防災・危機管理情報


開催場所

鳥取県庁第2庁舎教育委員室

出席委員

  • 委員長 上山 弘子
  • 委員 山田 修平
  • 委員 今出 コズエ
  • 委員 中島  諒人
  • 委員(教育長) 中永 廣樹 

開催日時

平成21年12月18日(金) 10時00分~11時35分

議事

(1)議案

【議案第1号】 非公開 
鳥取県立学校教職員の懲戒処分について
【議案第2号】 公開 ≪資料 PDF≫
平成22年度鳥取県立高等学校専攻科入学者選抜実施要項について
【議案第3号】 公開 ≪資料 PDF≫
鳥取県文化財保護審議会への諮問について

(2)報告事項

【報告事項ア】 公開 ≪資料 PDF≫
全国大会等で活躍した児童・生徒に対する教育長表彰について
【報告事項イ】 公開 ≪資料 PDF≫
コンプライアンスの確立に向けた取組について
【報告事項ウ】 公開 ≪資料 PDF≫
鳥取西高等学校改築整備事業の現状等について
【報告事項エ】 公開 ≪資料 PDF≫
鳥取県公立小・中・高等学校及び特別支援学校における問題行動(暴力行為・いじめ)等の状況について
【報告事項オ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成21年度教育者表彰(文部科学大臣表彰)について
【報告事項カ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成21年度教科指導力向上のための県外教員との交流事業について
【報告事項キ】 公開 ≪資料 PDF≫
2009携帯電話アンケートの結果について
【報告事項ク】 公開 ≪資料 PDF≫
県内文化財建造物の国新規登録について
【報告事項ケ】 公開 ≪資料 PDF≫
平成21年度全国体力運動能力、運動習慣等調査結果の概要について

※非公開の議案等につきましては、会議録は公開されません。

議事録

1.開会

(委員長)
 ただいまから、平成21年12月定例教育委員会を開会します。よろしくお願いします。それでは教育総務課長から日程説明をお願いします。

2.日程説明

(教育総務課長)
  それではお手元の資料をご覧いただきたいと思います。教育長から一般報告がありまして、それに続きまして議案第1号、鳥取県立学校教職員の懲戒処分について他2件。それから報告事項ア、全国大会等で活躍した児童・生徒に対する教育表彰について他8件でございます。以上です。

(委員長)
 それでは教育長から一般報告をお願いします。

3.一般報告

(教育長)
 一般報告を申しあげます。
 
  11月20日、河原町出身で現在日本を代表する陶芸家のお一人の前田昭博さんの「白瓷の世界」という展覧会が行われるのに伴って、レセプションがありました。白瓷の面取りがしてあって、非常に優れた作品だと思います。珍しいものが見られました。
 
 それから11月21日に「ディスカバー図書館inとっとり2」ということで、県立図書館が開館20周年を迎えたことを記念して行われました。150人ぐらいの図書館関係者、行政担当者や県民の皆様が集まりました。国立図書館長の長尾さんが講演されて、それからパネルディスカッションで慶応義塾大学の糸賀教授がコーディネーターで平井知事も入られて、とてもおもしろい催しでした。
 
 それから11月22日、石谷家住宅が重要文化財に指定されるという国の審議会の答申が出まして、これを記念したイベントがあり、行かせていただきました。特別展示ですとかオープニングセレモニーとか記念のパネルディスカッションなどがございまして、智頭町の皆さん方が中心になられて、100人ぐらい集まっておられて、非常に賑やかでした。石谷家にあった優れた書画を、元あった座敷にきちんと陳列をしていくと、やはり書画が本当に生きてきて、手ごたえがあるなという感じがしました。置くべきものはあるべき場所に置くものだなというのを改めて感じました。

 それから11月議会が11月24日から12月16日までの1ヶ月間行われました。予算関係は補正予算です。それから条例は職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例が通りまして、また給与が下がることになりました。管理職の給与が下がり、教育長も下がります。それ以外に質問がありまして、代表質問では不登校とかスポーツとか、道徳教育とか学力向上等に関することがありました。一般質問は、やはりスポーツ指導者の育成とか不登校・引きこもりの問題等に関することがありました。そんなにものすごく大きな問題というのは無かったような感じがします。人事案件では、笠見委員さんの選任同意が出されましたし、陳情のほうでは後で話がありますけれども、倉吉東高専攻科と米子東高専攻科の23年度以降の存続を求めた陳情があったのですけれども、この陳情が不採択、つまり、認めないということになりました。不採択になったのですけれども、それ以降の社会的な状況とかも含めて、検討することはいいですよという不思議なまとめ方になりましたけれども、一応、存続については不採択になりました。

 それから11月27日、ロシアのウラジオストクにありますアルセーニエフ国立博物館の館長さん方12人がお出でになりました。県立博物館と交流をしてみたいとか、県内の美術館を視察してみたいということでお出でになりました。私も前日にレセプションでいろいろ話をしましたけれども、非常に思いが強くて、ぜひ交流をしたいということで考えていらっしゃいました。

 それから12月4日、町村の教育委員会との意見交換を行いました。町村の教育委員会からいろいろな要望が出ましたので、それを基にした意見交換ということです。そこで一番多かったのは、もし国の学力調査がうまく機能しないのであれば、以前やっていた県単独での基礎学力調査をやってもらえないかという意見でした。ただし、これについては、まだ県教育委員会としてはすぐに行うかどうかは考えていませんという話をさせていただきました。

 12月5日、心のふれあいプロジェクトフォーラムということでNPO法人未来の皆さん方に委託をしています赤ちゃんとのふれあいをテーマにしたフォーラムがありました。その主催者の一人としてあいさつをさせていただきました。学校関係者とか、市町村の行政関係者と100人ぐらいが三朝に集まって、実践報告ですとか、基調講演、シンポジウム等がございました。

 それから12月8日、コンプライアンス確立本部第2回の県庁内の会議がございました。これは後ほど報告がありますけれども、新聞にも出ましたのでご覧の通りですが、物品購入に関わって不適正経理処理をしていたのが分かりました。これに伴ってコンプライアンスを確立しようということで、本部会議がありました。県教育委員会は差し替えなどの重たい事例はなかったのですが、年度をまたいで会計処理をしているものが、県立学校を中心にして数が多かったものですから、その辺も我々としては受け止めて、そういうことがないようにしないといけないということで、本部会議が持たれたということでございます。それを受けまして、12月9日に臨時に県立学校の事務長さん方に集まっていただいて、不適正な経理処理が絶対にないように、コンプライアンスをしっかり持っていただきたいということを、かなり強い口調でお願いを申しあげました。再発防止に努めたいということでした。

 それから12月14日、国体の知事表彰ということで、国体で入賞された方41名の選手の皆さんと、監督などで指導してくださる方15名に、それぞれ表彰状と感謝状を副知事から受け渡しがありました。米子南高のアーチェリーの川中さんが非常に活躍されまして、代表して謝辞をされました。とても良い挨拶でした。

 それから12月15日、台北市の教育局の皆さん方が鳥取県に来られました。これは鳥取県の生涯学習の視察をしたいということと、それから市民レベルの交流をやってみたいということで、ふれあい会館等を訪問していろいろ視察や交流がありました。非常に意欲的でした。ほとんどの方が米子は初めてだとおっしゃっていました。

 それから12月17日、昨日ですけれども、智頭農林高校と八頭高校の授業を見てきました。それぞれよく頑張っていますけれども、関心をしたのは、智頭農林高校は今年4月から朝読を取り入れたんです。智頭農林高校の子どもたちがどうやって朝読をしているのかなと思って見たんですけれども、びっくりするぐらい静かに先生と一緒になってやっていました。朝読はいいなと改めて感じました。

 最後、同じく昨日ですが、鳥取県の雇用対策協議会の拡大会議というのがありまして、ニュースでも流れていましたけれども、高校生の就職内定率が非常に低くなっています。どうも去年よりもひどい状況になりそうだということで、県内就職を希望している高校生でまだ内定が決まっていないものはどれくらいか数えてみたんですけれども、300人ぐらいが年末になっても県内の企業から内定がまだ無いということで、非常に危機感を感じていまして、とんでもないことになりそうなので、これについては色々な対応の仕方があるので、国などの動きも含めて意見交換などもしました。また後で話があります。以上でございます。

(委員長)
 ありがとうございました。では議題に入ります。本日の署名委員は山田委員と今出委員にお願いをします。議案第1号ですが、人事に関する案件ですので、非公開としたいと思いますがいかがでしょうか。それではこのように取り扱うことに決定しますので、これより非公開とさせていただきます。では議案第1号について説明してください。



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4.議事

○議案第1号 鳥取県立学校教職員の懲戒処分について(非公開)


[公開]

(委員長)
 以上で非公開の案件は終了いたします。これより公開としたいと思います。引き続き議案第2号について説明してください。


○議案第2号 平成22年度鳥取県立高等学校専攻科入学者選抜実施要項について(公開)

(高等学校課長)
 議案第2号、平成22年度鳥取県立高等学校専攻科入学者選抜実施要項について説明いたします。専攻科につきましては、現在の枠では平成22年度の募集が最後となるわけです。しかし、中永教育長の報告にもありましたとおり、本議会で存続に関する陳情が不採択になっていますけれども、不採択に際しまして、鉄永議員が賛成の討論、そして興治議員が反対討論、共産党錦織議員も反対討論になりました。不採択でありながら、今後検討をするということになっておりまして、また経済状況、あるいは予備校の実績、こちらもデータを揃えますので教育委員会でもご検討いただきたいと思います。とりあえず22年度の専攻科の募集につきましては、次のページのとおりです。1ページありますけれども、出願期間は4月1日から4月5日までです。2ページになりますけれども、学力調査は4月8日、検定の教科は国語・数学・英語、合格発表は4月13日としています。変更としては1か所変えましたのは、7番の入学者選抜の結果の開示とありまして、ここには学生証等写真によるとしておりますけれども、卒業しておりまして学生証がないという方もありますので、それを削除いたしまして、本人が確認できるものとしております。それ以外には変更ありません。以上です。

(委員長)
何かありますか。それでは、次に進めさせていただきます。議案第3号の説明をお願いいたします。





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○議案第3号 鳥取県文化財保護審議会への諮問について(公開)

(文化財課長)
 議案第3号、鳥取県文化財保護審議会への諮問についてお諮りいたします。今回、諮問いたしましたのは、2件ございます。まず一つ目は、保護文化財、西村壮一郎「松に猿嵌木丸額」でございます。西村壮一郎は旧名和町の出身で木工芸家として江戸時代末期から明治にかけて活躍しております。木像嵌と申しますのは、素地になります金属とか木材に文様とか文字を彫り、その部分に貝や色や木目の違う木片なんかを嵌め込みまして、絵画や図柄を表現する技法のことでございます。今回の作品は木を使っていますので木像嵌と申します。この作品は松の木の上に猿を描いたものでございまして、迫力のある絵画的な文様を大規模に展開したものでございます。径が105センチというような大作でございまして、明治工芸の代表的なものと言えるものでございます。
 もう一つが、天然記念物和奈見と塩上の枕状溶岩でございます。枕状溶岩と申しますのは、溶岩が水中を流れる際に形成されるものでございまして、当時の環境や地質を調べる上でも学術的価値の高いものでございます。この枕状溶岩は中国地方から北九州へと続く岩盤で見られるものでございまして、約2億から3億年前に形成されたものと考えられておりますが、中国地方において陸地で明瞭に確認できるものというのは河原町の和奈見内の千代川河床が1か所、それから八頭町の塩上のほかは知られてないということで、学術的価値と希少価値が極めて高いというものでございます。以上でございます。

(委員長)
 いかがでしょうか。
(委員)
 この枕状というのは、大きさはどれくらいのものなのですか。
(文化財課長)
 範囲としてはかなり大きいものなのですけれども、一つの枕の大きさとすれば、5センチとか1センチくらいの大きさでございます。溶岩が水にすれた段階で膜ができます。ですけれども中の圧力が高いためにそれを突き破って外に出てくるということで、枕のような段階ができてくるということでございます。
(委員長)
 それは河川改修とかはできなくなるということですか。
(文化財課長)
 そうですね。制限がかかりますが、千代川の中央で現在は川の水が流れていないところでございますので、河川改修までは至らないと思います。
(委員)
 この猿は毛のところまで木で作られているのですか。
(文化財課長)
 木をはめ込んで打ったようなかたちとは思えないような精巧なものでございます。
(委員長)
 渡辺美術館に展示してありますね。よろしいですか。それでは以上で議案を終了します。続きまして報告事項アからお願いします。

  

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○報告事項ア 全国大会等で活躍した児童・生徒に対する教育長表彰について(公開)

(教育企画室長)
 報告事項は、全国大会等で活躍した児童・生徒に対する教育長表彰について報告させていただきます。全国規模の大会で賞を受賞した個人・団体を表彰するものでございます。はぐっていただきますと、今回は高校生2名の表彰でございました。一人は県立米子南高校3年生、川中香緒里さん。教育長の一般報告にもありましたが、今回もインターハイの団体優勝に続きまして、つま恋カップアーチェリー大会でジュニア女子部門第1位ということでございました。それからもう一人は米子工業の3年生、木下裕太君、第9回高校生ものづくりコンテスト全国大会電気工事部門で準優勝です。これは主催が全国工業高等学校長協会というところが主催していまして、7部門あります。例えば旋盤作業とか自動車整備とかありますが、その中の一つの電気工事部門で準優勝ということでございます。なお参考までに今年度の実績を下に付けていますが、昨年の実績をかなり超えるような県内の小・中・高校生の活躍がございます。以上でございます。

(委員長)
 よろしいですか。それでは、報告事項イをお願いします。

 

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○報告事項イ コンプライアンスの確立に向けた取組について(公開)

(教育総務課長)
 それでは報告事項イ、コンプライアンスの確立に向けた取組ということで、資料をご覧いただきたいと思います。めくっていただきまして、まずは右側の参考資料1をご覧いただきたいと思います。昨年も県費外会計の不適正経理の整備があった中で、コンプライアンスという中でまたこのようなことが発見されたということで大変申し訳なく思っています。概要を説明させていただきます。その参考資料1のところで、平成21年1月に会計検査院において、農水省と国交省の国庫補助事業の検査が行われています。この検査の中で、まずは国庫補助を受けた取り組みの中で不適正経理というのが指摘されました。これは鳥取県だけではなくて、全国的にそういうことがあったということであります。ここの部分では別途今回も処分を受けた職員がいます。それとは別に、本県独自の物品の購入について会計検査院と同様の問題がないかを、自主的に調査をしたということであります。それの調査の結果として、不適正経理が見つかったということであります。
 調査の手法ですが、これは県全体の知事部局、各行政委員会等のネットワークを活用したということであります。それから調査の結果としまして、(1)の概要のところに書いておりますけれども、預け金、一括払いはなかったと聞いています。これは、次のページに書いてありますけれども、業者にあらかじめお金を預けておいて、その中で物を調達するといった整理をしています。それからそれ以外に、契約した物品とは異なるものを納品させるといういわゆる「差替え」というんですけれども、そういうものがあったということであります。それについては、知事部局と警察本部でありましたけれども、教育委員会ではございませんでした。そして先ほど教育長も申しましたが、会計の年度をまたいで処理を行う、翌年度納入とかそれから前年度納入の物が全体で39の所属で行われているかということで、その中で、額、件数共に教育委員会の案件が多かったということがあります。
 その概要を、その下の(2)の部局別内訳に教育委員会とありますけれども、本庁、地方機関、学校も含めて全体で44所属で130万円余りの翌年度の納入、前年度の納入といった会計区分の不徹底事案があったということでございます。めくっていただきまして、ではどこであったのかを右側の別紙で全体の一覧表をつけています。真ん中あたりから下が教育委員会の分でございます。県立学校31校のうち16校であったということで、このあたりもう少し徹底した調査が必要なのかと思っているというところでございます。ずっと見ていただきまして、左側の真ん中あたりからちょっと上あたりに差し替えの内訳のところで、例えば福祉保健部であった例では、支出としてはリソグラフというもののインクを買うということで業者から請求書を出されたものを、実際に何が納入されていたかというと、その経費でパソコンの修理を行ったといったようなことで、実態と納入が違っており、差替えがあったということでございます。
 あとは(4)で年度をまたいだもの、翌年度の納入とか前年度の納入といったようなものを全部書いておりますけれども、コピー用紙であったりとかゴム印であったりとかそれからドラムカードリッジなどの日常的に使うもので、ある程度在庫を確認ができてあらかじめ納入計画が立てれるものがちょっとずさんであったかなということで、各所属にも反省を促しているところでございます。
 一番頭に戻っていただきまして、コンプライアンスの確立に向けた取り組みということを書いているペーパーを見ていただきたいと思います。1のコンプライアンス意識の徹底ということで、コンプライアンス確立本部を全庁的に開催しまして、そこで決めた方針に基づいて教育委員会も様々な取り組みを今始めようとしているところでございます。まず知事の方から「職員に対する緊急メッセージ」ということで、これは会計事務のシステムの問題という部分がございますけれども、やはり職員の心の問題だろうということで、職員一人一人が自覚して取り組んでいこうということです。参考2に付けておりますので確認していただきたいと思います。それから管理職員に対する周知徹底ということで、事務局内の課長会議を確立本部の直後に開催をしまして、部下職員への徹底を促しました。それから県立学校の臨時の事務長会ということで翌日開催をしまして、先ほど、教育長から厳しいお話があったとありましたけれども、マスコミの記事には教育長が叱責ということで、非常に厳しい訓示が教育長からございました。学校での再徹底ということで今取り組みを進めております。それから25日には臨時の学校長会を開催して、この件に関するチェックをしていきたいと思っています。
 以下、文書等の写しを添付しておりますけれども、コンプライアンスの徹底の時に、運動期間を設けまして、今はちょうど真っ最中です。この12月と来年3月から4月のちょうど年度が切り替わる時期が問題だということがございますので、この時期の徹底を図ろうと思っていますし、それに向けたコンプライアンスの研修ですとか、それから事務局の中も事務局員の研修といった取り組みを進めていきたいと思います。それから下の方ですけれども、制度面での見直しということで、不適正な経理処理に係る処分等の厳格化ということで、今回のことについては、全庁的な判断で教育委員会は特に処分までの判断は行いませんでした。ただ問題だと知りながら今後こういう不適正な経理をすることはまかりならないということで、今後こういう事案があった場合は、非常に厳しい処分をすると全庁的にそういう方向性にするということであります。この資料の1番最後のページをご覧いただきたいと思いますが、別表2と書いていますけれども、不適正な経理処理に係る懲役処分の目安ということで、従前は、文書訓告や戒告などでありましたけれども、非常に悪意のあるもの、特に公金公物の使途のところで私的な使用・利得を目的に行ったものについては、免職になる可能性があるということでございます。非常に軽い場合でも戒告までいくということでありまして、今後は非常に厳しい処分で臨むということで、県教育委員会の懲戒処分等の指針も全庁的なものに基づいて改正をするところでございます。それ以外の、外部通報窓口の設置ということでそういう納入業者の皆様にも通知をしまして、こういう事案があった場合はすみやかに専用の窓口に通報していただきたいということもお願いをしていますし、それからいろんな納入物品のチェックをする整備体制も見直しをして実行性のあるやり方に改めるということで、今後、再発防止の取り組みを進めていきたいと考えています。以上でございます。

(委員長)
 何か質問はありませんか。
(委員)
 翌年度納入というのが非常に多いんですけれども、これは単なる意識の問題なのかシステムの問題なのかどう考えたらいいですか。
(教育総務課長)
 両方あると思います。前年度納入の例えば3月に発注したんだけれども、業者の方に在庫がなかったりとか、あるいはちょっと難しい物品ですとメーカーまで頼んでそれから入れてくるということで、3月中に物が入らなくて4月になってしまうというような場合、その時に実際は4月に入ったのに、3月に入ったことにして今年度の予算で払ってしまうということでありまして、それは途中で間に合わないという段階で契約を解除して、翌年度改めて発注をするというのが本来のあるべき姿なんですけれども、発注をしてしまったら微妙に入ってくる、入ってこないという中で、入れてしまえばいいやという感覚だったんで、そのところをきっちりするということであれば、やはり意識の問題だろうと思います。そこのところをシステム的に撥ねるシステムになっていなかった。その物品の検収とかを例えば発注をする担当者が行っていたりして、牽制関係がないですから、なぁなぁになってしまうといったような実態もありまして、その両方の面で不徹底だったなと思いますので、まずはそこの心の問題をしっかりと持たせるということと、検収の部分での牽制関係を持たせるということで発注をする担当者とそれから物が入った時に検査をする担当者を別の担当者にするといったようなことを徹底するということをそういったことをしていきたいと思っています。
(委員)
 3月末に発注して、4月・5月に納入されて、新年度の予算で払うというのは可能ですか。
(教育総務課長)
 それはいったん契約を止めて、4月に改めて発注をする必要があります。一応、3月の半ばぐらいには議会も終って翌年度の予算が成立しますので、予算が成立すると一応発注に向けた準備行為はできますので、そこからやれば4月の早々にはそう難しいものでなければ、物は入ってくると思います。ですから準備する時間はありますので、いったん3月に出していた発注を取りやめて、4月に改めてやるということだと思います。何らかの実務的に手間がかかるというのがあって、そういうことになったんだと思います。そういう実態もあると思います。
(委員)
 コンプライアンスについての研修とかを教育長さんよく言っておられたので、私は実際にこの話を聞いた時に、あれ、またかとか、どうして、ということが強くあったんです。その大小はあるかと思うんですけれども、いけないことはいけないということで、それと同時に県民の皆様の信頼ということについて、県はまたか、教育委員会はまたかとか、それは非常に信頼を失った状況にありますので、心の問題が大きいということですが、いろんな対策を講じていかれるということを聞いておりますが、それが本当に実際に動くものとして、以後こういうことが起きないように計画的にしていかないといけないなと思いますし、それもあんまり複雑になると動きが現実的にならない面もあると思うので、そこの面も難しいところではありますけれども、県民の信頼を失うような行為をしないということが大事だなと思います。予算というのは、昔は前年度実績というのがあったんですが、今はそういうことはないんですか。前年度これぐらい使っているからそれがちゃんと消化されていれば、次の年も同じようにもらえるというのが前はありましたけれども、それについてはどうですか。
(教育総務課長)
 よく予算の使い切りといったような問題で国の方でも問題になっていたんだと思いますが、鳥取県の場合、片山前知事の時代から、予算をつけて必要な物は使って必要じゃないものは残してというかたちでやっていましたので、前年と比較してどうだという予算要求は基本的にはしません。ただ必要なものは前年を見て、これくらいだなと見て、翌年度もこれくらいでいいというかたちの目安はありますけれども、前年度が正しかったからじゃあ翌年度も正しいかというとそれはそうではありませんので、そこをしっかり精査をしながら要求するというスタンスでやっていますので、前年を踏襲しているということでは決してありません。毎年税収も減りますし、国からくる交付税も減りますので、前年並みなんてやっていたらあっという間に財政が破綻してしまいますので、そういう観点でも見る必要があるのではないかなと思います。
(教育長)
 本当に申し訳なく思っています。委員がおっしゃったように県民の信頼をまた失っていますので、自分自信の問題として重く受け止めていますのでお詫びをしたいと思います。事務長会に出て、先ほどお話があったように、最後は正しくないと心が思うようなことをしてはならないということに尽きるということをかなり丁寧に自分に対しても含めて厳しく言ったつもりです。今まであれだけいろんな問題があってこれだけやっていて、年度を跨いで会計処理したらいけないと知っているんですよ。基礎中の基礎ですから。まあ、跨いでもいいやと、何でコンプライアンスがこんなに叫ばれていながら徹底できなかったのということを逆に話をしたし、自分でも思ったんですけれども、行き着くことは先ほどいわれた心の問題だということで、本当にコンプライアンスということを口にしなくてもいいような状態にしないといけないと思いますので、これは学校の現場にもしっかり、本当に何が自分達の心の問題として足りなかったのかということも含めて、よく検証してくださいと言いましたので、ここ辺のことも委員の皆様方にお話をしたいと思っています。
(委員)
 これは県立のことが大きく対象になっていますけれども、小中学校について県立を参考にしながら、こういうことが起きないようにということの指導はどうなんですか。
(教育総務課長)
 そこまでの視点ではないんですけれども、実は悩ましいことがありまして、文科省からの委嘱事業で、国から予算がくるのも遅いですし、会計処理が遅れて、結果、年度を跨ぐということが出てくるんです。その処理の中間に県が絡んでいるところもあったりして、そういうものについては、悩ましいケースもあるんだろうなと思っていまして、そういうことが関わることはしっかり会計処理をお願いしますということで、市町村の方にもお願いをすることも出てくると思います。
(委員長)
 他にはありませんか。事務の方も是非これを機会としまして来年は無いということを期待したいと思います。報告事項ウをお願いします。
 

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○報告事項ウ 鳥取西高等学校改築整備事業の現状等について(公開)

(教育環境課長)
 鳥取西高等学校の改築整備事業の現状等について説明させて頂きます。裏面をお願いします。鳥取西高の改築につきましては、基本計画・基本設計の策定が終わりまして、現在、改築基本計画を実行しているところでございます。文化財保護法に基づきまして、文化財の現状変更許可の申請に当り、現在、鳥取県文化財保護審議会の関係者の調査を行っているところでございます。経緯を簡単に申しあげますと、鳥取西高は築40年以上が経ちまして、老朽化が進んでいることから改築が必要だというところですが、敷地の大部分が国の史跡に指定されておりまして、現地点の改修につきましては、文化財保護法による文化庁長官の許可が必要でありまして、文化庁と協議・相談を継続的に行っているところでございます。一方、史跡を管理する鳥取市とも調整を行っているところでございます。いままでの経緯を簡単に四角の中に記載しています。こうした中、本年10月5日に鳥取県文化財保護審議会から文化財保護法の主旨に鑑み、史跡保護の観点から校舎を全面的に史跡外へ移転する要望書が教育長に提出されたところでございます。要望書の内容は記載の通りでございます。一方、鳥取西高等学校関係者から現在の計画の推進の要望書も提出されています。現在、県文化財保護審議会委員や文化庁担当者と文化財現状変更許可申請を提出する方向で県の考え方を説明し、調整しているところでございます。以上でございます。

(委員長)
 この件につきまして、何かご質問等はございますでしょうか。
(教育長)
 少し補足的ですけれども、難しい局面に入ってきているかなと思っています。許可申請を提出する方向で県の考え方を説明して調整をしているということを書いていますけれども、さらっといきそうに見えるんですけれども、実際はなかなか難しいと思っています。県の文化財審議会の最終的な合意がなければできないというものではないんですけれども、最終的には国に許可申請を出して、それを国の審議会で諮問答申というかたちで許可の方に向かうんですけれども、今、県の審議会の委員が、国の委員もやっておられて、この文化財についての意見を、今の所で改築するのは好ましくないと言っておられるんですが、それは専門家の立場としては確かにそうで、文化庁がかなり重く受け止めていますので、県レベルでの審議会でも改築の方向にどんどん進めようということになっていない。それから国の審議会でそういう意見が出ている中で、国として申請も含めて、諮問答申に持っていくというのは、かなり難しい状態にあるということをおっしゃっていますので、ではこの段階でどうするのかということですけれど。ただそうはいっても先ほどにもありましたように、平成14年には県の議会の陳情で、現在の場所で改築するという陳情が趣旨採択で採択になっていますので、県としてはこれを基にして基本計画を立てたり、基本設計をしたり、実施設計をやっていて、3億3千万円ぐらい注ぎ込んでいます。そういう意味で全体の流れとしては、このまま改築の方向でやると。また地下遺構に傷をつけないように、特別な方法を使ってやるということを文化庁の指導を受けながら、我々ずっとやってきたので、そういう意味で県の流れとそれから文化庁からの指導を受け止めながら、その流れの中でやってきたんです。ところが今の時点になって、委員から意見が出てきたことに困っています。以上です。

(委員)
 スケジュールはどんな具合で読んでらっしゃるんですか。
(教育環境課長)
 文化庁の許可が必要なんですが、文化庁の許可の前に国の文化審議会というところに諮問を出します。それが半年に1回ありまして、10月と5月ぐらいになります。うまくいけば、5月の審議会にかけるように2月末ぐらいで現状変更許可申請を出したいなと思っていますが、調整によって2月に出せるか次になるかです。
(委員)
 実施計画までやってきたということは、かなり大丈夫だという感じでやってきたんでしょう。その辺の兼ね合いのところをもうちょっと説明していただけますか。指導を受けながらということを前提にしていたということですね。
(教育環境課長)
 平成14年10月に県議会で陳情が趣旨採択になったということでご相談させていただいたんですが、文化庁と現地に立て替えれるのかという協議をすることになります。その中で文化庁の担当者との打ち合わせなんですが、地下遺構を破壊しなければ立て替えできますというお言葉がありまして、それを研究していきました。地下遺構を破壊しない方向はできるんだろうかということで、一つ、べた基礎工法という基礎を打たない、コンクリートをべたと打つ建築が可能だということで建築方法が発見できましたので、そういったことで文化庁担当者と打ち合わせをしてきました。それならできそうだなということで、それ以降に基本計画の策定を議会で認めていただきまして進めてまいったということで、昨年度、平成20年9月時点で現状変更許可申請を提出する予定でございました。第2グラウンドに体育館の大きなものであるアリーナを建設する予定だったんですが、そこにも文化財設置規定がないんですが、重要なものがありそうだということで地殻調査を1回した方が良いとのご指導をいただきまして、今年4月から第2グランドの文化財の調査をしているところです。籾蔵跡という遺跡が出てきたんですが、その籾蔵跡の遺跡を避けるかっこうに杭を打てば可能だということで、現状変更許可申請を今年9月に出そうとしていたところです。そうした新しいものが出てきたということもあるでしょうし、最初の建築を決めた時点に文化財保護審議会の立場の意見をよく聞いてなかったということを文化財保護審議会から指摘をいただきました。それが今年の10月でございます。そのあたりをもう1回よく話し合うべきではないかということで、申請を見合わせまして、今調整を行っているところでございます。
(委員)
 手続き的な必要があったのですか。
(教育環境課長)
 県の文化財保護審議会の方に正式にご報告をしていませんでした。元々は国の案件なので、県の文化財保護審議会の審議会案件ではないということで、正式にそういう手続きは必要はないが、そういう重要な事柄の報告がなかったということが一つ、問題になりました。それから平成14年10月の県議会の趣旨採択の前に、鳥取西高の整備のあり方を考える会の意見を聞いていたんですが、そこには、文化財の立場の方の意見が反映されていないというようなご指摘を受けました。そうしたことで今回、要望書を出そうというお話になりまして、先日要望書が出てきたということでございます。
(教育長)
 先ほども言いましたけれど、10年後に現在地で建て替えられるのかどうかということで、結構新聞にも大きく取り上げられて議論になったんですよね。マスコミにも取り上げられてきたんです。その時には、ここで建て替えていいのかとか委員さん方から意見が出ていないんですよね。ずっとそれが出ていなくて、別に問題はないままいくんだろうなという意識なんです。ところが今年の秋ぐらいから突然出てきたんです。我々も戸惑ったんですが、文化財というのは、人間社会とか学校の生活、子どもたちの生活とか、人生とかと関係があって、今、生徒たちは耐震もできていない校舎にいますから、建て替えのために耐震も少し待っているようなかたちですから、そういうことも全部含めて総合的に文化財と人間が共に共存できるように地下遺構に傷つけない仕組みでやることが大事だと思うんで、私も委員に会いに岡山まで行かせていただいて、充分説明をさせていただきました。その他、委員さんにも共存できるようなかたちで、ここまで来ていますからお願いできませんでしょうかということを丁寧に誠意をもって一生懸命説明させていただきました。後は他の委員さん方にも担当課の課長や室長から丁寧に説明をしているところです。今調整をしているところでございます。
(教育総務課長)
 もう一つ、改築の経緯のマルの3つめにあるのですが、文化庁の許可要件として史跡を管理する鳥取市が実施する遺跡整備計画との整合性を図る必要があるということがありまして、この国史跡は鳥取市が管理していまして、鳥取市は今、鳥取西高の一部を使って、この5年間で門とかの整備を考えていまして、実は整備は西高の建替えがないと不可能です。セットで取り組もうということで鳥取市も西高の現在地での存続を前提とした計画を作り、基本的には設置管理者がよしとすれば文化庁も基本的には許可をする方向で準備を進めてきている状況でした。
(委員長)
 説明はされたけれども、納得はしてないということですよね。
(教育長)
 納得はされなかったですね。並行線です。すぐに出て行くべきだと言っておられます。
(委員)
 当初は、新しい校舎の完成というのはいつ頃の予定だったんですか。
(教育長)
 10年間ぐらいの最終的な完成はもっていこうという計画でした。それにあたって景観を配慮して、景観を壊さないように考えての提案を出していたつもりなんです。
(委員)
 子どもたちの教育に不都合が生まれることが1番困るんですけれども、大幅な遅れということになるようなこれも考えられますよね。
(教育長)
 考えられます。調整の中の話ですけれども、こうやって誠意を持って一生懸命説明しています。共存ということで説明をしていますし、それから委員の方から、もうちょっと広く、文化財の専門家も入れて、意見を聞くような場面をとって欲しいということで、シンポジウムにようなかたちなのかミーティングみたいなかたちなのか、そういったものをやってみようかと思っていて計画をしているところでございます。いろんな方面の方、学校の関係の方とかも集まっていただく機会を少しいただきながらやってみようかなと思っています。それに伴って審議会でも改めて全委員さんに集まっていただいて説明をしてみようということで1月から2月にかけて予定しています。
(委員長)
 そこで出てくる意見如何によってというところですよね。でも説明するしかないですよね。
(教育長)
 そうですね。
(委員長)
 よろしいですか。報告事項エをお願いします。

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○報告事項エ 鳥取県公立小・中・高等学校及び特別支援学校における問題行動(暴力行為・いじめ)等の状況について(公開)

(小中学校課長)
 報告事項エ、鳥取県公立小・中・高等学校及び特別支援学校における問題行動等の状況についてでございます。ページをめくっていただきまして、これにつきましては、9月の定例教育委員会で県内の学校のデータ、実践的な取り組みについて、ご報告したところでありますけれども、11月30日に文部科学省が国のデータ等正式なものを公表いたしましたので、国のデータを付け加えた上で再度報告するものでございます。右のページの表にありますところの網掛けしている部分が、新たに今回付け加えてご報告するものであります。左のグラフの方を見ていただいた方が傾向は分かると思いますが、全国と鳥取県とを比較して見た時に、国もいじめは減少の傾向、それから暴力行為は少し増加の傾向ということで本県と同じような傾向が見て取れるところであります。もう一つめくっていただきますと、各都道府県の暴力行為、それからいじめの認知件数につきまして、一覧表で全国の様子がご覧いただけると思います。また参考にご覧いただければと思います。以上でございます。

(委員長)
 何かありますでしょうか。
(委員)
 暴力行為の数が多くて、いじめの数が減っているということについては、どう分析しているんですか。
(小中学校課長)
 その2つの因果関係というのは特にはないと思うんですけれども、暴力行為につきまして、増加の中身は全国と本県とは多少違うところもありまして、全国の方は右の表の網掛けを見ていただければと思いますが、内訳として小・中・高とも増えてはいるんですが、割合的には全国では小学校の暴力行為の増加が目立ちます。それに対して本県では、小学校は多くないんですけれども、件数は少ないながらも中学校の増加の割合が目立つというような違いがございます。いじめの件数につきましては、認知件数ということで、平成18年度から調査の方向が変わりまして、その時には全国も本県も件数は多くなっておりますけれども、その後、それぞれの取り組みがきちんとなされている成果だと思っています。
(委員長)
 他にはありませんでしょうか。よろしいでしょうか。それでは引き続いて報告事項オをお願いします。


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○報告事項オ 平成21年度教育者表彰(文部科学大臣表彰)について(公開)

(小中学校課長)
 報告事項オ、平成21年度教育者表彰(文部科学大臣表彰)について報告いたします。おめくりいただきまして、平成21年度の文部大臣表彰について3名の方がこの度受賞をされました。それは学校教育の振興に関して特に功績顕著な功労者を文部科学大臣が表彰するものであります。この度表彰されましたのが、伯耆町立溝口小学校の井上誠行校長、鳥取市立湖東中学校長の木下法広校長、県立鳥取西高等学校の原田純一校長の3名でございます。それぞれの主な功績については、そこに示している通りでございます。またご覧いただければと思います。以上です。

(委員長)
 では次にいきます。報告事項カをお願いします。

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○報告事項カ 平成21年度教科指導力向上のための県外教員との交流事業について(公開)

(高等学校課長)
 報告事項カ、強化指導力の向上の為の県外教員との交流事業についてご報告いたします。裏の方をご覧ください。この夏、倉吉市にある県立農業大学校を会場にしまして、難関大学をめざす生徒の合同の勉強会を行いました。9校から53名の高校生が参加をしましたし、授業を行います教員も8校30名が参加をいたしました。英語の先生方が合同で教材研究しているところを見ていまして、非常に熱心で感動的でございました。学校の枠を超えて教材研究をしあうということで、先生方の持ち味を出してきているということがよくわかりました。そういうことを核にしながら、もう少し力を付ける場をできないだろうかということで、県外教員との交流事業を企画しました。具体的には国・数・英に3教科に渡りまして、対象校を指定しまして、県外の教員を呼んで研究授業あるいは模範授業ということで研究協議を行うということでありますけれども、米子東高校では岡山操山高校の香山先生、倉吉東高校では松江北高校の佐藤先生、鳥取東高校では広島市立舟入高校の西先生にお願いをしました。参加者が131名になりました。県内からも100名以上の参加がありました。特に岡山の操山高校の校長先生は岡山県の校長会長さんでありまして、話をしたら、とってもいいことだ、今後もどんどんやろうということでしたし、岡山県教育委員会の指導課長さんも、とてもいい取り組みだということで話がありました。参加者の感想でありますけれども、4番ですが、「「こころ」というスタンダードな教材なんだけれども、こんなにも様々な授業ができるんだと目から鱗が落ちた思いです。マンネリ化していた自分の授業にヒントをいただいた。」それから2番目ですけれども、「授業展開法や別の教材観を知るということよりも明確なメッセージを生徒に伝える授業実践に出会えたという意味でいうことで貴重だった。」とか数学では「教材が授業のねらいに沿って大変工夫されていて、非常に力強かった。」とか「問題を読み取ること。どのような技術を用いるかということ。生徒同士が考え合うことなど多様な要素があるということ。」それから「本校でもやってみたいと思うし、自分の授業だともっと生徒が輝く授業を考えねばと反省した。」それから英語の方がその下の2つになっていますけれども、スピーキングを取り入れた授業ですけれども、「読むことや書くことを取り入れたスピーキング言語活動が大事だと。それをやることで可能性が見えてくる。」ということとか参加した人は明確なインパクトを受けて実践していこうということも持っているようなことです。生徒を対象に国語と数学の授業をやりましたので、この評価も生徒の学習になっている。特に数学も佐藤先生の授業はかなり生徒も積極的でした。こういうことを積極的に仕掛けていきたいと思いますし、来年度も学校の枠を超えていうことと、切磋琢磨ということをキーワードにして環境を整えたいと思います。以上でございます。

(委員)
 これは時間的にはどんな感じなんですか。例えば数学で、倉吉東高のエキスパート教員が研究授業するのと佐藤教諭が授業するのとどんな時間配分でやったんですか。
(参事監兼高等学校課長)
 1時限がだいたい45分授業ですので、まず2時限佐藤先生が授業をされます。そのあとで、エキスパート教員の竹歳先生が授業をします。それを参加者に見ていただいたんですけれど、それをふまえて、後は3時限ぐらい共有するということです。それで鳥取東高校の舟入高校の西先生は生徒が対象ではありませんで、エキスパート教員と西先生がお互いに授業をしあって参加者に対して模擬授業をするというかたちでそれを受けての研究協議というかたちになっています。その後、懇親会があり、意見交換をするということです。
(委員長)
 初めての試みですよね。
(参事監兼高等学校課長)
 初めてですね。
(委員)
 普通校だけでなく、専門高校でもやってみてほしいですね。
(参事監兼高等学校課長)
 各地区の教頭会、校長会があるんですけれども、12月にありました中部地区の教頭会とかで話が出たのが、今度は夏休みに課外をするんですけれども、それは自分の学校で自分の生徒が対象ではなく、例えば、倉吉体育文化会館とかを会場にして倉吉東高や倉吉西高や中央育英高とかの先生が出てきて、それに対していろんな学校の生徒さんが参加をするという仕組みはどうなんだろうなという意見が出ています。そういう意見がでてくるということは少しずつ学校の方でも少し学力をつけようという気持ちが学校間、あるいは職員の間に出てきているのかなと思います。
(委員)
 様々な具体的な実態に応じた授業というかね。
(委員長)
 ぜひ、続けていただきたいと思います。では続いて報告事項キをお願いします。

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○報告事項キ 2009携帯電話アンケートの結果について(公開)

(家庭・地域教育課長)
 報告事項キ、2009携帯電話アンケートの結果につきまして報告します。ねらいとしまして、子どもたちのケータイ・インターネットの関わり方についていろんな問題が指摘されている中で、初めて、自分たちの鳥取県でも現状を把握するという目的でアンケートを行いました。平成21年9月1日から28日までということで、小学校6年生、中学校2年生、高校2年生及び保護者ということで、ここにでております小・中・高・特別支援学校・児童・保護者ということで各学校1クラスずつということでありましたけれども、いろんな方からアンケートを回収いたしました。その中で結果として、今まだ充分分析の時間がかけれていないということが反省ですけれども、速報値を11月8日に出しまして、その後、全体的な集計が整いましたので、今回報告させていただこうと思います。その中で考察としまして、児童・生徒については、ケータイ・インターネットは機能を使いこなしていますがルールやマナーについて不十分でトラブルになっているということもあるということで、ネットに接続する上でいろいろな知識や態度を学校でも指導していくことが必要ではないかということ。保護者につきましては、子どもたちの実態を知らないということが多いので、フィルタリングや家庭でのルール作りなど保護者として責任を持った関わり方について説明し、引き続き啓発していくことも必要ということの2点だと思います。主な結果が以下4点ほど抜粋でございます。まだクロス集計ができておりませんので、抜粋でさせていただきました。一つは、携帯電話の所持率でございますけれども、青の枠のところです。小6では10.5%、中2では17.7%、高2では95.1%ということで、かっこの中が全国ということを見ますと非常に所持率が低く、啓発の成果かなと感じていますけれども、実際にはそこの下のグラフを見ていただければ分かりますように所持率は低いんですけれども、家族の携帯を使っている場合もあるということを考えれば、10.5%と16.5%を含めた上で見るべきではないか。家族の意識が充分ではない部分も考えられ、この辺でも問題意識を持つべきではないかという意見もいただきました。高校2年生になりますと全国と同様に95%以上となっています。おはぐりいただきまして、フィルタリングの有無ということでそれぞれ小6、中2、高2です。使用に当たってはフィルタリングが重要だというところで言ってきましたけれども、なかなか使用率が低いということがあります。いったんは設定していたんだけれども、解約をしているというところもあります。安全対策が不十分だということがあります。メールの利用頻度ということもありますけれども、中2では37.2%。高2では52.5%が1日10通以上の送受信を行っているということで、概要をご報告した時には、1割強かなと考えていますけれども、高2になりますと13.3%が1日に50通以上の送受信を繰り返しているということで生活習慣の乱れや携帯依存傾向にあるのかなと思います。それから情報モラルの認知度ということでありますけれども、小6・中2・高2ということで高2では36.3%が知らないということで、中学校・高校では教科の中にもあるのになということがありますので、言葉自体の調査かどうかということもありますけれども、言葉自体を知らない子どももいますので、学校でも改めての情報教育の中でのモラル作りという教育が必要なのかなということを感じています。別添の参考資料として実態調査の結果全体のものをつけています。まだ分析等十分ではございませんので、これをふまえて各学校には1月から3月の間にこの情報を公表して、学校でも検討をしていただきながら家庭の方でももう少し取り組んでほしいと思います。以上でございます。

(委員長)
 ありがとうございました。何かありますでしょうか。
(教育長)
 かなり大規模に調べまして活かしていきたいと思っていますが、さっきもあったんですけれども、保護者が子どもたちの携帯電話の使い方の実態をあんまりご存知ではないというのがあるんです。それから学校の先生方もあんまりご存知ではないという気がしています。そういう意味でこのアンケート結果を活かしていきたいと思うんです。子どもたちはインターネットには接続するんですけれども、もう一つメールですよね。メールの送受信が高校生の1割強が50回以上の送受信をやっているんですね。そうすると朝から晩まで、依存してそこから体を離すことができなくなっている実態があるとするならば、大きな問題として、勉強どころではないし、家族との話どころでもないし、趣味やいろんな文化や芸術や勉強やスポーツどころではないし、なんか手を打たないといけない状況ですね。
(委員)
 送信と受信あわせて50通ですよね。
(教育長)
 誰かから聞いたんですけれども、この頃、風呂に入っていてもかかってくるとすぐ返さないといけないそうですね。ビニール袋の中に入れてお風呂に持っていくんですよね。鳴ったら返すんですね。ちょっと極端な話を聞いたんですけれども、びくびくしながら使うべき携帯を使われてしまっているような状態になってしまっています。
(委員)
 この携帯電話の件につきましては、しばらく前から積極的に家庭・地域教育課が取り上げて、課長さん始め、新聞にもそういった情報を出しておられますよね。委員さんがいらっしゃいますね。
(委員長)
 ケータイ・インターネット推進委員ですね。
(委員)
 ケータイ・インターネット推進委員さんがとてもいい助言を書いてくださっていますけれども、この回収状況については、どのように考えたらいいのかなと思うんですが、1学級の中で高校だと生徒の数が4425人のうち返ってきたのが925人と見るんですか。
(家庭・地域教育課長)
 各学校で1クラスずつ回収しておりますので、ほぼ100%の回収率でありまして、例えば高校生が4425名のうちの925人からこの結果を出しているということで、全学年児童生徒数がかっこ中です。小学生につきましては、小学校6年生が全体では5439人ということです。
(委員)
 141校というのは全部の学校ということですか。
(家庭・地域教育課長)
 全学校の子どもさんと保護者の方に答えていただいて回収をしていただいていまして、子どもの回収率は100%で保護者も当初は少し回収率が低くなると思っていたんですが、学校を通して回収していますのでほぼ100%です。ちょっとこの表が見にくいかと思います。
(委員)
 これを見ていたら、すごい回収率が悪いなと思っていたんですけれど、今聞いたらすごい回収率だなと思います。これだけ答えていただいたのは、すごいことだと思います。活用について、先ほど教育長さんがおっしゃったように、これを大事にしていただいて、年が経つとまた古くなりますので、これは大事な統計だと思います。すごい質問項目が多いですよね。100%近く返ってくるというのは、保護者がそれだけ意識を持っておられる部分もあるのかなという思いがします。
(家庭・地域教育課長)
 ありがとうございます。保護者が小・中・高・特別支援学校とそれぞれ非常に積極的に、こちらの無理なお願いを聞いていただき、回収にあたってくださいました。学校によっては、いい調査をしてくれたので、県立高校ですけれども、全生徒にやってみたというところもあって、これは国の方でも取り上げている項目を少し入れ込んで聞いていますので、また活用していけたらと思います。
(委員)
 各学校での研究のテーマにコミュニケーション、話し合う力というのを出しておられるところが結構あるような気がします。この携帯電話との関係って非常に強いものがあって、今、教育長さんがおっしゃたように、いろいろデータを見せていただきながら、子どもたちの24時間の時間がどのように使われているかによって、コミュニケーションの能力は高まってくる。携帯電話とかテレビとかそういうものに関わっていれば、コミュニケーションの能力は低くなるし、コミュニケーションの質も低くなるしということで、これは大事な大きな課題だなと思いました。
(教育長)
 携帯を使って、学校裏サイトみたいなところで誹謗中傷が出るんです。これもさっきのいじめと関わってくるので、見えませんので不認知ケースになっているのではないかと思いますが、人間形成の上で、名前が分からない、顔を見せない、何も言っても許される社会だという認識があって、大きな問題もあるんです。この実態がなかなか見えないんです。
(委員長)
 うちの小学校では保護者に対して、今年は2回携帯に対しての講習をさせていただいたんですが、1回受けたからいいと言われる方が多いです。マンネリ化しつつあるところもあるだろうと思います。マンネリ化するのではなく、毎年でも聞いて子どもたちの実態も知っておかないといけないという方向で考えてもらいたいと思います。また、子どもたちがメールを一日50回以上しているんです。自分の子どもがしていて親が、それはやめようよと言ってもなかなかやめさせられないんです。うちの高校では校長先生も、保護者と一緒になって、学校全体でなにか対策が組めないだろうかと言ってくださっているので、学校とうまく連携をとらないとなかなか進まないなと思っています。今後も頑張って継続していきたいと思います。
(教育長)
 何とかしておかないと、これから進学の時期になったら入学祝いでどんと買ってもらうので大事な時期かなと思います。
(委員)
 非常におもしろいと思ったのですが、例えば13ページのお金のことだったりするんです。お金が生徒はいくらかかっているのか知らないという子が小学6年生、中学1年生におり、黄色い色ですよね。次のページの14ページで、生徒は「携帯電話を主に何に使っていますか」というと多様に使っていますが、保護者は「あなたの子どもさんが携帯電話を主に何に使っていますか」というと、ほとんどが通話とメールですよね。そこら辺で知らないことがあると、ルール以前にお互いに感情を向き合せていただき、いっぱい交わしていただけるのがいいかと思います。
(委員長)
 それでは報告事項クです。説明お願いします。
 

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○報告事項ク 県内文化財建造物の国新規登録について(公開)

(文化財課長)
 報告事項ク、県内文化財建造物の国新規登録についてご報告いたします。次ページをお願いします。
鳥取市二階町にございます、五臓圓ビルが今月11日に国の文化審議会で国登録有形文化財に登録する旨の答申が行われました。この五臓圓ビルでございますが、昭和6年に建てられました市内に現存する最古の鉄筋コンクリート造り三階建ての建物でございます。特に3階を従業員施設として設計をされていましたが、その後増築をされまして、喫茶店及びレストランとして使用されていました。昭和18年に鳥取大震災がございましたが、その時に建物には影響を受けていませんでしたが、昭和27年の鳥取大火では内部を全焼したということでございます。その後復旧を行ないまして復旧、使用されておりました。この復旧自体は市内最古の鉄筋コンクリート造りであるということだけではなくて、やはり鳥取大火で焼け落ちた街に残る五臓圓ビルの姿は市民の記憶に深く残っておりまして、ランドマーク的なものとして歴史的景観に寄与されているというところが評価されて答申をされたものでございます。それによりまして、国の登録文化財は140となっております。以上でございます。

(委員長)
 それでは、報告事項ケをお願いします。

 

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○報告事項ケ 平成21年度全国体力運動能力、運動習慣等調査結果の概要について(公開)

(体育保健課長)
 平成21年度、全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果の概要について報告します。先週末に文部科学省のほうから調査結果が届きましたので、急遽報告させていただきました。おはぐりいただきまして、今日の新聞にも掲載されていますが、小学5年生と2年生全員対象に実施しました。参考に新体力テストと書いてありますが、本県では全学年対象としています。実施時期は5月から7月にかけて学校ごとに日にちを決めて実施しています。調査項目はここに記載しているとおりです。本県では全小中学校とも参加しております。簡単に審査結果の概要をまとめていますのでご覧ください。今日の新聞にも出ていたのですが、小中学校とも順位でいきますと、8番9番10番の辺りにいるということで、ほとんどの種目において全国より優れています。ただ長座体前屈、いわゆる柔軟性が低くなっています。2ページ、3ページはグラフに表したものでして、2ページで見ますと、左のシャトルラン、反複横とびが非常に飛び出ておりまして、全国平均を50としてプラスとなっています。どの学年とも優れています。総合評価というのが全体でAランクからEランクあり、全国より優れているということです。4ページは昨年との比較ですが、昨年と子どもは違うわけですが、大きな違いはなく、ほぼ横ばいでした。5ページからは、質問紙調査の結果です。5ページは一週間の総運動時間の分布でして、薄めのものが鳥取県、黒いのが全国です。小学校を見ていただきますと、ほぼ全国と同じような結果です。中学校を見ていただきますと、全国よりは少ないですが、山がやや左かなという特徴がみえるかなと思います。
 続きまして、6ページ、7ページは体育・保健授業に関する意識の調査ですが、これも回答が肯定的なものになるにつれて、体力が高くなるといった傾向がみられました。線をひっぱっているのが全国平均です。今後この調査をもうひとつ県の体力テストとあわせて、お示ししたいと思います。以上です。

(委員長)
 何かありますか。
(委員)
 実施は、何月にやるんですか。
(体育保健課長)
 5月から7月にかけて各学校が日にちを設定しております。
(委員)
 楽しさに関する意識のことですが、子どもたちは体育が大好きなんですが、あまり楽しくない子がけっこういるということは、その辺を分析して、どんなことが楽しくて、楽しくないとはどうしてなのか、本来は大好きなので、何か答えが出てくるのかなと思います。
(体育保健課長)
 子どもの好きなボール運動は楽しいのですが、苦手なものは楽しくないとか。
(委員)
 柔軟は嫌いとか。
(委員)
 なんで柔軟は低いんでしょうね。
(委員)
 どうも季節かなと思いますよ。
(委員)
 なるほど。
(委員)
 来年実施時期を遅らせてもらえたらあがるんじゃないかなと思うんですけれども。
(委員長)
 また高校の話をしますが、昨日、学校保健委員会に出てきたんですが、どうも3年間くらい保健室に行ってケガを治療する子の数が増えていまして、これは何だろうという時に、部活を一所懸命する、しないといった一所懸命さもあるんですが、やはり高校生も基礎体力が落ちてきている。それは高校になってからすぐに上がるものでは無いので、小中学校の時にしっかり基礎体力を付けてほしいといったことを先生が言われていました。全国的にはいいんですが、やはり昔と比べたらという言い方はどうかと思いますが、やはり落ちてきているんだと思います。
(委員)
 教育委員会事務局の職員のみなさんもこれやった方がいいと思いますよ。
(委員長)
 よろしいでしょうか。それでは、以上で議事は終了いたしますが、委員のみなさんから何かありますか。それでは本日の定例教育委員会はこれで閉会します。次回は1月14日(木)に開催したいと思いますが、いかがでしょうか。それでは以上で終了いたします。ありがとうございました。

                               11時30分 閉会

  

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