(1)議案
【議案第1号】 非公開
鳥取県教育審議会の委員について
【議案第2号】 非公開
県立特別支援学校教職員の懲戒処分について
【議案第3号】 非公開 ≪資料 PDF≫
鳥取県立図書館協議会委員の任命について
【議案第4号】 公開 ≪資料 PDF≫
平成21年度鳥取県立高等学校募集生徒数について
【議案第5号】 公開 ≪資料 PDF≫
鳥取県立学校管理規則の一部改正について
【議案第6号】 公開 ≪資料 PDF≫
鳥取県における公民館振興策について
【議案第7号】 公開 ≪資料 PDF≫
鳥取県育英奨学資金貸与規則の一部改正について
【議案第8号】 公開 ≪資料 PDF≫
鳥取県文化財保護審議会への諮問について
(2)報告事項
【報告事項ア】 公開 ≪資料 PDF≫
教育委員会事務部局人事について
【報告事項イ】 公開 ≪資料 PDF≫
第5回鳥取県教育審議会の概要について
【報告事項ウ】 公開 ≪資料 PDF≫
韓国江原道教育庁との交流の中断について
【報告事項エ】 公開 ≪資料 PDF≫
教員採用の在り方に関する点検結果について
【報告事項オ】 公開 ≪資料 PDF≫
公立学校教職員人事について
【報告事項カ】 公開 ≪資料 PDF≫
エキスパート教員試行認定について
【報告事項キ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成19年度全国小中学校不登校児童生徒の状況について
【報告事項ク】 公開 ≪資料 PDF≫
鳥取県における今後の特別支援教育に関するパブリックコメント実施結果について
【報告事項ケ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成21年度鳥取県立高等学校入学者選抜検査内容及び推薦入学者選抜募集人員について
【報告事項コ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成20年度第2回教育審議会生涯学習分科会兼社会教育委員会議の概要について
【報告事項サ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成20年度優良PTA文部科学大臣表彰について
【報告事項シ】 公開 ≪資料 PDF≫
PTA活動振興功労者表彰(高等学校分)について
【報告事項ス】 公開 ≪資料 PDF≫
家庭教育推進協力企業との協定締結等について
【報告事項セ】 公開 ≪資料 PDF≫
博物館のホームページ一新と「学校のための博物館利用ガイド」新設について
【報告事項ソ】 公開 ≪資料 PDF≫
韓国江原道との生涯スポーツ交流事業について
※非公開の議案等につきましては、会議録は公開されません。
1.開会
(委員長)
8月の定例教育委員会を始めます。よろしくお願いします。それでは、はじめに教育総務課長から日程説明をお願いします。
2.日程説明
それでは、お手元の日程を御覧頂きたいと思います。本日は教育長の一般報告、それから続きまして議案が第1号、鳥取県教育審議会の委員について、他7件。それから報告事項が、ア教育委員会事務部局人事について、他14件であります。以上であります。
(委員長)
それでは、教育長から一般報告をお願いします。
3.一般報告
一般報告いたします。先週、臨時に教育委員会がありました後ですし、盆が間に入っていましたのでほとんどありません。1つだけです。 8月12日、「鳥取県の次世代を担う学生議会」というのがありました。県内の大学とか高校とか特別支援学校の学生、生徒14名が質問をして、さらに別の学生、生徒さんたちが答弁するという形で、学生だけで質問、答弁するという形です。去年は質問は学生がされて、知事とか私とかが答弁したのですけれど、今年は学生同士でやり取りをいたしました。若者の雇用の問題とか、障害のある方の就労自立の問題とか、少子化対策とか防災対策とか、いろんな良い質問と答弁が出ました。その後で知事と副知事と私とで少しコメントをさせて頂きました。若い人たちのすごく勉強をしている様子が見えるような良い学生議会だったと思います。以上です。
(委員長)
学力調査結果については、ありませんでしたか。
(教育長)
それについては全然なかったです。
(委員)
私はテレビで見させてもらいましたけれども、参加された学生はどのようにして選ばれたのですか。
(教育長)
これは議会事務局の募集に応募された方ですね。
(委員)
応募ですか。
(教育長)
だいたい質問と答弁とがちょうど良い割合になりました。特に私が特徴的だったのは、特別支援学校の生徒たちがたくさん出てきて質問や答弁をしたのですよ。それがとっても良かったなと思いました。よく勉強していました。
(委員)
どういった内容ですか。
(教育長)
さっき言ったように、障害のある子は、自分たちが本当に力を付けて社会に出ていく時に、学校の教育のあり方はどうするのだという質問です。だから、効率的なもので、もっと専門家を学校に呼んでもらってそこで勉強をしたいというような質問も入っていました。ケーブルテレビでやっていましたので、御覧になった方もあるかもしれません。
(委員長)
それでは、議事に入りますけれども、本日の署名委員は堀田委員と若木委員です。それから議案の第1号から第3号については、人事について案件ですので非公開にしたいと思いますが、いかがでしょうか。では、そのようにさせて頂きます。では、よろしいでしょうか。では議案の第1号お願いします。
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4.会議録
○議案第1号 鳥取県教育審議会の委員について(非公開)
○議案第2号 県立特別支援学校教職員の懲戒処分について(非公開)
○議案第3号 鳥取県立図書館協議会委員の任命について(非公開)
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○議案第4号 平成21年度鳥取県立高等学校募集生徒数について(公開)
(高等学校課長)
議案第4号は、平成21年度鳥取県立高等学校募集生徒数についてでございます。募集生徒数につきましては6月19日の教育委員会で、平成21年度の県立高等学校の学科改編等について決定をされまして、それを反映して定めたものでございます。おはぐり頂きまして1ページ、ここに全体の募集生徒数が載せてありますが、今回、変更になったのは2ページの後に資料の上の方に挙げておりますところでございます。4校、鳥取西、岩美、鳥取中央育英、米子南、それぞれコース廃止し普通科にするとか、あるいは学級減をするというような変更でございます。以上です。
(委員長)
御質問、御意見、ございましたらお願いします。
(委員)
2ページの真ん中の2という所、定時制課程なのですけれども、米東の定時制普通科で、定員が30人となっていますね。これはどうして30人ですか。いないということですか。
(高等学校課長)
そうです。もともと米東は夜間定時制がございまして、白鳳に昼間定時制を作りましたので、米東は夜間定時制だけです。生徒の動向を見て30人という設定にしました。
(委員)
もともとこの人数でやっているわけですね。分かりました。
(教育長)
白鳳高校のほうに昼間は定時制がありますね。そちらの方にいくらかは行っていまして、30人で大丈夫じゃないかなということでやっています。それを越すことはこの数年無いよね。
(高等学校課長)
はい。
(委員)
これで定員内で学生、皆取れるということがやっぱり、セレクションですか。
(高等学校課長)
オーバーはしません。
(委員)
わかりました。
(委員長)
他にいかがですか。またコース制を廃止して普通科のほうにいくんですね。
(教育長)
結局、コース制にすると、1年から3年まで定員をきちっと決めていきますよね。そうすると、コース変更をしたいと思う生徒は3年間変えられないのですよね。それよりも1年生の時にいろんな事を幅広く勉強して、2年になる段階で理系とか文系とか、いろんなコースに入っていった方がいいじゃないかなという事を、少しやってみて、学校の方の意見も非常に強いのでそれを生かしたという、そういう事です。
(高等学校課長)
コース変更をするのにかなりの労力がかかっているということで、その辺をうまく生徒の希望に沿えるような形で。文系、理系等のコースの決定は少し遅れますけれども、その方がそれぞれの生徒に対応できるだろうという事です。
(委員長)
それはどういうことですか。1年の時はコースはないけれども、2年から3年ではコースが出てくるということですか。
(高等学校課長)
コースではなく理系か文系かの類型です。
(教育長)
柔軟にできるのですよね。コースにしてしまうと、もうかちっと固められてしまって、自分は文系のつもりで入ったけど、本当は理系に行きたかったとか。その時の融通が利かないのですよね。中学校3年で自分の人生を眺めてきちんとした進路が決定できればいいけど、必ずしもそうではない子たちが、結構いるのですよね。そういう子どもたちに柔軟に幅広く選ばせていくという形では、コースよりも類型の方がいいかなというようになってきた流れですね。
(委員長)
よろしいですか。では、議案第4号の提案とおり決定とします。第5号をお願いします。
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○議案第5号 鳥取県立学校管理規則の一部改正について(公開)
(高等学校課長)
議案第5号は、鳥取県立学校管理規則の一部改正についてでございます。おはぐり頂きまして、これは先程、議案第4号で、県立高等学校募集生徒数において決定をされましたので、これを反映しまして学校の収容定員を定めるものでございます。そこの2番の(1)にあります10校が該当となります。
2ページを御覧頂きますと、これが改正前が今年度でございまして、改正後は平成21年度という事で比較して頂ければと思います。まず鳥取東高ですが、専攻科が廃止になりますので、改正後の方には専攻科というのはございません。それから、2番目の鳥取西高校でございますが、これは学級減を平成19年度にしております。9学級から8学級という事でしておりまして、その9学級の3年生は卒業しますので、収容定員が減るというものでございます。それから、その次の鳥取商業高校ですが、これが学科改編をしまして、平成19年度から商業科を1本にして、商業科の収容定員が増えています。英語科につきましては平成19年度に学級減をして、募集停止を20年度にしておりますので、それで収容定員が減っていると。鳥取工業につきましては、学科改編をしまして建築環境科、都市環境科を建設工学科としまして、それぞれ上の2つの収容定員が減って建設工学科が増えていると。以下、それぞれの学科改編等により変更をするつもりでございます。以上です。
(委員長)
これは、もう既に決めたことを規則に落としたということでよろしゅうございますか。では、議案第5号は確認しました。議案第6号、お願いします。
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○議案第6号 鳥取県における公民館振興策について(公開)
(家庭・地域教育課長)
鳥取県における公民館振興策につきまして、別紙のとおり提出させて頂きます。前回の教育委員会で協議頂きましたが、おはぐり頂きました裏に書いてありますとおり、平成18年から教育審議会生涯学習分科会兼社会教育委員会議において審議を重ねて頂きまして、平成20年7月に分科会としての公民館振興策を決定しました。その後、8月11日に審議会の分科会会長から山田委員長に建議という形で出させていただきまして、その今回の教育委員会に改めて、県の公民館振興策として審議を頂いた議案として提出させていただいたということです。これからの公民館につきまして基本的な方向性を提案するという事なので、3番目に書いておりますとおり、公民館振興策の概要といたしましては、「人づくり」「地域づくり」の活動拠点をめざすというふうなもので、5つの柱で地域づくりの中核となる社会教育の充実や、皆さんが気軽に集える公民館等、5つの柱を設定しまして、それのための具体的な施策の方向だとか提案をするものでございます。
今後の取り組みといたしましては、これを県の主催する研修会や市町村訪問の際などにおいて、公民館担当者、あるいは市町村担当者に周知して、それぞれ市町村で活かしていただきたいというものでございます。具体的な方針につきましては、別添のとおりでございます。よろしくお願いいたします。
(委員長)
いかがでしょうか。振興策については折にふれて、皆さんの御意見をいただいていると思いますが。どうぞ。
(委員)
すごくよく出来ている振興策だなと思って、感心して拝見したのですけれども、これの理念が、現状分析があってこういう社会を作ろうと、つまりそこに書いてある言い方をすれば、夢と誇りにあふれたふるさとづくりの実現を今後していかなきゃいけないという、あるべき社会像というのがあって、その理想を実現する為にこういう手立てというふうに下りてきているような印象を受けるわけです。それで、この個々の策が達成されれば、自ずとそういう夢と誇りにあふれたふるさとができるだろうという事に、今度はなってくる。それは本当に良く考えられていているのですけれども、一方で、現実の日本の社会の動きとか、鳥取県民の生活実態とかそういうものを見ると、どっちかと言えばブレーキを掛けてこの現実を理想の方にこう、ガーッとUターンさせて持ってこようというふうなエネルギーがいると思うのですよ。放っておけばやっぱり地域というものは、今、崩壊しやすい条件の方が多いわけですね。人の定住性より移動のほうが多くなりますし、生活時間帯も24時間バラバラになっていますし、それから第一に、その公民館で提供しようとしているようなサービスもその他のいろんな機関であるわけでして、また人口構成も変わってきますし。それで理想もいいのですけれども、すごいエネルギーがいるのだろうなということを思いました。それで、その事は何年か経ってみると理想倒れになってしまったという恐れはないかと。どこかでもうちょっと現実をよく認識した、現実を認識するからこれではいけないというふうにいくのじゃなくて、現実に足をつけながらやっていくような意見も中に入っていれば良かったかなと。今にして思えばなのですけれど。あまり綺麗に立派にできているので、かえってそんな心配もしました。また実施しながらそういう事も出てきたら手直しをやっていくという柔軟性があってもいいかなというのが言いたいことです。
(委員長)
今、委員がおっしゃった事と関連するかどうか分かりませんが、1ページの基本目標に5つの柱が立ててあって、その真ん中の地域課題のところの最後の公民館運営審議会というのを、それぞれの公民館でどういう人的構成でやっていくかという事で、その地域特性を押さえながら、現実を押さえながらという事にしていくのかなと感じはしているのですよ。
(家庭・地域教育課長)
実際、各地域で公民館の有り様が違っているという部分でもありますので、理想に、いわば綺麗な言葉と思ったかもしれませんけれども、これを掲げながら、各地域に合った公民館をどうしたらいいかというふうな事に相談に乗りながら、県の思いも伝えながら実態に即した方法で活用していくというふうな事を考えてみたいと思っています。
(委員)
関連しますけれど、公民館振興策としてここに挙がってまとめられているわけです。それは大事な事だと思います。ただ、先程もありましたけれど各公民館においては、公民館活動ってこれでいいのだろうかという課題を多く持っておられる。だから、今出ている公民館の本当に赤裸々な事を把握しておいてもらって、これを記録して、これについてはそれぞれの公民館でやってほしいし、指導・助言ができるところは県の方でと、その現状を常にもってこの振興策に返していくという姿勢が、本当に公民館、地域にとって非常に大事な場所でありますので、こういう動きを是非、してほしいなと思います。
(次長)
今の話なんですけれども、生涯学習分科会で足掛け2年、これをやってきた途中に、公民館の実態に様々な違いがあるというのは委員さんもみなさんが、共通認識がありまして、途中、委員会にもちょっと報告したと思うのですけど、公民館の実態調査というかなり細かい調査をやりまして、例えば、専任の職員が配置されているかとか、どんな活動をやっているかというような、つぶさに調べた結果も踏まえてやったのですが、最終的な市町村側のコミュニティセンター化とか公民館の内容を意図的に変えていこうというようなのは、駄目だと言っていても始まらないので、こちらが社会教育法の中に位置づけられている公民館というものをまず柱に据えて、ただ現実は公民館の実態にもあわせながら、この理念は保って公民館を振興させて頂きたいというまとめ方を最後したという事で、今、委員さんがおっしゃった点も、これを作ったのでやってくださいじゃなくて、これを色んなところで活用して、単なる行政の末端組織化だけじゃなくて、本来の公民館としての活動の活性化という事にしていきたいなと思っております。以前にも委員長から学校の運営審議会に高校生とか、例えば若い人を大胆に入れたらというような話もありましたので、これをこれから振興策をいろんなことに使う際にも、そういったことも含めて意見を頂いたり、こちらからも説明したりしたいと思っています。
(委員)
以前も言ったと思いますが、鳥取市はすごく広くて、公民館の審議会はあるのですけど、そこで話をしたことが自分の地区に戻った時にどこまで反映されるのだろうというのを考えた時に、なかなか反映されていないという。そこにこういう振興策がどこまで末端の公民館まで反映されるだろうかといったら、すごく遠いなという気が今はしています。ですから、地域に出かけられる時に周知をするという話がありますけれども、もう少し地元に密着した部分まで下ろす事ができないかなと思うのです。ひとつの地区公民館で、運営審議会みたいな形のものを、持つ方向で考えてもらえたら、また違うかなと思います。以前は、合併前はちゃんと持っていたのですけど合併した時になくなりましたので、そうなるとそこのスタッフが企画の運営をして、何にもかも取りまとめて実行するというような形しか残っていないものですから、なかなかこの振興策から程遠いものになってしまってますます人が寄らなくなってしまったり、一生懸命されているのは分かるのですけれども、やはり限られた2、3人の思いだけで動かしておられるという現実があったりするので、その周知徹底というところをもう少し、下まで下りるような事を考えて頂けたら嬉しいかなと思います。
(家庭・地域教育課長)
大きな運営審議会ではなくて、今で言えば、まちづくり協議会の運営委員会まで下りる感じで、それを市町村と充分に連携をとりながら、どういうふうな売り込み先があるかというような事を大いに検討をしていく必要があると思います。
(委員長)
他にいかがでしょうか。では、せっかくこうした建議を頂いたのでこれを活かしながら、御指摘があったように本当の地域に密着した公民館に生かしていくように、是非お願いします。それでは議案の第7号、お願いします。
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○議案第7号 鳥取県育英奨学資金貸与規則の一部改正について(公開)
(人権教育課長)
鳥取県育英奨学資金貸与規則の一部改正についてでございます。この規則の一部を改正するというものであります。はぐって頂きまして、主な改正理由のところ、3点ございます。
1点目は、奨学金の誓約書であるとか借用書の提出を求めるときに、連帯保証人とか保証人に印鑑証明を併せて提出をして頂くということを明記したこと、2点目は、奨学金の貸与が終わった後、借用書を出して頂いて、その借用証書の中で返還方法等を決めて頂いて返還がスタートするのですけれども、借用証書が未提出の場合については返還方法等が決まりませんので苦慮しております。そこの所も、提出されない場合は、半年賦を選ばれたとみなして返還をスタートして頂くという形にしていくものであります。3つ目としては、奨学金の申請をして頂くときに、連帯保証人等を求めるわけですが、連帯保証人は原則、保護者でありますけれども、事情等により保護者が連帯保証人になれないケースもあります。連帯保証人の意志がある者であれば、連帯保証人になりうるという事を明記して改正を行うものであります。以上の3点が改正の理由であります。なお、規則の中にも高等学校の通信制であるとか定時制課程に在学する者の貸与期間の明記がありませんでしたので4年以内にするであるとか、中等教育学校等の後期課程においては、県内にそういう学校は存在しませんけれども、まだまだないわけですけれども奨学金の対象者になりますので、その部分を改正に合わせて付け加えているものであります。以上であります。
(委員長)
御質問等ありましたらお願いします。
(委員)
借用証書を出す時点というのは、契約書等とは一緒ではないのですか。
(人権教育課長)
最終的に卒業されるときに、これだけ全部奨学金を借りましたということが最終段階でないと分かりませんので、それに合わせて借用証書を提出して頂きます。
(次長)
卒業だけではなくて中途で退学したりしたりというケースもありますので、いつ発生するかというのは誓約書を出す最初のスタート時にはまだ分かっていないので。だから結局、借用証書をずるずると出さない人にこっちもずるずると手が出せないという状況に今なっているので、これは自動的に半年賦ということが、半年経過したら借用証書が出てなくても債務が発生するということにしないといけないと。これは全国的にもこういう形が通常のやり方です。
(委員長)
他にございませんか。一般的にいくらぐらいを借りて、何年がかりで返すのですか。
(人権教育長)
大学の場合は20年間、高校の場合は15年間が多いです。私学と公立で若干金額が違うわけでございますけれども、大学になりますと300万円近くなります。20年間で返して頂くと。
(委員長)
高校はどれくらいですか。
(人権教育課)
高校の場合は、100万円以下ぐらいがだいたい私学の場合です。3年間で。高専等に行かれた場合は4年間ですので若干額は増えます。
(委員長)
どれくらいのパーセンテージで返していない人がいるのですか。
(人権教育課)
高等学校の場合ではいちばん返還率が悪くて、80%弱の方が返して頂くのですけれども、半年賦でしたら20%強、24%ぐらいが返ってきていませんので、人数、金額等ともそれくらいです。 8割に届かないというところです。高等学校の返還は始まったばかりですので、ここでちょっと奨学金を借りることによって夢を持って進学して頂くということと、併せて大人といいますか、保証人とかいう方については債務の問題ということも意識づけて頂くために誓約書等の提出を求めるということでございます。
(委員)
現在、保証人の方に弁済を求めたのはどのくらいの割合でありますか。保証人の方に返してもらったというケースは。ですから、80%弱返されるということなのですけれども、そのうち保証人から返して頂いたというケースはどのくらいあるのですか。
(人権教育課)
高校については返済が始まったばかりですので、ほぼ本人さんから返して頂いている段階です。
(委員)
分かりました。
(委員長)
よろしいですか。担保をしっかりしておきたいという話ですね。では原案のとおり了承します。議案第8号、お願いします。
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○議案第8号 鳥取県文化財保護審議会への諮問について(公開)
(文化財課長)
議案第8号、鳥取県文化財保護審議会への諮問についてであります。別紙のほうをお願いいたします。これは、1ページ、2ページに書いていますが、3件にて鳥取県文化財保護審議会に意見を求めようとするものであります。まず記の1でありますが、保護文化財の指定について。これは鳥取県の藩御抱絵師でありました沖一峨の作品2点と、それから三徳山の狛犬像で、沖一峨の作品は「白梅墨竹・草虫図衝立」と「江戸風景図額」、3ページに写真をつけておりますので参考に御覧いただければと思います。いずれも個人像であります。ちょっと絵が小さいですけれども、沖一峨の代表作としての価値はもちろん、その美しさや豊かな色彩が生み出す華麗さは近世絵画として出色の出来です。この2点を保護文化財として指定をしたいと思います。それから、3ページの下に狛犬像を載せておりますけれども、これは三徳山の三佛寺宝物殿安置されておりますけれども、顔の部分が欠落しておりまして、非常に残念なのですけれども、これは平安時代に作られたということで、歴史的な価値、それからこの造形等でこれは保護文化財の指定に値するということで評価を頂いているものであります。
それから2ページのほうでありますが、無形文化財保持者の認定であります。現在、無形文化財の木工芸につきましては、茗荷さんが保持者として認定して頂いているのですけれども、今回、米子市の森脇信夫さんを保持者として認定をしたいというものです。4ページに森脇さんの作品を掲載しておりますけれども、見て頂いたら分かるように指物・挽物・刳物・木象嵌という多種の技法において、非常に高い技術を有しており、それらを複合させた作品作りを行っておられます森脇さんを保持者として認定したいというものです。
それから最後の、有形民俗文化財の追加指定であります。これは倉吉市にあります長谷寺の絵馬群、9点14枚、5ページに作品を載せておりますけれども、長谷寺の絵馬群につきましては昭和32年に既に8枚が指定になっておりますけれども、昭和45年の9月に追加指定として19点41枚が追加指定になっております。今回、それの更に追加指定ということで、新たに出てきたものでありまして、各時代の風俗や願主の願いが色鮮やかに表現されています。表に4番、5番、6番というふうに、「西国三十三所霊場めぐり」、同じように(二)、(三)とあると思うのですけれども、これはシリーズが違うものでありまして、それぞれで分けて8点ということで、これらを庶民信仰、民俗等を考察する上での貴重な資料として指定をしたいというふうに思っているものであります。以上です。
(委員長)
御意見、御質問ありましたらお願いします。よろしいですか。では、文化財保護審議会に一任したいと思います。以上で、本日の議案は終わりますので、以下、報告事項をお願いいたします。まず、報告事項のアからお願いいたします。
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○報告事項ア 教育委員会事務部局人事について(公開)
(教育総務課長)
報告事項ア、お手元の資料を御覧頂きたいと思います。教育委員会人事部局人事についてということであります。これは先般、教育委員会のあとの事務局連絡事項で概要は説明をさせて頂きました。1番下にありますとおり、博物館の学芸員補を、有川智己を8月1日付けで新規採用したところであります。今回、受験者26名ということで1次、2次の選考試験を経まして、この1名を合格、採用としたものであります。以上であります。
(委員長)
よろしいでしょうか。特に御指摘がなければ進みますので。報告事項イ、お願いします。
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○報告事項イ 第5回鳥取県教育審議会の概要について(公開)
(教育総務課長)
報告事項イ、7月25日に開催されました第5回鳥取県教育審議会の概要につきまして、別紙のとおり報告させて頂きます。3ページに出席者の一覧を載せております。教育委員会からは委員、委員に出席頂きました。ありがとうございました。
1ページ、2ページに概要を載せておりますけれども、各部会・分科会の今までの開催状況の報告の後に、(2)にございますが、教育立県についてということで、意見交換をさせてもらいました。これは高校の在り方部会が、今、生徒減少期における高等学校の在り方について協議しておりまして、その中で今後、鳥取県の教育が進む方向という話しを審議会本体でも意見を聞きたいという座長からの御意見がありまして、ここで意見を求めたものです。黒丸が各審議会委員さんからの意見です。1番目の黒丸ですが、間違いなく鳥取県はいろいろ教育はしているんだけれども、なかなか外から見にくいと。そういう打ち出しをするなら例えばできる子を伸ばす教育、平均から下の子は十分に行き届いているんだけれども、伸びる子にも目を向けてほしいとか、教員が指導力を上げないと駄目であるとかいう話しもあった反面、3番目、4番目の黒丸ですけれども、知・徳・体のバランスのとれた教育がやはり必要ですと。良き市民、良き県民をつくることが必要だと思う。1番下の黒丸ですが、求めるものに対してレベルの高いところで答えていけるような魅力ある取り組みが必要ではないか。それから2ページの上のほうの黒丸になりますが、県の思っていることと、保護者の希望にギャップがあるのではないかと。保護者は授業料の安い国公立に行ってほしいと考えているのではないかと。それからあと、学校、家庭、地域のバランスが大切であると。心とからだいきいきキャンペーンは本当に大切であると。就学前の教育に重点を置いてほしいというような意見がございました。今後、高等学校の在り方部会でもこういう意見を踏まえて順次、検討進めていくということになっています。
それから、3番目の協議事項、平成19年度教育行政の点検・評価につきまして、これは地教行法第27条第2項にこれを行うに当たっては、教育に関し学識経験を有する者の知見の活用を図るものとするというようなこともございますので、意見を聞かせてもらったところです。特に今年度、点検評価の初めての取り組みですし、評価設定自体も色々ありました。その、2つ目の丸ですけれども、例えば到達度と成果に分けておりますけれども、例えば到達度が◎、成果がBで、普通だったらAではないかと。そういう整合性が取れていないようにも思えると。その、行に埋まっている中身が分かるように、例えばそういうずれているところに目印をつけて、理由をお伝えするなどしてはどうかと。それから中身に、数値目標に挙げればよいものとそうではないものをもう少し整理したほうがいいとか、内容は重要なのに回数だけに重点をおかれているような気がすると。そういう御意見がございました。今年度、修正がきくものとか中身が変えられるものにつきましては対応するということで、あとは次年度以降の点検、評価にも活かしていこうというふうに考えているところでございます。
その他、時間等を見ながら全体の意見として再度、意見を伺ったところ、その他にある4点のようなことが主に出てきたところでございます。
(委員長)
何かご質問等ありますか。よろしいですか。では報告事項のウ、お願いします。
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○報告事項ウ 韓国江原道教育庁との交流の中断について(公開)
(教育企画室長)
報告事項ウ、韓国江原道教育庁との交流の中断につきまして別紙のとおり報告いたします。既に口頭報告で中断があったということは報告させてもらっていますけれども、具体的な流れとペーパー、資料等で報告させてもらいます。
お開き頂きますと、経緯のところで、7月12日に資料1、これは翻訳文です。資料2にハングル版を載せておりますが、江原道のほうから7月17日にメールでこういうものが届きました。中段以降でありますが、向こうも中断するにあたりまして、非常に配慮した言い方で、鳥取県教育長の御意見を伺って決定するのが礼儀だと存じますが、一方的に交流中断を決定したことを御了承頂きますようお願いすると。8月、9月、10月に予定していたものを全て中断しようと思っていますと。日本の中央政府の政策により、こういうことになったのがもどかしい限りです。最後に改めて一方的な訂正についてお詫びの言葉を申し上げますという形でメールを頂いております。それに対しまして、資料3でございますけれども、23日に中永教育長名で韓将洙教育監のほうに返信を出しています。これも中段以下ですが、こういう時期だからこそ、これまでの実績を考えて十分な話し合いの中でお互いを尊重し、一層交流を深めていくことが必要だと考えていますと。こうした考えを是非御理解頂き、早い時期に再開され、教育監様をはじめ、お会いできることを切に願っておりますという形で返信しております。以下、そのあとの回答は今のところございません。
これによりまして資料5を見て頂きますと、江原道との交流、平成7年に姉妹結縁の協定を締結した以降進んでおりましたけれども、平成17年に一時、竹島問題等で中断されました。ただ今年の5月に再開が決まりまして、教育長のほうが訪韓させてもらったところでございます。6月22日には江原道の教育交流団9名が来日して交流を深めたところだったのですが、先ほどの通知によって8月、9月、10月に予定されていましたPTA交流、児童生徒交流、それから教育監の来日、及び美術展の交流というのが中断になっているということでございます。
あとその裏に、県立学校は別途学校間交流というのをしておりまして、交流概要のところに実施済みのものと今後予定のものを入れております。これにつきましても、今のところ韓国側からの話があったのは、米子高校のほうが韓国研修旅行の中の日程に釜山工業高校との交流を予定していたのですけれど、それも急遽中断のお話が今のところあったということで、日程の調整をしているところだというところでございました。今はそういう状況でございます。以上でございます。
(委員長)
何か御質問等ありますか。
(委員)
資料3で、既にお出しになっている文書ですから、今、どうこうということはないのですけれども、1、2、3段目の最初の行で、「しかし、日韓両国間における様々な問題から…」、非常に慎重に表現されているのですけれども、様々な問題というとなんだかいろいろな問題があるように思えるのですけれども、ずばり言えば竹島問題で他にはおそらくないのだろうと思うのですね。向こうから来た文章の資料1を見ると、「しかし歴史上明白に大韓民国の領土である独島(日本名「竹島」)」、括弧はあとで欄外に書いてありますけれども、交流推進課で入れたので向こうの文書には元々ない。向こうはただ向こうの呼び名である「独島対し、日本政府が領有権を主張しつつ…」という、あとははっきりと書いておられると。このことによって交流を中断せざるを得なくなる、まあ残念だけれどもという文面になっているわけです。こちらは様々な問題からというのは、いろいろなことを慮っての表現だと思うけれども、私は適当だったのかなとちょっと見ながら思ったのですね。ですから、事実は1つなのですから、もって回った言い方をしなくても竹島の帰属を巡る問題からなどとしておいても別になんら問題はなく、(独島)と入れる必要もないと。向こうが入れたければ注釈をされればいいわけです。だいたい外交文書みたいなものですから、向こうが言ってきたらこちらも向こうと同じで返せばいいのです。別にそれは非礼でもなんでもないのです。帰属問題にどうかという議論を私はしているわけではないので、こっちが強く、あれは我が国のものですからというようなことも何ら言う必要はない。ただ何が問題でこうなったかということは向こうがおっしゃっているのをオウム返しに用いて書けばよかったかなと思った次第です。
(委員長)
他にいかがでしょうか。これはこういう流れだったということの確認ということですね。それでは次、報告事項エお願いします。
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○報告事項エ 教員採用の在り方に関する点検結果について(公開)
(小中学校課長)
報告事項エでございます。教員採用の在り方に関する点検結果について御報告いたします。
1ページをお開きください。これは文部科学省が調査を行いました内容につきまして、分かり易く一覧表にまとめたものでございます。委員の皆様方にもこの調査につきまして点検にあたっていただきまして、この表も御覧いただいたところだと思います。2ページ以降が、その1ページにまとめております元になった文部科学省の調査用紙と回答をしたものでございます。もう1度1ページにお戻り頂きまして、この度の点検結果から、今回の採用試験から新たに改善したことにつきまして、真ん中の列に示しております選考基準の公表というところで上から5番ぐらいですけれども、筆記試験の配点につきまして、この度の試験から公表するということに改善しております。それから中ほどになりますが受験者の匿名化というところで、採用判定時に受験者の名簿の中、得点等の名簿なのですけれども、ここから受験番号、受験者名というものをとりまして、整理番号に置き換えまして採用判定を行うようにしております。それから委員の皆様方にも見て頂きましたように、その他不正防止のための措置ということで、教育委員よる選考プロセスの点検ということでさせて頂きました。それから現在も進行形でありますけれども、教育行政監察担当による過去のものについての聞き取り調査、不正がなかったかということを点検しているところでございます。
それから今後の要検討の改善方策でございますが、配点のみならず他の面接ですとか実技等の判定基準ですとかといったものについてどの程度公表していくのかということ。それから模擬授業等においても同様でございますが、あと下のほうで、それぞれ関係文書の保存年限というものをきちんと明文化をするということ等につきまして、今後他県の状況等を見ながら検討していくということにしております。なお、15ページ以降がこの度の文部科学省のこの調査に関わる調査結果のまとめをそのまま付けておりますので、また参考に見て頂けたらと思います。以上でございます。
(委員長)
いかがでしょうか。急遽、我々委員にも関わったりしました。その後事務局でも取り組み頂いたこと等がまとめてあります。
(委員)
今後の課題ということで保存年限の明文化とういのがありますけれども、だいたい今後の課題というのはいつごろまでを目途で具体化していくのですか。
(小中学校課長)
次年度の採用試験に備えてですね。
(委員)
この15ページに、1ヶ月後ぐらいにまた報告をせよというものが出てきますよね。もう1ヶ月はないわけですけれども、この間に何をやっておけばいいのですか。継続的な状況把握のために、また報告してということですが。
(小中学校課長)
国のほうはたぶん、各都道府県が実施する採用試験の時期やら一緒ではございませんので、前回報告したときでもまだ検討中とか、今回のことについても検討中ということもあったということから1ヶ月を目途に、検討中のものについてはもう一度報告するということだと思っております。本県の場合、特に急ぎでということでは考えていないといいますか、今回提言しているところを進めていくということです。
(委員)
ということはさっきの1ページの表でいうと、検討中の改善方策というところで、もし調査時点までに何か出てくればそれを言うという程度でいいわけですね。
(小中学校課長)
そうですね。
(委員長)
他にいかがでしょうか。あるいはここに載っている以外に改善方策、こんなのがあったほうがいいんじゃないかといった意見があれば聞かせていただればと思います。過去の行為の行政監察担当の聞き取り調査はだいたい順調にいっているんですか。
(次長)
副知事を先日やったと聞きましたので、もう少しで終わると思います。私も受けるらしいですけれども、まだ受けていませんので完全には終わっていないと思います。
(教育長)
私もまだですね。
(次長)
今の1ページをちょっと御覧頂きたいのですけれども、個別の表にはもう少し丁寧に書いてあるのですが、この一覧表に関係文書の適切な保存というのがあって、次年度以降の採用試験で改善を検討と書いてあり、保存年限の明文化とあるのですが、この文章の保存は、例えば今年度の採用試験の文書はいきなり終わったら保存ではなくて、年度中は一旦保管しておいて、翌年度以降に保存状態に入るというのが保存のルールですので、今年度の試験の文書の保存というのをやればいいことですから、正確には真ん中の欄で本当はあげてもいいのですが、ただ今の、1年とかいうのは単なる文書に1年と書くのではなくて、1年がいいのかという見直しも合わせてして、これが判定書だったら5年いるだろうという見直しをしたら、文書の保存規定に5年ということを明文化するという作業がこれからあるので、そういったような意味も全部含めてのこの次年度以降、明文化ということです。
(委員長)
他にいかがでしょうか。よろしいですか。では、報告事項オお願いします。
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○報告事項オ 公立学校教職員人事について(公開)
(小中学校課長)
公立学校教職員人事について報告いたします。先月の定例教育委員会の折に報告をいたしました用瀬の給食センターの配置に伴いまして、人事異動、配置換がありました。旧所属は用瀬学校給食センター兼用瀬小ですけれども、学校栄養職員の德尾智恵、この方が新しく河原学校給食センター兼用瀬小に配置換となりましたので報告いたします。
(委員長)
よろしいですか。では報告事項のカ、お願いします。
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○報告事項カ エキスパート教員試行認定について(公開)
(小中学校課長)
報告事項カ、エキスパート教員の試行認定についてでございます。1枚おはぐり頂きまして、1ページ、2のところを見て頂きますと、選考委員会を7月25日に開催をしました。選考結果の方を御覧頂きますと、15名の中から11名をこの度の試行認定として認定をいたしました。小学校の認定者が4名、中学校が3名、高等学校3名、特別支援学校が1名でございます。この11名に対しまして8月7日にこのエキスパート教員の認定の授与式および全体説明会を実施したところであります。1名、残念ながら出張と重なりまして欠席になりましたけれども、その他の10名が認定式、授与式に参加をいたしました。
今後につきましては、事務局の担当の者が今月、あるいは来月9月の上旬までに各学校等回りまして関係市町村教育委員会、学校長、本人と、今後の授業公開ですとか、研修会参加等につきましての今後の活動について協議をしていくということにしております。原則としまして在籍校での授業公開ということを中心に進めていくということにしておりまして、またエキスパート教員に認定された方については、トレーニング中にも全国規模の研究会ですとか、あるいは他県のエキスパート教員が例えば授業公開をされるような場に行って頂くような予算を付けておりますので、そういった事も含めて活動をして頂こうと考えております。また今後2回、実施状況とか成果についての情報交換の協議の場を設けたいと考えております。以上でございます。
(委員長)
なにか御質問はございますでしょうか。概して年齢が、あるいは勤続年数はどんな方が多いのですか。ばらけていますか。
(小中学校課長)
年齢はだいたい40代あたりが多いです。
(委員)
選考の基準みたいなものがあるかと思うんですけど、例えば教科で音楽があって社会とか美術とかがないというのがあるんですが、それはどういうふうに考えているんですか。
(小中学校課長)
この度のまず15名の候補者というのがございまして、各学校の学校長から市町村教育委員会を経由して推薦を頂いて、こういった中から選考したわけでございますが、候補者が各教科、例えば1名必ずどっかから出してくださいということではございませんでしたので、実際出てきた者に偏りもありますし、全ての教科、領域等が網羅されて出てきたということではありませんでしたので。
(委員)
これは試行なので、これからまだ検討していくことになるかと思いますけれど、そのあたりのところもこういうやり方でいいのかというのを見ながら進めて頂きたいと思います。例えば、エキスパート教員とそれから指導主事との役割の違いなんかも出てくると思うのですが、そのへんのところも学校がどういうふうに受け止めるか、よく分かるように説明して頂きたいと思います。この人たちは1年間ですか。
(小中学校課長)
本年度ということで、ちょっと試行年度のスタートが遅れましたので、実際1年ございませんが、まずは今年度末までということでございます。
(委員)
試行ということなんですけれど、例えば、音楽が入っていますが美術なんかどうかなと思うんです。先生方の技術的なものを含めて、どのぐらいの先生たちが能力をもっているかとか疑問に思ったりするところもあるんですけど、今後の課題としてもっておいていただけたらと思います。
(委員長)
他にいかがでしょうか。
(委員)
では、そのことに関連してですけれども、選考委員会委員の表がありますね。御存知の方がほとんどなんですけれども、英語だったら鳥西の校長とか。ほんとに音楽とかこの中に堪能な方がおいでになるのかどうか分かりませんけれども、教育審議会でもありましたね。常任委員のほかに臨時委員を任命するようなシステムがあったと思うんですけれども、もしこの常任委員でちょっと手に負えないような分野の方が出てきた場合に、その時に限って任命できるようなシステムは必要ないものでしょうかね。なかなか門外のことを評価するというのは、人物を見たりするのはみんな具眼の士ですからいいんですけれども、委員のおっしゃったような教科ということになるとどうですかね。そういう制度は必要ありませんかね。
(小中学校課長)
選考委員の選び方という事で選考委員の構成は全ての教科においては網羅したというものではもともとございません。
(委員)
ないですよね
(小中学校課長)
ご意見頂きましたことをちょっと参考にさせて頂きながらしたいと思います。
(委員)
必要が生じた時に、委員が事前に1人でもいた方がいいなということをお決めになれば臨時に任命できるような方がいいかなと思いますけどね。対外的に見ても、音楽の教員1人もいないなというようなことも言われたくないし、どういう経緯があって決めたのか、となるということを避けることができると思います。
(教育長)
それも1つですけれども、学校、市町村教育委員会から出てきた段階で、県教育委員会としては多面的にこの人は本当に力をもっているかどうか、当然チェックを入れたりして、何人かは確かめる必要があれば確かめますよね。そういう中である程度のところはチェックできると思います。
(委員)
その段階があるわけですね。ここに出るまでの段階がね。
(教育長)
全部入れちゃうと、ちょっと大変かなという気もするんですけれどね。1人の方を委員にしといて、この人がいいとか悪いとかっていうことになるような、全部そこに責任がいってしまうような。
(委員)
いやいや、全部の委員で決める合議なんですけれどもね。まあ事前にそういうプロセスがあるのであれば必要ないのかもしれない。
(教育長)
人物的なことだとか教科の指導だとかいろんな事を含めて。
(委員)
教科の部分ですね。特に今、出ているのはね。
(委員長)
はい、どうぞ。
(委員)
認定期間が1年間ということなんですが、1年間終わったら、言い方は悪いんですけれどただの教員に戻るんですか。優れた方ならずっとという話にはならないんですか。
(小中学校課長)
今後、本認定の時の再認定を決して妨げるものではありませんので。
(委員)
そのときはまた可能性もあるということですか。
(小中学校課長)
そうです。ただ、皆さんがそうなるかどうかという事はまた人事の兼ね合いもございますし、もしかしたらこの中から管理職になられる方もありますでしょうし、いろんなことを含めて、本人の希望等も含めて行っていこうと思います。
(教育長)
教員と指導教諭との絡みも出てくるんですよね。指導教諭を制度化したときに、エキスパート教員という名前を移していくという。その時に若干の内容のずれも出てくるかもしれないですね。基本的にはこのまま動いていくでしょうけれどね。そういうことも少し流動的になるかと思います。
(委員)
この候補者15名、そして11名を任命するという人数は、だいたいこのぐらいの人数でいこうという線でしたか。今年度は。
(小中学校課長)
本年度、認定者につきましてはだいたいこれくらいという事は考えておりましたが、ただ候補者につきましてはもっとたくさん出てきてその中からというふうにも思って期待はしておりましたが少し少なかったかなというところです。
(教育次長)
市町村にばらつきが結構ありますよね。その辺まだ市町村の意識が違っていますので、これをしっかりやって来年以降、早めに市町村に働きかけながら。米子なんか初めから候補者が出ていませんので。その辺の市町村の考えの違いがございますので、しっかりとやっていかないといけんなと思っています。
(委員)
米子がないというのは不思議ですよね。
(教育次長)
境が2人いますからね。出てこない限りはこっちも選考が出来ませんのでね。
(委員)
これからは進んでこういう特色でやりますという時代になっていくと思うんですけれども。
(委員)
手続きが面倒というようなことではないですね。手間を取られるとか。
(小中学校課長)
それはないですね。
(委員長)
はい、どうぞ。
(小中学校課長)
エキスパート教員は初めてでございまして、なられる方御本人も非常にいろんな意味でプレッシャーを感じていらっしゃるということも実はあると思います。市町村教育委員会の中にはそういったところが非常に負担にはなりはしないかと心配をして、なかなか申請に踏み切れなかったというようなこともあったかと思います。
(教育次長)
どうしても、外に出かけていってどんどんその先生が指導するんじゃないかという雰囲気でとられたとこもありましたものですから、やっぱり学校におって授業を中心にしてもらうということで話はしたんですけれど。
(委員)
他の人がそこにいって勉強をさせてもらうという形が中心になるんですよね。
(教育次長)
公開してもらって授業を見てもらうということですね。
(教育長)
出かけるんじゃなくて学校の中で見てもらうか、あるいは来てもらって見てもらうというのが基本です。私、この認定証を渡しましたけど、非常に意欲的な方たちばかりでしたよ。ほんとによく選んであるなと私は話していて感じました。これだったら引っ張っていってくださるのじゃないかなと思いました。
(委員長)
来年度、選考時期というのはいつ頃になるのですか。これはまだ予備的なものでしょ。
(小中学校課長)
まだ具体的な日程を詰めておりませんけれども、なるべく早めの時期をと考えております。
(委員)
保護者からの注目度は高いですよね。
(委員)
まだよく分かっていないと思います。
(委員長)
試行の様子を見ながらしていきましょう。では報告事項キ、お願いします。
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○報告事項キ 平成19年度全国小中学校不登校児童生徒の状況について(公開)
(小中学校課長)
報告事項キ、平成19年度全国小・中学校不登校児童生徒の状況について、報告いたします。1枚おはぐり頂きまして、前回の教育委員会の折に、まだ全国のものが出ていない時点で中間報告をさせて頂きましたけれども、この度、速報値が出ておりますので、それを入れたもので新たに資料を作っております。
まず真ん中のグラフで鳥取県のところを見て頂きますと、中学校が458名、小学校が146名ということで、中学校はほぼ昨年と同じ数、小学校が若干増えております。率で下のグラフを見て頂きまして、全国との比較がございます。中学校が2.53%、これは母数が少なくなっているので率が下がっているという状況です。全国はこの3、4年上昇傾向でありまして、本県は逆に下降傾向で良い傾向が見られると思います。小学校の方につきましては、全国が0.33%から0.34%でほぼ横ばいで推移しているのに対して、本県が少し増えているということが少し気になっているところでございます。以上でございます。
(委員長)
御質問御意見ありましたらお願いします。
(委員)
小学校でグラフの変化があると、2年後ぐらいに中学校に出てきていますね。正確ではないですけれど。そんなもんだろうと思うですけれども、小学校が仮に増えて中学校がその数年後に増えたとしても、中学校で増えるときはその増え方が何倍にもなって増えるのですね。中学校の特性かなという気はします。それからもう1つ、小学校とあまり連動してないように感じられてくるところもあるのですけれど、小学校はあまり変化してないのに中学校で急上昇している時期があるのですけれども、これはどういうことでしょうかね。中学校ではいちばん難しい時期であるのですけど、一般的に。なにかそういうのはその年度ごとに、原因が分かっているのですかね。
(小中学校課長)
はっきりとした、例えばこの年こう増えたのはこうであるというのはなかなか分析はできかねるんですけれども。この度の、小学校でちょっと増えておる事で、まだ細かい分析はないですが、高学年が少し増えているという事があります。高学年が中学校にも実は続いているとも考えますので一つ懸案事項だと思います。それから理由の中で、先回、委員からこの原因のデータが欲しいとおっしゃいましたのでお渡したということでございますが、この度の小学校が少し増えている中身を見ますと理由の中の1つに、家族の親子関係でということが少し増えているところが気になっているところであります。
(委員)
全国的な話ですけど、非常に極端な関係から極端な行動に出る子どもたちの事件が今年、相次ぎましたね、全般に。出てきているのは1件であっても、その背後にはそれの何倍、何十倍も予備軍がいるのだろうと思うのですけれども。相次いで非常に注目を集めるようなことがあって、やはり親子関係というものはちょっと注目しなければいけないような気がしていたのですが、今おっしゃたことでなんとなく私も納得しました。分かりました。ありがとうございました。
(委員長)
他にいかがでしょうか。何度か議論はしてきたと思います。それでは報告事項ク、お願いします。
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○報告事項ク 鳥取県における今後の特別支援教育に関するパブリックコメント実施結果について(公開)
(特別支援教育課長)
鳥取県における今後の特別支援教育に関するパブリックコメント実施結果について、報告いたします。はぐって頂きまして1ページ目でございます。応募の状況ですが、6月30日から7月25日まで募集期間を定めて、その間、計95通、件数にいたしまして248件の応募がございました。最終の3日間ぐらいで急速に増えた実態がございます。これを総括してみますと、肯定的な評価というのが6件で2.4%、提言・要望的なものとして224件で90.3%、否定的評価が7件で2.8%、その他11件で4.5%いうことでございますが、一番多い9割あります提言・要望的事項につきましてはそこの下に書いてございますが、提言・要望については概ね中間まとめの方向性に賛同の上、以下のような特別支援教育に係る具体部分の加筆についてのものが大多数であったと。また関係団体等からの意見も多かったということでございますが、大きく3つ、教育環境の整備、これは人の配置も含めたものでございます。それから通級指導教室の充実ということで、巡回相談でありますとか、今ある言語通級を止めて発達支援とか、そういう大括りな通級指導教室した方がいいじゃないかとこういう意見もございますし、中学校にも設けて欲しいとかいう意見もございました。それから、後期中等教育への支援の充実でございますが、これは高等学校の教育において、人的配置も含めた支援が必要であるという意見もありました。
以下は具体的なまとめなんですけれども、2点を網羅させて頂いております。その中で右のページ、2ページ目で三角印があると思いますが、これが否定的な評価にあたるものとして挙げております。例えば中段の、特別支援学校における教育全体という形の三角印を見ますと、高等特別支援学校、分校・分教室の形態がわからない等により、賛成しかねるとこう意見がございました。また、団体等から意見としてどんなものがあったかといいますと、東部圏域55件というのがございます。下の段でございます。そのポツの4つ目でございますが、寄宿舎の教育的意義を盛り込んで欲しいでありますとか、寄宿舎指導員の正規雇用化を望むとか、こういう意見が大変多ございました。
それからはぐって頂きまして、3ページでございます。西部圏域において、特に、中間まとめには載せていませんでしたけれども、西部圏域における病弱養護学校についての要望が目立っておりました。以下、小学校、中学校、高等学校等、先ほど申しました人的配置とか、理解を求めるとか、管理職への理解が重要であるとか、こういうような御意見頂きました。こういう御意見をもとに4ページ、今後の予定でございますけれども、先ほどありました寄宿舎の問題もありまして、委員方からも寄宿舎についてなにか今後、特別支援学校における寄宿舎もあるので考えた方がいいではないかとか、それから西部の病弱教育についても、もう少し踏み込んでした方がいいんじゃないかとか、こういう論議をいたしておりまして、もう一度、特別支援教育部会を持って、このパブリックコメントに基づいて協議を行い、10月に最終答申決定で報告させて頂く予定にしております。以上です。
(委員長)
何か、お気づきのことがありましたら。よろしいですか。それでは、次へいきましょう。報告事項ケ、お願いします。
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○報告事項ケ 平成21年度鳥取県立高等学校入学者選抜検査内容及び推薦入学者選抜募集人員について(公開)
(高等学校課長)
報告事項ケは、平成21年度鳥取県立高等学校入学者選抜検査内容及び推薦入学者選抜の募集人員についてでございます。おはぐり頂きまして1ページですが、小学科の右側にあります募集生徒数と、それから推薦入学者選抜の募集人員以外は、前回の教育委員会でお配りいたしました高校ガイドで公表済みのものであります。今回、募集生徒数が決まりましたのでそれを入れたものと、それからそれに伴って推薦入学者の募集人員がここに記載されています。変更があったところだけ、推薦入試につきまして紹介しますと、1ページ青谷高校の推薦、募集人員でございますが、これが61人から76人ということで15人推薦を増やしたということであります。これは、推薦入試の募集人員は定員の5割までという1つの基準があるわけですが、現在4割を5割に増やしたいということで、推薦で入った生徒は非常に意欲的であるということで5割にしたいということです。それから2ページの鳥取中央育英でございますが、これは学級減がございましたので、普通科の推薦の募集人員を減らしたということで、普通コースの方で12人の減で36人、それから体育コースで1人増やして16人ということで、普通コースは定員の3割、体育コース4割を推薦で募集したいということでございます。それから3ページの米子南高校、ここも学科改編をして結果的に学級減となりましたので、それに伴って推薦人員は10人減、商業学科の情報ビジネスコースの減でございます。以上です。
(委員長)
いかがでしょうか。それでは、報告事項コお願いします。
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○報告事項コ 平成20年度第2回教育審議会生涯学習分科会兼社会教育委員会議の概要について(公開)
(家庭・地域教育課長)
報告事項コ、第2回教育審議会生涯学習分科会兼社会教育委員会議の概要につきまして御報告いたします。おはぐりいただきまして、7月22日に分科会を開催いたしまして、その中で先ほど議案にもあげさせていただきました公民館振興策でありますとか、鳥取県スポーツ振興計画でありますとか、今後の変更につきましての協議をいただいたところでございました。委員さんからの主な意見としては、公民館振興策の中には社会教育団体について触れられていないということがございましたので、連携について盛り込ませていただいたということでございます。それからスポーツ振興計画につきましては、下線を引いておりますところが大きな変更点でございますけれども、その他にも幼児期における遊びなどについて、あるいは障害者のスポーツについて競技性の観点で捉える必要もあるもではないか。あるいはスポーツ少年団について御意見等々もございまして、これからの審議に向けての足がかりだなというふうに感じております。以上でございます。
(委員長)
よろしいですか。では、次に行きましょう。報告事項サお願いします。
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○報告事項サ 平成20年度優良PTA文部科学大臣表彰について(公開)
(家庭・地域教育課長)
平成20年度優良PTA文部科学大臣表彰につきまして御報告いたします。文部大臣表彰につきましては、小、中2校、幼、高、特別支援学校から1校を推薦させて頂きまして、そのうち幼稚園の部門で羽合幼稚園PTAにつきまして決定になりましたので御報告させて頂くものでございます。功績概要はそこにまとめておりますとおり、保護者、学校、地域社会のつながりを大切にした活動を推進しているということで、ノーテレビデーでありますとか、園のオープンデーでありますとか、そこに掲げてありますような取り組みをなさっているということでございました。表彰式は終わりましたけれども、8月8日に千葉の方で行われたということでございます。以上です。
(委員長)
はい、続いてお願いします。
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○報報告事項シ PTA活動振興功労者表彰(高等学校分)について(公開)
(家庭・地域教育課長)
PTA活動振興功労者表彰(高等学校分)ということでございますが、この度高等学校では2名を御推薦させていただきました。その他、幼、小、中、特別支援で3名推薦しております。高等学校では千村直美さんと野田修さんということで、このお二方について推薦をし、決定しました。功績概要につきましてはそこに記載のとおり、千村さんにおかれましてはPTA連合会会長を4年間務められまして、地道な活動実績を残されたということでございました。 韓国江原道春川高校との教育交流等推進ということもありました。野田修さんにつきましては、私立中学高等学校PTA連合会長を12年間務められまして、その中で様々なことの向上啓発に努められたということでございました。敬愛高校のPTA会長さんとしても12年間務められまして、創立100周年の記念事業の実施、登下校指導、学校行事への保護者の参画、PTA組織や予算の見直しなどを進めたということがございます。これは8月22日に愛知で表彰を受けられることになっております。
(委員長)
よろしいでしょうか。では、報告事項スお願いします。
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○報告事項ス 家庭教育推進協力企業との協定締結等について(公開)
(家庭・地域教育課長)
報告事項ス、家庭教育推進協力企業との協定締結につきまして御報告いたします。この度7月23日に、今年度第1回目の協定締結式をさせて頂きました。今回はここに掲げております16社の方に協定締結をさせて頂きました。合わせて142社ということになりますが、社会の状況を反映してでしょうか、そのうち3社につきましては御辞退もありまして実際には139社です。それにつきましては、倒産したとかいうことで、この取り組みはなかなか続けられないという事態もあったということで139社ということでさせて頂きました。
今回の特徴としましては、美容室の方々に多く参加して頂きました。これは図書館からの声かけで、美容院で子どもさんに対しまして待ち合い時間を利用した児童書の紹介でありますとか、そういうふうにやって頂いたというようなことで、ホームページのほうにもこの方々の取り組みにつきましてはいち早く紹介をさせて頂いています。また、2枚目の方に書いておりますけれども、全国知事会のほうで、「教育・文化」分野優秀政策の受賞という事で、全国知事会で「先進政策バンク」というのをつくっておられて、それで各県が登録をしていたということでございまして、その中で「教育・文化」分野で優秀政策として取り上げらていたというとこでございまして、8月27日に東京に参りまして受賞をします。別紙1の方で、優秀政策及び事例発表政策一覧ということで鳥取県では3件ございまして、行財政改革分野の1番上の「全ての事業についての予算編成過程の公開」と、2番目の「トータルコスト予算分析の導入」というのがございまして、これも同じく優秀政策になっておりまして、これにつきましては、辞令発表も表彰式のときに行われるようになっております。以上です。
(委員長)
何かありますでしょうか。
(委員)
国の優秀政策及び事例発表一覧とありますけど、これはかなり長い間こういうのをしているのですか。優秀政策で取り上げるという。
(家庭・地域教育課長)
これは初めてだと思っております。登録政策、1600件程度あるようでして、この表彰につきましては、初めてだと思いますが、全国で注目度が高まるかなと思っております。
(委員長)
他にいかがでしょうか。直接、この件との関係なのですが、2ページの教育・文化分野の3つの点が表彰受けていて、マル2の小学校における少人数学級編制の実施と検証、山形県という、どんな実態なんでしょうか。お分かりになりますか。
(小中学校課長)
山形県は、本県とほぼ同じ時期に少人数学級を実施されまして、少しやり方がちょっとずつ違うのですけれども、当初から全国に声を掛けながら、少人数学級というものを進めていこうということで音頭を取られながら、全国規模で研究会のようなものを地元開催でされましたし、しばらく続けていらっしゃいました。特にその山形県が、特別に少人数学級制度で先進的に、特別飛びぬけてということはないんですけれども、それまでの過程なんかも含めてという気はいたします。
(教育総務課長)
検証するような検討委員会みたいなものを設けられているようです。
(教育次長)
山形は、「山形さんさんプラン」ということで、33人学級を全学年でしていたような気がするんですけれども。31人だったら15人、16人じゃなくて、33人ぐらいになるような学級を作ってということで、全学年に広げてやっていたと思います。
(委員長)
では、報告事項セです。
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○報告事項セ 博物館のホームページ一新と「学校のための博物館利用ガイド」新設について(公開)
(博物館長)
報告事項セは、博物館のホームページ一新と「学校のための博物館利用ガイド」新設についてでございます。資料をめくって頂きまして真ん中あたりに、博物館の新しいホームページのトップページが出ています。こういうものに8月8日に更新しました。今までが暗い感じであったことや、今どういう企画展をやっているかという情報が分かりにくいという声もありましので、このようにしました。もう一つの特色は、学校のために博物館はどんなことができますかということを学校サイドに分かりやすくお伝えしようというようなガイドを、このホームページの中に作りました。このトップ画面の右側の中段あたりに、子どもたちが座っているバナーのようなものがあります。それをクリックするとそこに飛んでいくということであります。2ページからこの「学校のための博物館利用ガイド」の新設のことを書いておりますが、博物館に来て下さいと校長先生方を回ったりするのですが、やはり先生方に博物館に行ったらどんなことができるかという事が分かりにくかったことがありますし、それからメニューにここの画面が付いておりますけれど、特に教科書に出てくる博物館資料という事で、ここをクリックしますと、小学校の社会ですと、例えば我々の古い農家での生活というところがあって、うちの資料がクリックすると出てくるようになっています。こんなふうに授業に使えるということを分かりやすくしたということです。学校にはガイドブックを送っていますが、紙ではやはり使いにくいということで、教科書の内容や展示の内容が変わるたびに必要になってきますのでホームページの中に組み込んだということです。こういう事をやっている県は他にないという事でして、学校現場の役に立つ博物館になるための分かりやすいガイドブックをホームページに組み込んだということで新しい取り組みかなと思っております。いちばん下に書いてありますように、このPRを県内の学校、教育委員会、他に案内出しておりますし、マスコミにも紹介をしましたので、夏休みが終わりましたらアクセスが増えてくるんじゃないかなと思います。これを使って、博物館にどんどん来てくださいという話になったらいいなと思っております。以上です。
(委員長)
何かありませんか。では、報告事項ソ、お願いします。
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○報報告事項ソ 韓国江原道との生涯スポーツ交流事業について(公開)
(スポーツセンター所長)
韓国江原道との生涯スポーツ交流事業について報告いたします。裏面に書いていますが、ここの江原道との生涯スポーツ交流事業につきましては、平成17年から実施いたしまして、昨年19年は鳥取から江原道に、3種目の選手団を派遣いたしまして、今年度も継続で来て頂く番でありました。しかし、先程もありましたように韓国との竹島問題におきまして江原道の生活体育協議会の方からこういう事業を中止したい、見直したいというような意向がありまして、最終的な確認をいたしておりましたら昨日、交流推進課の方に、本年度役員が5、6人来て頂くような運びになっておりましたが、それもどうも中断したいということでありますので、竹島問題がこれからどのような進展・改善をしていくかによって、これが交流が続くかどうかということであります。現在のところ、中断ということで進めさせて頂きたいと思いますのでその報告であります。以上です。
(委員長)
何かございますか。それでは報告事項は以上ですが、各委員、事務局から何かありますでしょうか。よろしいですか。では教育委員会は閉会したいと思います。次回は9月9日に定例教育委員会があります。それでは本日の日程は、終了いたしたいと思います。ありがとうございました。