議案第1号 |
教育委員会事務部局職員の任免発令規程の一部改正について |
教育総務課長 |
教育委員会事務部局職員の任免発令規程の一部改正についてお諮り致します。資料の1ページをご覧下さい。この任免発令規程といいますのは、人事とか給与の発令の形式を定めたものでありまして、具体的には異動の際出される辞令書とか、給与の通知書などが定められているものであります。このたび今まで紙で行われておりました給与関係の通知を電磁的方法、具体的にいえばメールで行うことができるようにするということで事務の簡素化の観点から行うものであります。人事の関係の辞令のほうは2ページの新旧対照表をちょっとご覧いただきますと、今回の新旧対照の改正後のところでアンダーラインが引いてあるところが新たに加わる部分ですが、そのちょっと前に「口頭による伝達をもって」という部分がありますけども、辞令のほうは一足早く簡素化を進めておりまして、平成15年から一部を除いて口頭で伝達による発令をするようになっております。それから知事部局のほうは昨年からすでにこのメールによる昇給通知というのを実施しております。教育委員会は学校現場がありますので、実施については慎重に検討をしておりましたけども、学校教職員についての実施というのはちょっとまだ難しいということがありますので、事務局のみ先行実施してやろうということで、この度改正するものです。これによって知事部局と同様の取り扱いとなるというものであります。2ページ以下には、その改正の分割のものを付けておりますが、例えば3ページをご覧頂きますと、3ページの真ん中へんに(2)がありまして、教育長以外の職員の場合という具合に書いてありますが、例えば職員として任命する際には、鳥取県・・・に任命するという具合に、辞令書の文面がですねここに定まっていると。こういったような内容の規程になっております。それから5ページ、6ページのほうには今回様式改正するものが掲載されております。特徴としましては5ページの第2号様式をご覧頂きますと、右から2番目の枠に特例額というのが入っておりますが、ご承知のように現在給与の抑制措置というのをやっておりまして、給料表の額と実際に支給される額とは実際は違っておりますので、特例額というのが実際に受け取る額ですが、これが今までは便宜的に記載をしてたのをこうやって欄を設けて記載するようにしたといったような内容でございます。以上です。 |
委員長 |
はい。何かご質問等ありましたらお願いします。 |
委員 |
他県の状況とかはわからないのですが、ちょっと何かこう偽造し易いなぁという部分が考えられるので心配な気がするんですけれども。それについては何も心配はないんですか。 |
教育総務課長 |
このメールでやるということについてですか。 |
委員 |
はい。 |
教育総務課長 |
そうですね。今実際に職員の申請関係、例えば福利厚生ですとか、いろんなことについても既にイントラネットというものを使って電子化を進めておりまして、当然パスワード等もですね、保護しておりますし。勝手に作っても、実際に辿ればそれが申請のものかどうかという確認ができますので。それだけで完全に大丈夫だとは言い切れないかもしれませんけども、実際にもう既に実績もかなりできているということだと思います。 |
委員 |
はい、分かりました。 |
委員長 |
知事部局ではそういう問題は起こってないですか。 |
教育総務課長 |
はい。聞いておりません。 |
委員長 |
よろしいですか。では議案第2号お願いします。 |
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議案第2号 |
平成20年度県立高等学校の学科改編等について |
高等学校課長 |
議案第2号は平成20年度県立高等学校の学科改編等についてでございます。これにつきましては、10月26日の教育委員会の協議事項でご討議いただいたものでございます。該当の高等学校3校でございますが、鳥取商業高校は商業科6クラス、英語科1クラス。19年度はそうなっておりますが、その英語科を募集停止すると。これは中学校の卒業生の減少、それから東部地区の2校に英語関連学科があるということで募集停止するものでございます。それから鳥取工業高校は現在の建築環境科、都市環境科の建築系と土木系の学科がございますが、それを再編成しまして建設工学科ということにしまして、その中の土木コースと建築コースでそれぞれの教育内容を継承するというものでございます。それから倉吉総合産業高校の商業学科、現在は会計システム科と情報処理システム科がございますが、この商業学科を1クラス、ビジネス科という学科にして幅広く商業分野を学ぶ、更にはコミュニケーション能力を育成するというようなことも加えまして、新しい学科とするものでございます。以上でございます。 |
委員長 |
はい。これは既に10月等に議論はしてきましたが、何かご意見ご質問ありましたらお願いします。 |
高等学校課長 |
すみません。追加しますと11月27日の常任委員会の報告を検討中であるという報告をしましたが、特にご意見はございませんでした。 |
委員長 |
はい。 |
委員 |
時代の変化に沿ったいい方向だという印象を改めて抱きました。 |
委員長 |
はい。他の委員の方よろしゅうございますか。では、このように原案通り結審したいと思います。議案の第3号お願いします。 |
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議案第3号 |
鳥取県高等学校現業職員労働組合との労働協約の一部を改訂する協約の締結について |
高等学校課長 |
議案第3号は鳥取県高等学校現業職員労働組合との労働協約の一部を改訂する協約の締結についてでございます。これにつきましては今回の労働協約の一部を改訂するものは住居手当の改訂に係るものでございます。資料に改訂前・改訂後を挙げておりますが、この11月議会の知事部局の諸手当の改訂等を盛り込んだ給与条例の改正案を提案されておりまして、昨日の11月議会の閉会日に議決をされております。この給与条例は現業職員には適用されないために、労働協約とか給与規則で規定をしてありますけども、これを改正しようとするものでございます。その給与条例は平成19年の1月1日に施行になるということでございまして、これと併せて現業職員の労働協約も19年の1月1日施行とするために本日議案として提出するものでございます。内容と致しましては住居手当が従来は新築または購入から5年までが月当たり2500円、6年目から1500円という具合に支給をされておりましたが、5年まで2500円、月当たり2500円とするものでございまして、6年目以降の支給はなしという内容でございます。以上です。 |
委員長 |
はい。ご質問等ありますでしょうか。よろしゅうございますか。では議案第3号の報告を了承します。 |
それでは報告事項に入ります。順次お願いします。報告事項のア、お願いします。 |
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報告事項ア |
教育委員会事務部局人事について |
教育総務課長 |
報告事項のア教育委員会事務部局人事についてご報告いたします。資料の下半分は専門職の部の表をご覧下さい。5名今回スポーツ・レクリエーション祭推進室のほうから異動しておりますが、上の吉田・斉木の2名は事務部局内での異動、それから矢田・淺見・伊藤の3人は学校現場へ異動ということで、今回は教員5人を異動させようとするもので12月1日付であります。先に事務系のほうが11月15日に7人ほど異動しておりまして、残るのが12月1日以降で7人になるということであります。それでこの際、斉木指導主事をスポーツセンター生涯スポーツ係長に代えます関係で、前田達雄スポーツセンター所長が生涯スポーツ係長を兼ねておりましたので、この兼務解除を併せてするということで、これは11月30日付で行うということであります。以上です。 |
委員長 |
はい。よろしいですか。じゃあ報告事項のイお願いします。 |
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報告事項イ |
第1回鳥取県教育審議会学校運営分科会の概要について |
小中学校課長 |
はい。報告事項イ第1回鳥取県教育審議会学校運営分科会の概要についてご報告いたします。第1回の学校運営分科会は11月22日に開催いたしました。審議内容としましては、鳥取県教育の課題、目指す方向性についてということと学校評価の現状と今後の取組についてであります。出されました主な意見としましては、まず鳥取県教育の課題、目指す方向性についてになりますと、これは8月1日に開催されました教育審議会に出られました委員の皆さんについては言い足りなかった点があったら補足してくださいと。それから臨時委員の方もいらっしゃいましたので、このテーマに沿って日頃から思われているようなことを検討していただいたということでございます。主な意見といたしましては、ここに挙げておりますが何点か紹介いたしますと、保護者の指導力、子育ての力の問題が課題であると。親を育成する機会が必要ではないかというような意見、あるいは校長によって学校の雰囲気が変わる、トップをいかに育てるかということが重要な問題。それから、心は家庭、学校はスキルを学ぶ、地域は子どもを見守る場、以前はそうだった、今はそのバランスが崩れているのではないかというような意見をいただいたところです。後半では学校評価の現状と今後の取組についてということでご意見をいただきました。学校評価につきましては、本分科会が審議すべきテーマの1つでございますけども、まず事務局のほうで学校評価の現状について説明をさせていただいて、その後でご助言をいただいたということでございます。学校評価につきましては、内部評価と外部評価と第3者評価という3つの内容がございますけども、将来的に今後第3者評価を進めていかなくてはいけないというところからスタートしております。例えば、上から2つ目のご意見では「本校では」って書いてありますけどそれは高等学校のことでございますが、複数の課があるもので一堂に会して評価するのは難しいと。第3者評価はなかなか難しいというような意見も出ました。 |
それから2ページ目でございますけども、2つ目のとこで評価項目も合格率とか徹底を図る等でなくより具体的にこうするということを入れてほしいとか。評価は子どものため学校を良くするためというベースをおさえておかなくてはいけない。それから一番最後のところでございますけども、学校評価と教職員評価は連動しているものか、連動したものでなければ意味がないと思われる、そういうお話しがございました。そして最後は今後の進み方について次のようにご意見いただきました。まず、2回目以降の本分科会におきましては第3者評価のあり方について事務局で原案を固めましてそれについてご意見をうかがうと。それからこの第3者評価を進めるにあたりまして、学校現場の委員が少ないということから臨時委員の増員を検討さしていただくというような話しでございました。出席いただきました委員の皆様はここに示しているとおりでございますが、上から4番目の山岸委員さんが分科会の会長、その上の真山委員さんが副会長ということでございました。以上でございます。 |
委員長 |
はい。何かご質問等ありましたらお願いします。 |
委員 |
今後のスケジュールなり到達目標みたいなものはどういうことになるんでしょうか。 |
小中学校課長 |
年が明けまして1月から2月にかけまして第2回目を予定しております。県立学校のほうは自分の県独自で第3者評価を進めていかなければいけませんので、その方向性を出していくと。それから義務教育のほうにつきましては国のほうの施行実施ということで既に第3者評価は三朝町ですけども、こちらのほうで試行的に進めておりますので、又これらを見ながら鳥取県全体の義務の小中学校の第3者評価をどう進めていくかっていうことも検討していきたいと。そういうふうに今考えております。 |
委員 |
ちょっと疑問なんですけど、内部評価をし、外部評価をしていくというところまではでき易い、第3者評価は難しいというふうなお話しがありましたが、この第3者評価の評価者の人選ですね。これは学校に100%委ねられているんですか。第3者評価の評価者の人選です。 |
教育次長 |
これについてはまだ、これからどういうふうにやっていくかということで。実際にはその学校に任せるということではないというふうに考えています。例えば高等学校であれば、同じ機械科なら機械科という形で東部・中部・西部、それを見ていかないとやっぱり第3者評価にはならないんだろうなというふうな感じでおります。それから教育再生会議のほうの動きもありますので。あれもまた、少しちょっと違うようなニュアンスの中で意見を挙げているような感じがしますね。これが政策としてどこまで入っているのか、そしたらそのへんのところもちょっとはある程度は睨んでおかないけんのかなと。というふうなことでうちのスケジュールだけでは動かないなというふうなところで、少し模様眺めのところもあるかなというようなことは、ちょっと懸念しておるところでございます。 |
委員 |
今の問題と関連すると思うんですけれども。主な意見が出ていますが、県の課題とか目指す方向性とか。それらについて出てきた話をどのようにまとめて、どんなところで反映して解決の過程をたどっていくのかなぁと思いましたが。いかがでしょうか。 |
小中学校課長 |
ここの一番最初の課題にあります方向実施性についてのご意見とかは、フリーディスカッションのような形で説明をさせていただきました。8月1日の教育審議会でお話しいただいた方については更に足りなかった点についてはどうでしょうかとそういう形で進めましたので、それら会議の結果併せてやっていくところについては反映をさせていきたいというふうには考えております。具体的なスケジュールはこれからでございます。 |
委員 |
よく審議会とかいろんなところで話す時に私も経験をしてきているんですけれど、多くの方にご意見をいただくのですが、それをどうやってまとめて解決していったらいいかっていうところが大事なところではないかなぁと思っておりますので、今後よろしくお願い致します。 |
委員長 |
他にいかがでしょうか。よろしいですか。それでは、報告事項のウをお願いします。 |
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報告事項ウ |
平成18年度末鳥取県立高等学校教職員人事異動公募制度における教職員の応募状況について |
高等学校課長 |
報告事項のウ、平成18年度末鳥取県立高等学校教職員人事異動公募制度における教職員の応募状況についてでございます。これは10月26日の教育委員会で公募実施校の決定についてご報告したところでございますが、ご覧いただきますと応募状況で、一番右側に応募人数を書いていますが、4校とも0名でございました。これには校長会等で説明し、或いは各学校で教員に周知を図っていただいたところですけども、応募者がなかった理由というのは高等学校課で考えたところですね、一つは公募実施校の求める内容といいますか人材が限定されておりまして、その対象となる教員が非常に限られる、そういう中での公募であったという事。それからもう一つは公募の論文でありますとか面接試験を受けなくてはいけないという事で、手続き上の煩雑さを敬遠されたのではないかという具合に考えております。学校のほうにも校長先生に状況といいますか、応募がなかったというような事をその理由も尋ねてみました。その中でいくつかご意見をいただいた中に、異動先の学校から求められるその内容について自分がどれだけ成果が上げられるか、そういう不安があるのではないかと。その求められる内容のレベルが高くて期待が負担になったんではないかというようなこと、それから応募するには現任校の所属長に対して応募書類を提出するようになっておりまして、そのあたりも提出しにくいというような事務的なものがあったのではないかという具合に聞いております。今後の対応ですが、この公募実施校の4校の校長先生の意向は十分考慮して年度末に人事異動作業を行いたいという事と、来年度の実施に向けましてより制度の周知を図りたいという具合に考えております。以上でございます。 |
委員長 |
何かありましたらお願いします。 |
教育長 |
全然なかったっていうのは非常に残念でね。せっかく制度を作って、学校に新しい風を入れたりしていこうと思ったんですけども。こういう結果になったので、私たちもちょっとがっかりしているんですけどね。実施校が4校だった、それからさっき話しがあったようにいろんな教科の縛りなどがあったので、そのへんのところが間口が少し少し狭かったっていうところもあるんでしょうけどね。それにしても1人とか2人とか3人とかですね、出てらっしゃるんじゃないかなぁと思って期待はしていたんです。 |
委員 |
校長先生のご意見を今聞きましたけれども、先生方のご意見っていうのはどんなふうでしょうか。 |
高等学校課長 |
直接は例えばアンケートをするとかというような方法では聞いておりませんが、校長先生が返していただくのにですね、教員の全部ではないにしてもそれは多少は掴んで報告はいただいていると思いますけど。 |
委員 |
ゼロだったっていう事の受け止めですけども、この公募の教師・教職員像を改めて読んでみますと、そう手が挙がるというものじゃないと思います。ゼロであったという事は厳粛に受け止めるとしても、今後こういう事をスタート台にしてやっていくという事でよいと思います。その先行きはこれからの工夫次第だと思います。やはり動くのは先生で、その先生がどういう動機を持ち得るかということに目配りをしていけばいいのではないか。一般論で、それぞれ自分のやりたい事をやれと言っても、私が校長の立場として考えてみても「いや、しんどいだろうなぁ。手を挙げてくれるんかなぁ」と思いますね。先生の立場で考えてみても、何かないと、手を挙げた以上は自分にかかる負担は厳しいですが、それをサポートしてもらえるような雰囲気もないし、要するに「お前、手挙げただけぇ、やってくれぇ」となって、ひとりぼっちでその学校の未知の課題部分を担っていくっていくことになるのはやっぱり、かなりしんどいんじゃないかな、と思います。そういう事が分かったという事は、しかし進歩で、必要なことが今後の工夫として、次に成されるのじゃないかなと思います。 |
教育長 |
私は、実施校がこの4校だけだったので、もっと広がってほしいと思うんです。もっと、全校ぐらいにいくようにしてほしいなと思います。それからやっぱり教員は、どっかの学校に行って、自分はこういう教育をしたいっていうような熱い熱意を持ってあたらなきゃいけないので、重荷になる部分があったとしても、情熱を持って自分の力が本当に発揮できるんだっていうところに動いて行くっていう、そういう流れはやっぱりほしいなぁと私は思うんですね。 |
委員 |
試験的な試みですから、この度はゼロだという事ですけど来年でもう少し応募があるようにしていただければなぁと思います。それとどういう像、どういう人を求めるかっていう内容はここに書いてあるんですけど、じゃあ実際どんな仕事をするのと。どんなふうに変わるのっていうのが、なんとなくこう受ける側にしたらちょっと自分がどんなふうな仕事をするのかが具体的にイメージできないような感じがするので。できたらこういう人材を集めます、そしてこういうプロジェクトというかこういう仕事をやってもらいますというのが、もう少しイメージできるような公募の仕方っていうのがあるんじゃないかなぁと思うんで、そのへんも工夫していただければなぁというふうに思っております。 |
委員長 |
これはどうなんですかね。正式に応募する前に先生方が、校長先生とかを予備的にちょっとお話しをするとか。そういう仕掛けはあるんですかね。ちょっと前もってお話しを聞きたいとかですね。 |
高等学校課長 |
それは校長からということですか。 |
委員長 |
両方。応募があればちょっと問いかけあれば話すとかいって。それを気楽に話す場を設けるとかですね。 |
高等学校課長 |
その公募実施校の校長と。面接という形ではなしに。 |
委員長 |
正式な事にする前にというような。説明会みたいなものですけど。 |
高等学校課長 |
今年度それは、やっておりません。 |
委員長 |
そういうのをちょっとやられたらどうでしょうね。いきなり応募っていう前に、なんかそういうちょっと説明をさしていただく会を設けたらですね。 |
委員 |
なにか、コーディネートするような機会があるといいんかなぁと思いますけどね。 |
教育長 |
初めからあまり硬くならずガチッとならないような、もう少し気楽な。 |
委員長 |
初めにバタっといかないで。こうね、話して。あっ、それならやってみようかとか。そういう感じっていうことってあるんじゃないでしょうか。 |
委員 |
そうですね。やっぱりそういう雑談、情報交換の中でね。信頼関係や自分も安心して、あーこれはこうだなぁって解っていってね、安心感も沸いてきますし。大切な準備段階ですしね、それはね。 |
教育長 |
ちょっと考えてみようと思っています。 |
委員長 |
じゃあ、次へいきましょうか。報告事項のエ、お願いします。 |
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報告事項エ |
平成19年度鳥取県教育委員会事務局職員[任期付職員(教育相談員)]採用候補者選考試験の実施について |
高等学校課長 |
報告事項エは平成19年度鳥取県教育委員会事務局職員[任期付職員(教育相談員)]採用候補者選考試験の実施についてでございます。 |
現在県立高校には15校にスクールカウンセラーを配置しており、これは非常勤のスクールカウンセラーでございますが、これを常勤の職員、定数ですね、1名公募するものでございます。1月1日の採用に間に合わせるために、これから募集をかけるというところでございます。その募集職種及び任用予定期間、1番のところでございますが、教育相談員(任期付職員)ということで19年4月1日から3年間の期限付で募集するものでございます。募集する採用予定者は1名。東部の教育局に置きたいと考えておりますが、東・中・西部見ますと西部は臨床心理士の有資格者が非常に多いと。東部は比較的少ないということで東部のほうから配置していきたいというふうに思います。なるべく学校に近いところということで教育局に配置をするというものでございます。業務の内容は現在非常勤のスクールカウンセラーが行っております生徒へのカウンセリング、これが主体でございまして、その他に教員研修であるとか、それからスクールカウンセラーに対する指導・助言、或いは情報交換会の設定等を行いたいと思っております。任期付きとする理由につきましては、これは定数でございますので常勤の者として期待する効果が得られるかどうかということを検証しながら、今後のことを考えていきたいという具合に思ってのことでございます。今年度1名の予定でございますが、できれば将来的には増やしていきたいというふうに考えております。この1名が配置されることによって現在15校に非常勤のスクールカウンセラーを配置しておりますが、全部で現在の計画では19校カバーできると。非常勤についてはこれから要求中でございますので、最終的にどうなるかっていうのはまだ決定はしておりませんが。4校増えた後、緑風高校と白鳳高校に多少時間数を多く配置できるというようになるのではないかと考えております。それから選考試験でございますが、臨床心理士の資格を有していてカウンセラーとしての経験がある。この2つの条件をつけておりまして50歳未満の方で。2月10日に試験をしまして、4月1日採用という計画でございます。以上でございます。 |
委員長 |
はい。何かご質問はございますか。 |
委員 |
応募がありそうですか。 |
高等学校課長 |
非常にある意味、条件が厳しいですので、どれぐらいの数ということはちょっと今現段階では分かりませんが、応募はいくらかはあると思っています。 |
委員 |
県内で。 |
高等学校課長 |
いや、それは分かりません。 |
委員 |
県内は難しいですか。人材はおりそうですか。 |
高等学校課長 |
いや、県内の可能性もあると。 |
委員 |
スクールカウンセラーの能力、力量っていうのね、はかりにくいと思うんです。やはり経験を踏まえてということでしたら、相当高い報酬で、来ていただきたいですね。やはり不登校の生徒の立ち直りに本当に切り込んで成果を上げてほしいですね。学校の教育相談の先生や他のスクールカウンセラーにも本当に頼られるような人材を得たいですね。安かろう悪かろうじゃなしにやはり今はそういうことにお金を使い、人材発掘にエネルギーを注いできちんと取り組む時だと思います。 |
委員長 |
3年経ったらどうなるんですか。 |
高等学校課長 |
その成果といいますか、それを検証しながら、その後については又検討したいと。 |
委員長 |
この方は3年でもう終わりということになるんですか。 |
高等学校課長 |
そうですね。今の募集の形態では3年間に限りということで。 |
委員 |
現在スクールカウンセラーが置かれている学校が15校ということですが、人数としては。 |
高等学校課長 |
複数校に行っておられる方もありますので、人数はもう少し少なくなります。全体ではどうか、ちょっと今手元にはございませんが。中学校にも配置をされていまして、中高兼務している方もいます。 |
委員 |
今ありましたように臨床心理士の方とか、本当に人材が適切な方っていうのがなかなかというお話しも聞きますけれど。この下に現状及び背景に書いてあるように、非常に高校の先生、中学校もでしょうけど、高校の先生は本当に悩み悩んでおられて、できるだけ全校配置みたいなことをよく出会うとお話しをされるのですが、そうした方向になるように是非お願いしたいなと思います。 |
教育長 |
公立中学校は非常勤ですけど全校配置してます。人材が足りないですよね。今、その打開策として常勤であったならばもっと得易いんではないかなぁと。もちろん県外からも来られる可能性もあるということも含めてですけど。一つの試行なんですね。 |
委員長 |
それがかなりネックではないですか。非常勤っていうのが。 |
教育長 |
そうですね。だから仕事を持っておられて、仕事との兼ね合いをうまく調整しながら学校に来てもらえるのでね、やっぱりいろいろ制約があるんですよ。やっぱり常勤になると今度はかなり自由に動けますのでね、いいんじゃないかなと。我々は2人ほしいと組織の要求はしたんですけど。さっき高等学校課長の話しがありましたように、検証してみて、本当にしっかりした人材で本当に得られるということを分かったら、増やしていくことも考えられるっていうような話しなのでとりあえず1名ってしているんです。ただ1名にしていますけど、もしかして優れた人材が来られて、優劣つけ難いみたいになった時は、もう一回その今の組織的なことについては協議を知事部局とさせてもらおうかなぁというそういう思いも持っていますので、頑張っていきたいとは思っています。 |
委員 |
教育長の気苦労もよく分かります。それでもやはりなかなかいい人材を得るっていうのはね、この条件では難しいと思いますね。 |
教育長 |
この3年間っていうところですか。 |
委員 |
はい。たくさん数を増やす方向を目指すのか、それとも本当に今、中学校に配置されている非常勤のカウンセラー方の力量を高めていく指導ができるぐらいの大物を一人鳥取県が持つということのメリットのほうを重視するのかということです。まず大物1人の方が、2名でこまめに対応するよりはいいんじゃないかという感じがするんですけどね。それでもちろん財政課との話しもあると思いますが、これからこういう専門の臨床心理士による不登校やひきこもりの生徒への対応が減っていくような世の中なのかというと、やはり益々症例が難しくなってきて普通の先生では手に負えないケースっていうのが、これからも増えていくような気がするんです。こうした専門家の位置づけを学校教育の体制の中に強くきちんと配して将来展望の下で計画的に導入を取り組むべきです。そうしたら県外からも大物が向かってくるよう、例えば再任あり再契約ありといった募集形態もあるのではないでしょうか。そうしたら、「よーし、東京でやっておるけど、鳥取でやってみるか」というような、臨床心理士養成の専門の学校を出ている人もいるかもしれませんし、採用が認められたら家族で鳥取で暮らせるんだっていうようなことが検討されるような条件設定でないと中途半端な結果になりはしないかと心配するわけです。県の都合だけで条件設定しても、無難にそういう専門家の類を配置して頑張っておりますということ以上に、県民が良かったなぁ、子どもが救われたなぁということがなかなか出来にくいじゃないかなぁと思います。そのへんのところが心配で何か思い切ったことをやったほうがいいんじゃないかな、集中投資をすると。 |
教育長 |
おっしゃるとおりです。今は国の事業として非常勤配置しています。今度は単県でやりますので、一つ新しいステップを今、踏みかけているところなんです。3年間というのが確かにおっしゃるとおりではあるんですけども、方向としてはこれが3年間で終わるのではなくて、ずっと引き継いでいくだろうという大きな見込みみたいなものが持てると思っていますので。実質的に3年間で一つ形は終わりますけど、これが広がっていくような、本当に生きた制度を拡充していくという思いでいきたいと思っています。ただ最初から、何にも検証もないまま一気に3年間の期限もなしにやって、やっていけるかどうかという。全く新しい踏み込みですので。そこはちょっと心配はしているんですよ。だけど実質的にはこれを基にして踏み台にして、常勤化するように向かっていけるような方向性は必要かなと思っています。単県として。 |
委員 |
国もスクールカウンセラーで今、いろんな実証はなされているわけですね。 |
教育長 |
さっき申しましたように、仕事を持っていてその仕事等の兼ね合いでもって今、学校のほうに来てもらってますよね。だけど今度のは全く仕事を持たずに、自由に動きながら、自由っていってもある程度の制約は勿論あるでしょうけども、いろんなところに出て行けますよね。そうしたら非常勤とは全然違う、また大きな力を持つだろうというふうなそういう見込みを持つんですけどね。そこの違いは大きな違いがあると思っていますけどね。ただ本当にさっきおっしゃったように本当に適任のですね、しっかりした方がいらっしゃるかどうかっていうことはちょっとね、見なければいけない部分もあるにはあるんですよ。 |
委員 |
それは僕は反対だと思うんですよ。そこにこだわるようですけど。鳥取県はもうとっても悩んでいじめとか不登校とか、本当に親も先生もくたくたになってると。どうして解決するのかと。このままでは解決しようがないじゃないかと。ズルズルズルズル沈んでいくようになってきているのだったら、やはり第一級の人を呼んで成果を出していくという思い切った決断をしたほうがいいと思います。 |
教育長 |
今、気持ちはそうなんですけど。県の財政的な面も非常に厳しいです。組織定数なんかも、非常に苦しい状況の中でなんとかしようとして削減できるところはしています。ただしどうしても必要なものは増やしていこうっていうことで、これもここに持ってくるのも、かなりの苦労をしながら、少し新しいステップに入っていくための、努力はしたつもりなので。それがまだちょっと不十分だねっていうふうな今お話しだと思っていますので。そのことは受け止めて。 |
委員 |
発想がね、逆の気がします。報酬の費用対効果の面とか応募者の経験の質とかで心配だからということで無難なかたちの募集をして、結果としてこの程度の人しか来なかったと。鳥取県が得られた人は、3年間やったらそこそこの成果は出たけど、いろいろと他の仕事を持ちながら転々としてもらう今のスクールカウンセラーと、そう大して変わらない成果であったということになってしまう恐れもありますね。でも、もし引き止められたなら、こういう小さい県ですからね、専門の臨床心理士のスクールカウンセラーっていうことが定着して効果が出てくるかもしれません。元々第一級の者が得られないような条件で募集してやっていくっていうのが、なんか逆だと思うんです。教育委員会が勉強して、全国を見て本当に凄みのある人だったらですね、こんなふうに子どもが家庭が、親から姿勢を正してきて立ち直ったというようなことを生み出せるようなカウンセラーがいるのだったら、それはもうお金積んで、すべきだと思うんです。それがよく考えるということなんです。今のこれは無難ですよ、確かにね。手堅いけども。でも今までの行政の安全思考のやり方のままで発想が変わってないと思いますね。今、鳥取県の子どもの悩みはそういういじめや不登校や引きこもりやということで、それは必ずしも一歩一歩着実に明るい方向に解決されていないっていうのだったら、ここ一番、そういう発想が出ても、つまり単県でいい人材を得るということで財政と話されるっていうことはできないでしょうか。 |
次長 |
まず、今の実態が、そう全国に比べて鳥取県が深刻な状態がだということでは私はないと思っております。ただスクールカウンセラーをなるたけ多くの学校に配置をしたいと思ってるんですが、先程ありました15校しか。これはその中にはまだ臨床心理士の資格がない方で、ただ教育経験があってカウンセリングの経験がある方にもお願いをして、やっとそういう人材を得ている段階でして。まずは有資格者をなんとか確保したいと。人がおられないので。そのためには非常勤でこれ以上お願いをしてもですね、県内にもおられないということがありますので、常勤の形でお願いをしたいということが一つ。それからもう一つは正規の職員でずっと採用したらということも勿論あるわけですけども、臨床心理士さんっていうのは一般には病院とかそういうところにおられて活動しておられて、学校とスクールカウンセラーとしてどういう機能を果たしておられるかというのはですね、教員と学校組織の中でどういうふうに動いていけるかとかいうようなことも少し活動をよく見てみなきゃいけないということもあって、その部分では試験的な期間を置いてみたいということでございます。ただ基本的に考えておるのはいい人であり、たぶんあるいは常勤でおられれば学校運営の中にも入っていってもらえるような形ができるだろうと。そうした業務の整理もした上で正式採用なりを3年後とかですね、そういう段階でやっていきたいという考え方を持って。教員のほうがその間に力をつけてですね、学校側が対応できますということであればいいんですけども。今の状況ではこれ以上、学校の先生方にスクールカウンセリングを業務として強化するという動きではないと思いますので。できるだけこういう方を引き続き採用していきたいというふうに思っております。それから先程ちょっとありました3年間で募集をするんですが、これ任期付きの教員の制度というのはこういう制度しかなくてですね、再雇用というやり方は又、再度試験をしなきゃいけないんですが。どうしても特殊事情があれば後2年だけは更新ができる、最長5年間までは更新できるという制度になっていますので。その中で少し様子は見えるかなぁと思っております。トップクラスの人を持って来るのは非常にやりたいところではあるんですけども、それよりもまずは学校数を増やしていくことが一つあるものですから。こうした形で一つには人を確保するという面がかなり強いということをご理 |
委員 |
分かりました。そうすると今の非常勤の形態では鳥取県内の人しか応募されず、他に生活のための仕事を持っている人がプラスαとしてスクールカウンセラーを受けていただくというのが、今のスクールカウンセラーですからね。そうじゃない専任に近い形の人を今後増やしていくための一つの試みだと。スタートとしてやってみると。それから今々それほど深刻な問題を鳥取県がたくさん抱えてこんがらがっているということでもないということで。あせらずにしていこうと。 |
次長 |
もう一つはこれは単県の制度ですけど、国の制度が非常勤ということを前提にしているので、このあたりは国のほうに改善要望しているんです。常勤でやっぱりもう学校に必要だと。こういう人が、学校なり教育委員会の中に必要だということをお願いしているんですが、まだ国のほうの制度は非常勤を前提にしています。非常勤っていうことになると他に職を持っておられて、空き時間でという形になりますから、学校運営とか生徒指導そのものにどっぷり入ってもらうということはできないと思っていますので、高校のところからそういう形で動いてみようかなぁということでございます。 |
委員 |
ちょっと今お話しの中で出たんですけど、結局常勤で教育局に配置して近くの学校を重点的に見ていかれるということですね。やっぱりさっき言われた中で、カウンセラーの方っていうのは独特の経歴と人生観と人間観持っておられますよね。それで本当に親身になって見てもらうと、学校の職員との、もの凄い価値観、人生観そのものの違いが出てきて軋轢が生じてくるんですね。それはもの凄いですよね。確かにそういう問題も検証というようなところからされていく必要はあると思います。私も非常に熱心なスクールカウンセラーを前任者がお願いしていて、それでもう本当に先生、学校、体制そのものと一人の子を救う為のカウンセラーの業務とが激突して苦しんだ経験あります。確かにそういうこともこれから検証していく必要がありますね。本気になってかかってくるとね、やはり今の時代の生徒の育ちと既存の学校制度とのギャップの問題が起こってくると思います。はい。よく分かりました。 |
委員 |
現状及び背景のところにですね。人工妊娠中絶を入れてもらったらどうかと思うんですが。いかがですか。非常に大きなこれは、鳥取県の課題であると思います。これは本当に全国一が続いているというので、県としては対応していかないといけないんだろうと思うんです。本当に大きな問題だと思いますね。 |
委員長 |
では報告事項のオ、お願いします。 |
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報告事項オ |
平成19年度鳥取県公立学校職員(船舶乗組員)採用候補者選考試験の実施について |
高等学校課長 |
報告事項のオは平成19年度鳥取県公立学校職員(船舶乗組員)採用候補者選考試験の実施についてでございます。境港総合技術高校のわかとり丸の船長以下18名の乗組員がおりますが、その中の1名が定年退職を致しますのでその補充にかかるものでございます。募集の職種は船舶乗組員の機関士でございます。受験資格は船舶職員及び小型船舶操者法の限定されます一級から三級までの海技士、各機関の免許を有する者というところで年齢は50歳未満。試験は先程の教育相談員と同じ2月10日に予定をしております。以上でございます。 |
委員長 |
何かございますでしょうか。よろしいですか。 |
それでは報告事項のカ、お願いします。 |
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報告事項カ |
平成18年度教育者表彰(文部科学大臣表彰)について |
高等学校課長 |
報告事項のカは平成18年度教育者表彰(文部科学大臣表彰)についてでございます。表彰の趣旨につきましては、学校教育の振興に関し、特に功績顕著な教育者の功労をたたえ、これを文部科学大臣が表彰するものでございます。被表彰者は鳥取市立美保小学校長中林校長、米子東高等学校長仲本校長、鳥取県立鳥取聾学校の石破校長でございます。これは既に12月1日に表彰式が終わっております。功績概要につきましてはここに掲げているところで、以上でございます。 |
委員長 |
よろしゅうございますか。それでは報告事項のキ、お願いします。 |
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報告事項キ |
第1回鳥取県教育審議会生涯学習分科会の概要について |
家庭・地域教育課長 |
第1回鳥取県教育審議会生涯学習分科会の概要についてご報告申し上げます。これは社会教育委員会議を兼ねて行いました。11月15日に県庁で行ったわけですが、まず欠席が2名ございました。環境大学の浅川教授とそれから臨時委員の井上議員、この2名が欠席で13名で会を行いました。分科会長に油野利博委員さん。それから職務代理に小谷次雄倉吉市成徳公民館長さんということで決定致しました。主な意見としましては、「スポレク鳥取2006」後の生涯スポーツのあり方については、日常的にスポーツを楽しむ為には場所と指導者がポイントであると。そしてみんなが楽しむ為には既存の施設を存分に活用できるようにしていくことが大切であるとか、住民には何でも行政がただでやってくれるという意識があるので、お金を出して健康を維持することが当たり前・大切ということを認識してほしいということ。それから団体の事務局となってくれるような地域の核となる人を育成することが必要である。それからちょっと3つ空けまして、高齢者の方の出る場づくりと普段スポーツをやらない高齢者をやる気にさせる、気軽にできるスポーツの普及も必要であると。1つおきまして、地域の子どもどう育てるかという課題があると。スポーツでは特に学校、放課後その後のスポ小ですが、勝ち負けっていうようなこと大変お聞きしているようなことがあるので、それよりも礼儀のほうを教えたいと。子どもの心を育てる。それから負ける人の論理っていうのを教える教育が欠けているのではないかというようなご意見がございました。それから2番目の地域づくり・人づくりの拠点としての公民館振興についてですが、地域づくりの拠点は公民館だけではなくて図書館の振興にも力を入れてほしいというご意見がありましたけれども、一応公民館振興についてということで後お話ししていただきました。そうしましたら、市町村の合併や指定管理者制度の導入など公民館の置かれる状況は厳しいと。主催事業の数、それから地域人材の活用、学校との連携などが大切であるということとか。それから教育という視点で公民館活動を行うためには人が来ようと来まいと地区の必要課題を扱っていかなければならないというようなこと。それから2の最後のほうですが、地区公民館が地域そのものであると。学校見守り隊を作ろうと思っても学校とかPTAではなかなか作れない。公民館が学校と地域の方とを結んでくれた。公民館なしには学校教育を進める |
1番の「スポレク鳥取2006」後の生涯スポーツのあり方につきましては、生涯スポーツ推進協議会と連携しながら審議を進めていく予定です。それから2番目の地域づくり・人づくりの拠点としての公民館振興については、この2ケ年と思って提言という形でまとめていきたいということでございます。次は2月頃開催を予定しております。以上でございます。 |
委員長 |
はい。ご質問ご意見ありましたらお願いします |
委員 |
3番目の課題と目指す方向についての終わりから5番目のところにですね、読書や食育も必要だが、まずは強い心を持った子どもをどう育てるかが大事っていうことについては、他のこれには書いてないお話もあったかと思うのですが、例えばここでこのお話で終わっては捉え方が私は違うと思って、例えばこれ1つ例として、こういった時に議論はなされているのでしょうか。それともこれはこの人の意見だよと言って進んでいくのでしょうか。 |
家庭・地域教育課長 |
今回はたくさんご意見をいただいたと、思いを出していただきましたので、またこれをまとめたものをお送りさしていただきますので、また今度の機会にこういうことについて深めていきたいと思っております。 |
委員 |
そうですか、是非そのように。強い心をじゃあどのようにして作るのかっていったところが入っていかないと会の効果が上がっていかないと思います。 |
委員長 |
他にいかがでしょうか。よろしいでしょうか。 |
では報告事項のク、お願いします。 |
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報告事項ク |
平成18年度社会教育功労者表彰について |
家庭・地域教育課長 |
平成18年度社会教育功労者表彰についてご報告申し上げます。これは文部科学大臣表彰でございます。2名ございました。岡田昌孫さん、この方は学校と地域の連携を促進して社会教育の振興に貢献ということで、自治公民館を社会教育実践拠点とするモデル部落公民館指定事業などに取り組まれまして、公民館を拠点とした町づくり、人づくりの基盤を確立されました。それから水野聖子さんですが、これは30年以上にわたりまして、ガールスカウト日本連盟鳥取県協議会及び鳥取県支部の要職につかれまして、昭和48年のガールスカウト日本連盟鳥取県協議会設立、それから平成3年のガールスカウト日本連盟鳥取支部設立に貢献されました。以上でございます。 |
委員長 |
はい。よろしゅうございますか。 |
それでは報告事項のケ、お願いします。 |
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報告事項ケ |
「不登校・引きこもりの子どもたちの自立を支える地域づくりフォーラム」の開催結果について |
家庭・地域教育課長 |
「不登校・引きこもりの子どもたちの自立を支える地域づくりフォーラム」の開催結果についてご報告申し上げます。12月9日に倉吉体育文化会館でフォーラムを開催いたしました。実践発表を2つ、それからパネルディスカッションを行っていただきました。 |
実践発表では、不登校・引きこもり青少年を支援する会、八頭町のほうですけれども、居場所型の活動を発表していただきました。これは「あなたのままでいい」と全てを受け止めてもらえる安心な場、仲間の居る場ということで、ポニーの乗馬、それから集団宿泊生活、それから青年スタッフ、この3つの柱で事業を展開していただきました。その実践発表でございました。 |
それからもう1つは、佐賀県のほうからNPOスチューデント・サポート・フェイスの代表の谷口さんにおいでいただきまして実践発表をいただいたのですが、この団体は居場所型ではなくて訪問型支援ということで各家庭に訪問して行ってサポートするということなんですが、120名を抱えているという大きな団体でございます。この訪問型支援によりまして、9割以上の子どもたちが学校復帰、社会復帰など何らかの改善をしたということです。大変たくさんの職業人のネットワークも構築しておられまして、不登校、ニートの就労支援も行っていらっしゃるということです。 |
そのあとパネルディスカッションでしたけれども、特に佐賀県の谷口さんのほうから学校にもNPOにも何処にも相談に来ない不登校の子どもたちとか、その保護者を一歩踏み出させるためには、まずはもう成果を上げなきゃならないと。そしてその成果をしっかりとPRする。そのことで信頼が得られて、そういう保護者の方、子どもたちがその一歩を踏み出すその相談活動につながることができるんだということでした。そしてそういうことになれば行政の信頼も得られるし、協働することができるということ。それから「学校ができること、できないこと」「NPOができること、できないこと」があるので、それを明確にさせて、相互を補完し合って、全ての子どもたちを支えるシステムづくりをすることが大切であるということでした。このパネリストさんとか事務局職員を除いて、82名の参加がございました。その中には学校の教職員が6名参加しておられたのが、これが良かったかなぁというふうに思っております。それから配布資料の中に、鳥取県のこういう団体、NPOを紹介したもの等も全部入れさせていただきましたので、大変PRになったかなぁと思っております。成果としましては家庭においていろいろ抱え込まないで専門機関とか支援団体に相談。それから地域全体でその子のあるがままを受け入れて、支えていくことが必要であることをみんなで再認識できたんじゃないかなぁということとか。それから各団体の地道な活動を多くの方に知っていただくよい機会となったと思います。参加された方の感想ですけれども、烏取にこんなにたくさんの引きこもりの課題とか不登校の課題に取り組む頼もしい団体が多くあるっていうことを知って大変心強く思ったっていうこと。それからもっともっとこういう団体のPRをこういう限られた機会だけではなくて、たくさんPRしてほしいというようなご意見。それから実際にこの鳥取県にも佐賀県のような活動をすぐにでも取り入れ立ち上げてほしいというご感想。それからこのパネルディスカッションの中でですね、実際に不登校だった経験のある人がその想いを発表してくれたんです。またその子どもさんたちはNPOに関わっているっていうことが分かったわけなんですが、それがとっても嬉しかったという感想もございました。それからこういうのに関わっていらっしゃる方々のさらにステップアップした研修をしていく必要があるのではないか、力量を備えていただく必要があるのでは |
委員長 |
何かありますでしょうか。先程ありましたように佐賀県のここは随分印象に残りました。ここの話しの中でこういう対応っていうのは3段、段階方式が必要ではないかというので、在宅ゆえにどう関わるかということ。そこから今度小集団になって、それから学校・地域という。こう段階があるというお話しだったんですけども。鳥取県の多くのNPOはその2段階目の小集団の活動だと思うんですね。或いはここへ来るまでがどうするんだろうという話しが大きなポイントであって、その時に先程もありましたが家庭とか在宅の話しになる時に、NPOだけでは関われないということで学校との関わりとか行政との関わり。佐賀県の場合はNPOが学識の方が随分入っていて、実力をつけることによって学校とか行政に認知を得てネットワークを組んでいったという。こういうようなお話しがあったかと思うんです。やっぱり一番初めの家庭にどう関わるかっていうのはやっぱり鳥取県に考えていかないといけないのかなぁと。それから学校とこういう様々な活動をしているところがどうネットワークを組むのかっていうのが、かなり大きなポイントかなぁという印象を受けました。 |
委員 |
佐賀県は私、今まで全然そんなことを聞いた事がなかったのですが、進んでいるのですね。 |
委員長 |
物凄くなんかエネルギッシュな方々でしたですね。まだ若い方でしたけど。 |
家庭・地域教育課長 |
ご自分も不登校経験者だというふうにおっしゃっていました。 |
委員長 |
次、いきましょうか。報告事項のコです。 |
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報告事項コ |
第50回鳥取県美術展覧会の開催結果について |
博物館長 |
第50回鳥取県美術展覧会の開催結果についてご報告致します。表が出ておりますが、9月から11月にかけて県内の4会場でこのように開催しました。結果、トータルで8,160名の方が来場されました。昨年より少し減っておりますが、ほぼ同数の来場がありました。 |
アンケート結果に書いております来場された方、約500名の方からのアンケート結果もまとめておりまして。気になる意見のところですけども、概ね良い評価をいただいたかなとこういうふうに思ってますけども。下のほうに実は今回第50回ということで県展大きな改正を行ないました。初めから終わりまでずっと審査を一貫して県内審査員と県外審査員の合同審査を導入致しまして、初めから終わりまで合同チームが審査チームが県展賞とか大賞・準大賞なんかを選んでいくというように切り替えました。今までは県内の審査員さんは受賞作品の候補作品だけを選んでおいて、後はバトンタッチして県外の審査員さんが大賞・準大賞を選んだり県展賞を選んだり、そういうことでしたけども、最初から最後まで合同チームが関わっていくというやり方にしました。こういう合同審査が良いという評価が多かったです。 |
それから併せて得点の開示をやりました。貴方の作品は何点でしたということまで今回やりまして、約120名ぐらいの方が開示請求してきましたけども。これについても特にトラブルもなし、審査が公平、開示される事は良いというところに書いてありますように良い評価だったと思います。 |
それから書道なんか特に詰めて展示しておりましたけども、少し余裕を持たせて展示をしましたので見やすくなったというようなことも。それに併せて各8分野で展示する率、入選率がバラついておりましたので統一しまして、公平な入選率を取ったということも良かったと思っています。 |
悪いほうです。無鑑査作家の作品が多すぎるというのがあると思いますが、無鑑査作家になると作品は全て展示を致しますが、この比率があって一般の方の作品が少し、枠がその分減りますので多すぎるんじゃないかという意見もあります。反対意見もございます。そういうふうな意見が複数あったということでございます。 |
あと、日南町は今回ちょっと来場者が少なかったんですけど、やはりでもここに書いてありますように、日南町で開催されることは大変ありがたいと。遠隔地なので非常に助かりますという意見もあるので、やはり続けていくべきかなというふうに思っております。 |
それから次のページにちょっと開幕式の写真を付けておりますが、一番上がオープニングアクトで「鳥取市少年少女合唱団」の方の合唱でオープニングをしたわけですが、左側のほうに大型プロジェクターがちょっと見えていると思いますが、ここで文化課に大変お世話になりまして、50回の県展ですので50年の歴史、半世紀の歴史をここで分かりやすく紹介していただきました。非常に好評でして、いいものを作っていただいたなぁと思っていますけど。ここで来場者の皆さんに県展の歴史をずっと紹介させていただいたということがあります。 |
下がテープカットですが、3ページに参考までに県展の一般の応募者数。先程の無鑑査の方は除いた一般応募の点数と、それから4つの会場に来られた総入場者数、これをちょっと書いておきました。以前の教育委員会で県展は減少傾向にありますとご紹介致しましたが、今回も少し前年より減りましたので何とか上昇に反転をさせたかったんですけどもちょっと力が及ばずで、少しやはり減少傾向が続いているということでございます。前回も申し上げましたけど他県でもこのような減少傾向が続いておりますが、やはり何とかこの県展に出品することが励みになるというような工夫をしたり、登竜門になるようにして、出していく方の数も確保していきたいし、見に来られる方の数も増やしていくような工夫をこちらも続けていきたいなと思ってます。以上です。 |
委員長 |
はい。何かご意見ご質問はありますでしょうか。 |
それでは報告事項は以上ですね。じゃあ報告事項はこれで終わります。 |
続いて3番目の協議事項ということで、協議事項のいじめ対策指針について。 |
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協議事項1 |
いじめ対策指針について |
高等学校課長 |
最近いじめのことが毎日報道されておりまして、一つの対応ということで。実は平成9年に教師のためにいじめハンドブックQ&Aというのが作られております。これは10年経過しているということや、それから新たにネットいじめとかそういったものを入れていきたいと思いますので、新しいいじめ対策指針を作ろうとしているところでございます。今お配りしているものは関係各課で材料を集めて、それに各種修正をしていると。現在も検討中のものでございます。これを今度22日にいじめ問題に関する意見交換会という。関係機関、例えば法務局とか児相とか県警の少年課とか、そういう関係機関で情報交換会を行ないますので、その時にも関係者の皆さんに見ていただいてより良いものを作りたいと考えているところです。 |
内容でございますが、項目だけご説明させていただきますと。1ページから「いじめとは」ということで、これはいじめの定義なり基本認識なりというのを3ページまで挙げております。 |
それから4ページからは「いじめ発見のポイント」として、これは学校とか家庭におけるチェックリストというような感じのものを入れております。 |
それから7ページからですが、これは「いじめの問題の指導モデルと留意事項」ということで、実際に学校で発生した場合にその指導の流れと、それからその時々に気をつけてもらうこと。というのをポイントという格好で挙げております。その7ページの色分けをしている部分は情報収集なり事実確認なり、或いは保護者の対応というようなことで重要なポイントと対応するように色分けをして。流れの中でおさえていただくことというようなことを挙げているところです。 |
それから8ページからは「いじめに対する指導の具体的な進め方」という具合にしておりまして、事例を基にしてそれぞれの場面で留意事項を加えてありまして、教育運用モデルというような形のものにしたものです。例えばその事例1の①のところでいじめの訴えがこういうのがありましたということで、その背景にはこういうところに気をつけて対応して下さいというようなことが書いてあります。 |
それからずっと続きまして、16ページですがこれは先程申し上げましたが「ネットいじめの対応」ということで、仮にメールとか携帯電話でいろんな噂が飛び交ったりとか、直接攻撃がなされたりというようなケースがあると思いますが、それに対応するという部分でございます。 |
それから18ページをご覧いただきますと、(6)のところに「チェーンメールの扱いに困ったら」ということで、これは友だちに回したりせずに、メール相談センターというところに最後は送ってきりをつけるというようなこともできると。 |
次の19ページですが、「いじめのない学級づくりを目指す指導モデル」ということで、直接個別のいじめへの対応だけでなくて学級づくりというようなところにも言及していると。 |
それから20ページの「いじめ問題取り組みに関するチェックポイント」ですが、これは学校と教育委員会において自らの取り組みをチェックしていただくと。そういう視点を掲げたものでございます。 |
それから22ページ以降でございますが、これは小・中・高校の事例をいくつか挙げております。もう1つぐらい追加をする予定です。 |
それから一番最後の30ページですが、これは「いじめ等についての相談窓口」ということで。もう既に学校に配布されているものですけども、これもこの中に入れておきたいと考えております。いろんなご意見を伺いたいと思っております。以上でございます。 |
委員長 |
これは学校現場や教育委員会の指針ということですか。 |
高等学校課長 |
そうです。教育現場での。 |
委員長 |
今後これはどういう形で内容を固めていかれるんですかね。日程的には。 |
高等学校課長 |
先程申し上げましたが、この22日にですね。関係機関の方との連絡会がありますのでそこで違う目でも見ていただいて、追加するものがあれば追加したいと思います。あと事務局の内部でももう少し文言の修正、微調整ですが、それが完成しましたら学校のほうに送りたいと思っております。ですから、22日の意見交換会で意見がもしあれば、それを最終的にまとめて完成にしたいと思っております。 |
委員長 |
各委員の意見はどうしましょうか。じっくり読んで伝えるようにしましょうか。 |
高等学校課長 |
そうですね。 |
委員 |
ちょっと私の感じた事ですが。学校現場を思い起こすと、今、いじめ問題が熱いのでね。完成品を送るよりは「もうここまでは間違いない」というものをとにかく現場に使えるとこは使って下さいと。部内用としてと。そして読んでもらったり使ってもらったりして「うちにはこんな問題があるんですけど、全然一番難しいケースが出てないなぁ」というようなのがね、あればそれもこれからは吸い上げていくのです。とにかく役に立つものを素早く。しかも完成品というのは、かえって僕は用がないと思うんです。こういうものはもう基本部分は完成しましたから、とにかく使って下さいというのが必要だと思います。そして現場で使ってみて言いたい事は聞かせて下さいということでいくという活用がいいんじゃないかなぁと思いますけども。 |
教育長 |
ただ、これはひとつのこれからの基本的な方針になりますので。やっぱり本当にこれは客観的に見て、こういう指導法がいいのかどうかっていうようなことは、一応関係者だけではしっかり見ていきたいし、それから皆さん方もですね、少し幅の広い視点から見ていただいて。やっぱり急ぎますけども。送った後に又この完成品が出てきて、「どっちが、どっちだいや」っていう話しになってもいけないので。 |
委員 |
いやそのとおりです。ただ、体裁としての完成品じゃなくてもいいということです。今ここまで作っているので「使って下さい。それからこういうのを入れてほしいというのはあったら出して下さい」という。現場も権威を持ってね、いじめ問題については当事者ですからね。専門家の検討委員会以上にやはり悩んだ先生方もおられると思うんです。そういう声を今後も反映したほうが親しみやすく使いやすいようになるんじゃないか、みんなで作り上げたほうがいいんじゃないかという思いです。 |
教育長 |
これを示して。 |
委員 |
はい。 |
教育長 |
意見をもらうということですか。 |
委員 |
はい。 |
教育長 |
そうですか。それはいいと思いますよね。 |
委員長 |
それでも先程の22日にとりあえずそこで示したいっていう話しだったですね。それがひとつですね。それから事務局でもう一回見直したいという話しがありましたね、微調整。それはいつ頃ですか? |
高等学校課長 |
今、ずっとほとんど毎日のように書き換えをしておりまして。事前に委員さんにお送りすることがそれでできなかったんですけども。一応目標はその22日に併せて、並行して今やっているところでして。できれば早い年内とかですね、思うんですけども。 |
委員長 |
委員の方にとりあえず読んでいただいてチェックしていただいて、ちょっとそのタイムリミットを設定したいという意味です。 |
教育次長 |
休み明け25日くらいで何とか。うちも年内にという思いがありますので。 |
委員長 |
じゃあ、各委員の方。12月の25日になりますかね。そこに教育委員会のほうで、ということで。お気づきの点があればということで。 |
委員 |
いじめ問題が起きるといつも私は思いますのは、この終わりのほうに書いてある19ページに書いてありますけど「いじめのない学級づくり」ってありますが、どんな学級経営をしているのかなぁとまず思うんです。学級づくりができて初めて授業も成立しますし、もちろん仲間づくりもできると思うのですけれども。その対策の指針を出す時に「いじめ始めにありき」、指針だからそうかなと思ったりもしますけれど。一番大事なのはどう子ども一人一人を大切にした学級経営がなされるかだと思っているのですが。そこが19ページにありますようなことが、協調されるような組み方っていうものが必要じゃないかと思っています。子どもたちのいじめの問題は今、水面下でということをよく聞きます。私が学級を持っていた時代とは全く違ってきておりますけれども、子ども一人一人をどう担任が見きることができるかによって、担任が小さな子どものいさかいみたいなこと、今言われているようないじめにまで発展をしないけれども、いじめに近いようなことまでも見抜ける力が担任は持っていると思うんです。ただどのような方法を実際に使っているかっていうことが問題だなぁと思っています。ですから今はいじめが本当に始まりで、担任がよく見抜けないで何かが起きてから慌てたりすることが多いと思うのですが、担任も早めに見抜けるような力をまずは持たなければならないと常日頃思っています。 |
委員 |
背景にあることで、同感ですが、担任が見抜ける、更に特に中学校段階になるとその以前の問題を耳にします。担任がもう怖くて見ようとしていないと。私はそういう自分の教え子も含めて、そういう気持ちや姿をある意味正視することから始めねばと思います。もう本当にクラス経営からして自分が命懸けて取り組んでいかないといけない。それはもうとってもえらくてできないと。乱暴な口利くは、反抗するはで正面からやっとったらエネルギー全部取られると。担任のほうがある程度逃げて行かざるを得ないような状況というのが、かなりあるんじゃないかなぁと思います。そういうことを先生、学校、保護者が協力して、改善した上で、今おっしゃった、学級づくりをきちんとしなければ、いじめが起きてから手当てしたってもう収拾がつかない。更に専門家がきちっと助言して担任が現状に打ち勝って向かい合っていくっていう、それでも起きた場合に対してさらに、大きな輪の協力が得られて対応するっていうのでないと本当に解決は難しいだろうなぁ。本当に子どもは安心して自分のクラスにとけ込むというこう雰囲気にね、全ての鳥取県のクラスがなるということがね、先生の気迫ということもあると思うんですが、大きな教育問題だと思います。どのクラスにも本物の学級づくり浸透させるという意味で委員と同じ考えを持ちました。 |
委員 |
私も全然ちょっと違う視点からなんですけども。今のやっぱり19ページを見ていると思うんですけれども、すごく外国の研究がこの中で応用されたものをこの日本の中に適用しようとしているっていう感じがするんですけれども。今、例えば鳥取県の場合、特に智頭なんかの場合、6校存続っていう形で非常に少ない学級。2人しかいないとか3人しかいないとか、学年で。一つの学校に20何人しかいないとかいうとこが出てきていますけど。子ども達がそういう小さい集団でもうそこしか社会がないから、その小さい集団の中でも序列みたいなものがあって、もうそこから抜け出ることができないんだっていうような子どもにはそういう印象しかないと思うんです。これが、都会に出ていくとか大人になって又違う社会に入るとか、そういうようなことがあって世界が開けると、自分自身を大きく自分自身のありのままであって大きく開いても人と仲良くできるのに、その小さい集団の中でどうしても仲良くしなきゃいけないんだ、いじめられてはいけないんだ、いじめてはいけないんだということばっかりに協調されていくと、もうますます抜け出ることができなくなる。ちょっと言う意味が分かっていただけるでしょうか。というそういう鳥取県の場合は、そういう小さい集団がたくさんある。もう何かタコツボに入り込んだようなところばっかりがあって、そこの中でタコツボの中で仲良くしてなきゃいけませんよ。仲良くしなきゃいけませんよということばっかりを協調するということが果たして本当に解決になるかどうかっていうこともちょっと問題かなって。ちょっと視点が違うかもしれませんが。 |
委員 |
新鮮な感覚です。テレビとかでたまたま見てて「あー、こんなに小規模で小学校からずーっと6人でずーっと卒業するまで一緒ならいじめなんか起こらないわなぁ」って言って家で話し、「これだったらみんなが、全体のために一役買わないといけないのではないか、先生も一員に加わって。」そういう印象で見たんですけどね。だけども。 |
委員 |
それは違うと思うんです。 |
委員 |
委員さんは、それ違うということですね。 |
委員 |
それ現実には違うと思います。そこにはそこの問題がある。 |
委員 |
そこにはそこの問題がやっぱりあると。序列なりね、屈折したもので絶対発散できないものを一生抱えて、社会に出てていかなければいけないとね。 |
委員 |
だからそれをどう解決するかというのが、その一つの方法で全部当てはまることができるかどうか。特にこれちょっと文章を読んでいただけでも、外国の手法が取り入れられてるっていうことが分かるわけですが。ちょっとそういう懸念を持ちました。 |
教育次長 |
QU調査の中でね、今、委員さんがおっしゃったことなんですけども。これはQU調査をやっておられる河村先生に、この間鳥取で話しをしてもらったんですけども。日本の中で特にいわゆる田舎型ですね、日本海近辺というのは調査の結果が、だいたい承認されている、認められているっていうこういう横なりのグラフになるということをおっしゃるんですね。それが固定化された形の中で入ってきてその中ではとりあえずはいいのだけれども、それがいったん大きな集団になってきて中学校型になってくると、それで又これが起こってくるということがあると。ですから中で本当で自立しているのかと。一見仲の良い、しかし中には我慢をしながらずっとやってきてというのがあると。 |
委員 |
幼い頃から序列が決まったまま。 |
教育次長 |
そういったところをやっぱり考えていく必要があるのじゃないかなぁと。 |
教育センター所長 |
関連して、八頭町が船岡、郡家、八東が合併になっておるんですね。町がこのテストを全部取り入れまして、小学校・中学校に今研究をやってます。何かそのようなのが出てくるんのかなというようなことを、町が一生懸命調べています。八頭町も結構小さい集団がありますし、そういうような中で中学校も併せて、今取り入れてやっております。今年は取り入れ出しましたので、ちょっと又結果が出るかなぁと。 |
教育次長 |
今の大事な視点だなぁと思いますし、それからQU調査も智頭農林のほうもこれから取り入れてですね。小集団、これはずっと長年の積み重ねは日本独自でやってきたものがありますので、こういったものも今やっぱりコミュニケーション、繋がりづくりということが大事だと。委員さんがおっしゃいましたけども、やはり日頃の授業の中での人間の関係づくり、これが大事だということだと思います。 |
次長 |
ただこの指針ですけども、前回ここで緊急提言もしていただいたように。根本の学級経営の問題とかですね、それから子どもの育ち方の問題とかいうのは、もちろん議論はしなきゃいけないです。これはやはりいじめについて教員が、学校関係者が一応目を通して、感覚を見つけておいたり、それから何か問題が起きた時にちょっと見返してみるという為のものということで。特化したものを作っていきませんと又根本論に戻っていくとね、それはもう大前提はやっぱり教育がどこかで歪んできたっていう話しになるわけで。そういう類のものということで。参考としてはよその県のものだとか警察庁が出したものだとか、そういうものを駆使して引っ張って構成してもらっていますので、そういう視点でご覧いただければなぁと思っております。 |
委員長 |
僕もそのように理解したいと思いますので。とりあえず、まず第一歩を出して。勿論これ一本で全部のフォローができるわけではないので、だけどもとりあえず緊急的に出す必要があるっていうので。先程ありましたように最終的には25日ですが、できれば22日までに意見があれば出すということで出して下さいということです。ただあんまり抜本的な改正はちょっと無理みたいです。そこら辺は踏まえた形でご検討をお願いします。 |
教育長 |
1ページのいじめとはっていうところに、文部科学省の定義が書いてありますがね。こんなもので定義されて、本当にいじめが抑えられるかっていう話しでね。ちょっとね、ここが気になるんです。 |
委員 |
弱い者に対して一方的にじゃなくって、強い者に対してもいじめは起きるんですよね。そういうことも。 |
教育長 |
文科省の定義じゃないと、いじめとは我々は考えないみたいなところがですね、逆に誤解されるといけないところも少しあって。あくまでも文科省の一つの定義ですよ。ただこれには収まらないいじめもたくさんありますから、それについてはきちんとそれぞれ認識をして対応する必要がありますよっていうそういうふうな想いもいるかなぁとちょっと今、思ってますんで。少し手を加えたいと思います。 |
委員長 |
じゃあ、これはとりあえずそういうことで、結論にしたいと思います。そうしますとその他、何かございますか。では、教育委員会としてはこれで終わらせていただきます。 |