(1)議案
【議案第1号】 公開
平成20年4月の組織改正に伴う関係教育委員会規則の整備に関する規則の新設について
【議案第2号】 公開
教育長に対する事務の委任等に関する規則の一部改正について
【議案第3号】 公開 ≪資料 PDF≫
現業職員の給与に関する規則等の一部改正について
【議案第4号】 公開
教育委員会事務部局職員の任免発令規程の一部改正について
【議案第5号】 公開 ≪資料 PDF≫
鳥取県立学校管理規則の一部改正について
【議案第6号】 公開 ≪資料 PDF≫
鳥取県教員の指導改善研修の実施等に関する規則の新設について
【議案第7号】 公開 ≪資料 PDF≫
鳥取県高等学校現業職員労働組合との労働協約の一部改訂について
【議案第8号】 非公開
平成20年度鳥取県教科用図書選定審議会委員の任命について
【議案第9号】 非公開 ≪資料 PDF≫
鳥取県立博物館協議会委員の任命について
【議案第10号】 非公開
県立特別支援学校教職員等の懲戒処分等について
【議案第11号】 非公開
県立高等学校教職員の懲戒処分について
【議案第12号】 非公開
教育委員会事務部局人事(課長級以上)について
【議案第13号】 非公開
市町村(学校組合)立学校長人事について
【議案第14号】 非公開
県立特別支援学校長人事について
【議案第15号】 非公開
県立高等学校長人事について
【議案第16号】 非公開
県立高等学校事務長(課長相当職)人事について
(2)報告事項
【報告事項ア】 非公開
教育委員会事務部局人事について
【報告事項イ】 非公開
小・中・特別支援学校教職員人事について
【報告事項ウ】 非公開
県立高等学校教職員人事について
【報告事項エ】 非公開
県内文化財建造物の国新規登録について
【報告事項オ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成19年度教育行政監察結果について
【報告事項カ】 公開
全国学力・学習状況調査の結果(設問別等)について
【報告事項キ】 公開 ≪資料 PDF≫
鳥取県学力向上対策について
【報告事項ク】 公開
エキスパート教員認定制度の試行実施について
【報告事項ケ】 公開
(欠番)
【報告事項コ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成19年度文部科学大臣優秀教員表彰について
【報告事項サ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成20年度県立特別支援学校児童生徒用教科用図書の採択の追加について
【報告事項シ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成20年度県立高等学校使用教科用図書採択の変更について
【報告事項ス】 公開 ≪資料 PDF≫
平成19年度第2回教育審議会生涯学習分科会兼社会教育委員会議の概要について
【報告事項セ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成19年度メディアとの接し方啓発推進事業の実施状況について
【報告事項ソ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成19年度末家庭教育推進協力企業制度協定締結状況について
【報告事項タ】 公開 ≪資料 PDF≫
「未来をひらく鳥取学」の受講生募集及び講演記録集の作成について
【報告事項チ】 公開 ≪資料 PDF≫
「西館池田家の大名行列図巻」の初公開について
【報告事項ツ】 公開 ≪資料 PDF≫
県立博物館のオープンについて
【報告事項テ】 公開 ≪資料 PDF≫
鳥取盲学校・鳥取聾学校の学校給食の異物混入等について
【報告事項ト】 公開 ≪資料 PDF≫
第63回国民体育大会冬季大会鳥取県選手団の成績について
【報告事項ナ】 公開 ≪資料 PDF≫
第8回鳥取県民スポーツ・レクリエーション祭の実施結果について
(3)協議事項
【協議事項1】 公開
鳥取県教育委員会ミッションに基づく平成19年度事業目標と実績・成果について
【協議事項2】 公開
鳥取県教育委員会ミッションに基づく平成20年度事業目標について
【協議事項3】 公開
学校に対する苦情等への対応マニュアルについて
※非公開の議案等につきましては、会議録は公開されません。
1.開会
(委員長)
平成20年3月定例教育委員会を始めます。よろしくお願いします。始めに、教育総務課長から日程説明をお願いします。
2.日程説明
では、お手元の日程を御覧いただきたいと思います。まず、教育長の一般報告でございます。これに続きまして、今日は非常に案件が多くございまして、議案が第1号、平成20年4月の組織改正に伴う関係教育委員会規則の整備に関する規則の新設についてほか15件、それから報告事項がア、教育委員会事務部局人事についてほか20件、それから協議事項が1、鳥取県教育委員会ミッションに基づく平成19年度事業目標と実績・成果についてほか2件であります。本日は項目が多く、事務局の方の説明も簡潔に、そしてわかりやすく行っていきたいと思います。以上であります。
(委員長)
では、教育長の方から一般報告をお願いします。
3.一般報告
一般報告を申し上げます。
2月8日、定例の県立学校長会ございました。事務局からいろんな連絡事項をいたしました。私はあいさつの中で、コンプライアンス、法令遵守のこととか、授業の中に今日的な子どもたちに関わる問題について、授業を工夫してほしいということを言いました。
それから、2月9日、名古屋で鳥取倭人伝を行いました。350人くらいが雪の中を集まってくださいました。九州大学の西谷先生の記念講演とか、パネルディスカッションを行いました。これは中国の漢書とか魏志倭人伝と、それから弥生時代とのつながりを青谷上寺地遺跡、妻木晩田遺跡と関わらせてやられました。結構おもしろい、いい会でした。
それから、2月14日、倉吉商工会議所の青年部の15名くらいの皆さん方と意見交換をいたしました。中高一貫教育について、活発な意見をいろいろいただきました。
それから、同じ14日、図書館の職員との意見交換ということで、ほとんどの職員の方が出てきていただいて意見交換しました。もっと学校の先生に本を勧めてほしいとか、県立図書館の書庫が5年ぐらいしたらもう満杯になってしまうのでどうするかというような話だとか、それから市町村の図書館との温度差がありますのでよろしくというふうな、そんな声が出ました。
それから、2月15日、冬季国体スキー選手団の結団式で選手の激励に行きました。後で報告がありますけれども、長野県でありまして、選手とか監督、本部役員合わせて40人ぐらいの結団式が行われました。2名の選手が入賞ということでありました。後で報告があります。
それから、2月15日、県の教育審議会がございました。これは委員の皆さんに御出席をいただきました。中高一貫教育について審議をいただいておりました。
それから、2月17日、いきいきキャンペーンの草の根の集いというのを倉吉で行いました。いろいろな実践をしていらっしゃる方の表彰をさせていただきました。それから実践発表や意見交換もいたしました。山田委員長も御出席いただきました。
それから、2月18日から25日の間を飛ばして3日間ですけれども、全県立学校長の最終面談を行いました。31人、全員に評価を告げて面談を行いました。年度始めと年度最後に必ず1回ずつはするようにしています。
それから、2月18日、県内全市町村長と県との定期的な行政懇談会がございました。本年度3回目でございました。道路特定財源の問題とか地域経済の活性化とか、いろんな意見がそこで出ていました。教育委員会としては何か私も言おうかなと思ったら時間がなくなってしまったんですけども、ただ、ある町長から、企業を誘致したときに人材育成が大事だが県教育委員会はどう考えておられますかということで、私たちも企業を誘致したときに人材が最後は一番大きな大事な要素になるのでしっかりやっていきたいと思いますと答えておきました。
それから、2月20日から、まだ終わってませんけど3月25日まで、県議会が今行われております。先般、山田委員長さんや若木委員さんにも御答弁をいただきました。私の方で答弁したものは、代表質問が4人、それから一般質問が8人ということで、少し少ないです。全体で私だけでいくと53問くらい、今お答えをいたしたというとこであります。どんなのが多かったかといいますと、教育振興基本計画についての質問ですとか、新学習指導要領の問題、それから鳥取盲学校の問題、学力向上の問題でしたが、もう一つ大きかったのが専攻科でありました。3人の方から質問が出ていました。今、陳情が出ていますので、明日の常任委員会で一つの方向性が出るかと思います。今のところは11月の議会で研究留保になってるところです。
それから、2月20日に、学力向上の委員会を持ちました。これも後で報告があります。具体的にこういうふうにして子どもたちの学力を高めていこうという提言をいただきました。それに基づいて、学校にまた話をしていきたいと思ってます。
それから、たくさんになりますけど、2月23日、県教育長ということで、鹿野町の鳥の劇場から御招待いただいたので、夜、雪の中でしたけども出かけていきました。「ファンファーレを待ちながら」という演劇を見させてもらいました。非常に質が高くて、観客の方は七、八十人ぐらいでしたかね、寒くて毛布を借りてやっていましたけど、とてもいい質で、これもやっぱり子どもたちにも伝えるべきものだなと私は思いました。
それから、2月24日に県体育協会の表彰式が行われましたので、来賓祝辞述べました。選手とか優秀な指導者223人が表彰されました。
最後に、県立学校長会、3月12日に行いました。これが本年度最後の分です。やはりコンプライアンスの問題や、退職されます校長先生へのお礼のお言葉とか、それから、その日は教職員の内示をいたしましたので、内示の扱いについて話しました。ちょっとたくさん申し上げました。以上であります。
(委員長)
では、議題に入ります。本日の署名委員は、堀田委員と若木委員にお願いしたいと思います。本日の議案及び報告事項のうち、議案8号から16号、それから報告事項アからエまでは人事に関する案件ですので、これらの議事については非公開としたいと思いますが、いかがでしょうか。では、そのように取り扱います。では、順次議事に入っていきます。議案第1号、お願いいたします。
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4.会議録
○議案第1号 平成20年4月の組織改正に伴う関係教育委員会規則の整備に関す る規則の新設について(公開)
(教育総務課長)
それでは、お手元、議案第1号の資料を御覧いただきたいと思います。これは前回2月7日の教育委員会の際に少し説明もさせていただきました。この平成20年4月の組織改正でございまして、それに伴う教育委員会の関係する規則の整備をしようというものであります。
めくっていただきたいて、1ページを御覧いただきたいと思います。そこのところで2の規則案の概要と書いておりますけども、その規則関係で3本の規則改正をしようということであります。右の方、2ページを御覧いただきまして、その下の方に改正前、改正後という形で書いておりますけども、先般ご説明しましたように大きくは3つほど、特別支援教育室を特別支援教育課として中の体制を整えるということ、高等学校課の中に高校改革推進室を設けるということ、家庭・地域教育課の中に生涯学習振興室がございましたが、これを発展的解消しまして、家庭・地域教育課の中の体制を整えるということ、それから一番下、文化課を、業務を一部移管という関係で文化財課に名称変更するといったような内容でございます。
3ページ、4ページもその関連する部分を上げておりますけれども、従前説明した分でございますので省略をさせていただきます。以上であります。
(委員長)
何か御質問、御意見ありましたらお願いします。この文化課を文化財課というのは、事実上文化課はこういう財が中心の仕事されているんですよね。そういうふうに見た方がいいんですね。
(教育総務課長)
そうですね。いわゆる文化芸術部分が今度知事部局に移すということで、かなり文化財部分に焦点を当てた形になりました。
(教育長)
民俗芸能大会のようなものですとか、それから県展というのを知事部局の方に出しましたので、文化財にかなり特化した形になりました。
(委員長)
何か御意見ありますか。特になければ、原案のとおり承認ということでよろしゅうございますか。では、そのようにいたします。では、議案の第2号お願いします。
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○議案第2号 教育長に対する事務の委任等に関する規則の一部改正について(公開)
(教育総務課長)
資料を御覧いただきたいと思います。教育長に対する事務の委任等に関する規則の一部改正であります。1枚めくっていただきまして、1ページを御覧いただきたいと思います。そこにございます1、規則の改正理由ということで、これもこれまで何度か御説明をしてまいりました。地教行法の一部改正に伴いまして、教育委員会の責任体制を明確化するということで、教育長に委任をできない事務をさらに増やすであるとか、新たに点検、評価といったような項目が加わってまいりました。そこに関する部分を今回一部修正なり追加をしようというものであります。
その内容の部分でございますが、2ページの方を御覧いただきたいと思います。中段から下に改正前後の表をつけておりますけれども、そこの中で委任をできない事務として、そこに1からずっと上げておりますが、一番始め、「県教育行政の基本方針に関すること」という形で従前ございました。これを法律の方の表現に合わせたという形で、「教育に関する事務の管理及び執行の基本的な方針に関すること」ということに改めたいと思います。
それから、追加ということでそこに5とございますが、「教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価に関すること」ということを新たに加える。それから、ずっとおりていきまして24というところで、従前は県の運用要領等でやっておりました指導改善研修の実施の必要な教職員に対する研修等について法改正で今度は規則で定めるということが必要になりましたので、そういう部分の改正をしようというものでありまして、この規則についてはまた後ほど、別の議案で諮らせていただきたいということであります。
それから、めくっていただきまして3ページです。教育長の事務の専決をできることということで上げております。こちらの方につきましては、今申し上げましたような形で少し要項が加わりますので、条ずれということで一部を改正しようということであります。いずれもこの平成20年4月1日から施行したいというふうに考えております。以上であります。
(委員長)
御質問、御意見ありましたらお願いします。一番大きな部分は、点検、評価が入ってきたということですね。
(教育総務課長)
そうです、はい。
(委員長)
よろしゅうございますか。では、これも原案のとおり決まりました。第3号お願いします。
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○議案第3号 現業職員の給与に関する規則等の一部改正について(公開)
(教育総務課長)
では資料を御覧いただきたいと思います。現業職員の給与に関する規則等の一部改正であります。この改正のもともとの理由は、育児短時間勤務制度が導入をされることに伴って、現業職員の組合とは労働協約の変更に向けて交渉をしておりまして、この3月17日に合意に至りました。この合意に至った事柄につきまして、後ほどまた別の議案出てきますけども、まずは協約を締結し、それに係る規則を改正するという形で今回議案としてお諮りするものであります。
1枚めくっていただきまして、1ページを御覧いただきたいと思います。そこの規則案の概要というところで、育児短時間勤務制度の導入に伴いまして、その勤務をしている現業職員の給与月額に関して必要な規定の整備を行うということであります。
2ページの方を御覧いただきたいというふうに思います。その給与に関する規則の部分というのが上の方でありまして、育児短時間の部分の表現を新たに加えるといったような形で追加ということになります。それから下の第2条でありますけれども、これは実は平成18年度から適用することになっております退職手当に関する改正部分がございまして、協約は正しく締結に至ったんですけれども、規則の改正の一部漏れがございまして、この下線の部分を新たに改正という形で修正をしようというものであります。協約の方は有効に成立しておりますので、法的な部分ということでは有効ですけれども、実情に合わせたということであります。以上であります。
(委員長)
いかがでしょうか。よろしゅうございますか。どうぞ。
(委員)
育児短時間勤務制度というのは、簡単に言うとどういう制度ですか。
(教育総務課長)
これは、国が国家公務員と地方公務員の育児短時間ということで、就学前の子どもを持つ職員の勤務時間を、請求により20時間から25時間の間である程度自由に勤務時間を変更できるものでありまして、この4月からそういう制度が導入されるということになっております。
(委員)
年に20時間ですか。
(教育総務課長)
いや、週に20時間から25時間の間。
(委員)
週に。
(教育長)
例えば1日に5時間ずつ5日間働くとか4時間ずつ5日間働くとか、パターンはいろいろありますけれども。
(委員)
20時間から25時間の。
(教育総務課長)
基本的には40時間中の20時間から25時間ですから、半分ぐらいの時間は勤務を要しないという形に。今回、学校現場でも19名ほどの方がこの4月から取りたいと希望は今出しておられます。
(委員)
わかりました。
(教育長)
今度学校の方は、大変でして、担任を持つ人がもしそれを取られると、やっぱり朝から晩まで子どもに関わらないといけませんので別な人を担任にするとか、非常勤を充てるとかでいろんなことが必要でして、今その準備もしています。
(委員長)
ほかによろしゅうございますか。じゃあ、議案第3号も提案のとおり了承いたします。議案第4号お願いします。
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○議案第4号 教育委員会事務部局職員の任免発令規程の一部改正について(公開)
(教育総務課長)
議案第4号は、教育委員会事務部局職員の任免発令規程の一部改正ということでございます。
1枚めくって1ページの方を御覧いただきたいと思います。これも先ほど申し上げました育児短時間勤務と、以前説明しました職員の自己啓発等の休業、この関係の条例の改正に伴いまして、その運用に伴う任免の発令形式を定めようという内容のものが主なものであります。
2ページ以下、新旧つけておりまして、改正部分、下線を引いております。かなりの箇所が出てきますので、一々細かくは説明いたしませんけれども、主に育児短時間勤務と自己啓発の関係の発令の部分についての形式を改めようというものでございます。以上であります。
(委員長)
御質問等ありましたらお願いします。形式的なことですので、よろしゅうございますか。では、提案のとおり了承します。じゃあ、次は議案第5号お願いします。
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○議案第5号 鳥取県立学校管理規則の一部改正について(公開)
(特別支援教育室長)
議案第5号は、鳥取県立学校管理規則の一部改正についてお諮りするものです。1ページを御覧ください。学校栄養職員、それから寄宿舎指導員という者が県立学校におるわけですけれども、この職務について見直しを行っております。そのため、学校栄養職員については特に特別支援学校における業務でありますとか役割の実態、そういうものを考えまして、係長級の専門的スタッフ職として学校栄養主任という者を置きたいと考えております。また、寄宿舎指導員につきましては、寄宿舎を設ける学校、現在では盲学校ですけれども、寄宿舎における管理及び運営の充実を図りたいと思っておりまして、そのための寄宿舎主任と寄宿舎副主任を置きたいと考えているところです。
その案の概要を下に書いておりますけれども、学校栄養職員の中で学校栄養主任を置くことができるという文言、それから寄宿舎の中に寄宿舎主任及び副主任を置くことができるという文言を加えながら、職務の内容としては以下に付け加えているものです。施行期日は来年度4月1日からということで、2ページにはそれぞれの規則の中で改正前、改正後のものを設けておりますが、付加しておりますので、そういう文言にしていきたいと考えておるところでございます。以上です。
(委員長)
御質問等ありましたらお願いします。
(委員)
学校栄養主任は係長級ということでしたけども、寄宿舎主任も同じような扱いですか。
(特別支援教育室長)
寄宿舎指導員につきましては、確かに管理職的なものでございますけれども、教職の給料表になっておりまして、係長級という文言では片づけられないところはございます。
(委員)
じゃあ副主任はましてやそうではないということですか。寄宿舎副主任は。
(特別支援教育室長)
副主任も同様ですけれども、管理の管理職的な、補佐をすることになっています。
(委員長)
ほかにいかがですか。これは、表現は置くことができるということになるのですね。
(特別支援教育室長)
はい。なので、置かない場合も出てくるかもしれません。
(委員長)
そういう意味を含んでいるわけですね。
(特別支援教育室長)
はい。
(委員長)
特になければ、これも原案のとおり了承したいと思います。では、第6号お願いします。
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○議案第6号 鳥取県教員の指導改善研修の実施等に関する規則の新設について(公開)
(高等学校課長)
議案第6号は、鳥取県教員の指導改善研修の実施等に関する規則の新設についてでございます。
5ページをお開きください。この資料に概要を載せております。先ほど議案第2号でも少し触れられましたが、教育公務員特例法の中には指導改善研修と、これは今まで資質向上研修を要する教員に関わる取り組みを鳥取県としてはしてまいりましたが、教育公務員特例法の中に指導改善研修という形で位置付けられました。そこの第25条の2の枠の中を御覧いただきますと、2番のところで、その期間につきましては1年を超えてはならない、2年を超えない範囲内でこれを延長することができるということ、それから5項のところで第1項及び前項の認定に当たっては教育委員会規則で定めるということ、それから5項の終わりの方で保護者をメンバーの中に入れるというようなことになっており、2番の新設する教育委員会規則と、鳥取県教員の指導改善研修の実施等に関する規則を定める規則でございます。
これまでと主な変更につきましては、まず呼称についてですが、これまで資質向上研修と研修名を呼んでおりましたが、これを法と同じ指導改善研修に変えたい。それから、(2)番の現在資質向上研修教員審査委員会というのを持っておりますが、その委員の中にも保護者を入れて、委員を現在の5人から6人を超えない範囲ということで6人にしたいと考えております。
それから、(3)番の指導改善研修の対象ということで、従来は養護教諭の取り扱いにつきまして、教員という範囲内で読んでおりましたが、養護教諭も明記しまして、指導改善研修の対象として規定をすると。
それから、現在、資質向上研修を要する教員に関する人事管理指針という指針を出して、それに基づいて取り組んでおりますが、名称を指導改善研修と変えることになりますので、通知をもってその内容については資質向上研修を指導改善研修に変えるようにしたいと思います。来年度4月1日から施行したいと考えております。以上でございます。
(委員長)
御質問、御意見ありましたらお願いします。基本的には特例法に準じて考えていくということですね。大体議論していたような内容が入っていますね。
(教育長)
研修期間は1年間ということですね。
(委員長)
原則1年間ですね。
(高等学校課長)
これは今までの検討の中でそういう形に鳥取県も落としていったところですね。
(委員長)
そうでしたですね。万やむを得ないときは2年にするということですね。よろしいですか。ちょっと膨大な資料で、即結論を出さざるを得ないというのがちょっと皆さんにとってつらいとこなので。じゃあ、特に御異論がなければ、これも提案のとおり決定いたします。第7号、お願いします。
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○議案第7号 鳥取県高等学校現業職員労働組合との労働協約の一部改訂について(公開)
(高等学校課長)
議案第7号は、鳥取県高等学校現業職員労働組合との労働協約の一部改訂についてでございます。
おはぐりいただきまして、これも先ほどの議案第3号で少し触れられましたが、育児短時間勤務を行う場合の給料月額について、労働協約の一部改訂を行うものでございます。一番下の現在までの経緯のところに上げておりますが、3月17日に労働組合と協議をしております。このように改訂をしたいと考えております。以上です。
(委員長)
よろしいですか。協約を認めるというんですけど。じゃあ、これも原案のとおり決定いたします。次の議案8号から報告事項のエまでは、初めに申し上げましたように人事に関する案件ですので、非公開といたします。よろしゅうございますか。では、議案の第8号の説明をお願いします。
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○議案第8号 平成20年度鳥取県教科用図書選定審議会委員の任命について(非公開)
○議案第9号 鳥取県立博物館協議会委員の任命について(非公開)
○議案第10号 県立特別支援学校教職員等の懲戒処分等について(非公開)
○議案第11号 県立高等学校教職員の懲戒処分について(非公開)
○議案第12号 教育委員会事務部局人事(課長級以上)について(非公開)
○議案第13号 市町村(学校組合)立学校長人事について(非公開)
○議案第14号 県立特別支援学校長人事について(非公開)
○議案第15号 県立高等学校長人事について(非公開)
○議案第16号 県立高等学校事務長(課長相当職)人事について(非公開)
○報告事項ア 教育委員会事務部局人事について(非公開)
○報告事項イ 小・中・特別支援学校教職員人事について(非公開)
○報告事項ウ 県立高等学校教職員人事について(非公開)
○報告事項エ 県内文化財建造物の国新規登録について(非公開)
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○報告事項オ 平成19年度教育行政監察結果について(公開)
(教育総務課参事)
報告事項オ、平成19年度教育行政監察結果について、御報告いたします。
めくっていただきまして、一枚物を御覧いただきたいと思いますが、これにつきましては、以前、協議会の場面で一度決めさせていただいたものでございます。今回の行政監察は、テーマがここに書いておりますけども、県費外会計の取り扱いについて定めたガイドラインを一層浸透させていくということと、他校での取り組み状況をフィードバックすることによってそれぞれの学校で一層の業務改善を推し進めていただきたいということを目的として行ったものでございまして、監察結果につきましては、右のページ以降、添付させていただいておるものでございます。こうした格好で取りまとめをして、県立学校を含む教育委員会の全機関に通知をいたしますし、こういった会計というのは小・中学校でも多かれ少なかれあると思われますので、各市町村の教育委員会へもパンフを送付しようとするものでございます。
具体的な、特に前回と変更させていただいたところを御説明させていただきたいと思います。別様で、恐れ入りますけども、右上に参考と掲げさせていただいた資料をお付けしていますのでそれをお出しいただければと思います。
よろしいでしょうか。先ほどと同じような表紙がついていますけど、おはぐりいただいて右側を御覧いただければ、青字で印した部分、赤字で印した部分、そして、前回以降に修正させていただいたものを緑色で記載をしております。変更した内容は、基本的には字句の修正等を行いましたし、あと、注意すべき事例の書き方等を修正をしたものでございます。
この資料の10ページを御覧いただきたいと思います。ここは結構わかりにくいので直してますけども、まず、制服販売等に係る契約方法についてです。非常に適正に処理していただきたいという気持ちを込めて、真ん中辺に書いてますけど、相手方選定の妥当性だとか契約方法の適法性等を十分に検討する必要がありますが、そういったものの実態に関しては不十分な事例が見受けられましたというトーンでここを修正いたしております。
さらに、2番目の指定店のあり方についてですけども、これは経緯が不明というような実態がございましたので、やっぱりそういったものについて妥当性を検証し、説明責任が果たせられるようにする必要があるというような内容、表現に修正をしたものでございます。
なお、以前にも申しましたけども、この資料の赤字とか青字の部分、こういった部分のないものを、先ほどの正式な報告書という形で通知をしようとするものでございます。なお、こういったガイドラインに基づく県費外会計の取り扱いというのがまだ緒についたばかりでございます。ですから、今後各学校で保護者の意見を聞きながら業務改善につなげていってほしいと考えているところでございます。以上でございます。
(委員長)
御質問ありますでしょうか。よろしいですか。それでは次、報告事項のカ、お願いいたします。
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○報告事項カ 全国学力・学習状況調査の結果(設問別等)について(公開)
(小中学校課長)
報告事項カは、全国学力・学習状況調査の結果(設問別等)についてでございます。これにつきましては、4ページ物の資料以外に大変厚いものをお付けしておりまして、これらを参考に見ていただければと思います。
最初の1ページで概要を御説明いたします。この結果につきましては、昨年11月に東・中・西部地区別に集計・加工したものを公表しておりますが、今回はさらに設問別集計・加工したものを情報提供して、市町村や学校の参考にしていただきたいというものでございます。
それで、3の結果の概要のところから御説明いたします。まず3の最初のところですが、東・中・西別の設問別の概要の小学校6年生でございます。四角で囲ってあります、それぞれ国語と算数でございますが、一番最初の文を見ていただければと思いますが、どちらも地区間で目立った差は見られませんでした。
2ページをお願いいたします。2ページでは中学校の3年でございますが、こちらは、まず国語では、国語A・Bともに多くの設問で地区間の差が5ポイント以上ございました。これは全体の平均正答率の差がありましたので、それがそのまま結果として出てくるわけですけども、東部が高くて中部が低い、あるいは西部が低いというような状況が出てまいりました。それから、数学のA・Bでは、こちらの方は地区間で差は見られませんでした。
それから、4番の設問別の調査結果の市部・郡部別でございますけども、小学校6年生の国語A・B、算数A・Bとも目立った差は見られませんでしたし、中学校3年生を見ましても、国A・B、数学のA・Bとも目立った差は見られなかったという状況でございます。
それから、3ページをお開きください。もう一つ、質問紙調査の結果も東・中・西別で分析をしてみましたが、こちらの方で全国平均との差、あるいは地区間での差が大きいものを拾い出しております。次のページに表にしておりますものを参考にしていただければ、こちらの方がわかりやすいかもしれませんが、10ポイント以上の差があるものを抜粋しております。これらを見ますと、小学校の6年生では、午前7時より前に起きる児童の割合とか学校の授業以外で1時間以上勉強する児童の割合とか、あるいは家で復習をしている児童の割合、国語の勉強が好きだと答えている児童の割合とかいうのが地区間で差があるというものでございます。東部がいい場合や西部がいい場合とか、いろいろ設問によって違いは出ております。
それから、同じように中学校3年生でございますが、7時より前に起きる生徒の割合とか、テレビゲームやインターネットをする時間の割合とか、携帯電話を持っていない生徒の割合とか、学習塾に通っていない生徒の割合、こういう項目で全国平均との差が、あるいは地区間の差が大きく出ておりました。
それから、市部・郡部別も見てみましたが、こちらの方は目立った傾向は見られませんでした。
以上のような大変細かい資料になっておりまして、これらを市町村教育委員会とか、あるいは学校に提供いたしまして、それぞれのところで必要なところをまた見ていただいて役立ててもらったらと考えております。以上でございます。
(委員長)
何か御質問ありますでしょうか。
(小中学校課長)
もう1点ございました。来年度、20年度でございますが、4月22日に実施を予定しておりまして、現時点で全市町村参加の意向ということで聞いております。
(委員長)
何で西部の子はのんびり起きてくるんですか。
(小中学校課長)
全部分析はしてないんですが、通学の距離とか、あるいは登校時間の決まりですね、あまり早く学校に来てはいけませんよと言ってる学校もありますし、学校によっては7時半ぐらいから子どもたちがサッカーボールを蹴ってる学校もありますし、そういう違い、あるいは始業時刻というんですか、学校の始まる時刻、そういうものは理由としてあるのかなとは思いますが、ここはまだ十分分析は出ておりません。起きるのが遅いからよくないということではないとは思っています。
(委員)
これ夜寝る時間が遅いんと違いますか、これは問題だと思うんですけども。夜寝るのは書いてないですよね。
(小中学校課長)
そちらの方はないです。
(委員)
それとの関係があって、これは大きく考えていかないといけないですよね。
(委員長)
かといって、数学の勉強が好きな子が多いしね。またゆっくり見させていただきます。では、報告事項キお願いします。
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○報告事項キ 鳥取県学力向上対策について(公開)
(小中学校課長)
報告事項キ、鳥取県の学力向上対策についてでございます。1ページを見ていただきますと、まず、この学力向上委員会は本年度5回開催いたしました。4回までにつきましては、これまで概要をその都度報告させていただきました。今回は5回目を終えまして、これまでの検討状況を学力向上対策ということでまとめましたので、御報告するものでございます。
1ページは現状でございます。2ページを御覧いただきたいと思います。2ページの真ん中、少し下あたりに黄色で囲ってあります。子どもたちの小・中・高の児童・生徒の現状を踏まえて、そこにございますような3つの柱で検討を進めてまいりました。
そして、4ページの方に進んでいただきますと、委員の皆様から御意見をいただいたものをまとめておりますが、そういう2ページから4ページにございますような御意見を踏まえて、学力向上の具体策の視点を整理いたしました。それが4ページの下のところの視点でございます。1つは教育課程の弾力的な編成の工夫、2つ目に授業改善、学級経営力の向上、3つ目に家庭・地域との連携推進ということでございまして、この3つの視点に沿って学力向上の具体策を検討していくわけでございます。
その具体策が7ページからになります。7ページを御覧いただきたいと思います。学力向上の具体策ということで、ここでは左側と右側で、左は県教育委員会が行うもの、右は学校に取り組んでいただきたいものと分けて記載をしております。たくさんございまして、青い字のところを中心に御説明いたしますと、まず、具体策1の教育課程の弾力的な編成の工夫のところでは、マル1として新しい学習指導要領の先行実施とか、各学校での放課後学習や補充授業を進めていこうということ。マル2は鳥取らしさを活かした学校づくりを進めていこうと。
それから、8ページに参りますけども、大きく分けました具体策の2、授業改善、学級経営力の向上のところでは、ここが一番ボリュームが大きいと思いますが、マル1学びの集団づくりの推進、それからマル2で教員の指導力、授業力の向上、この中で特に青い字で書いてございますが、これは高等学校ですが、進学指導スキルアップ教員研修事業を行う。それから、9ページでございます。この後御説明いたしますが、エキスパート教員の認定制度を試行して、優秀な教員の力を極めていくということ。それから、鳥取県スタンダードというものを策定してはどうかということ。それから、マル3で学力向上のための小・中・高の協働実践も進めていこうと。マル4は少人数指導による個に応じた指導の推進も進めていきましょうということであります。10ページを見ていただきます。マル5でキャリア教育の推進でございます。学校の方で小学校段階からキャリア教育を推進していくことが今大切ではないかというふうに考えております。このための、県では研修会も開催したいと考えております。
それから、具体策3の家庭・地域との連携推進では、まずマル1で家庭・地域への学びの習慣づくりに関する啓発ということで、教育委員会として勉強がんばろうキャンペーンというものに取り組んではどうかということです。それから、11ページでございますが、マル2で学校評価も進めていきましょう、それから、教育委員会として子どもたちへのメッセージを発信ということで考えております。
以上が、大変たくさんの学力向上対策を示しておるんですが、実施に当たりましては、教育委員会、学校が優先順位をつけたりして実施していく必要があるというふうに考えております。したがって、各学校、それから市町村教委にこれからお示しするんですけども、これをそのまま示すんではなくて、学校が取り組みやすいような形で工夫して生徒の方へ示していきたいと考えております。
それから、20年度、学力向上委員会は引き続き開催をする予定にしておりまして、取り組みの検証も行っていきたいと考えております。以上でございます。
(委員長)
御質問等ありましたらお願いします。
(委員)
最初の教育長の一般報告にもあったような気がしますけど、教師の読書力の向上、どこかに入るといいなと。なかなかできないというのがずっと続いていますが、何かの形で出していくと、教員も読書をし、大切さを自分の身を通してしていくと成果も上がるし、指導力も向上するし、学習支援能力も高まるので、何かどこかで入らないでしょうか。
(小中学校課長)
教師の読書力の向上ですか。
(委員長)
この鳥取県スタンダードの意味するものは何なのですか、9ページ。
(小中学校課長)
少し、言葉での説明がございますが、望ましい姿、こうありたいなという子どもや教員や保護者の姿を基準として言葉にして掲げまして、そこへ向けて努力していこうという指針です。鳥取県の現状を見て、鳥取県の子どもたちや教員や保護者のためにオリジナルなものをつくっていこうということでございます。ちょっと実際のイメージがまだ、具体的な活動になっておりませんので分かりませんが、これは20年度の取り組みの課題としてございます。何か目標とする、目指すものがあった方がいいんではないかということです。
(委員長)
御趣旨はよくわかるんですけれども、スタンダードという言葉とそのこととはどういうふうに絡んでくるのか、基準という言葉で使っているんだと思うんですけども、どういうふうに絡むのかなという意味で。ちょっと言葉にこだわると。
(教育次長)
具体的には学習の準備をきちっとしようとか、あるいは課題についてはきちっとやっていこうとか、そういうふうなものを共通的にやっていくということがいいんじゃないかというふうなことですね。
(委員)
さっきの、今の話ともつながるかもしれませんが、鳥取らしさということで、鳥取らしさを何にするかというのがここの中にあればいいんですか、図書館、産業、歴史、ここ1、2、3、4、5を鳥取らしさと今とらえているということですよね。
(小中学校課長)
そうですね、はい。
(委員)
すると、このあたりのところに教師の読書力といったようなことは入るのかなと思うんですけどね。
(教育次長)
そこも入るかもしれませんけど、逆に視点の2のところの一番上のその点ですね、向上心を持ってみずからの力量を高めていくことも大切である。こちらの方に入るのかなというような感じがいたしておったんですけども。
(委員)
視点の2ってどこですか。
(教育次長)
5ページの視点の2、授業改善・学級経営力の向上。その一番上のところに、教職員には確かな力量が求められると。ここのところに当たるかなという感じがいたしておりまして。
(委員)
一つよろしいですか。
(委員長)
どうぞ。
(委員)
さきに議論されたんだと思うんですけども、学力向上ということを考えるときに、学力とは何を指すかということがいつも問題になるわけですね。いろんなレベルで長い間議論されてきているんですけども、大体今のところ国のレベルでも、いわゆるPISA型といいますか、新しい学力観という言葉ができてからの流れの延長線上にあると思いますけれども、いわゆる従来の知識偏重で筆記試験で序列をつけるというような意味の学力ではないのだと、新しい学力観という、いろいろと言葉があるんでちょっと誤解を受けやすいんで言いにくいんですけどもね。大ざっぱに言うと、とにかく従来の知識の量をもって学力の程度をはかるという考え方からは転換していかなければならないと。それは日本だけじゃなくて、今は世界中で新しい時代を切り開くために必要とされている学力だというんですね。そういう理解でここでも学力という言葉が使われるというふうに考えていいわけですか。例えば8ページに高等学校の進学指導スキルアップ教員研修というのがあって、国語、数学、英語の教員のスキルアップをやるというのがあって、恐らく現場の教員が進路指導で英数国といえば大学入試問題の研究とか、例えば何々大学にはこういう問題がよく出るとか、あるいは一般的にこういうレベルのことは問題が解けなくてはいけないとか、出題傾向とか、昔でいえば傾向と対策という受験の本があったりしたんですけどね、ああいうようなことをまずは頭に浮かべると思うんですね、英数国の教科で指導の学力をつけるということ。大学入試が変わってくればもとより変わるんですよ。だけども、鳥取県が他県に先んじてでもつけたがってる学力というものを一貫させようとするのであれば、小学校、中学校でつけてきたそういう新しい学力というふうなものに基づいて英数国なりを見ていくとか、何かどういう思想でやろうとしてるのかな、というのはどんなふうに話し合われたか。ただ単に国語の先生の教科の学力、指導力をつけとかないと、入試でもっと華々しい成果を上げるようにしましょうという程度の話だったのか、ちょっとわからないんですけどね。
(小中学校課長)
参事監からまた後で付け加えていただきたいんですけれども、2ページの最初にお話ししました黄色で囲ってあるところが一つのポイントの柱でございました。学力というのは大きくとらえていて、点数をとることだけではないということは当然でございますが、学力のとらえ方をあまり時間をかけて議論をしたわけではございません、それだけですごく議論に時間をとっても足りないぐらいだと思いますので。現状として二極化という傾向が見えてきていたり、学ぶ意欲が十分ではない子どもたちが多いということや、伸びる子はしっかり伸ばしていかなくてはいけないということで、幅広く、全体としていろいろな課題に対応して子どもたちの学力を伸ばしていこうということで、いろんなメニューが出てきているということです。では高校の方を。
(高等学校課長)
先ほど8ページのところで進学指導の話がありまして、始めの方のお話の幅広い学力のようなものもやりながら、そうはいっても目前に迫った進学というのもありますので、そこの部分をカバーするのがスキルアップ事業と。通常の事業では、それこそ授業の充実のようなものをしていく必要がありますが、ここの分は出口というか、進学の部分に特化した研修をやりましょうということです。
(委員)
簡単に言うと大学入試対策と言ってしまえばいいですね。
(教育長)
この部分はね。
(委員)
この部分はですよ。
(教育長)
だけど、始めからこの点だけとって、とにかく大学に入ればいいという、そういうようなものじゃなくて、さっきからあったように幅広い学力。
(委員)
だから、ベースの教育を学校教育としてやって、その分は新しい方向性をしっかりつかまえてやっていると。それで、それにプラス大学進学希望者への指導の部分ではもうちょっと実効性の上がる、成果の上がるような指導ができるようにという、そういう構造でとらえればいいわけですね。
(教育長)
そうです。
(高等学校課長)
だから、これが高校の全ての向上策というわけではない。
(教育長)
知識、技能をちゃんと生かして、それを活用して幅広く学んでいく力とかね、それから、今、学ぶ意欲が落ちていますから、学ぶ意欲を全体で高めるための方策を講じた学力だとか、人間力みたいなものを、本を読んだり、いろんな活動をしたりなんかしながら人間力を培って、その上で学力をちゃんとつけましょうと、そういう大きな基本的なことを大体踏まえて、だけど、そうはいったって具体的に伸ばせる力をもっと伸ばしてやらなきゃいけない部分もあるねというようなことでのさっきの大学の進学の分が出てきているわけで、別に全部焦点をそこに置くというわけではありません。
(委員)
わかりました。その構造がわかればいいんです。
(教育長)
特にそれから、小・中・高と連続してずっと見ていこうということです。二極化もこれは放置できない問題なので、二極化にならないようにきちんと力をつけていこうねということも大きな柱の一つですね。
(委員)
この間、日本海新聞に鳥西の、この度やめられるけど山田校長の言葉が出ておったわけだけれども、とにかく名の通った大学に何人入れたかということだけで学校を評価しようしようとすることは非常に学校としては、プレッシャーになるというか、本来の教育をやりたいという気持ちとちょっと食い違って、教員としての思いと、子どもを育てる思いと求められてるところの差に悩んでおられるというか、真情を吐露しておられたのがあって。それは昔からよくわかることなんですけれども、うまくこういうものがかみ合っていくといいと思うんですけども、気をつけておかないと、かみ合わないまま、ここだけが非常に評価される結果になっていったり、現場の教育者として教育してやりたいと思ってるけれども、ここにどんどんどんどん引きずられていくというのはつらいんだろうと思うんですね。そういう構造のことが今、私わかりましたから理解できますけれども、そういう思惑どおりにいくようにしなきゃいけないと思うんですね。
(委員長)
委員の続きの話をすると、小・中・高一括して書いてあるんですけども、そういう説明を学力観のとらえ方とはいえ、小・中は広いのはよく読み取れるんですけど、高になると明らかに薄くなっているんですね。やっぱりこういうものをもし今度進めるときに、高校でも広い部分はやってもらうということを見えるようにしといた方がいいということですね。どうしてもそこだけが走ってくるのは、もうほっといても走ってきますから。それは明らかに薄くなっていますから。それで大学へ行って、そこが薄くなっているから苦労しているという大学が非常に多いわけですけど。もうちょっと僕は小・中・高と整理して学校のところは書かれてもいいような気がするんですけどね。各分野ごとになったやつ、その方がわかりやすいかなと思うんですけど。
(教育長)
今回、小・中・高、何かばらばらにやっちゃうから、課題がきれいにつながっていかないんで、なるべく連続させながら、教育をもっと広く人間形成という意味で見ていこうという論もあったんで、あんまり小・中とか高とか分けないように全体を今書いていこうかななんて考えたものも一つはあるんですけど、おっしゃることの意味もよくわかりますので。
(委員長)
だんだん上の方の高校の部分ではそこら辺が薄くなってる気もする。
(教育長)
高校の学力というのがまたちょっととらえにくいんですよね、小・中に比べてね。基礎学力調査はない、全国学力調査はない、生活と密着させて分析したものがないですね。何か入試的なもの。だけど、入試的なものも具体的な全国評価みたいなものがない。鳥取県の何か特色を示すものもないですよね。そういう意味で、大分探したんだけど、あっちからもこっちからもこれはデータを出しちゃいけない、こっちも出しちゃいけない、何だという話で、実際あんまりやってないしといったような話になってしまっている。言われるように薄くなってるようなところがいなめない。
(委員長)
私、もう一つ興味があるのは、知のもとになる感性みたいなものをどうやって育むかなんていう、ここをちょっと強調された方がいいですね、情のようなもの。でも、ちゃんとした情がないと知は育たないと思いますけどね。
(教育長)
そういう意味で読書だとか、最近いろんな、体験学習的なものが学校の中で取り込まれてきたんですよね。
(委員長)
そうだと思うんですよ。
(教育長)
インターンシップだとかですね、そういうところで多分情的なものをつくっていくものだと。
(委員長)
そこは、小・中・高のつもりだけど小・中が中心になっちゃうという、そこら辺の話なんです。
(教育長)
もうちょっと高校的なものを入れ込んでですね、わかりました。
(委員)
新しい学習指導要領についてですけれども、やっぱり国語科教育を大事にしようというのが学習指導要領の全体の中にありますよね。国語科教育の中における言語の能力、社会科教育における言語、全部ついてますよね、中学校に。全部ついてきているということをどこかで強調してもらいたいと思うんです。それで、新しく英語活動が入ってきますけれど、どうしても現場は新しいものに飛びつきますので、飛びつくという言葉はちょっと語弊があるかと思うんですけれど。そうすると、本当に大事にしたい国語科教育、これはだれもが必要なことなので、その国語科教育をぜひ強調してもらいたい。英語教育もこれからの子どもたちにとっては必要なことなので新しい取り組みとしてもあるわけですが、各学校が特色ある学校づくりでいろいろ出してくると思うんですが、その中で、現実はどうかわからないんですけれど、どのぐらい、どういう形で出てくるかなと非常に興味があるところです。それぞれの学校が特色をとらえてやっていくわけですけど、その基礎になる、大きく流れるものの中に国語科教育が大事という、やっぱり強調してほしいと思いました。
県民の声の中にも一つだけその点が上がっていたと思うんです。大変分かるようにきちんと書いてあって、それが現場の先生方の中にも十分に周知されていいと思いました。できればこういった具体的な学力向上対策の中にもそういった点が上がってくるのがいいと思います。
(委員長)
これは今後どういうスケジュールで動きますかね、新年度は。
(小中学校課長)
今回、第5回までのまとめが本日の資料でございますので、この結果を各学校や市町村教育委員会の方に情報提供をして周知をして、それぞれで取り組むところは取り組んでいただきたいということでありますし、20年度の学力向上委員会は4回程度持ちますので、今、今出委員からいただいた国語科教育の充実とか教員の読書力とか、そういうものについては、新年度の会の中でまた出していけたらなと思います。
(教育長)
通知だけ出して、ここにまとめましたからどうぞ見てくださいねで、ほとんど眠ってしまって何にもならないなんていうことにならないように、具体的ないくつかを拾い出してでも市町村の教育長の会だとか校長の研修会だとかに問題提起したりして、いろいろ議論してみたりするというのがいいんじゃないかなと思うんですけどね、いくつか、全部じゃなくてね。
(委員)
一番、私気に入ったのはね、10ページの真ん中から下の方の教育委員会と書いて、勉強がんばろうキャンペーンです。勉強するのが当たり前の風土づくりというのが一番気に入りました。これと今やってる心とからだいきいきキャンペーンですね、勉強がんばろう、何か団結頑張ろうみたいですけど、そうじゃなくて、頑張ろうはちょっとあれでも、勉強するのが当たり前の風土づくりというのはすごくいいじゃないですか。それなら小学生でも高校生でも中身がPISAだろうがなかろうが、勉強するのが当たり前というのはとてもいいと思う。最も基本だと思うんですね、子どもの生活の中で。だから、たくさんあるけども、今度のは全校種をあげて、さっきの鳥取県の特色みたいな風土づくりで出していったらいいように思いますけどね。
(教育長)
これ、前回学力調査なんかやったときにも、学校の授業以外のところの勉強量は全国一で少ないところがある。学校からは予習や復習をしないんですとか、高等学校もほとんど勉強しない子が増えてきてるんですね。だから、読書やったりとかスポーツやったりとか、芸術文化なんかを大事にしたりということが基本に一つはありますから、それをやりながら、ただ長時間テレビを見ているのじゃなくて、勉強もちゃんとメリハリきかせてやりましょうね、読書やスポーツも芸術もちゃんとしましょうねというような、そういう中での勉強を当然頑張ってやろうねというようなことになるといいなと思います。キャンペーンも4月から、金もかからないし、やるならやったっていいじゃないかというんで考えようと思っています。そういうことを、薄っぺらな勉強だけやればいいみたいにならないようにしながら。
(委員)
これはだれも文句言わない、もうみんな大賛成だと思いますよ。
(教育長)
大人にもそう思ってほしいし、子どもたちにもそう思ってほしいです。
(委員長)
子どもが本気でなぜ勉強せないけんかという意味もちゃんとわかって。
(教育長)
そのために先生が授業でやっぱりいい授業したり、授業そのものの中で魅力つくっていかないとおけないというような。
(委員長)
この動機づけをね。
(教育長)
動機づけをね、いい授業しなきゃいけない。
(委員)
それから、勉強しないとすまない仕掛けもやっぱり必要なんですね。小テストをちょこちょこやったり、あしたは試験、何ページまでやるからというのをやっぱり与えながらしないと、口だけ言ってても。簡単な易しいことでもいいけども、そういう癖をつけないとね。これ、やりようです。すごくいいと思ったな。
(委員長)
では、報告事項クお願いします。
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○報告事項ク エキスパート教員認定制度の試行実施について(公開)
(小中学校課長)
報告事項クは、エキスパート教員認定制度の試行実施でございます。今の学力向上対策の中にも一つございました項目でございます。これまでにもお話をさせていただいて概要は理解いただいてると思いますが、このたび、1ページにございますように、その試行の実施要項を定めまして、20年度に試行的に実施をすることといたしました。目的は、優れた教員の高い指導技術を普及するものでございます。
3番の認定する教員の対象ですが、小・中学校に勤務している教員、あるいは県立学校に勤務している教諭が対象でございます。推薦の手続は、市町村立学校においては学校長から市町村教委、そして県教委、県立学校は学校長から直接、高校学校課長または特別支援教育室長へ推薦ということで、今回の試行実施では、3月中に申請をしていただくように文書を出しております。上がってきた推薦のもとに、5番の認定でございますが、選考委員会を設置して認定いたしますが、認定の時期は今のところ5月を予定をしております。そして、認定の期間は20年度末までということでございます。
それから、2ページから5ページは、その申請のための様式でございます。このようなもので推薦をいただこうかなというふうに考えておりますし、6ページが推薦基準でございます。推薦のための具体的な評価の視点を示して、これをもとにして推薦をしていただきたいというふうに考えておるところでございます。以上でございます。
(委員長)
この1ページの1のエキスパート教員の役割というのは、具体的にどういう形でどの範囲でやられるんですか。認定を受けた後の話です。
(小中学校課長)
まずは校内の教科指導の場面で他の先生方への指導援助を行うというのがまずスタートだと思いますし、それから、この先生の日々の授業を積極的に公開して、他校の先生方にも紹介をしていくということで、あまり外に出る回数が多くならないように、負担になり過ぎないように、まずは試行ではスタートをさせたいと。そういう中でどこまで校外、地域の学校のところの研究会に出て助言とかができるかということは、試行ということでやりながら考えていきたいということであります。
(委員長)
受けられたら何かどういうメリットがあるんですか、御本人の。
(小中学校課長)
20年度の場合は、試行でははっきり目に見えるような処遇とかのメリットはありません。
(委員長)
ないんですね。
(小中学校課長)
この1年間で処遇とかを検討していきたいということです。
(教育長)
指導教諭というのが新しい職で出ているんですよ。これのちょっと絡みで、処遇なんかの面も考えていかなきゃいけないかなと思っています。ともかく試行で、そこは今年度はなしでやってみようということです。
(委員)
これは年に1回ですか、その認定を行うのは年度内に1回。
(小中学校課長)
今回の試行のスタートは5月頃に認定をして、年度末までに1回。
(委員)
1回だけ。
(小中学校課長)
また21年度は20年度の終わりに準備して、春から正式認定。
(委員)
要するに年度に1回ということですね。
(委員)
大体どのぐらい推薦があったらいいなと思っておられますか。
(小中学校課長)
予定している人数は、小学校で東・中・西各1名、中学校で東・中・西各1名で義務教育で6名ですね。それから高等学校で2名、特別支援学校で2名という、全体で県下10名を一応予定している数でございます。それぐらい出ればちょうどいいなと思っています。
(委員)
この人は自由に動けるような体制を組んでというような形ですね。
(小中学校課長)
全く加配的な扱いには定数上難しいので、あまりあちこち出向きますと負担になりますから難しいところですが、試行の段階ではその方の後補充の非常勤とかまでは今は考えておりません。
(委員長)
走ってそこら辺いろいろ考えてみないと。では次、報告事項のコお願いします。
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○報告事項コ 平成19年度文部科学大臣優秀教員表彰について(公開)
(小中学校課長)
報告事項のコでございますが、19年度の文部科学大臣優秀教員表彰でございます。表彰の趣旨は、そこにございますように学校教育において教育実践等に顕著な成果を上げた教員に対しまして文部科学大臣が表彰するものでございます。本年度で2年目でございます。御覧の小・中・高・特別支援学校の43歳から54歳まで、男性が4名、女性が2名の計6名、1名は養護教諭でございますけれども、6名の方が表彰をされました。下の3番にございますように、表彰式が2月18日に文部科学省の講堂で行われました。以上でございます。
(委員長)
では、報告事項のサお願いします。
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○報告事項サ 平成20年度県立特別支援学校児童生徒用教科用図書の採択の追加について(公開)
(特別支援教育室長)
報告事項サは、平成20年度の県立特別支援学校の子どもたちの使用する教科用図書の採択の追加の報告であります。
めくっていただきまして、3校から採択の追加申請が上がりました。1校は県立鳥取盲学校で、小学部1年生が入ってくることによる追加でありますし、鳥取養護学校に関しては高等部に新たな選択教科として設定したために教科書が必要になったということ。それから、倉吉養護学校の高等部では、教育課程を検討する中で教科書が必要になったということで、この3校からここの記載してあるとおりの教科用図書の申請が上がりましたので採択をいたしました。以上でございます。
(委員長)
では、報告事項のシお願いします。
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○報告事項シ 平成20年度県立高等学校使用教科用図書採択の変更について(公開)
(高等学校課長)
報告事項シは、同じく県立高等学校の使用教科用図書採択の変更でございます。これにつきましては、既に9月の定例教育委員会で来年度に使用する教科書の採択について御報告したとこですが、追加のものがございます。別添資料を御覧いただきますと、鳥取工業高校と青谷高校、工業と英語で各1点ずつでございます。以上です。
(委員長)
では、報告事項のスお願いします。
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○報告事項ス 平成19年度第2回教育審議会生涯学習分科会兼社会教育委員会議の概要について(公開)
(家庭・地域教育課長)
報告事項ス、教育審議会生涯学習分科会兼社会教育委員会を開催いたしましたので、その結果を御報告いたします。
はぐっていただきまして、1ページ、2ページ、3ページということで、いずれにしましても、保育園等もあわせて開催させていただきました。今回は今年度2回目ということで少し間があいてしまいましたが、従前から審議をしていただいておりますところの公民館振興策についてということと、新たに鳥取県スポーツ振興計画の策定ということについて、御意見をいただいたところでございます。
公民館振興につきましては、振興策の柱立てということについて、細かい項目についてはここには記載をしておりませんけれども、例えば気軽に集える公民館であるとか、地域課題と魅力のある公民館事業等というふうな5つの柱立てでもって公民館振興策を検討してはどうかというふうな提案をして、そのことについて御意見をいただいたところでございます。
その御意見につきましては、下の方の5番に書いておりますけれども、公民館への集客と魅力ある事業ということにつきましては、公民館に集う時間的な余裕のない状況は子どもたちにもあるんじゃないかということでありますとか、公民館側の企画や情報発信にかかる工夫がもっと必要ではないかということ、あるいは、学校等との交流の仕組みづくりも必要だというふうな御意見をいただいたところでございます。
それから、人材の確保と地域連携ということについて、これは柱の中に立てておりました項目ですけれども、これにつきましては、地域全体のコーディネーターが必要、核となる人材が公民館に欲しいというふうなことや、学校の動きも少し弱いのではないか、あるいは、学校は人材を活用された後にどのように活かすかということもあわせて考えてみてほしいという御意見をいただきました。
公民館運営審議会等もあるわけですけれども、これについても活性化の御意見もいただいたところです。
2番目の鳥取県のスポーツ振興計画の策定につきましては、従前、策定に当たっての検討をしていたところでございますけれども、今回この分科会を利用して、さまざまな振興計画の策定に当たり最終的に決定をしたいということで今回の分科会から協議の具体にあげさせていただいたものでございます。
それにつきましての御意見は、2ページの下からですけれども、振興計画の策定関連につきましての御意見でございますけれども、下の子どもの体力向上については、小学校、中学校、高校という段階と卒業した段階、それぞれ検討すべきではないかということとか、全国ではどうも鳥取と鹿児島の2県が振興計画を策定していないという状況があるようでして、他県でうまくいっているよい部分を参考にしながらよりよいものをつくっていかなければという御意見をいただいたところでございます。それから、スポーツをする機会も大切であるけれども、体づくり、食育も関係するのではないかというようなこと、あるいは、遊びの中で自然についていく体力があったものが、なかなか外遊びを復活することはできない現状で、それについて復活することができないかというふうな御意見もいただいたところです。3ページにもそれぞれ御意見がありましたところを掲載しておりますので、また御覧いただけたらと思います。
今後この振興計画等への盛り込みや整合性を図りながら、5月に素案の審査等を受けて、最終7月に答申をそれぞれまとめていけたらなというふうに考えているところでございます。以上でございます。
(委員長)
何かございますか。よろしいですか。公民館運営審議会の中に、こういう青少年も入れたらどうですか。公民館のことを語る会議のとき、公民館をどうしたらいいかというその対象の層をその会の中に入れられたらどうですか。
(家庭・地域教育課長)
指針の中にそれを入れるということですか。
(委員長)
そういう話をする人たちの中にそういう代表を入れられては。報告事項のセお願いします。
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○報告事項セ 平成19年度メディアとの接し方啓発推進事業の実施状況について(公開)
(家庭・地域教育課長)
続いて報告事項セで、メディアとの接し方啓発推進事業の実施状況につきまして、19年度の実施状況の報告をさせていただきたいと思います。
はぐっていただきまして1ページでございますが、ここに現代的な課題でありますメディアとの接し方について、19年度では次のようなさまざまな学習会等を実施いたしました。
事業内容のところに掲げております学習会につきましては、ケータイ・インターネット教育推進員を養成しました。この方々の御協力を得て、19年度では78回開催することができました。詳細につきましては2ページ、3ページに、それぞれ要請をいただきました学校あるいは幼稚園等の掲載をさせていただいているところでございます。それから、教育推進員養成講座でございますが、これも18年に引き続いて19年度も実施いたしまして、19年度15名の方に推進員となっていただいたところでございます。勉強会につきましても、そこに記載しておりますとおり4回ほど開催をして、スキルアップを図っているということです。
それから、2ページはぐっていただきまして、一番最後に5ページの方でありますけども、来年度の委託の事業の概要ということで、事業等の説明のときにも少し入れておりましたんですけれども、来年度は学習会のコーディネート、あるいは推進員の養成講座、勉強会等につきましては、NPO法人のこども未来ネットワーク、中部を拠点として全県に向けて活躍しておられるところですけれども、その方のところに委託をしまして、県との密接な連携のもとに委託して実施していくということで考えております。県の方の主催事業としては、協議会というものを立ち上げまして、フォーラムにつきましては引き続いて開催していきたいと考えておるところです。以上です。
(委員長)
何かありますでしょうか。特になければどんどん行きますので、ありましたらば途中でも結構ですからおっしゃってください。報告事項のソ、お願いします。
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○報告事項ソ 平成19年度末家庭教育推進協力企業制度協定締結状況について(公開)
(家庭・地域教育課長)
続きまして、お願いいたします。家庭教育推進協力企業制度の協定締結状況について御報告いたします。
来る3月26日に今年度最終の協定締結式を行う予定にしております。このときには10社の方々と新たに協定を締結させていただきます。申しわけないです、追加なんですけれども、実はその協定締結、教育長決裁いただきました後でもう1社、鳥取市の中央印刷さんから申請が出ておりまして、26日までに教育長決裁を受けさせていただきまして、今年度内の認定に加えたいと考えております。最終的には東部が38社、中部が59社、西部が29社の126社、今年度末までの協定締結ということです。以上です。
(委員長)
もう既に指定しているところで中部が最も多いのは、それは何か原因があるんですかね。
(家庭・地域教育課長)
中部は非常に商工会議所が積極的に取り組んでいただきましたり、いろいろな事業所を持ってらっしゃるひとつの法人の方がそれぞれ声をかけてくださいまして、個別に取り組んでいただけたというところが大きく飛躍した原因だったと思います。
(委員長)
西部の商工会議所、会頭がいらっしゃいますけれども。
(家庭・地域教育課長)
新しいチラシも、できましたものをつけさせていただいておりますので、また後で御覧いただければと思っております。
(委員長)
では、報告事項のタ。
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○報告事項タ 「未来をひらく鳥取学」の受講生募集及び講演記録集の作成について(公開)
(家庭・地域教育課長)
引き続きまして、お願いいたします。未来をひらく鳥取学という、県主催の講座がありますけれども、これの新年度の受講生の募集を開始いたしましたので、御報告いたします。
未来をひらく鳥取学といいますのは平成7年から開催しておりまして、鳥取を見直したり現代的課題を考える学習機会として広く御利用いただいているところです。東・中・西それぞれ3会場6科目ということで、全県会場としました1科目とともに、7科目を実施していて、19年度は1,064名の方に参加をいただきました。
20年度の募集につきましては、そこに書いておりますとおり、人権科目というものについては市町村の方でも十分に充実した講座をしておられるということで、県の主催講座からはこれは外して、市町村で受講していただくようなことにさせていただきましたし、知事以下、教育長、あるいは県史編さん室、生涯学習フェスティバル等の共催講座を公開にしているということです。それから、県外講師につきましては、そこに掲載させていただきました皆様に御協力いただきまして実施をするところです。募集内容としては、4月25日までを募集期間として、900名を予定しているところです。
それから、別紙としましてチラシと19年度の実施をいたしました講座、これをテープ起こしをしまして、こういう資料にしましたものをつけさせていただいておりますので、ぜひ後ほど御覧いただけたらと思っています。以上です。
(委員長)
では、報告事項のチお願いします。
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○報告事項チ 「西館池田家の大名行列図巻」の初公開について(公開)
(博物館長)
報告事項のチは、西館池田家の大名行列の図巻の初公開についてです。めくっていただきましたところに書いておりますように、池田家は分家を2つ持っていまして、東館、西館ありますけども、西館池田家に関する資料が散逸してありませんでしたが、このたび、西館池田家に関する資料で行列を描いた図巻が寄贈を受けましたので、それをよく調べてみて初公開をやるとともに、なかなか貴重な価値がある資料だということで、歴史の常設展示室の中にトピックスを展示する歴史の窓コーナーを設けておりますが、そこで3月8日から5月11日までの間、展示をしておりますという報告でございます。
展示内容はそこに書いてありますように、西館池田家の藩主が御旅所という、今は鳥取市の古海にあるんですけども、そこに行列で行っているところを描いたものですけども、先ほど言いましたように、西館に関する資料、この図巻以外にはほとんどありませんので、行列の構成だとか人員だとか、どういう道具を使っているかという当時の様子がよくわかるということもありますし、非常に貴重な価値だということであります。智頭町に在住の所蔵者の方から寄贈を博物館が受けた資料でございます。
次のページに書いてありますように14メートル以上あるものですけども、その一部で藩主を描いたところと、その周りの家臣たちを描いておるところを拡大しておりますが、このように精密に描かれているものでございます。
公開した直後からマスコミの方もかなり取り上げて取材に来ておられますので、そのうちテレビとか新聞とかで出てくると思います。
それから、お手元の方の別紙にチラシと、それから、歴史の窓コーナーに置いています大名行列クイズなどでわかりやすく解説しているところでございます。以上です。
(委員長)
よろしいですか。
(教育長)
私も見ました。とてもいいですよ、おもしろいです。
(委員長)
また見させていただきますので。では、報告事項のツをお願いします。
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○報告事項ツ 県立博物館のオープンについて(公開)
(博物館長)
報告事項ツは、県立博物館のオープンについてでございます。年末から長らくお休みをさせていただいておりましたが、空調の工事、大規模改修、順調に終わりまして、3月8日から開館しております。実は、それにあわせていろんなサイン類とか、受付カウンターとかがわかりにくかったり、質感が悪かったり、あるいは受付カウンターなんかがちょっと高くて、子どもさんたちが聞くのが聞きにくかったりとか、ちょっと質感も低かったりということがありましたので、そのあたりを直しました。
写真のいわゆるビフォー・アフターをつけておりますけど、このように受付は低くして、木調のようにしました。これは表面が木調であって、10万円ぐらいの更新なんですけども、高さを少し低くしたようなことでございます。それから、館内に至るところでサイン類がいろんな字体、デザインでぶら下がったり張りつけたりしてありましたけど、一掃しまして、同じ規格、材質、デザインに統一しましたので、ごみごみした感じが軽減されたと思っております。それから、よく言われていましたのが、来館者の方から、何とか展示室はどこにあるんですかとか、どう行ったらいいですか、トイレはどう行ったらいいですかという質問で。館内が非常にわかりにくかったので、まず玄関のところには総合案内、それから、要所要所には統一されたデザインで大きなサインを出して、それから、天井からばらばらぶら下がるようなサインを取って、きちんと壁に同じデザインで張りつけたり、ロビーにはそのフロアの全体のサインを出したりということで直したというようなことがその写真でございます。以上です。
(委員長)
よろしいでしょうか。ではまた、みんなで一度行かせていただきます。では、報告事項テはもうやりましたので、報告事項のトにいきます。
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○報告事項ト 第63回国民体育大会冬季大会鳥取県選手団の成績について(公開)
(スポーツセンター所長)
報告事項ト、第63回国民体育大会冬季大会鳥取県選手団の成績についてであります。
はぐっていただきまして成績でありますが、冬季大会の概要、スケート競技会、アイスホッケー競技会は1月26日から1月31日の間に長野市、軽井沢町で行われました。スキー競技会の方は2月19日から2月22日の間に長野県の野沢温泉村で行われました。
入賞者といたしましては、初めの教育長の報告にもありましたが、スキー競技でジャイアントスラローム成年男子C、山﨑一考選手が4位、5点獲得いたしました。クロスカントリーでは、青年男子C宮脇宏和選手が第5位、4点を獲得ということで、合計、下の方でありますが、現在、天皇杯順位が29位、昨年は30位、得点が39点、昨年が37点、皇后杯順位が26位、昨年は25位、得点が20点、昨年は20点ということで、昨年よりも2点獲得点が上乗せしてあるということで、幸先よいスタートということであります。なお、山﨑一考選手は昨年は第7位でしたし、宮脇宏和選手は昨年は4位の成績でした。両選手とも連続の入賞であります。以上です。
(委員長)
では、続いて報告事項のナお願いします。
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○報告事項ナ 第8回鳥取県民スポーツ・レクリエーション祭の実施結果について(公開)
(スポーツセンター所長)
報告事項ナ、第8回鳥取県民スポーツ・レクリエーション祭の実施結果についてであります。
はぐっていただきまして、第8回鳥取県民スポーツ・レクリエーション祭を、夏季大会、秋季大会、冬季大会の3季大会を実施いたしました。期日は番号4のところに掲載しております。8月25日から26日、10月27日から28日、2月10日に実施いたしました。種目につきましては、そこに掲げておりますので省略いたします。
はぐっていただきまして参加者の推移でありますが、第8回、平成19年度、西部地区を中心にして、総参加者数は1万2,673人という参加者数で、前年、18年度に比べまして1,610人の増ということでありました。なお、軟式野球の青年の部は雨で中止になりましたので、そのあたりは若干もう少し増えるところでしたけども、1,610人の増ということにとどまりました。以上であります。
(委員長)
よろしいでしょうか。そうしますと、以上で報告事項は終了しましたが、続いて、協議事項にいってよろしいですか。では、協議事項お願いします。
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○協議事項1 鳥取県教育委員会ミッションに基づく平成19年度事業目標と実績・成果について(公開)
○協議事項2 鳥取県教育委員会ミッションに基づく平成20年度事業目標について(公開)
(教育企画室長)
協議事項1と2は関連ございますので、一緒に説明させていただいてよろしいでしょうか。 協議事項1、それぞれ教育委員会のミッションに基づく19年度の成果と課題、それから20年度のミッションの目標の案でございます。
それぞれ19年度ミッションの成果と課題につきましては、今後20年4月から始まります教育委員会事務の点検強化制度等に向かう形で、また修正しながら公表していく形につくり直してまた諮りたいと思いますし、20年度のミッションにつきましても、4月の第1回目の教育委員会のときに正式にまたかけさせていただきたいと思います。
19年度ミッション、協議事項1でございますが、はぐっていただきますと、大きくちょっと見直したのが評価のところで、4段階評価にしまして、基本△は無しで、とりあえず目標に向かって順調、またはおおむね順調にできたという判断したものは○、または◎、それから、何らかの課題があったと、それからほとんど達成できなかったというものを△、×ということで再評価、評定しております。
20年度に向けた取り組みに当たっては、△または×をしたものは引き続き必ず継続することという形で、次の20年度に引き継ぐ形で考えております。
以下の「知徳体のバランスのとれた教育」、それから「学校の役割の明確化と機能強化」、「生涯学習環境の整備と活動支援」、「家庭・地域との連携・啓発」という大きく4つの分野に分けて、それぞれの事業の成果、課題をまとめております。
あと、ちなみに3ページ目で、真ん中にあります高等学校課の体験活動の推進とか文化芸術活動の推進につきましては◎ついておりますけども、来年度に向かっては、これは終了ということで、また新しい内容で、右端に20年度に向けた課題・問題点というのがありますが、今後メディアリテラシー教育等、そういう現代社会にあるさまざまな社会問題を考えるような教育を推進、そういう方向に持っていくと。あとは、19年度の目標というのは大体そのまま継続で、または内容を拡充して、来年度に向かって再設定されております。
それから、11ページをお開きいただきまして、この真ん中あたりに文化芸術の振興とありますが、これは教育委員会としては、事務が知事部局の方に移管されますので消えていくという形になります。
19年度ミッションは、あと御覧いただけたらと思いますが、協議事項2の平成20年度の目標を御覧いただきたいと思います。
1枚めくっていただきまして、目次の4つの項目は、数は変わらないんですけども、内容を協議事項1の目次と比較していただきますと、1番、「知徳体のバランスのとれた教育」はそのままにしておりまして、2番目の「学校の役割の明確化」という部分に「教育委員会の活性化」というのも上げさせてもらっております。それから、「生涯学習環境の整備」という部分も「いつでもどこでも学ぶことのできる」というフレーズもつけておりますし、最後、「家庭・地域との連携」という部分をもう少し広くとらえて、「社会全体で取り組む教育」という形で分けさせてもらっております。これは3月9日に資料配付だけで終わったんですけども、今後の教育委員会の基本計画を考えるところの基本的な方向というところも踏まえた形で、まだ確定ではないんですが、こういうのを今、頭において20年度ミッションをつくってみたらということで向かっております。
それから、1ページ目から、右側に19年度の評価・課題というのを再掲しております。左側に20年度の目標というのを上げています。新しい項目につきましては19年度の部分がありませんので、新規ということでしております。
1ページ目、先ほどありました学力向上の対策が出ておりますので、それの実施の項目が上がっておりますし、また御覧いただけたらと思います。
19年度と比較して落ちたのは先ほど言いましたものですけども、あと新規がかなり多く入ってきております。特に6ページ、「教育委員会の活性化と学校の組織・機能の充実」という部分では、「教育委員会の活動の見える化」といいますか、県教育委員会ももっと動かなきゃいけない、そういう意味でその項目を立てておりますし、市町村教育委員会への支援、それから学校の組織運営の支援・強化という部分を新たに入れ込んだりしてきております。
それからあと、項目の整理としまして、19年度までは今の場所に入っていた幼児教育の充実とか特別支援教育の充実という部分は、最初の知徳体のページ、一応学校教育という部分に入れて整理しております。
今こういう形で平成19年度の課題、成果をまとめて、20年度の目標を考えているところでございます。まだ十分には整理しきってないんですけども、また次回のときにでも再度整理したものを配らせていただきたいと思います。以上です。
(委員長)
何かお気づきのことがありましたら。まず1点、この○、×、◎は、どなたがおつけになったんですか。
(教育企画室長)
それぞれの所属長です。
(委員長)
所属長ですか、全体での議論ですか、そこを。
(教育企画室長)
今は所属長の段階でつけておりまして、今後、次回までに全体でもう一度見直して整理することにしております。
(委員長)
ぜひそれは必要です。それから、「教育委員会の活性化と学校の組織・機能の充実」で、何か教育委員会は一本立てしてもいいのかなという感じがちょっとしてたんですけど。教育委員会の中に、いわゆるこれ、教育委員も教育委員会事務局だとかあるので、もうちょっとそれを丁寧に。要は自己点検、評価しないといけないようになってきてるんで、それを筋立てした方がすっきりしないかなという気はしています。
(教育長)
学校の組織と切り離して、一本に。
(委員長)
切り離して。教育委員会としたらほかのところも全部関わるわけでしょう。ここだったら学校との兼ね合いだけという感じに思われがちだし、そうじゃなくて、教育委員会事務局の案だという見方はあるといいかなと思いますね。
(教育長)
切り離しましょう。
(委員長)
まあこれは僕の意見ですけど。わかりやすいかなと思う。それから、教育委員会というときも、いわゆる教育委員会と事務局というものの仕分けをしていただいて、自己点検に当たるというと頭がすっきりするかなと。
(教育長)
このままだと教育委員会の活性化と何かつながってしまうということですね、学校の組織・機能の充実と。
(委員長)
そのことと兼ねてみれば、活性化という言葉がいいかどうかは別ですね。今は活性化してないのかという話になってしまいますので。一層の充実とか。いわばそういう話と絡んでくるわけですね。でも、別に5つあってもいいわけでしょう。その方がすっきりしないかなと思う。
(委員)
教育委員の活動の「見える化」というのは、これは言葉としてあるんですか。おもしろいとは思うんですけど。6ページにあるんですけど。
(教育総務課長)
言葉として適切かどうかというのはあるんですけど、最近よく書物で、より顕在化させるとか、外から見えるようにという意味で、わざとこういう表現が使ってあったりしまして、一般の人が見ても意味はわかるという意味でちょっとこういう言葉にしたんですが、あんまり適当じゃないということであればもう少し考えたいというふうに思いますし。
(委員)
意味はわかるんですけども、あまりそう造語をつくることはどうかなと。もう一般的に普及しているのならばあれですし、本当にこれでいいというならば、これはちょっと議論する余地なのかと思うんですが。
(教育総務課長)
検討させてもらいます。
(委員)
キャッチフレーズみたいなのが最初に出てくるんですけどね、「自立して 社会の中で 学び続け心豊かに 生きていく人づくり」というので、毎年あるんですけども、去年は自立して「社会の中で心豊かに生きていくことのできる人づくり」と。変わったのはどこかというと、一番大きいところは「学び続け」というのが入ったんで、これは恐らく生涯学習を意識されて入れられたんだと思うんですけど。まず文章が切って読むと、自立して、社会の中で、学び続け心豊かに、生きていく人づくりと読むわけですね。何だか、「学び続け心豊かに」というのが何となく落ちつきが悪いと思いませんか、読みにくいというか。意味がちょっと変わるかもしれないけど、普通だったら「自立して社会の中で学び続け、心豊かに生きていく人づくり」となるわけだけども、ここはそうじゃなくて、「学び続け心豊か」には一つの概念としてとらえたいわけでしょう。何かぴんとこないんですけど、学び続け心豊かにというのは、どういうことでしょうか。
(教育企画室長)
ここはそれぞれ別々の意味を持っていることですので。
(委員)
ですよね。
(教育企画室長)
切っていいもとは思いますが。
(委員長)
学ぶというのは多分前回僕が言ったことを入れていただいたんだと思います。ただ、ここは切っても一向に構わないと思いますけど。
(教育企画室長)
「学び続け」と「心豊か」の間をですね。
(委員)
ちょっと読みにくいし、大体に長いんですよね。印象に残らないというか、言いにくいし。まあ、人が言わなくたっていいんです、これは。教育委員会でのミッションですから我々の方の指針であればいいんだろうと思いますけども、我々自身も何だか頭にいつも浮かべなきゃいけないんでしょうけども、出てきにくいんですよね。何かもうちょっとすぽっといかないかなと思って。人任せじゃあいけないので私も考えてみるんですが、あんまりうまくいかないんだけど、何かだらだらだらだらしてというか。それは1点ですけどね。
それで、これパンフレットになると、なぜか知らないけどわざわざ英語の訳がつけてあるわけですね、県の。こんなもの要るかなと思うけど。それで英語の訳を見ると、19年度の分なんだけども、日本語では「心豊かに生きていくことのできる人づくり」というのがミッションになってるんだけども、英語だと、「We wish to create a society centered around people who can live independently with generous hearts.」という。だから英語だと、人づくりじゃなくて、「create society」になって、社会づくりになってるんですよね。人をつくるのか社会をつくるのか、やっぱり全然違うので、社会づくりを一生懸命やりましょうというんなら、それも意味があるけども、でもそうはなってないんですね。人づくりということでミッションになるわけですね。ちっちゃいことだけど。
(次長)
教育長がいないんで、何か勝手に言うのもなんなんですけども、ミッションがちょっと、法律が変わって、今度ちょっと役割が出てきたんすが、もともとはこれ、我々自分自身の仕事は何のためにやるかというためので。
(委員)
そう、我々のためのものでしょう。
(次長)
ええ、だったんです。これは、どこかでできてるものを持ってきてもしようがないんで、みんなで議論してつくったのがこの標語だったんで、多少こなれてない、いろんな意見を継ぎはぎしたのがある。今考えているのは、来月、4月に新体制になったら、新しい幹部メンバーで一度これをたたいてみて、それぞれの課にまた持ち帰って、課内で意見交換をしてもらって、若手の職員も入って、もう一回ちょっとこの語も含めて。
(委員)
新年度ですからね。
(次長)
これを例えば議会とかに報告するというようなときには、これは物凄く詳しいので、これをまたさらにシンプルにしたもの、概要版みたいなもので出すということで、装いを新たに、教育長がいないのにこんなこと言っていいのかわかりませんけど、一度ちょっと考えたいなと今若木委員の意見を聞いて思ってます。
(教育企画室長)
英語はとりあえず海外から来たお客さん用に県の全体を説明するためにあります。
(委員)
それはあるかもしれませんけどね、でも、日本語で言ってることと、人づくりと「create a society」というような社会づくりとなったら、間違って使ってますからね。
(次長)
今、過渡期なのでこのミッションが使われてますけども、鳥取の教育というパンフレットが秋ごろつくるとしたら、多分そのころは今度、教育振興計画の素案みたいなものができて、大分固まりつつあるような時期なので、このミッションも1回出すとまた1年ずっとそれが使われますので、多少ちょっと出し方も考えていかないといけないのかななんて思ったりもしてます。そのときには英語の訳、ちょっと直さないといけないですね。
(委員)
何か変なけちつけたみたいで申しわけない。
(次長)
いえいえ。
(委員長)
特に言っておきたいところがあれば。
(教育総務課長)
今日の協議はそういうつもりですので。
(委員長)
ですよね。
(教育総務課長)
はい。我々の議論の中の反映ということで。
(教育次長)
何か鳥取県版の基本理念にかかわることですので。確かにこなれてないなということがあって、「生きていくことのできる」は、「できる」はちょっと取ろうよといって取ったんですけどね。
(委員長)
思いっきりシンプルにするか、欲張っちゃうかになっちゃいますね。
(教育次長)
でも、「自立」もやっぱり要るよなと思ってみたり、「社会の中で」というのもやっぱり必要だよなと思ってみたり、そうなると。
(委員長)
だけど、生きていくのは社会の中なんだけどね。
(教育次長)
社会は取ってもいいのかなと思ってみたり。
(次長)
それと、委員長さんがおっしゃってた◎や○の評価にも絡むんですけども、この一番頭の書き方とか分類はいろんな意見があって募ればいいんですけど、要は今度はそれを評価するときに、例えば学校訪問を1回すると目標を立てて、1回したのがそれで順調なのか、これをやってどうだったのとか、そういうどっちかというと今度評価するときの基準に使えるような何か項目立てしないといけないなというのが。
(教育総務課長)
質的な評価というのをですね。
(次長)
そういうことなんですね。数だけ書いてもあまり意味がない。
(委員長)
そうだと思うんですけど、今おっしゃったように、学校訪問は何のためにするか、そのために効果があったかということを書いとかないと。
(次長)
だから、所属長によっては1回全部こなしたから◎だとつける人もいれば、やっただけで成果は大して出てないなと思って△をつけられる所属長さんもおられる。そういうのをちょっと大きく何か議論して、物差しを多少の違いは残りますけど、やるのかなと。
(委員長)
でも、どうしても質的に向かわざるを得ないんじゃないでしょうかね、これは。
(教育次長)
その質をどう数字に置きかえるかというのが苦しいところでして。
(委員長)
難しいでしょう。
(教育次長)
はい。国の方も3月あきらめたのは、どうもそこのところがうまくいかないからみたいですけどね。やっぱりちょっとそこを考えていく必要があるなと思いますね。
(委員長)
わかりやすく言うと、東・中・西のそれぞれの局の判定の仕方が、同じことやってても○とか△というのは出てくるんで、そういう話はどうしても出てくるんですよね。少なくとも質まで行かないまでも、でも、ある基準に基づいて○、△、×をつけているというのを事務局内では統一していかないといけないと思うんですけどね。
(委員)
あと、反省のところで、19年度の3ページに、豊かな心の育成というような抽象的なことじゃあしようがないじゃないかという御指摘がありますね。これはおもしろいなと思って見たんですけど。ページの真ん中から下の右端、メディアリテラシー何とかの。「漠然とした豊かな心の育成ということではなく、こうした現実社会に目を向け、さまざまな社会問題とかかわりを考えることが必要ではないか」と。この豊かな心という、あるいは心豊かな、心豊かにとかという表現がしょっちゅう出てくるんですけども、何を意味してるのかなと思ったら、こういうことを言ってたわけなんですね。つまり、普通の教科、英語とか数学とか体育とかというんじゃなくて、こういうようなことが豊かな心の育成という中身として考えられていたのかなと今わかったような、また疑問が出たような気分でいるんですけど。確かに、心豊かにってすごく響きいいし、字面もいいんですけど、何だかよく考えたらわかんないんですよ、心豊かな子どもを育てるって。音楽会やったり博物館に連れていったりするのだと思っている人もあるでしょうし、それから、人権教育なんかやるのがそうだと思っている人もあるでしょうし、ここに書いてあるようなことは、こういうことがその中身かと、どんどん広がっていって。いつかどこかの場所で心豊かな教育ってどういうことかちょっと議論していただいてもいいかなと思って。
(委員長)
そういうことで、ついでながら言わせていただければ自立論ですよ。何をもって自立というか。当然自分のことをしてれば自立というのかという話ですよね。多分そうではない。だから、真の自立という言葉をしたらもう心豊かが入っていると思うんです。そういうことで、なかなか言葉は難しい。
(教育次長)
基本理念の制定するときにそういう改題がやっぱり必要になってくると思いますので。
(委員長)
だと思います。
(教育次長)
それをどうやっていくかということだと思いますので。
(委員長)
それをすれば、案外もっと短い文章でよくなると思いますね。ここまでにしましょうか。では次は協議事項の3お願いします。
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○協議事項3 学校に対する苦情等への対応マニュアルについて(公開)
(小中学校課長)
信頼される学校づくりに向けて、学校に対する苦情等への対応マニュアル(案)としております。少し説明が必要かと思いますが、めくっていただきまして、はじめにというところがあります。そこの文章で少し説明を詳しくしたいと思います。
「近年、学校を取り巻く環境は目まぐるしく変化しています。その変化に比例するように保護者や地域住民からの苦情、要望、意見等は年々多様化し、その数も増しています。」これが現状であるというふうに考えています。そして、真ん中から下の方ですが、いずれにしてもというところが書いてございます。この続きを読んでみたいと思いますが、「いずれにしても、学校に寄せられる苦情等には複雑で深刻なものが多く、解決のためには個人的な対応ではなく、組織的な対応をすることが今まで以上に必要となってきていることは間違いありません。そこで、学校に寄せられる苦情等に対して、それぞれの教職員がその立場に応じて適切に対応できるように、基本的な考え方や対応手順等をまとめました。」そのまとめというのがこの冊子でございます。
現時点での案でございまして、これから市町村教育委員会や学校の意見も聞きながら、よりよいものにしていきたいと考えておるところでございますので、本日はまた見ていただいて御意見をいただけたらというところでございます。
めくってみますと目次がございます。全体で14ページほどの簡単な冊子でございます。心構え、管理職の役割、苦情等への対応で(1)、(2)、(3)と、受けとめ方やポイントを示して、4番目で苦情等の予防ということをあげ、最後に参考事例を載せているというものでございます。
1ページめくっていただきますと、1ページが日常的な心構えで、チェックリストをつくっております。2ページ目は、これを見ていただいて振り返ってみましょうと。そして、2ページの下では心構えのまとめとして3点、整理をしております。それから、3ページ目は管理職の役割ということで、赤い字で4点、大切なことを示しております。それから、4ページでございますが、こちらは苦情等への対応、それぞれに心がけたい対応のポイントというのを示しておるんですが、(2)の苦情等を聴くときのポイントでは、京都府の教育委員会が同じような対応のマニュアルを出しておられまして、それをかなり参考にさせていただきまして、特にここのところは京都府のものは参考になると思います。5ページは少々理論的な内容でございますけども、タイプ別の対応基本姿勢というのを示したものであります。それから、6、7ページは4ページからの続きでございますけども、ポイントを示して、それから、8ページからは苦情の予防ということでございます。予防で大切なことはこういうことですよということを示しております。それから9ページ以降ですが、これは参考事例でありまして、実はこれは京都府のマニュアルからそのまま引用をさせていただいております。本県の事例ではございません。9、10、11、12ページまでが参考事例でございます。13ページの保護者からの苦情のタイプ、こういう分け方もありますということで10の型を示しておりますが、これは嶋﨑政男さんという方の「困った親への対応 こんなとき、どうする?」という本からの引用でございます。
最後の14ページでありますが、一番下のところに引用・参考文献というふうに載せておりますけども、今回のこのマニュアルの作成に当たりましては、他県のマニュアルとか本を参考にいたしまして、引用させていただいてつくっております。教育委員会とか出版社には一応了解を得て、ここまでのものにしております。これから5月頃を目途にして公表したいというふうに考えておるんですけども、教育長の方からは県立学校も含めたものにすることを検討していってほしいというようなことも聞いております。現時点のこの案は市町村立学校、小・中学校対象のマニュアルでございますので、県立学校も含めたものにできないだろうかというようなこと、それから、これは主に学校が、教員がどう対応したらいいかというのが中心ですけども、より幅広く、関係機関などと連携することも検討としてあるんじゃないかということで、そのあたりをどう入れ込むかということももう少し課題として残っている。そういうようなところをもう少し時間をかけていいものにしていきたいというところです。もしお気づきの点があれば御意見をいただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。
(委員長)
苦情をされる方を保護者や地域住民を前提にしているわけですよね。
(小中学校課長)
そうです、はい。
(委員長)
じゃあ、今ぱっと説明していただきながら、見ながら、勉強になるなと思って見てました。今は増えてきていますよ、間違いなく。大学でさえ増えています。モンスターペアレンツというのは大学でさえ増えてきています。実習に出さないというような話でずっと1年の成績でいったら親が出て。今までかつてなかったです。そういう実習に出さないとかどうかは2年の最後まで見て判断してもらえんかということを両親がそろって来るんですよ。だけど、それは卒業間際にやられるよりも早目に言ってもらった方がいいんじゃないかという気もするんですけど、総合的に判断してそうしましたというような話なんですけども、学長に言わせてくれと言ってきて。今までなかった例がちらちらと出だして。だから、高校なんかいっぱい出てると思いますね。
(次長)
ちょっと1点、補足でいいですか。今の委員長がおっしゃったモンスターペアレンツのことが市町村教育委員会との意見交換でも話題になって、そのときにマニュアルみたいなものがあるといいねという話でこういうのを、パンフを作ってるんですが、きっかけが小・中学校、市町村教育の関係だったので、多少中を見られると小学生、中学生向けになってるんです。
(委員長)
初めのところなんかそうですね。
(次長)
はい。それで、実は高校は県立なんで、県の機関はすべてを網羅する不当要求等対応マニュアルというのが実はもう既にありまして、職場ごとに不当要求の責任者を置いて毎年研修会を開いたりとかやっているんですが、ただ今回これを考えるときに、高校はそんなのが既にあるからいいじゃないかという意見もあるんですが、やっぱり学校現場特有の、行政機関すべてに共通する対応マニュアルはあるんだけど、学校で子どもや保護者という、ちょっと他と違う対応を求められるのは高校だって一緒じゃないかということがありますので、今のこの案を高校にもちょっと今見てもらってまして、場合によっては多少そういったような高校バージョンの部分を入れたものにするかもしれないと。
(委員長)
だから、これでいいと思いますけどね。大学でもできるかもと思って見てたもんですから。
(高等学校課長)
ただ、基本的には全く別のものではなくて、あれはほとんど重なる部分というか、高校でもですね。
(委員長)
だと思います。例えば、仕事柄保護者の前で夢の実現を目指すとか話をするんですけど、先ほどの続きで、夢の実現を目指してるっていうじゃないかと、保育士になるのが夢だったんだとか、こういう話になるんですね。要はそういう方、もちろん大多数はそうじゃないんですよ、ほんの一部だけ。だけど、今まで経験しなかった保護者の方が増えてきてるんで、多分学校現場はいくらでもいると思います。またゆっくり見させていただきたいと思います。じゃあ、協議事項は以上ですが、各委員から特に何か御発言はありますか。なければ、一応、定例教育委員会はここまでで、次回は4月10日の2時からということでしょうか。では、教育委員会としての本日の日程はこれで終了します。ありがとうございました。