から希望を受けて、連携をして、家庭で読書を推進するために企業内に文庫を設置して頂くというものです。なかなか図書館等に本を借りに行くことができないという声もありましたことから、それでしたら企業の中に企業文庫を設置して頂けないかというふうな要望に応えて手を挙げて頂きましたところに設置したところです。東部、西部合わせて4社です。オープニングセレモニーにつきましては14日で全て終了することが出来ました。皆様からも良い反応で、なかなか子ども達に本を読んでやるという機会がなかったけれど、この機会に少しでも読書に親しんでみようかという声も伺っております。それから4月、10月、11月を大人も子どもも読書キャンペーン強調月間として日にちを決めております。企業文庫等での新聞チラシ等についても参考として提出しておりますのでご覧いただきたいと思います。以上です。
(委員)
私、企業文庫に行かせていただきました。この取組みは若手サブチームの発案ということで、色んな智恵をもっておられるなと思いました。企業文庫の意義はみなさん分かっていただけると思うんですけれども、聞いた中で、今、不況を乗り切るのは読書だというある会社の社長さんが、パンフレットを作って社員に渡したり、会社の応接室みたいな所に様々な本が並べていて、会社の誰が借りたかというのが書いてあったりして、そこに企業文庫の本を置かれるという会社もあって、凄いなと思いました。そこの会社の方々がどういう反応を示されていくか、それによってこれが広がっていくだろうなと、とてもいい考え方だと思います。
(委員長)
他にいかがでしょうか。今後の広がり方というのはどんな広がりでしょうか。
(家庭・地域教育課長)
企業には、東・中・西3社くらいから手を挙げてもらえたらと思っていたんですけれども、なかなか手が挙がらなかったということもありまして、今年度も中途でも手を挙げてもらえたらすることはできますし、来年度も広げていきたいと思っております。これは県立図書館で準備されている図書を借りて企業に貸し出しているというものです。
(委員)
これはその会社の人でなければ利用できないですね。
(家庭・地域教育課長)
一応、会社の方に向けてということですけれども、ある会社などは地域の方にも入って来て頂いて、見て頂けたらという思いを持っていらっしゃるところもありまして、自分の所でも少し従業員の方から使わなくなった本を持ってきたりして準備しているという話も聞いております。
(教育長)
今、県立図書館は頑張っていまして、市町村の図書館との連携システムも作りましたからどんどん交流ができると思いますね。だから地域の方は割と地元の図書館に行けるようになっています。ただ問題なのは仕事が忙しかったり、子育てのこともあったりして図書館に行きにくいというので、それなら企業の中にあれば持って帰ってすぐに子どもに読んで聞かせてやったり、自分も読めるという話ですので、そのことをうまくフォローしていくということに役立てばということでいいと思いますし、是非、さっきお話があったように広げていけたらと思います。家庭教育推進企業制度もありますし、それとリンクさせてやればいいと思います。
(委員長)
では、報告事項クお願いします。
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○報告事項ク 「2009年度携帯電話アンケート」の実施について(公開)
(家庭・地域教育課長)
報告事項ク、2009年度携帯電話アンケートの実施につきまして、今年度は携帯でのインターネットの使用状況、あるいは意識についてアンケートを実施して、県内の各校種別の現状を把握してケータイ・インターネット教育啓発事業の効果的推進方策の基礎的資料としようと実施をしたところでございます。9月いっぱいをかけまして各学校に配布しまして、回収させていただいたところでございます。実施主体のケータイ・インターネット教育啓発推進協議会といいますのは、メディアの新聞社、テレビ関係、あるいはNPOの方々に集まって頂いて立ち上げました協議会です。調査対象といたしましては、ここに書いてありますとおり、各学校に配布しまして、在籍する児童・生徒とその保護者に配布し、回収させていただいたところでございます。内容につきましては、所持について、使用について等でございますが、実際に配布しましたアンケート用紙も添付しておりますので、そちらもご覧ください。
今後はこれを集計しましたら、11月8日に予定しておりますフォーラムの中で公表し分析や話し合いに入りたいと思いますし、最終的な結果が12月ごろには出ると書いておりますので、委員の皆さまにもご報告し、来年度以降色んな場で活用して行こうと思っております。以上です。
(委員)
アンケートを取るもの大変だったと思うんですが、このアンケートの活用について、これから何年か先にまた同じものを取られるということはないですか。
(家庭・地域教育課長)
実際には必要になってくるかも分かりませんが、今のところは具体的に何年先に再びアンケートを取るといった事は考えておりません。ある程度継続してみていった方がいいのかなとは考えております。
(委員)
是非、引き継ぎ事項として、どなたが次も担当されるか分かりませんが、ここが問題だと思うんです。なんでも人が変わったら切れるというものではなくて、今、携帯の問題は子どもも含めて大人もみんな本当に真剣に考えないと世の中が崩れてしまう。いくら学力でなんだかんだ言っていても、子どもたちが勉強しないのはどうしてかといったら、この前テレビで見ましたけれども、長時間、携帯のメールをしています。1日中携帯を持っていて、風呂に入ってもとにかく携帯がないと安心できない。1分以内に返さなければいけないとか。この辺のことではなくて都会のことかもしれませんが、似たような状況があるわけで、なんとか歯止めをかけていくためにどうしたらいいかしていかないと、学力の二局化も関係していると思います。このアンケートをどう使って、こういう取組みをしたのでこんなに変わったというのがないといけないなと思います。是非この流れは携帯の問題がよい方向に変わるまで続けて欲しいと思います。
(委員長)
他にありますか。続いても関連があるようです。報告事項ケ、お願いします。
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○報告事項ケ ケータイ・インターネットとのつきあい方フォーラムの実施について(公開)
(家庭・地域教育課長)
ケータイ・インターネットとのつきあい方フォーラムの実施につきまして、別途チラシもお配りしておりますけれども、11月8日にとりぎん文化会館の大会議室及びフリースペースに於きまして開催しようと考えております。これは平成17年度から開催しておりますもので、ケータイやインターネット等に特化した内容で開催させていただいております。全国ネットカウンセリング協会理事長の安川雅史氏をお呼びして、この方は全国で活躍しておられる著名な方でございますけれども講演をいただきたいと思っております。たくさんの方に参集いただけるかどうかはPRが重要になってまいりますので、PTAや各学校に配布して聞いていただけるようにしたいと思っております。以上です。
(委員長)
では報告事項コ、お願いします。
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○報告事項コ 第64回国民体育大会における鳥取県選手団の成績について(公開)
(スポーツ振興課長)
報告事項コ、第64回国民体育大会における鳥取県選手団の成績について報告いたします。1ページをお願いしたいと思います。鳥取県選手団の成績の概要でございますが、男女総合成績、天皇杯は47位と、最下位に終わりました。女子総合成績は40位ということで、昨年に比べて順位も総合得点も落ちてこういう結果になりました。右に鳥取県選手団の入賞者の一覧を書いております。その中で国体入賞という輝かしい成績を残している選手もたくさん出ましたので、1位の選手だけ紹介させて頂きます。
陸上競技で成年男子110メートルハードル、西澤選手、同じく陸上競技で少年男子ハンマー投げの柏村選手、相撲の成年男子団体、これは昨年に続いて2連覇ということであります。もう1人はぐって頂いて空手道の成年女子の形で宇佐美選手、この3人の個人の選手と成年男子が優勝しました。また得点にはからみませんでしたがアーチェリーで川中選手が個人総合優勝ということで入賞しております。結果は今言いましたように、本当に強化費をたくさん頂いていながらこういう結果に終わりましたので、これからいろんな方策を立ててまた次の目標に向かって各競技団体、県体育協会等とより密に連携しながら国体成績を上げる方策を立てていきたいと思っております。大変申し訳ございません。以上です。
(委員長)
この宇佐美さんの形を見てみたいですね。
(教育長)
先日、結団式の時に見させていただいたんですけれども、本当に凄いですね。惚れ惚れしてしまいます。
(参事監兼スポーツ振興課長)
国体の前にアジア選手権大会がありまして、これも優勝しております。
(委員)
男子最下位ははじめてですか。前にもありますか。
(参事監兼スポーツ振興課長)
16年前に東四国国体で最下位でした。新聞にも大きく16年ぶりという悪い表現がしてありましたが、そういう結果は過去にもあります。
(教育長)
なお、山陰中央新報が取り上げていたんですけれども、鳥取県は優勝がこうやっていくつかあって、島根県の優勝はたしか無いんですけれども、ただこの国体というのは得点を集計するときに、団体競技は点が高いんですよ。個人競技は非常に少ないです。そういうことがあって、目立った割には点につながらなかったというのもあるので、全然鳥取県が駄目だというわけではないし、個人競技では頑張られて皆さん本当に奮起して、いい成績をおさめられたことはあるから、全部駄目だったようなことはないです。インターハイで頑張ったアーチェリーの米子南高等学校の生徒が優勝しまして、今回も頑張りましたよね。アーチェリーは個人競技で点にならないですよね。
(参事監兼スポーツ振興課長)
なりません。
(教育長)
ならないですよね。優勝したので本当は点に入ってくればいいのだけれど。
(委員長)
来年の報告をお楽しみにしています。報告事項サ、お願いします。
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○報告事項サ 平成21年度生涯スポーツ功労者及び生涯スポーツ優良団体表彰について(公開)
(スポーツ振興課長)
報告事項サ、平成21年度生涯スポーツ功労者及び生涯スポーツ優良団体表彰について報告いたします。はぐって頂きまして、まず生涯スポーツ功労者の表彰でありますが、本県から3名の方を推薦いたしまして先日10月9日に表彰式がありました。淵本寿博さんは鳥取県相撲連盟の会長さんであります。松田敏夫さんは鳥取県レスリング協会の理事長、佐々木ターミーさんは総合型地域スポーツクラブの鹿の助スポーツクラブのクラブマネージャーをして頂いております。この三者が文部科学大臣表彰を受賞されました。
右のページで生涯スポーツ優良団体でありますが、財団法人北栄スポーツクラブ、NPO法人鳥取スポーツクラブ、日吉津村スポーツ少年団、上の2つは総合型地域スポーツクラブから推薦いたしました。日吉津村少年団につきましてはスポーツ少年団からの推薦で、3つ出して3つとも表彰を受けられたという報告です。以上であります。
(委員長)
なかなか比較は難しいんでしょうけど、全国的に見て鳥取県の生涯スポーツという分野ではどういう位置付けですか
(参事監兼スポーツ振興課長)
先日、松田敏夫先生が報告に来られまして、表彰の様子も聞いたんですけれど、かなり全国的には高齢者の方が多いということで、松田先生が63歳の方なんですけど若い方から数人目だと言っておれました。鳥取県としても推薦をするにあたっては多くの方を候補者として挙げながら、いろいろ検討して推薦しております。特に感じておるのは鳥取県のスポーツ振興に競技団体も含めてご尽力頂いている方を中心にして推薦しております。80代、90代の方よりは選考の中でできるだけ現在活躍している方ということで推薦しています。
(委員長)
国体の成績はもちろん大切かも分からないけれど、ごく普通に県民の方がスポーツにいそしむということの方がより重要な気がするんです。こういう生涯スポーツが、表彰される、しないは別として多くの方に親しんでもらうといいなという感想を持ちました。
(参事監兼スポーツ振興課長)
生涯スポーツ、県民総スポーツ運動というか、これの1つの方策として総合型地域スポーツクラブを、本県の目標としては最低各市町村に1つ以上ということで今進めているところです。現在、30のスポーツクラブが県内にあります。まだ1つの町と1つの村に出来ていないということでそれに努力しているところですけれども、なかなか総合型スポーツクラブが設置してもその後の活動がどうかなということが1つの課題で、ただ設置しただけではいけませんので、子どもから大人まで中高齢者までがそういうスポーツに親しみ自分の健康を保ちながらとか、そういう楽しみを持っているということが生涯スポーツの狙いだと思いますので、そういうことを図っていきたいと思います。委員長にも大山町に講演に出かけて頂いて大山町ではウォーキングを中心としたそういう総合型地域スポーツクラブを設立しようということで、各地域の特色といいましょうか、地域性考慮しながらスポーツクラブを建てて頂いておりますので、できるだけそこのところを我々としては応援していかなくてはならないと思っております。
(委員長)
私も鳥取県のウォーキング協会の会長です。では報告事項シ、お願いします。
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○報告事項シ 文書非開示処分取消請求事件判決に係る対応方針について(公開)
(小中学校課長)
文書非開示処分取消請求事件の判決に係る対応方針についてご報告いたします。このことにつきまして、平成21年10月5日に教育長の臨時代理により別紙のとおり決定をいたしましたのでご報告いたします。ページをおめくり頂きまして、まず判決の主文及び判決の要旨につきましてはすでにご案内の通りですのでここでは控えさせて頂きます。
対応方針につきまして、中ほどに四角で囲んでおりますが、まずは控訴をしない。それから市町村別・学校別の調査結果を10人以下の学校を除きまして開示をするということで、対応方針の決定をしました。このことにつきまして翌10月6日に平井知事にも教育長から報告がなされたとこころでありまして、その時に平井知事からもこの内容につきまして了承を得たところであります。あわせまして、この平成19、20年度の調査結果につきまして市民オンブズ鳥取以外からも開示請求があり、既に非開示決定をしているもの、あるいはこの判決以降に開示請求があったものがございます。それにつきまして委員には個別に協議をして頂いているところでありますが、皆さまお揃いですのでこの平成19、20年度の結果につきまして市民オンブズ鳥取以外の方にも開示をするという方針でよろしいかということを確認させて頂きたいと思います。
(委員長)
まずこの文書はそれぞれが確認し合っていると思いますし、既に非開示にする意味がなくなっているというしかないじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。じゃあそれも了承するということでしたいと思います。では、これはこれで、今までの確認ですね。そうしますと、その他、各委員から何かございましょうか。
4.その他
(小中学校課長)
前回の教育委員会の時に、委員の皆さまからご質問等があったことについてご報告いたします。まず、委員からお尋ねがありました平成21年度の学力・学習状況調査の結果に関わってでございますが、市町村に対して学力及び質問紙の両方の3年間の結果の利用指導を行う必要があるのではないかと。また、各学校に分析を任せるのではなく県が全県的に分析をして市町村に参考にしてもらうというようなことをご意見頂きました。このことにつきましては、これまでも市町村への通知や訪問指導を通して働きかけてきてはおりますけれども、3年間分のデータが蓄積されたということで県としましてもまずは8月の末の第一次報告の際に3年間の数値を示しながら市町村に情報提供をしたところでありますし、またこのキャンペーンに絡みましてもアクションプランに結びつけて1つの指標として取り組んでいるところであります。この3年間の結果を今後の分析や情報提供においても活用していきたいと思っております。
それから青森、山形、福井等、3年連続上位県の、それぞれの理由というのが調べられないだろうかというようなご意見ございました。これもなぜということが分かりづらいことがございますけれど、機会を捉えて情報収集に努めていきたいと考えております。
それから委員長よりご質問がございました、中学校における暴力行為の件数が増加しているということについて分析ができているかということ、それから中学校及び高校の学年別のデータがあるか、特徴があるのではないかということをお尋ね頂きました。また中学校の暴力行為はここ数年減少傾向にございましたけれども、平成20年度は前年度からちょっと増加をいたしました。これは一時的なものかどうか、あるいは特定の原因があるのかということについてははっきりとした分析結果は出ておりません。それから、中学校及び高校で学年別に集計をしております。中学校では2年生、それから高校では1年生の事案が最も多くなっています。それから加害者のほとんどは男子生徒でございます。内容的には生徒間暴力と器物破損で大多数を占めております。それから対教師暴力もあります。中高生とも1年生では新しい環境下になったことでの人間関係がまだ十分にできていないようなこと、それから2年生におきましてはある程度人間関係ができた中で度を超したいたずらや悪ふざけがあったり、あるいは今度はそれを許容できずに感情を抑えきれずにこういうトラブルになってしまうものが多くなっているのではないかなというふうに推察しているところであります。
(高等学校課長)
もう1ページ、7月定例教育委員会で、中退の報告をしましたときに、予防策として個人情報の保護に配慮した中学校との連携を説明させて頂いたと思いますけれども、その中でご意見を頂きました。実は学校側としては中学校の情報が欲しいわけで、なんとか個人情報の収集について配慮ができないだろうかということが現場からも挙がってきておりました。平成19年10月31日に鳥取県個人情報審議会にそういうお願いをしたわけでありますけれども、安易に中学校からの情報提供に頼らず、まず当該生徒と向き合わなければならないということです。従いまして、今、1、2、3と示しておりますけれど、まず必要なことは申し出てくださいということを合格者登校日とか入学式のあとに指導をお願いするのと同時に、生徒や保護者の許可を得てから中学校から聞いて出てくるということで、中国地区の他県と比べましても個人情報の収集の状況は厳しいと思っております。いかに円滑に個人のプライバシーに配慮した上で、より即効性のある指導をするためには情報は必要です。もう少し制度的な改善が図れないものかということを我々は思っていますし、現場からの意見も出てきています。でも現段階としてはそういう審議会に審議していただくというよりはこまめな努力で情報収集していくしかないと思っております。以上です。
(委員長)
本人とか保護者や中学校の同意が必要とかはないんですか。
(高等学校課長)
同意がないといけないというところで、じゃあ私はいいですと言われた場合にはもう返ってきません。
(委員)
同意というのは得られないものなのですかね。
(高等学校課長)
中学校から本人や保護者に情報を得てもいいですかと聞いて、いいですよとおっしゃる方もあれば、教えないという方もいますので、そうなれば取りません。
(委員)
聞き方のトーンがあるではないですか。要するに、例えば医者を変わるときに、医者が例えば私に関する個人情報を持っていて、基本的には情報を伝えてほしいわけじゃないですか。わりとそれに類することなのかなと思います。どちらも専門家から専門家への情報ですから。もちろん同意があればというのも分かるのだけれども、同意の取り方をもう少しスムーズにすることで円滑化できるところがある気がするのですけれども。
(高等学校課長)
校長会とかで統一様式を検討するとかして、各校バラバラではなくて取り組んで、例えばPTAに対して連携をとっていくとかしたいと思います。ただ保護者もいろんな保護者がいらっしゃいますので、とにかく個人情報は駄目だとかという方もいます。
(委員長)
レベルを決めてこの部分だったらいいですか、この部分だったらいいですかと客観的に示したりして。大学でも同じことなんです。やっぱり保護者によって全然違うんです。例えばお医者さんにかかってどうだこうだというところとか内容がいろいろあると思うのですよね。ここまででいいですか、この程度ならいいですかという方法もあるのかなという感じですね。やっぱり知っているかどうかでサポートの仕方が全然違ってくるのですよね。
(委員)
今のような話し合いが中学校においても高校においても行われて、こういうふうにしていけばこの子ども達をちゃんと見ることができるという個人情報があれば、例えば中学校の間にこの子はこういうことに気をつけたいと全職員が理解して進めますよね。そのことが高校に行くときに高校にも伝えていかなければこの子は困るのだということはあると思うんです。そのことを保護者と理解を得ながらやっていく、はじめから個人情報は駄目なのだというのであるのではないかと、そこが心配です。私は関係していた子どもで、もう生まれたときから手のない子がいて、その子が幼稚園から小学校に入ってくるときにどういう対応をするか、幼稚園に何回も何回も職員が行ったりして、運動会でも縄を手に巻いて縄跳びをやっているし、この子は何でもできるのですよということを聞いてこられて、全職員でそういうことを理解したり本を読んだり、魔法の手という本を見ながらこういう子どもが入ってくるので気をつけようとか、こういう指導をしようと言っていました。中学校にあがるときも、中学校の先生に来て見てもらおうとか。中学校ではこういうことをみんなで理解してくださいと言って、中学校では何もなかったのですよ。その子もすごい努力家でしたし。ところが高校に行ったときにそのへんの伝達がうまくいかなくて、ある一部の方は知っておられるけれど、ある一部の方は知っておられない。その子が手をズボンのポケットに突っ込んでいたように見えたんです。長袖で、袖のところをポケットに入れていたので。そのためにすごく叱られたとかというようなことが実際ありました。たぶん他にも色んなことがあると思うんです。やっぱり個人の努力ではなかなかできないことは、学校と家庭とがうまく協力し合いながらこの子どもが困るようなことにならないようにというのが必要ですので。個人情報という言葉に捉われ過ぎないように今のような段階を踏んでいけば、そう問題は起きないような気がします。1つの例として話させて頂きました。
(委員)
一般的な個人情報と同じ扱いにするというのは違うのではないかという気がします。ここではそれを安易にと書いてありますが、安易にやることではないと思います。やっぱり保護者の理解を得るような統一的なやり方を検討したほうがいいんじゃないかと思いますね。
(高等学校課長)
保護者と向き合いながら情報を得ていくというも大事なことですし、一方で速やかに情報を得て、子ども達が入学する前に情報も必要ですね。そのあたりの信頼関係で得てくる情報とか、それから単に学校の組織の中で一貫性を保つために欲しい情報がありますので、中学校から高校へ入っていくときに、小学校から中学校に行く時の情報を欲しいなと思います。
(委員)
中学の段階でまとめて同意を得るようなシステムができればいいということですね。
(教育長)
そのさっきあったようにどのレベルのことをやるのかということを少し整理して、子ども達のためですということを審議会にもう1回説明していくという必要があるのかなと思うんですよね。その上で自分の子どもについては公開してほしくないと全く同意をしない親はあるもちろんあるでしょうから、それはそれでやむを得ないでしょうけれども、審議会でもその方向だったらいいではないかという可能性があるのではないでしょうか。大事なことですから。
(委員)
生徒にもちゃんと話はするのですか。生徒や保護者と書いてあるのですけれど、保護者が駄目といっても生徒は是非というようなことはあり得ますよね。逆の場合もあるでしょうし。
(委員長)
子どもの状態によりけりという判断も出てくるんですかね。是非検討してください。
(委員)
学力の件ですが、回答頂きましたけれども、昨年度からでいいですけれど、市町村がそれぞれ学力向上させないといけないということで、いろんな取り組みを県内で行っておられると思うんですよ。そういうのはどういう取り組みをしておられるかが知りたい。それから青森、山形と、これには秋田も入るんですけど、機会を捉えて情報収集するということですが、いつになるのかなということを教えてください。例えば予算の問題が絡むかもしれませんし、都会でもないのでこの鳥取県とも似たようなところで、どうしてなのかなとみんな思っているのですよ。そうしたところの情報があると参考になりそうな気がします。
(委員長)
では、また宿題ということでやってもらいます。できれば早くにお願いします。他に、事務局、委員からは何かありますか。では今日の議題はこれで終了ということで、次回は11月20日、金曜日ということになっておりますのでよろしくお願いします。
閉会 11時45分